201410.9(THU) TOPICS
「だったらじゃぁ、獲った一発目に俺は言ってやろうと。その 権利を使って。」2014年10月9日(木) WRESTLE-1 Championshop 初代王者・河野真幸選手 記者会見
昨日(10月8日/水)の『WRESTLE-1 TOUR 2014 初代王者決定トーナメント』東京・後楽園ホール大会から一夜明けた本日。栄えある WRESTLE-1 Championship 初代王者の座を射止めた河野真幸選手が、(株)GENスポーツエンターテインメントにて一夜明け会見を行いました。本会見での河野選手の発言並びに質疑応答は以下の通りです。
★河野真幸選手
チャンピオンになったので今日は堂々と WRESTLE-1 の事務所で会見をすると。それと初代王者なのできちんとスーツを着て、大人の対応で(ここに)やって来たと。昨日リング上で俺が武藤(敬司)さんに言って、武藤さんがOK、挑戦すると言って、翌日の今日にはこうやってタイトルマッチが決定した。この流れに関してはこれまで俺が言っていた、俺達の言うことだけが会社に通らない、征矢(学)とかKAIとかの話は通るって言うのは、こうやってトーナメントに優勝してベルトを持つことによってクリアしたかなと。あとはやるだけ。祟りだろうが罰(ばち)だろうが触っちまったものは仕方がないので。やります。
◆質疑応答
--トーナメント一回戦(9月21日・金沢大会 vs黒潮“イケメン”二郎 戦)、二回戦(9月23日・名古屋大会 vs 児玉裕輔 戦)を振り返ってみていかがですか?
▼河野真幸選手:一回戦のイケメンは・・・あの世界に付き合わず、順当に。特にそんなに無いかな。イケメンに関しては。まぁ、いつまでもあんなことをしていたらトーナメントでは勝てないんじゃないかなとは思う。本人がどう考えているかは知らないし、彼のことを詳しくは知らないので何とも言えないけど、俺からしてみたら比較的ハードルの低い一回戦だったかなと思います。まぁ、一回戦も二回戦も俺が触れたことの無い未知の二人だったから、楽しみ半分、若干の恐怖心半分みたいなところだったかな。アイツら「若い」「若い」って言われているけど、それほど「若い」って言うアレでもなかったような気がするし。
--昨日の船木(誠勝)選手との試合に関してはいかがですか?
▼河野真幸選手:船木が相手だと決まった時点で俺は船木対策を用意した訳で。極力ダメージが少ない状態で決勝に上がる方法を自分で用意して、TAJIRIさんと言う決定的な一手を先に俺が打った。これも頭脳戦と言うか、こっちはもう早い段階から準備をしていたよと。それで結構ダメージの無い感じで決勝に上がれたし。そこは予定通り。
--決勝戦のKAI選手との試合は?
▼河野真幸選手:先に(もう1つの準決勝で)KAIが勝っていたから、(船木選手に)勝ったらKAIなんだなって感じで試合をしていて。ただKAIとはこうれまで結構対戦しているからね。タッグもシングルも。前々回(8月31日)の後楽園ホールではタッグマッチで俺らが勝ってるし、両国(7月6日)ではシングルマッチで勝ってるし。戦績で言えばかなり(勝率が)良い相手ではあったので、いつも通りにいけば良いのかなと。あとはセコンドも心強かったからね。いつも居てくれるんだけど。今回はチームで獲ったベルトだと俺は思っている。
--デスペラードへの加入と言う意味で、トーナメントを通して気になった選手はいますか?
▼河野真幸選手:昨日俺が言ったことを聞いたり、試合を観たりした結果、(デスペラードへの加入を)思う奴はいると思うんだけどね。ただ WRESTLE-1 の旗揚げメンバーに関しては俺は全日本の頃から知っているから。みんな良い奴だから言わないんですよ。そういうの。一生懸命頑張ってるんですけど。でももう、言わないとダメだぞと。動かないとダメだぞと。何より俺は WRESTLE-1 の為を思って動いているから。そうしないと WRESTLE-1 の為になってないんだぞと。俺がベルトを獲ったことでみんなが良いリアクションを見せてくれたら良いなと思ってますけどね。
--初防衛戦の相手に武藤選手を指名しましたが、その理由は?
▼河野真幸選手:常々言っているけど、WRESTLE-1 でプロレスをやる、ここで闘っていくのであれば、絶対に避けては通れないテーマだと思うんですよね。それに触れないで、しれっと通り抜けることもできると思うけど、果たしてこのベルトができて、これから WRESTLE-1 がって時に避けて通らない訳にはいかない。だったらじゃぁ、獲った一発目に俺は言ってやろうと。その権利を使って。そういう訳でここだなと思って俺は昨日言った。
--武藤選手の30周年記念興行と言うことで、やはり武藤選手に風が吹いているシチュエーションではないかと思います。せっかく獲ったベルトをここで落としてしまうと時計の針が逆戻りしてしまうのではないでしょうか?
▼河野真幸選手:そうなんだけどね。両国(11月1日)で武藤敬司が勝って、ベルトを獲ってハッピーエンドでチャンチャンって言うのもあるとは思うよ。勝つか負けるで2分の1だから。だけどそれをやっちゃうと今まで1年間、俺がやってきたことが、多分一回は否定されることになるから、そんなことはやっぱりさせられない。武藤敬司を肥しにして、俺がこのベルトをきちんと WRESTLE-1の為にやっていくと言うだけのことだから。それがたまたま両国の、武藤敬司の30周年イベントだって言うだけで。だから別に俺は後楽園でも新木場でも(新宿)FACEでも何でも良いよ。この上(GENスポーツパレスの4階)でも良いし。場所とかそんなのは別にどうでも良い。それに武藤さんがチャンピオンには両国のメインイベントを上げるって言ってたから。
--前回の後楽園ホール(9月22日)でハンディキャップマッチではありましたが武藤選手に一度勝っているのは追い風になっていますか?
▼河野真幸選手:言い易いよね。一度勝っているから、「オイ!逃げるな武藤!」って。それに向こうもタッグマッチだったからって言うのがあるだろうから、じゃぁ、1対1でやりましょうと。正々堂々、デスペラードのやり方で勝負しますか。
--河野選手としては両国で武藤選手に勝って引退に追い込みたい?
▼河野真幸選手:あ~、でも多分引退は無いでしょ。負けたって。でも思うんだけど、もう最前線に出て来るなと。もう限界なのは分かったから、前の方で楽な試合をして、Tシャツのサイン会をして、あとテレビの仕事を頑張ってくれって。そういうことだよね。ここで WRESTLE-1 の闘いの最前線に呼び戻したらダメだよね。多分お客さんだってそう思ってると思うよ。何で今更武藤を指名するんだって。中には居ると思うからね。だからそこを越えなきゃダメだと俺は思う。
--WRESTLE-1は武藤敬司の団体というイメージを払拭する?
▼河野真幸選手:武藤敬司の団体で良いけど、このベルトに関しては武藤敬司が一切関わってないようにする。そうなればこのベルトの価値と言うことも含めてそこを絶対通り越さないと意味が無いと俺は思います。そこを他の奴らは言えないから、俺が一発目でみんなの分を言ってあげたって言うこと。だから俺が一番ベルトのこと、団体のことを考えてるって言ってんじゃん!!
11月1日(土)武藤敬司デビュー30周年記念大会「HOLD OUT」(@東京・両国国技館)で、武藤敬司選手を挑戦者に迎え、WRESTLE-1 Championship の初防衛戦に臨む初代王者・河野真幸選手。王者としてのその闘いぶりに是非ご期待ください!
※武藤敬司デビュー30周年記念大会「HOLD OUT」11/1(土)両国国技館大会一部対戦カードはこちら!