20165.6(FRI) TOPICS
自由の王者・KAI誕生!この王者は団体の垣根すら超越する!?―2016.5.6記者会見
本日、都内GSPメディアセンターにて、5.4後楽園ホール大会にてWRESTLE-1チャンピオンシップ新王者となったKAI選手が記者会見を行った。試合の記憶がないと語る自由の王者は、一体何を語るのか。
▼以下選手コメント
KAI選手
「なんで翔太と潮吹そこにいるんだ!?そこにいるんならこっち来いって!なんでいるんだ!?」
翔太選手&三富政行選手
「いやKAIさんが見に来いって!勉強しろって言ったんじゃないですか!」
KAI選手
「いいからこっち来て並べって!俺お前らに言いたいことあるんだよ。真剣な話をする。このベルトが取れたのは翔太と潮吹、お前らのおかげだよ!本当にありがとう!」
―翔太選手と三富選手がKAI選手の横に並ぶと、おもむろにKAI選手が立ち上がり、翔太選手と三富選手に「ありがとう」と言いながら強烈な張り手を放つ。
KAI選手
「感謝しているよ!よし、いいよ戻れ。戻れって言ってんだろ!勉強しに来たんだろ!?」
―翔太選手と三富選手、着席。
KAI選手
「このベルトが取れたのは本当にあいつらのおかげですよ。感謝しています。でももう感謝は終わり!もう次の3WAYマッチ!挑戦者決定戦も決まっているんで。このベルトも自由になったし、WRESTLE-1もやっぱり自由になりたい奴がいるんだな!いっぱいな!KAZMAに征矢に芦野?…なに!?翔太、潮吹!お前らも自由になりたのか!?やんのか!?やりたいのか!?」
翔太選手
「いや、比較的に自由に…プロレス界を、はい」
KAI選手
「そうか、じゃあいいよ。まぁ決まったんだったらもうな。会社が自由に決めてくれたんで俺はそれを受けるだけ!自由に!やりたいと思います。で、勝った奴、負けた奴、どっちと戦うんだ?俺は」
翔太選手&三富政行選手
「いや、負けた人とやることはないんじゃないですかね?」
KAI選手
「ないか!まぁそこも自由に決めてもらって。防衛戦…まぁやるかやらないか俺の自由だろ?いや、やんのか!?やるか!やるよ!わかったよ。お前らがやれって言うんならな。なんでお前らの言う事聞かなきゃいけないんだ!?…まぁやるよ!やるよ!やるよ!」
翔太選手&三富選手「サポートします!」
KAI選手
「おう、頼むよ。足は引っ張んなよ!?いつもお前らそうだからな!俺この間の試合、記憶がないんだよ。お前ら絶対足引っ張っただろ!」
翔太選手&三富選手
「足引っ張るどころかいつもKAIさんからぶつかってきてるような…。しかも僕ら試合ないのに火野選手のチョップくらったんですよ!?」
KAI選手
「えぇ?そうなの?マジ!?好きだなぁお前ら。まぁそれはそうとこのベルト取ったからにはやっぱりいの一番に“ミスター”に報告しないとダメだろ!ミスター雁之助さんに!この間リング上で雁之助クラッチを教えてもらって、それで俺取ったんだろ?やっぱり本能的に体に染みついているんだよ。なぁ、ガッツあるんだろ!?」
翔太選手「8日、後楽園ホールです」
KAI選手「あるんだろ!?じゃあ俺そこ行くよ!」
―このようなやり取りの後、翔太選手からご報告なら電話でという提案があり、ミスター雁之助選手に翔太選手から電話することに。その電話の結果、ガッツ石島選手と打ち合わせをするとの約束を取り付け、5月8日のガッツワールド・後楽園ホール大会に出場することが決定。
翔太選手
「これ本当に決まっちゃいましたよ!?…じゃあ5月8日、ガッツワールド後楽園ホール大会にKAIさん、参戦決定でいいです!これでいいですか?満足ですか?」
KAI選手
「満足じゃねぇよ!このベルトを持ってインディ!女子も行くぞ、女子も!女子お前(三富選手)関係あるんじゃねぇのか!?俺この間大日本プロレスの釧路大会で会ったぞ!?アイスリボンの佐藤社長と!お前関係あるんじゃねぇのか!?」
三富政行選手
「佐藤社長はこの間、僕愛媛プロレスというのをやりまして。アイスリボンさんにはその時協力していただいて。でもアイスリボンは女子の団体なので、男子は出られないので」
KAI選手
「嘘つけ!俺は知ってるぞ!?趙雲子龍出てるだろ!?お前らの!学プロの先輩だろ!?そうだろ!?嘘つきやがったな!?電話しろ!」
―こうしてその場でアイスリボン社長・佐藤氏に電話し、5.21のアイスリボンの道場マッチに出場することが決定した。さらに男女混合での試合ということで、三富選手も出場することが決定した。
KAI選手「お前嘘つきやがって!」
翔太選手&三富選手
「でもインディに出て、女子も出て、大満足ですね!」
KAI選手
「いや俺家帰って観たんだよ。大日本プロレスの横浜文化体育館大会!登坂社長が俺の事言ってたんだよ!なんて言ってたか覚えてないけどな!俺が釧路の大日本プロレスに上がって、極道?あれやった時にわざわざ登坂社長が控室にきて撮らせてくださいって!だから登坂社長はそれぐらい求めてるんなじゃいの?俺調べたよ!?」
翔太選手
「いや僕も風のうわさで聞きましたけど、登坂さんが“KAI選手がインディ出るならうちはどうなんだ?”って言っていたらしいですけど」
三富政行選手
「大日本プロレスこそインディだろ!って自ら」
KAI選手
「今大日本プロレスはインディっていうあれじゃないぐらいになっているけど、商店街プロレスっていうのがあるんだよ、5.28に」
翔太選手&三富政行選手
「それも調べたんですか!?っていうかその手帳…インディのスケジュール全部書いてあるじゃないですか!」
KAI選手
「俺の地元なんだよ!東戸塚っていうところでさ。そこ行くぞ!翔太!お前ブッキングしろ!電話しろ!二人でどうにかしろ!」
翔太選手&三富政行選手
「わ、わかりましたよ!何とかしますから!一応仮で決定で良いですかね?でももう十分ですよ!ガッツワールド、アイスリボン、大日本。もう十分ですよね?」
KAI選手
「ダメだよ!おい翔太!お前なんかねぇのかよ!?」
翔太選手
「まぁいろいろ出てはいますけど…。じゃあ僕が結構長い間レギュラーで出させていただいている団体がありまして。そこの代表の方に今日実は、KAIさんにご挨拶したいということで来ていただいてるんですよ。なんでちょっと呼んでくるんで」
―ここで「ガンバレ☆プロレス」代表の大家健選手が入室。
大家健選手
「ガンバレ☆プロレス代表の、大家健と申します!単刀直入に言わせていただきます!5月14日!ガンバレ☆プロレス、王子大会があります!そこでこの大家健!翔太とタッグを組んでKAI選手に参戦していただきたい!そう思っております!よろしくお願いします!」
KAI選手
「初めまして!WRESTLE-1のKAIと申します!5月14日はWRESTLE-1の道場で、WRESTLE-1 Starting Point があります!そうだよな!?ということで!申し訳ございません!」
大家健選手「いや!俺が!翔太と友達のKAI!KAI選手と―」
KAI選手「翔太お前!お前いつから友達になったんだ!?」
大家健選手「友達だよな!?友達!友達だよな!?」
KAI選手「友達じゃねぇよ!!(翔太選手に向かって)誰だお前!」
大家健選手
「友達!友達だろ!タッグを組まないと!タッグを組まないと藤田ミノルを更生させることができないんですよ!おい!ちょっと!あなたに男気が!少しでも男気があれば!状況を呑み込めなくてもいいです!5月14日!俺と!翔太と組んで!試合をやってください!この通りです!(土下座)試合やってください!」
KAI選手
「俺は“男樹”っていう言葉が好きだ!“男”に樹木の“樹”だ!よろしくお願いします!(KAI選手も土下座)」
KAI選手&大家健選手
「やるぞ!やるぞ!やるぞ!やるぞぉ!」
KAI選手、大家健選手がそれぞれ張り手をし合い、翔太選手も含めて抱き合う。
そのまま、三富選手を残し3選手は言葉にならない何かを叫びながら会見場からでていってしまう。
三富政行選手
「な、なんかよくわかんないけど決まったみたいなので。が、頑張ります!」
そして三富選手も三選手を追って会見場を後にした。
今日の会見では、新王者となったKAI選手が今後WRESTLE-1でどのような戦いを見せていくのか、またどのような王者像を描いているのかは、正直全く理解できなかった。だがその場で他団体出場を取り付ける強引さは今までのKAI選手になかったもの。自由の名のもとに新王者は我が道を行く。今のKAI選手の“自由”という信念のように、ブレない芯を持った選手こそ本当の強者なのかもしれない。