201610.11(TUE) TOPICS

手術という選択をした大和ヒロシ。その覚悟と今後の活動について語る―2016.10.11記者会見④

手術という選択をした大和ヒロシ。その覚悟と今後の活動について語る―2016.10.11記者会見④

以前より首のケガにより欠場していた大和ヒロシ選手が本日記者会見を行った。

 

―以下、会見の模様―

 

大和ヒロシ選手

「本日こういった会見の場でお話しさせていただきますのが、今月の21日なんですが私、手術を受けることになりました。病名がですね、“頚椎症性脊髄症”(けいついしょうせいせきずいしょう)、こちらの手術になりまして、都内の病院にて受けることにしました。で、最短で2週間から最長で1ヶ月の入院となります。更にですね、復帰までの期間なんですけど、約1年半は確実に欠場しなければなりません。ですのでこれから先、セコンド等につくことがあっても試合をすることが1年半は確実にございませんので、その事をご報告できればと、こうしてこの記者会見の場でお話しさせていただきました。以上です」

 

▼以下、質疑応答

 

―その症状は具体的に身体のどの部分にあたるのでしょうか?

 

大和ヒロシ選手

「頸椎なんですけど、こちらがどういった状態になっているのかといいますと、脊髄と頸椎、まぁ骨との間に通常は隙間があるんですけどダメージの蓄積によってその隙間がほとんど無い状態になっておりまして。ですので首に衝撃がありますとその衝撃がダイレクトに脊髄に、神経に伝わってしまって、3月に起きてしまったような首から下が全く動かなくなってしまう、そういった状態に陥ってしまうことになります。正直な事を申しますと8月に復帰をしまして1週間後に欠場となりましたけど、その際に起きた症状もこちらの頚椎症性脊髄症から起きたものだと思われます」

 

―1年半という長い時間を欠場という事になり、手術するという決断は結構迷われたのでしょうか?

 

大和ヒロシ選手

「実は来年、私がデビューして10周年の年になりますし、ここ4年ほどプロモーターとしても動いておりますので、是非自分の10周年興行をやりたいと思っていろいろ動いている所でした。ですが、今のままリングに上がればまたいつ同じ症状になるか、またそうなった場合半身不随になりかねないという状態でありますので。そういったリスクを負ったままリングに上がるのは自分だけの責任ではなくなってしまうので、それを回避するにはもう手術しかないという事で決断しました。で、1年半という期間があるので、いつ手術するのかもすごく悩んだんですけど、その1年半の逆算をして早ければ早い方がいいのではないかと思い、とりあえず10月10日の館山大会、自分自身のプロモート大会が終わってから直近で選べるタイミングでこの日にさせていただきました」

 

―10周年興行という物は自分の中では見据えなかったという事でしょうか?

 

大和ヒロシ選手

「10周年興行はもう10周年のうちにはできませんので。復帰は再来年以降ですか。デビュー10周年という事は自分はリングに立てないんですけど、10周年興行は確実にやりますし、プロモーターとしてのデビュー5周年興行としてやりたいと思っております」

 

―セコンドなどとしてつくという事は会場にいかれるという事だとは思いますが、まずそこまで行くのにはどの程度かかる見通しでしょうか?

 

大和ヒロシ選手

「そこはまだ術後の経過によって担当の医師の方との相談になると思います」

 

―歌手としての影響はいかがでしょうか?

 

大和ヒロシ選手

「声の方に影響はないと思います。なので歌手業は続けていきます。またそれ以外にも頸椎に衝撃がない限りは今までやってきたことはできると思いますので、そういった部分ではまたお声をかけていただければ受けられることは受けさせていただきます。またプロモーターとしても続けていきますし、8月からWRESTLE-1の営業部長にも就任させていただきましたので、営業部長としての責務は全力で行っていきたいと思います」

 

 

以前より首のケガにより欠場していた大和ヒロシ。その口から発せられる内容は、首の手術を決断した報告とこれからの活動について。欠場1年半を伴う手術ともありレスラーとして大きな決断をした大和だが、悲壮感は感じられない。それどころかリング上以外の事で今までよりもさらに精力的に活動する様子。そして確かに復帰までの時間は長いがリング復帰に関しても微塵も疑っていないのである。不屈の努力家・大和ヒロシはどんな困難も乗り越えては必ずリングに戻ってくるだろう。

WRESTLE-1 OFFICIAL GUIDE