20173.29(WED) TOPICS
「キレッキレの一番いい状態のアンディ・ウーで来てほしい」4.19後楽園大会で“一番負けたくない相手”アンディを迎撃へ!新クルーザー王者・吉岡世起インタビュー!!
3.20後楽園ホール大会でMAZADAを破り、悲願のクルーザー級ベルトを奪取した吉岡世起。4.19後楽園ホール大会では自身が“一番負けたくない相手”というNEW ERAの同士、アンディ・ウーを初防衛戦の相手として迎え撃つ。ついにクルーザーの頂点に立った“WRESTLE-1の未来”がタイトルマッチへの意気込みを語る。
─まずは3.20後楽園大会でのクルーザー王座奪取おめでとうございます!
吉岡世起選手
「ありがとうございます!」
─初奪取ではあるんですけど、もっと早く取っててもおかしくなかったような印象もあるんですよね。
吉岡世起選手
「よく言われるんですよ(笑)。もしかしたら、一番挑戦回数が多いんじゃないかっていうぐらい挑戦しているような気もするんですけどなかなか取れなくて。じつはWRESTLE-1のベルトだけ一度も取ってなかったんですよ」
─ああ、そうなんでしたっけ?
吉岡世起選手
「はい。他の団体のベルトはチョコチョコ取ってるんですよ。イギリスのベルト(ブリティッシュ・ライトヘビー級王座)やZERO1のベルト(NWAインターナショナルライトタッグ王座/パートナーは近藤修司)やUWA世界6人タッグは取っているんですけど、WRESTLE-1の冠がついたベルトだけは取ってないっていう。あとシングルのタイトルマッチをやると必ず欠場するという凄いジンクスを持ってるんですよ」
─嫌なジンクスですね(笑)。
吉岡世起選手
「試合中にケガしちゃって、次の日から入院みたいな。毎回欠場していて、前回アンディさんとタイトルマッチをやった時(2015年12月24日後楽園ホール大会)はケガをせずに済んだのに次の日に盲腸になって、結果欠場するという(笑)」
─今度は内臓が(笑)。
吉岡世起選手
「これはもう運命なのかと思って(笑)だから、シングルのタイトルマッチは本当に呪われてましたね。でも、ようやくベルトを取って、なおかつ欠場しないでいられるし、ついにジンクスを乗り越えられたかなと思っているところですね」
─その嫌なジンクスを払拭できた理由はご自分なりにわかります?
吉岡世起選手
「いやあ、なんなんですかね?(笑)。ただ、今回はかなりの覚悟を持って臨んだというのもありますし、去年1年間は欠場しないようにがんばったんですよ。それまでは半年にいっぺんは欠場して、治りきらないのに1カ月ぐらいで復帰。結局古傷を引きずりながら闘うっていう状態だったんで、この1年間はとにかく欠場しないようにしようとやってたんですね。でも、イマイチ結果が伴わない。だから、今年はそこを両立させようと思って臨んだんですよね」
─ケガをしないようになったというのはちゃんと身体のケアができるようになったということですか?
吉岡世起選手
「そうですね。ノウハウを掴んだじゃないですけど、習慣をつけるようにしました。僕はめちゃくちゃ身体が硬いので柔軟性を上げたり、身体作りをいろんな人に聞いてみたり。あとは総合格闘技と整体をやっている房野(哲也)さんという人がいるんですけど、身体のメンテナンスを見てもらったり、ケアの仕方を習ったりとかしたんですけど、こういう取り組みの効果が出たのかなって気がしますね」
─そういう中でWRESTLE-1のクルーザーのベルトを取れたのは感慨深いものがあるんじゃないですか?
吉岡世起選手
「念願のWRESTLE-1のベルトを取れたというのはうれしいですし、いろんな人から『待ってた』っていう話を聞くんで本当にうれしいですね」
─そうですよね。で、早速初防衛戦が4月19日の後楽園ホール大会で決まりましたけど、相手はアンディ・ウー選手です。向こうからの挑戦表明という形でしたけど、3.20後楽園大会では結構ヒートアップしたやり取りをしてましたよね。
吉岡世起選手
「普段アンディさんもおとなしいし、僕も突っかかるほうじゃないんですけど、あの時はちょっと口論というか珍しくヒートアップしちゃって(笑)。この前、山形(3月26日)で前哨戦をやりましたけど、あんな好戦的なアンディ・ウーは初めて見ましたね。僕もイラッとしちゃって、最後に全然関係ないのにバズソーキックをぶち込んでしまったりとか。ちょっと楽しみですね。おもしろくなってきました」
─アンディ選手は吉岡選手にとってどういう存在になりますか?
吉岡世起選手
「キャリアで言うと僕のほうが先輩なんですよ。ただ、アンディさんが全日本プロレスでデビューしたあとに僕は全日本の練習生になったので、全日本で考えると先輩なんですよ(笑)。そういう複雑なところはあるんですけど、WRESTLE-1では旗揚げからずっと一緒にやってきたんで仲間という意識は強いですよね。その一方で同じ若手としてずっと一緒にやってきた分、負けたくないという思いもあるんですよ。だから、このクルーザーのベルトを田中稔さんからアンディさんが取った時にはカチンと来たというか、嫉妬ですかね」
─嫉妬!
吉岡世起選手
「やっぱり、僕が先に稔さんから取りたかったんで」
─稔選手とはタッグを組んだりされてましたもんね。
吉岡世起選手
「稔さんがクルーザーのチャンピオンの時に2回ぐらい挑戦しているんですけど、やっぱり先に取られたのは悔しかったですね。そっから意識するようになりましたね」
─そういう意味では同志的な気持ちもありつつ、ライバル意識も強いと。
吉岡世起選手
「そういう複雑な気持ちはありますよね。だからこそ、『一番負けたくない相手』と言ったんですけど」
─シングルの戦績的も拮抗しているんですけど、2勝1敗1分けで吉岡選手が勝ち越してますね。
吉岡世起選手
「僕が憶えている限りではそうですね。ただ、その1敗がクルーザーの懸かった試合での負けなんで。だから、もの凄く悔しい1敗なんですよね」
─ここ最近のアンディさんの印象はどうですか?
吉岡世起選手
「ベルトを取ってから変わりましたよ。レスラー間で噂になってましたけど、人が変わったようになりましたね。プロレスが凄く巧くなったっていう言い方はおかしいかもしれないですけど、キレが凄い増して」
─キレが増した!
吉岡世起選手
「あの時は凄かったですね。ただ、それからは波があるような気がします。凄いキレがある時とちょっと精彩を欠く時があって。ただ、本人はずっとクルーザーのベルトに関してこだわってるんで、ベルトが懸かってくるとそのキレが出てくるのかもしれないですね。とにかくキレッキレの一番いい状態のアンディ・ウーで来てほしいですね」
─やはりベルトを持っているといつも以上の力が湧いてくるものなんですか?
吉岡世起選手
「どうなんですかね? ただ、立場が人を作るっていうのを体現したんじゃないかって、ベルトを持っている時は言われてましたね。あの時は本当にキレッキレでしたから」
─キレッキレ(笑)。吉岡選手も今ベルトを持っていますけど、そういう作用ってありますか?
吉岡世起選手
「まだベルトを持って2試合しかしてないんで、なんとも言えないですね。こっからじゃないですかね? こっから自分がどう変わるかっていう。今はとりあえず実感がないです(笑)。なんかフワフワしてます」
─ベルトがまだ腰にしっくり来てない(笑)。
吉岡世起選手
「そうですね。まだ馴染んでないかもしれないですね。1日でも早く馴染んで自分の物にしたいですね」
─それこそタイトルマッチを経験するとまた違うのかもしれないですけどね。NEW ERA同士でのタイトルマッチについてはどう思われますか?
吉岡世起選手
「僕はそこにあまり興味がないというか。一応目指すところが一緒なので組んでますけど、対戦することになればガッチリやるだけですね。試合をするとなればバチバチいきますよ」
─ちなみにWRESTLE-1も4月から首脳陣が一新されて新体制となります。新生WRESTLE-1と言っていいかもしれないですけど、その一発目の後楽園ホールで若い世代でタイトルマッチをやることに関してどう思われていますか?
吉岡世起選手
「この団体の上の人たちは最盛期と同じぐらい動けるんですけど、僕らがその人たちと対等に渡り合い、ずっと勝ち続けるようにならないとWRESTLE-1はダメだって、旗揚げの時から言っているんですよ。今回は若い世代同士のタイトルマッチですし、上の世代の人たちがやってきた試合を越えられるような試合をやろうと思っていますね」
─なるほど。カズ・ハヤシ新社長体制となって最初の後楽園ホール大会ですし、注目度も高いと思います。
吉岡世起選手
「プレッシャーですね(笑)。新体制一発目の若手同士のタイトルマッチ。クルーザーとタッグは若手同士なんで、NEW ERA同士でいい試合を見せてメインを食うような試合をしなきゃいけないなと思いますね」
─新しいWRESTLE-1は違うなっていうところを見せてほしいですね。
吉岡世起選手
「そうですね。新体制になってもやることは変わらないんですけど、もっと覚悟を持って臨まないといけないなと思いますね」
─では、最後に応援してくれているファンに向けてメッセージをお願いします。
吉岡世起選手
「WRESTLE-1の未来と呼んでもらって3年経ちましたけど、ようやくWRESTLE-1のベルトを取れました。変わらず応援してくれる人も、その頃を知らない人も、ずっと声援があって心が折れない部分があったのでありがとうございます。これからもこのクルーザーのベルトを持って、防衛して、いい試合をしていきたいと思っているんで応援よろしくお願いします」
「WRESTLE-1 TOUR 2017 CHERRY BLOSSOM」
2017年4月19日(水)東京・後楽園ホール大会 19時開始/18時開場
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
【第11代王者】芦野祥太郎vs【挑戦者】近藤修司
※第11代王者・芦野祥太郎、初の防衛戦。
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第8代王者】土肥孝司&熊ゴローvs【挑戦者組】稲葉大樹&児玉裕輔
※第8代王者組・土肥孝司&熊ゴロー組、初の防衛戦。
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第7代王者】吉岡世起vs【挑戦者】アンディ・ウー
※第7代王者・吉岡世起、初の防衛戦。
▼タッグマッチ
木村花(Pro-Wrestling ACE)&才木玲佳(Cheer♡1)vs安納サオリ(Actress girl'Z)&万喜なつみ(Actress girl'Z)
―「WRESTLE-1 TOUR 2017 CHERRY BLOSSOM」4.19東京・後楽園ホール大会 詳細―
【大会名】
「WRESTLE-1 TOUR 2017 CHERRY BLOSSOM」4.19東京・後楽園ホール大会
【日時】
2017年4月19日(水)19時開始/18時開場
【場所】
東京・後楽園ホール
【チケット情報】
・特別リングサイド¥7,000
・リングサイド¥5,000
・指定席¥4,000
・レディースシート3,000
・ペアシート¥7,000
※当日各席500円UP、ペアシートは1,000円UP
※当日のみ一般立見¥2,500、小中高ワンコインチケット¥500、ならびに試合開始1時間後より、アフターワンアワーチケット¥2,000を販売致します。
【チケット販売所】
・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999
・電子チケットぴあ http://pia.jp/t (PC、モバイル共通)
・ローソンチケット(Lコード:32282 TEL:0570-000-732(※10~20時))
・イープラス http://eplus.jp/
・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999
・書泉グランデ TEL:03-3295-0011
・書泉ブックタワー TEL:03-5296-0051
・チャンピオン TEL:03-3221-6237
・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-5937-1515
・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/
皆様のご来場、お待ちしております!