20175.3(WED) TOPICS

「劣勢のおっさん軍団かもしれないけど、1人でも抵抗しておきたい」前W-1王者が反撃の狼煙!そして、プロレスLOVEポーズの真意とは?河野真幸インタビュー!!

「劣勢のおっさん軍団かもしれないけど、1人でも抵抗しておきたい」前W-1王者が反撃の狼煙!そして、プロレスLOVEポーズの真意とは?河野真幸インタビュー!!

4.19後楽園大会でプロレスリングACEの伊藤貴則とシングルマッチを行なった河野真幸。その伊藤を自身のパートナーに抜擢し、5.4後楽園大会で土肥熊の持つW-1タッグ王座に挑戦することになった。現在、すべてのタイトルが若い力に奪われたW-1のリングでベテランと呼ばれるキャリアとなった前W-1王者はどのような試合を見せようとしているのか? 話を聞いてみた。

 

──今回、間近に迫った5.4後楽園大会でACEの伊藤貴則選手と組んで、W-1タッグ王座に挑戦することになりました。伊藤選手とは4.19後楽園大会でシングルマッチを行ないましたよね。

 

河野真幸選手

「急遽、横綱・曙選手の欠場で組まれたんですよ」

 

──そうですよね。実際に闘ってみていかがでしたか?

 

河野真幸選手

「身体もデカいし、空手のベースもあるっていうのは知ってたんで。ただ、ケガがあって試合数も少ないし、ACEで興行やっているって言ってもそれも少ないし。それでもW-1の本戦に上がったらおもしろいかなって、闘ってみて思ったんですよ。そもそも近藤さんが俺たちのTriggeRに入れようとしたことがあって」

 

──ああ、そうなんですか。

 

河野真幸選手

「今年に入って、近藤さんが『あいついいよ』って言ってたんですよね。でも、あいつがケガしちゃってなくなっちゃったんですけど、改めて今回シングルマッチやってみて、こいつとタイトルマッチやるのもおもしろいかなって。だって、俺があいつぐらいのキャリアのときに、あれだけのことができたかって言ったら、まったくできなかったですからね」

 

──なるほど。もう河野選手もキャリアは14年ぐらいですよね?

 

河野真幸選手

「そうですね。武藤さんが2002年に全日本プロレスに移籍して、その年の9月に入門して翌年デビューなんで。まあ、14年って言っても、途中さすらいの旅に出てましたけど(笑)」

 

──そういう期間があるにしても、そのキャリアの中で数々の新人とも闘ってきているわけじゃないですか? その中でも手応えを感じた選手ということですか、伊藤選手は。

 

河野真幸選手

「はい。まあ、全日本の頃から、デビューする奴はみんなしっかりしてましたけどね。デビューするというハードルがあったので、それなりに受け身なり攻撃なりができる最低限のことは備えていましたけど、彼は身体のサイズとか元々持っている空手のベースだとかがちょっと他の奴らよりあるっていう」

 

──ただ、それでも他にもタッグを組める人はいるわけじゃないですか? あえてキャリアをあまり積んでいないACEの選手からパートナーを選んだというのは何か理由があるんですか?

 

河野真幸選手

「思いつきですよね。まあ、本来ならば近藤さんと一緒にいくのが普通なんだろうなって思うんですけど、その日はシングルのタイトルマッチがあったし。予定では勝つはずだったんですけど、芦野に負けちゃったから、そこで『タッグもいいッスか?』とは言えないでしょう(笑)」

 

──まあ、挑戦表明したのは近藤さんの試合前でしたしね(笑)。

 

河野真幸選手

「そうそう。副社長になって普段も忙しいしね(笑)。だから、“brother”YASSHIさんかなとかハヤシ社長にお願いしようかなとか考えたんですけど。あとは会長か」

 

──武藤会長も候補に入っていましたか(笑)。

 

河野真幸選手

「ただ、会長はTPOが大事な人なんで」

 

──なかなか腰を上げないですよね(笑)。でも、その武藤会長も5月1日のACEの新木場大会に来ていたんですけど、伊藤選手とタナカ岩石選手の試合を見て、「こいつらいいね」って褒めてましたからね。

 

河野真幸選手

「だから、やっぱりACEの選手でもW-1の本戦に出続けられる奴らはキチンと練習しているとか、最低限のものを備えているんですよ。俺個人は試合がうまいだとかへただとかは関係ないですから。大事なことは一生懸命やっているかどうかなんで」

 

──その姿勢が大切ということですね。

 

河野真幸選手

「うん。それは絶対に試合に出るし、彼には気持ちも感じたし、せっかくだからいっぱい揉まれて経験を積める場に出たほうがいいんじゃないって。まあ、タイトルマッチっていきなりハードルを上げてやったけど(笑)」

 

──ハードルは高いですよね、いきなり(笑)。

 

河野真幸選手

「でも、俺も格闘技から帰ってきてすぐに武藤さんのパートナーとして太陽ケア&鈴木みのるの世界タッグ王座に挑戦させてもらったりしたこともあるんで。そういう部分では俺も先輩にしてもらったことを後輩にしようということですよ」

 

──それこそ“次世代の衝撃”と期待されていた河野選手はデビュー当初から結構チャンスをもらっていましたもんね。

 

河野真幸選手

「ポンポンもらって1年経って、大ケガして1年休みましたけどね(笑)」

 

──そういう若い選手を抜擢するというのは河野選手が大好きな武藤会長のイズム的な部分もありますよね。

 

河野真幸選手

「そうですね。ただ、これでダメだったらあいつの責任ですからね。俺は最低限のバックアップはするけど、あとは彼自身の力にかかっているから」

 

──では、今回はタッグタイトルを取るという気持ちと伊藤選手を引き上げたいという気持ちとどっちのほうが強いんですか?

 

河野真幸選手

「まあ、やっぱりベルトを取りたいですよね。UWA6人タッグのベルトも神戸で取られているし。社長と副社長の権力者を2人もつけたのに負けてしまって(笑)。だから、劣勢のおっさん軍団かもしれないけど、1人でも抵抗しておきたい。若者に流れる時代に逆らわないと」

 

──今のW-1のベルトを持っているチャンピオンたちは芦野選手をはじめ、ことごとく若いですよね。ベテランと呼ばれるキャリアになってみて、こういう状況はいかがなんですか?

 

河野真幸選手

「怖いですよね」

 

──怖いですか(笑)。

 

河野真幸選手

「気づけば俺も目障りな立場になってしまったわけですよ(笑)。まあ、会社という大きな視点から見たら、若い奴らの力が伸びている会社は今風のいい会社だと思います。ただ、プロレスラーとしてはこのまま終われないし、若い奴らにやられっぱなしでいるわけにはいかないんで、泥臭く汚く抵抗していきますよ。どんな手段を使ってでもね(笑)」

 

──現在のタッグ王者も土肥孝司選手と熊ゴロー選手という若い2人ですから、おっさんの力の見せどころですよ。

 

河野真幸選手

「彼らはノッてますよね。やっと結果が出た感じだけど、ハヤシさんと鼓太郎さんからベルトを取れたのは凄いなと思うし。NEW ERA対決の若手同士のタイトルマッチもおもしろい試合していたし。まあ、ノッてる2人だからこそ、ここで足を引っ張ってやらないと」

 

──抵抗するおっさんとしては(笑)。河野選手はW-1王座を2度も獲得していますし、やっぱりキャリアや実績では現タッグ王者を上回っています。彼らに対して、「この若造が!」みたいな部分はないですか?

 

河野真幸選手

「ないですよ(笑)。まあ、嫌な先輩だと思われているかもしれないですけどね。『鬱陶しいな』とか『目の上のたんこぶが!』ぐらいには思われているかもしれない。ただ、今回はパートナーが逆に彼らの後輩の選手だから、ちょっと意味合いも変わってくるでしょう」

 

──おっさんが若者に囲まれてしまったと(笑)。でも、奇しくも大きな身体を持つ4人が揃ったことですし、W-1ではヘビー級の試合は貴重ですからね。

 

河野真幸選手

「そうですね。だから、クルーザー級にはない試合をしたいですよね。一発一発を大事にバカスカとやりたいですね。小さい奴にしかできないプロレスもあるけど、小さい奴にはできないプロレスもある。それをお客さんがいいなと思うかどうかは知らないですけど、俺はそういうヘビー級の試合を見せたいですね。今風じゃないかもしれないけど、これもプロレスだよって。まあ、伊藤次第でおもしろい試合になると思いますけどね」

 

──そういう試合ができると見込んだからこそ、伊藤選手をパートナーに抜擢したところもあるんですよね?

 

河野真幸選手

「そうですね。ただ、やっぱり伊藤の存在はW-1のお客さんたちに浸透していないし、認められていない部分もあると思うので、そこは彼がリング上で証明するしかない。さっき言ったように俺は最低限のバックアップしかしないです。やっぱり狙うのはベルトですから。もちろん勝算あって選んだ部分もあるんですけどね。ただ一つ言えるのは、俺も武藤さんと組んでタイトルマッチに挑戦して、負けたけどその経験はデカかったですから。上の人と一緒に闘うっていうのは勉強になると思うんで」

 

──じゃあ、そういう経験を伊藤選手にもさせてあげないといけないですね。

 

河野真幸選手

「そこは彼次第。僕もまだ新弟子なんで(笑)」

 

──大ベテランでしょう!(笑)。では、当日のタイトルマッチを期待しています!

 

 

「WRESTLE-1 TOUR 2017 TRIUMPH」

2017年5月4日(木・祝)東京・後楽園ホール大会 12時開始/11時開場

 

▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負

稲葉大樹&吉岡世起&児玉裕輔vs鈴木鼓太郎&立花誠吾(Pro-Wrestling ACE)&頓所隼(Pro-Wrestling ACE)

 

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負

カズ・ハヤシ&藤村康平vsNOSAWA論外&タナカ岩石(Pro-Wrestling ACE)

 

▼第3試合 スターダム提供試合 シングルマッチ 30分1本勝負

木村花(Pro-Wrestling ACE)vs刀羅ナツコ(スターダム)

 

▼第4試合 WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負

【第8代王者】アンディ・ウーvs【挑戦者】MAZADA

※第8代王者・アンディ・ウー、初の防衛戦。

 

― 休 憩 ―

 

▼第5試合 黒潮“イケメン”二郎 復帰戦 シングルマッチ 30分1本勝負

黒潮“イケメン”二郎vs近藤修司

 

▼第6試合 WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負

【第8代王者組】土肥孝司&熊ゴローvs【挑戦者組】河野真幸&伊藤貴則(Pro-Wrestling ACE)

※第8代王者組・土肥孝司&熊ゴロー組、2度目の防衛戦。

 

▼メインイベント WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負

【第11代王者】芦野祥太郎vs【挑戦者】征矢学

※第11代王者・芦野祥太郎、2度目の防衛戦。

 

―「WRESTLE-1 TOUR 2017 TRIUMPH」5.4東京・後楽園ホール大会 詳細―

 

【大会名】

「WRESTLE-1 TOUR 2017 TRIUMPH」5.4東京・後楽園ホール大会

 

【日時】

2017年5月4日(木・祝)12時開始/11時開場

 

【場所】

東京・後楽園ホール

 

【チケット情報】

・特別リングサイド¥7,000

・リングサイド¥5,000

・指定席¥4,000

・レディースシート¥3,000

・ペアシート¥7,000

※当日各席500円UP、ペアシートは1,000円UP

※当日のみ一般立見¥2,500、小中高ワンコインチケット¥500ならびに試合開始1時間後より、アフターワンアワーチケット¥2,000を販売致します。

 

【チケット販売所】

・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999

・電子チケットぴあ http://pia.jp/t(PC、モバイル共通)

・ローソンチケット(Lコード:32290 TEL:0570-000-732(※10~20時))

・イープラス http://pia.jp/t

・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999

・書泉グランデ TEL:03-3295-0011

・書泉ブックタワー TEL:03-5296-0051

・チャンピオン TEL:03-3221-6237

・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-5937-1515

・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/

 

皆様のご来場、お待ちしております!

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