20178.23(WED) TOPICS
「矛盾と言う名の敵を排除して、W-1のリングに幸福を取り戻します!」9.2横浜文体で大家健とタッグを結成!突如ACE批判を始めた三富政行の真意とは?
夏が暑くなるにつれて、突如、W-1、特にACEに対して辛辣な言葉とともに批判を始めた三富政行。8.11後楽園大会では同志である藤原ライオンを連れてきたが、9.2横浜文体では大家健とタッグを結成し、ACEの一(はじめ)&皇壮馬と対戦する。「プロレスで幸せになりたい」と主張する三富の真意は何なのか? 話を聞いてみた。
──三富選手がいきなりACEに対して牙を剥き始めて驚きました。
三富政行選手
「ACEというか、W-1全体にですよ。W-1って凄く矛盾が多いと思うんですよね。僕は2015年の12月から参戦しているんですけど、ドンドン選手が離れていって、よく来てくれていたファンの方もドンドン離れていっているのを見てきたんですよ。その原因も参戦する中でなんとなくわかってきたというか、それが今の僕の主張にもつながっているんですけど、とにかくこの団体には矛盾が多い! その最たる例がプロレスリングACEだと思っているんです」
──W-1の矛盾の象徴がACEだと。
三富政行選手
「プロレス総合学院は凄く革命的なアイデアだと思っていたんですけど、元々プロレス界にいろいろな人材を輩出していくというのが目的だったじゃないですか? じゃあ、どんな人材を他の団体に輩出しましたか?」
──今のところいないですね。卒業した人はACEに入り、W-1のリングに上がるっていう流れになっていますよね。
三富政行選手
「卒業した子たちの行き場所がないから、ACEを作らざるを得なくなった。でも、それでは試合数が少ないから、W-1の本体に上げる。それってハッキリ言って会社の都合じゃないですか? そんな会社都合で闘っているレスラーにお客様が乗れますかっていう話なんですよ」
──でも、ACEの選手は会社の都合で闘っているとは思ってないと思うんですけどね。
三富政行選手
「いや、乗りづらいに決まってますよ。そういうことをしているから、選手も嫌気がさして離れてしまう。ファンも嫌気がさして感情移入ができずに離れてしまう。それが僕が分析したW-1の現状ですよ。W-1って元を正せば全日本プロレスから分裂した団体という見られ方もしますけど、他の団体から入ってきた人もいます。いろいろな団体で下積みを経験し、苦労した結果、このW-1というリングで武藤さんの血を受け継ぎながら闘っているわけじゃないですか? アンディ選手や稲葉選手を見ていて相当な下積みを経験してきたんだろうなと感じるんですよ。僕は学プロ、インディ団体出身ということに後ろめたさはないんですけど、やっぱり彼らに対しては壁を感じるんですよね」
──ちゃんとした団体で下積みを積んでいないという部分での壁ですか?
三富政行選手
「そうです。その壁ってもの凄く大きく感じるんですけど、ACEの子たちに対しては同様の壁を下に感じてますね」
──一緒にしてくれるなということですね。
三富政行選手
「僕はW-1に上がり続ける目標としてそういうメジャーの系譜を継ぐ人たちを超えていきたいという気持ちがあるんですよ。自分が培ってきたキャリア、人生を総動員して超えたいと。そういう気持ちをACEの子たちからは微塵も感じない! これはファンも思っているかもしれないですけど、お金さえ払えばプロレスラーになれるのって」
──厳しい言葉ですね(笑)。
三富政行選手
「でも、そう感じないですか? そういう選手を僕がファンだったら応援したいとは思わないです。あと、W-1はそういう選手たちをプッシュしようとしているじゃないですか?」
──ACEの選手たちも頻繁にタイトルマッチに登場しますからね。
三富政行選手
「こういう団体側の露骨なプッシュってプロレスファンは一番嫌がりますからね。お客様は選手に自分を投影して応援したいという気持ちを起こすんですよね。でも、乗れないACEの選手をW-1がさらに乗れないプッシュという行為をしてくる。これ以上に乗れないものはないですよね」
──つまりファンが嫌がることを二重にしてしまっているということですね。
三富政行選手
「そうです! プロレスって人生のぶつけ合いだと僕は思っているんですけど、ACEの子たちは大した人生経験もしてないし、人間としての厚みもない。プロレス業界におけるキャリアの厚みもない。それでもW-1は簡単にカードをくれると。元々キミらはどっかの団体に入りたかったのに夢が叶わずにプロレス総合学院に入ったんでしょ? それなのに惰性に任せてW-1に上がり続けていていいのって僕は言いたいんですよ。話を聞くと、憧れていた選手や団体もあるんです。でも、結局自分の中に確固とした自我がないから、言われたことだけをやる。W-1しか上がるところがないからそこで闘う。それではお客様はいつまで経っても彼らに乗れないですよ」
──タイトルマッチをやろうがビッグマッチの文体に出ようが、ファンが感情移入できないと。
三富政行選手
「それが現状じゃないんですか?」
──でも、ACEの立花選手はこの間の後楽園大会の試合後に「色眼鏡で見るな!」と主張してたじゃないですか? 「他の奴らと変わらねえ練習をやってんだ」と言っていましたけど、彼らにも自分がしていることへの誇りがあると思うんですよ。
三富政行選手
「ああ、それぐらいの主張があって初めてプロレスラーって言えるんですよ。立花くんみたいな選手がもっと出てくるとW-1も活性化しますよ。ただ、それはまだ一部じゃないですか? 僕はこの間の後楽園で藤原ライオン選手を連れてきましたけど、文体では大家健選手と組みます。『このプロレス界にはお前らの何倍、何十倍もの泥水をすすって生きてきている人間がいるんだ!』っていうことを投げかけたいですよね」
──なるほど。大家選手はそのお手本みたいな選手ですよね。
三富政行選手
「僕はずっとガンバレ☆プロレスで試合をしてきましたけど、大家さんはACEの子たちが授業で習うようなこともできないかもしれないですよ、大げさに言うと。だけど、あの人の人間力には微塵も敵わない。プロレスって人間力の勝負だと思うんですよ。特に僕らインディで試合をしている選手はプロレスが大好きだし、プロレスをやっている自分の人生を肯定したいんですよね。否定されたくないし、バカにされたくないし、プロレスで幸福になりたいんですよ! そういう気概を持っているレスラーたちに、W-1という安定した会社でただ組まれたカードをこなしているだけのACEの連中は敵わないです。そういう意味で大家さんたちを呼んでるんですよ。これはW-1全体に対しても言える。結局、ボーっとしてたからこんなに選手が離れたわけじゃないですか?」
──こういう状況になるまで何も手を打たなかったということですよね。
三富政行選手
「そうです。だから、これはW-1という団体に投げかけたいテーマなんですよね。あとね、もう一つ言わせてもらうと、僕らはプロレス界で生き残りたい。今、僕はW-1のリングにギリギリ上がれていますけど、『お前らみたいな連中が出続けちゃうと、俺らの居場所がなくなるんだ!』って言いたいですよね」
──それが本音ですよね(笑)。
三富政行選手
「僕らは生き残るために必死なんですよ! でも、どっちのほうがお客様が乗れます? 僕は自分のほうが乗せられる自信がありますけどね」
──お客様を幸せにする自信があると。
三富政行選手
「あります。僕も今年で28歳になりました。ようやくプロレスに人生が投影され始めてきたと思っているんで、『お前らは目障りだ!』って言いたいですね」
──こういう生き残ろうという必死さをACEの選手たちからは感じられないということですね。
三富政行選手
「微塵も感じない! だから、このW-1のリングに僕らの人生をぶつけることで、磁場が崩れて、ビッグバンのようなことが起きるんじゃないかと期待しているんですよ。僕はそう思って行動しています」
──確かに大家さんは周囲の磁場を崩せる人ですよね(笑)。
三富政行選手
「もちろん大家さんもそうですけど、他にもインディやどインディで泥水すすってがんばっている人はたくさんいるんです」
──では、今後もそういった選手たちをW-1のリングに集めて、磁場を崩していこうという考えなんですね。
三富政行選手
「はい。これはユニットでもなんでもないですけど、僕の信念のもと集まってくれるいわゆるプロレスで幸福になりたい人たちをもってして、お客様を幸福にしたいんです。それが僕の行動の理念です」
──そうなるとW-1のリングも幸福になるということですか?
三富政行選手
「そうです。我々はプロレス幸福実現党ですよ!」
──なるほど(笑)。そして、その一大決起集会の場が横浜文体になるということですかね?
三富政行選手
「文体もそうですし、次の9.18後楽園大会でも送り込もうと思っているメンツはいますから。ACEの子たちは少しでもこれに噛み付いてくるなりしてきてほしいんですけどね。文体で対戦する一(はじめ)くんなんかは根底に何か持っているものがあると思っているんですけど、まだ開花してないですよね」
──そういう選手を開花させてやりたいという気持ちもあるんですか?
三富政行選手
「いや、微塵もないですね。プロレス界では何か持っていても開花しなかった人間は所詮淘汰されていくんです。それが淘汰されないW-1がおかしい! でも、こんなのは一例に過ぎないですから。他にも矛盾点はたくさんありますよ」
──では、今後もこういう矛盾点を突いてきたいということですね。
三富政行選手
「突きますね。ただ、僕の行動はW-1にとってのレコンキスタ、つまり国土回復運動ですから。これまでやめていった選手たちが『このリングで闘いたいな』と思える場所に僕のやり方でしていきたい。だから、僕らはプロレス幸福実現党であり、W-1にとっての十字軍でもあるんです。矛盾と言う名の敵を排除して、W-1のリングに幸福を取り戻します!」
──話が段々壮大になってきましたね(笑)。
三富政行選手
「本気ですから。そもそも僕には神がいるんです。僕をW-1に導いてくれた自由の女神がいるんです。その神を招聘する日までがんばりますよ!」
「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」
2017年9月2日(土)神奈川・横浜文化体育館大会 15時開始/14時開場
▼ステーキハウス寿楽 presents WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
【第11代王者】芦野祥太郎vs【挑戦者】黒潮“イケメン”二郎
※第11代王者・芦野祥太郎、4度目の防衛戦。
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第10代王者組】土肥孝司&熊ゴローvs【挑戦者組】カズ・ハヤシ&近藤修司
※第10代王者組・土肥孝司&熊ゴロー組、2度目の防衛戦。
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第10代王者】アンディ・ウーvs【挑戦者】吉岡世起
※第10代王者・アンディ・ウー、初の防衛戦。
▼WRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第3代王者】立花誠吾vs【挑戦者】伊藤貴則
※第3代王者・立花誠吾、初の防衛戦。
▼UWA世界6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【第58代王者組】征矢学&NOSAWA論外&タナカ岩石(Pro-Wrestling ACE)vs【挑戦者組】河野真幸&MAZADA&火野裕士
※第58代王者組・征矢学&NOSAWA論外&タナカ岩石組、4度目の防衛戦。
▼スペシャル6人タッグマッチ
武藤敬司&鷹木信悟(DRAGON GATE)&グレート☆無茶(信州プロレス)vs藤波辰爾(DRADITION)&丸藤正道(プロレスリングNOAH)&桜島なおき(九州プロレス)
▼シングルマッチ
稲葉大樹vs児玉裕輔
▼タッグマッチ
頓所隼&皇壮馬vs三富政行&大家健(ガンバレ☆プロレス)
▼佐藤嗣崇デビュー戦 シングルマッチ
一(Pro-Wrestling ACE)vs佐藤嗣崇
―「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」9.2神奈川・横浜文化体育館大会 詳細 ―
【大会名】
「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」9.2神奈川・横浜文化体育館大会
【日時】
2017年9月2日(土)15時開始/14時開場
【場所】
神奈川・横浜文化体育館
【チケット情報】
・プレミアムシート(プレミアムグッズ付)¥15,000―完売
・リングサイド ¥7,000
・1階指定席 ¥5,000
・2階最前列席 ¥5,000―完売
・2階指定席 ¥3,000
※当日各席1000円UP
※当日のみ小中高ワンコインチケット¥500
※今大会では、レディースシート、ペアシート、アフターワンアワーチケットの販売はございません。
【チケット販売所】
・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999
・電子チケットぴあ http://pia.jp/t(PC、モバイル共通)
・ローソンチケット(Lコード:33045 TEL:0570-000-732(※10~20時))
・イープラス http://eplus.jp/
・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999
・書泉グランデ TEL:03-3295-0011
・書泉ブックタワー TEL:03-5296-0051
・チャンピオン TEL:03-3221-6237
・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-6452-6816
・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/
皆様のご来場、お待ちしております!