20178.24(THU) TOPICS

「いろんな団体を集めてプロレスフェスをやりてえんだよ」レジェンドから地方の英雄までが集まる異次元カード!武藤敬司の新たな野望とは?

「いろんな団体を集めてプロレスフェスをやりてえんだよ」レジェンドから地方の英雄までが集まる異次元カード!武藤敬司の新たな野望とは?

W-1の年間最大のビッグイベントである9.2『プロレスLOVE in YOKOHAMA』において、武藤敬司はドラゴンゲートの鷹木信悟、信州プロレスのグレート☆無茶とトリオを結成し、藤波辰爾、ノアの丸藤正道、そして九州プロレスの桜島なおきと対戦することが決定した。今年に入って、全国の様々な団体で精力的に試合をしている武藤が、その全国行脚の成果を横浜文体で披露するのがこの試合だ。レジェンドから現在進行系の団体のトップたち、そして地方に根付いたプロレス団体の選手たちが一堂に会する異次元空間。果たして、このカードを組んだ武藤の真意とは? 話を聞いてみた。

 

──さあ、武藤さん、横浜文体も間近に迫ってきましたけど、今回はまたバラエティに富んだメンツが揃ったカードになりましたね。どのようなコンセプトで組んだのか、改めて教えていただけますか?

 

武藤敬司選手

「まあ、今年の冒頭にいろんな団体を回るって公言しちゃってね。そうしたらいろんな団体からオファーが来てさ。ノアから始まって、ドラゲー、はたまた信州プロレスと先日行った九州プロレス……聞くところによると、日本には60ぐらいのプロレス団体があるらしいね。で、いろんな団体に出向いて感じたのはプロレスっていうのはいろんな形があって、みんな生き残っているわけだ。生き残るにはそれなりの理由があったりするわけであって、正直地方プロレスなんてナメて行ったら、信州プロレスなんて長野ビッグハットに4000ぐらい入れてるからね」

 

──凄い集客力ですね!

 

武藤敬司選手

「この間行った九州プロレスだって博多スターレーンに1500人入れてたよ。信州プロレスは無料で客を入れてたんだけど、まああいつらがどういう形態で興行をやっているかは自由じゃん。これは商売だからね。協賛取っているのかなんなのか知らないけど、4000人集めるって凄いことだよ。あと共通しているのはプロレスLOVEの精神を持っているというところでさ。地方にだって、プロレスLOVEの精神を持った奴がいるんだよな」

 

──それこそよほどプロレスが好きじゃないと団体を作ろうとは思わないですもんね。

 

武藤敬司選手

「そうそう。で、俺が横浜文体でW-1の奴とやるとか言ったって今はピンと来ないし、イマイチ燃えてくるものもないしさ。きっと邪魔になるじゃん、お互いにね」

 

──そんなことないと思いますが。

 

武藤敬司選手

「その中で思いついたマッチメイクですよ」

 

──ここだけは武藤敬司ワールドで作ってみようかなという感じですかね。

 

武藤敬司選手

「そうだね。たださ、プロレスっていうのはさ、ある意味予測できなさそうなおもしろさっていうのもあるじゃん。この組み合わせじゃ、まとまんないんじゃないのとかさ。地方のプロレスとメジャーと言われるものとのミックスだからね。藤波さんまでいるわけだからさ。どんな化学反応になるかわかんねえよ。そういうおもしろさってあるじゃん?崩れるかもしれないし、ハマっちゃうかもしれないし、こればっかりはやってみないとわからねえよ」

 

──今はこの組み合わせなら盛り上がるっていう鉄板カードを組みたがる傾向にプロレス界全体がありますけど、予測不能なおもしろさもプロレスの重要な要素の一つですよね。

 

武藤敬司選手

「まあなんだかんだ言って、俺の師匠は猪木さんとかじゃない。こればっかりは否定できねえからな」

 

──否定する必要もないですよ(笑)。

 

武藤敬司選手

「あの人は予測できなさそうなものが大好きでね。そういう背中を見ちゃっているからさ」

 

──自然とそういう遺伝子が刷り込まれてしまっていると。

 

武藤敬司選手

「だって、猪木さんなんかは異種格闘技戦がどうとかってやってたけど、あのスリル感ってたまったもんじゃないと思うよ。しかも、なんとなく締めてたからね、メインイベントで。それこそ強引に締めてたもんな。でも、この試合は……まあまとまるかもしれないよな(笑)。まとまるよ、きっと」

 

──希望的な観測なんですね。でも、この6人の中にちゃんとそれぞれの素材を活かしてくれる調味料になってくれる人がいるかもしれないですもんね。

 

武藤敬司選手

「うんうん」

 

──ただ、この組み合わせの中で注目度が高いのが武藤さんと丸藤選手の対戦ですよね。3月にノアの横浜文体ではタッグを結成しましたけど、対戦は今回が初めてになります。武藤さんは丸藤選手の先輩にあたる三沢光晴さんや小橋建太さんとは対戦した経験もありますけど、丸藤選手に関してはどのような印象を受けていますか?

 

武藤敬司選手

「いや、確かに俺は三沢とも試合をしたことがあるけど、全然違うよ。もしかしたら感性の中に三沢というものがあるかもしれないけど、丸藤は丸藤で素晴らしいレスラーですよ。三沢がどうのっていうレスラーじゃないですよ」

 

──ちゃんと丸藤正道として確立されているレスラーだと。

 

武藤敬司選手

「うんうん。ただ、期待してくれるのはうれしいけど、こればっかりは俺との絡みがヒートアップするのかわかんねえからな。俺のパートナーの鷹木信悟とも手が合いそうな気がするしさ。もしかしたらそこは取って食われちまうかもしれないしな」

 

──そこの絡みも注目ですけど、どっちの攻防が凄いんだという争いもありそうですか?

 

武藤敬司選手

「いや、そこはパートナーだし、俺に遠慮しないでいってもらっていいよ。だから、いろんな見方のできるマッチメイクだよね」

 

──藤波さんと鷹木選手がどう交わるのかっていう楽しみもありますしね。

 

武藤敬司選手

「それもあるし、グレート☆無茶に藤波さんが付き合うのか付き合わないのか? 俺にしてみればそこが一番の注目ポイントだよ。あの人は本当にマイペースなプロレスをしますからね。『俺はメジャーの藤波だ』って格の違いを強調してさ、無茶がビビって何もできないっていう……そっちのほうがおもしろそうだよな(笑)」

 

──そういう絵も見てみたいですよね(笑)。

 

武藤敬司選手

「でも、逆にそれだったらありきたりな風景なのかな? 藤波さんのお笑いっぽい試合は観たことねえもんな」

 

──藤波さんは常に真剣な表情をしていますからね。

 

武藤敬司選手

「少なからず、俺の知っているリングでは観たことねえんだよな。苦手にしているのかどうか知らないけどさ」

 

──一方で、対戦相手にいる桜島選手はこの間九州プロレスで試合をしているわけですよね。

 

武藤敬司選手

「うん、こいつがまたね、風貌が俺とかぶるんだよ」

 

──はい、スキンヘッドで髭を生やして(笑)。

 

武藤敬司選手

「本当に迷惑だよ(笑)。まあ勢いのいい若者ですよ」

 

──ところで、グレート☆無茶の名前に関してなんですけど、これはどう思われているんですか?

 

武藤敬司選手

「グレート☆無茶って言っちゃあなんだけど、ウチの選手の誰よりも長野県では有名だからね」

 

──信州プロレスは相当地元に根づいているらしいですからね。

 

武藤敬司選手

「ただ、あいつとは何回も会ってんだけど、一回も試合を観たことがねえんだよ。だから、どんな試合するか知らねえ(笑)。まあこれはギャンブルじゃねえけどさ」

 

──観たことがないからこそ観てみたいっていうのはありますよね。

 

武藤敬司選手

「そうそう(笑)。きっと会場に来る人もみんな俺と同じぐらいの認識しかねえはずだよ。ただね、あいつは喜んでるよ。学生プロレス時代から俺の名前パクってやってんだから。20数年、俺の名前をパクってんだよ。その分のロイヤリティはすげえよ(笑)」

 

──ロイヤリティを請求しますか(笑)。でも、今後も全国行脚みたいなことをして、地方のプロレスを味わおうという試みは続けていこうと思っているんですか?

 

武藤敬司選手

「まあ幸いにも招かれることが多くてな。来年の1月19日にはアメリカのロサンゼルスにも招かれるし、ここへ来て俺もプロレスというものを勉強したいというかさ。今年から社長を退いて会長職になって、今はカズが一生懸命にがんばってくれているおかげで若干フリーになった分、そういう活動ができるからね。プロレスを追いかけるというのは永遠にやらなきゃいけないことであって、プロレスを広げるチャンスでもあるんだよね。でも、本当はプロレスフェスをやりてえんだよな」

 

──プロレスフェス!

 

武藤敬司選手

「いろんな団体を集めてそれぞれに試合をさせて、ガチでお客に投票させて、ガチで賞金を発生させてさ。まあ、インディになると思うけど、メジャーは出てこないと思うからね」

 

──それは凄く楽しそうですね!

 

武藤敬司選手

「そうでしょ? 何試合になるかわからないけど、とりあえずガチでおもしろいプロレスをやった団体を決めてね。それは自分が贔屓にしてもらっているファンを連れてきたっていいわけだしさ」

 

──そこは各団体の力の見せどころですよね。ということは、その計画の出発点が横浜文体になりそうだということですかね?

 

武藤敬司選手

「まあ、それをグレート☆無茶に投げかけてるんだけど、あいつも腰が重くてさ」

 

──じゃあ試合を通じて腰を上げさせないといけないですね(笑)。

 

武藤敬司選手

「学生プロレスでもいいよな。自信があるなら西口プロレスでもなんでもいいし。お足は各自で用意してもらって、後楽園あたりでやりてえな」

 

──いやあ、それはぜひ実現させてもらいたいですね! それでは横浜文体の試合も期待しています!

 

武藤敬司選手

「うい~っし!」

 

「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」

2017年9月2日(土)神奈川・横浜文化体育館大会 15時開始/14時開場

 

▼ステーキハウス寿楽 presents WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負

【第11代王者】芦野祥太郎vs【挑戦者】黒潮“イケメン”二郎

※第11代王者・芦野祥太郎、4度目の防衛戦。

 

▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負

【第10代王者組】土肥孝司&熊ゴローvs【挑戦者組】カズ・ハヤシ&近藤修司

※第10代王者組・土肥孝司&熊ゴロー組、2度目の防衛戦。

 

▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負

【第10代王者】アンディ・ウーvs【挑戦者】吉岡世起

※第10代王者・アンディ・ウー、初の防衛戦。

 

▼WRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ 60分1本勝負

【第3代王者】立花誠吾vs【挑戦者】伊藤貴則

※第3代王者・立花誠吾、初の防衛戦。

 

▼UWA世界6人タッグ選手権試合 60分1本勝負

【第58代王者組】征矢学&NOSAWA論外&タナカ岩石(Pro-Wrestling ACE)vs【挑戦者組】河野真幸&MAZADA&火野裕士

※第58代王者組・征矢学&NOSAWA論外&タナカ岩石組、4度目の防衛戦。

 

▼スペシャル6人タッグマッチ

武藤敬司&鷹木信悟(DRAGON GATE)&グレート☆無茶(信州プロレス)vs藤波辰爾(DRADITION)&丸藤正道(プロレスリングNOAH)&桜島なおき(九州プロレス)

 

▼シングルマッチ

稲葉大樹vs児玉裕輔

 

▼タッグマッチ

頓所隼&皇壮馬vs三富政行&大家健(ガンバレ☆プロレス)

 

▼佐藤嗣崇デビュー戦 シングルマッチ

一(Pro-Wrestling ACE)vs佐藤嗣崇

 

―「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」9.2神奈川・横浜文化体育館大会 詳細 ―

 

【大会名】

「2017 プロレスLOVE in YOKOHAMA」9.2神奈川・横浜文化体育館大会

 

【日時】

2017年9月2日(土)15時開始/14時開場

 

【場所】

神奈川・横浜文化体育館

 

【チケット情報】

・プレミアムシート(プレミアムグッズ付)¥15,000―完売

・リングサイド ¥7,000

・1階指定席 ¥5,000

・2階最前列席 ¥5,000―完売

・2階指定席 ¥3,000

※当日各席1000円UP

※当日のみ小中高ワンコインチケット¥500

※今大会では、レディースシート、ペアシート、アフターワンアワーチケットの販売はございません。

 

【チケット販売所】

・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999

・電子チケットぴあ http://t.pia.jp/(PC、モバイル共通)

・ローソンチケット(Lコード:33045 TEL:0570-000-732(※10~20時))

・イープラス http://eplus.jp/

・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999

・書泉グランデ TEL:03-3295-0011

・書泉ブックタワー TEL:03-5296-0051

・チャンピオン TEL:03-3221-6237

・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-6452-6816

・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/

 

皆様のご来場、お待ちしております!

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