201710.3(TUE) TOPICS
WRESTLE-1に初参戦!大阪で18年の歴史を誇る老舗団体!!守屋代表に聞くジャパンプロレス2000とは何か?
10月8日(日)に開催されるW-1の神戸大会。『W-1TAGLEAGUE 2017』も最終段階に入るこの大会で、一つの興味深いカードが組まれた三富政行&守屋博昭vs皇壮馬&上野友暉というカードだ。守屋と上野が所属するのは大阪を中心に活動するジャパンプロレス2000という団体。守屋はそのジャパンプロレス2000を旗揚げし、代表も務めている選手だ。果たして、ジャパンプロレス2000とはどのような団体なのか? そして、W-1に参戦する意気込みとは? 代表の守屋に話を聞いてみた。
──今回、守屋選手はW-1に初参戦になるんですよね。
守屋 そうですね。カズさんには全日本プロレスの頃からお世話になっていたので、声をかけていただいて。どうせやるなら関西やし、盛り上げなあかんと思って、いろいろと協力させていただいています。でも、W-1は若手が凄い台頭してきていますよね。
──チャンピオンの芦野選手も若いですし、若手が中心のイメージはありますね。
守屋 W-1って武藤さんがおった頃の全日本の匂いもあるんですけど、若手の台頭が凄いっていうイメージがあって楽しそうだなっていうイメージがありますよ。みんなのプロレスへの熱意が伝わってくる感じはありますね。
──なるほど。ところで、守屋選手がやられているジャパンプロレス2000という団体ですけど、大阪を中心に活動されているんですよね?
守屋 そうです。1999年に旗揚げしたので、もう18年になりますね。
──18年! 今、各都道府県に地方でがんばるプロレス団体がたくさんありますけど、その中でも老舗の部類に入りますよね。
守屋 だから、そういう団体の走りになりますよね。僕は元々は栗栖正伸さんの栗栖ジムで練習しまして、そこからデビューしたんですけど、のちに独立してジャパンプロレス2000いう団体を旗揚げした感じです。
──ご自分で団体を旗揚げしようと思ったきっかけはなんだったんですか?
守屋 プロレスを通して社会貢献したいっていう思いがあったのがきっかけですね。
──プロレスを通して何かできないかと。
守屋 はい。だから、今でも施設に寄付したりしているんですけど、ウチの団体は入場料を無料にしているんです。
──ええ!? 無料の興行ですか!
守屋 はい。その代わり僕らが他団体に出ることがあると、そこの団体さんのチケットを「よかったら見に行ってください」っていう感じで僕らの興行で売ったりしていますけどね。そうやって協力させていただいてます。
──そうすると、今回のW-1が神戸で興行をやる時みたいに、関西で興行をやる団体さんに協力したりしているわけですか?
守屋 そうです。だから、全日本プロレスさん、ドラゴンゲートさん、大日本プロレスさん、フリーダムズさんとか団体問わずにオファーをもらうことが多くて、お互いに持ちつ持たれつでやらせてもらっていますね。社会貢献のほうもおかげさまで規模が大きくなってきまして、今では募金箱を置いておいて、それを地域の社会福祉協議会に寄付するというシステムでやらせてもらっています。
──それは素晴らしいですね。普段は別のお仕事をされているんですよね?
守屋 普段は病院で医療関係の仕事をさせてもらってます。だから、レスラーをやるのは週末だけですね、ももクロみたいに(笑)。でも、今だとそういう募金活動をされている団体さんも増えましたけど、ウチは旗揚げ当初からやらせてもらっていますから。相当な金額を寄付していますよ。
──でも、そういう活動を主体にしていると、地域の方からも応援されますよね。
守屋 だから、天龍さんや大仁田さんのような大物の方を呼ぶことがあったんですけど、ギャラだけでも相当な額になりますからね。そういう時にいろんな人が協力してくれるんですよ。こういう大物の選手を呼べば地域のお祭りの動員にもつながるし、地域のアピールにもなる。そこを普段のウチらの活動を通して理解してもらって協力していただいているというわけです。
──地元の方々との絆で団体をやっている感じですね。でも、これも地方でプロレスが生き残っていくための手法の一つだと思うんですけど、こういうシステムはご自分で考えられたんですか?
守屋 僕とオーナーですね。ウチのオーナーは元々全日本女子プロレスにいた中西百重のお父さん(中西重蔵氏)なんですよ。
──えっ、そうなんですか!
守屋 中西百重のお父さんと僕で考えて、こういう形にさせてもらったんですわ。
──それは知りませんでした。そもそも、このジャパンプロレス2000っていう団体名はどういう由来でつけられたんですか?
守屋 今はセミリタイアしているんですけど、泉州力っていう子がおって、この子と一緒に団体をやろういう話になったんですよ。それで団体名を考えた時に僕は天龍さんのファンで、泉州力は長州さんのファンやし、栗栖さんもジャパンプロレスにいたし、じゃあジャパンプロレスしかないなと(笑)。
──なるほど、それぞれにゆかりのある団体名ということですね(笑)。
守屋 はい。だから、その名前を使って、旗揚げが1999年だったので2000年に向けてがんばろうということで、ジャパンプロレス2000という名前にさせてもらいました。
──ようやく謎が解けました(笑)。でも、守屋選手は天龍さんのファンだったんですね。
守屋 ホンマありがたいことにタッグまで組ませてもらってね。僕はプロレスラーになる前は天龍隊に入っていて、幟をもっていたことがあるんですよ。
──ええっ!? それは凄いですね!(笑)。
守屋 自分がレスラーになってからは持ってなかったんですけど、引退試合の時だけは幟を持たせてくれって言って、なにわ天龍隊の中に入らせてもらって、幟を持たせてもらいました。
──じゃあ、あの両国で幟を持っていたんですか。
守屋 はい、これが最後やと思って持たせてもらいました。
──これは素敵な話ですね(笑)。ちなみに今回一緒に参戦する上野選手というのはどういう選手なんですか?
守屋 身体を鍛えるのが趣味の男です。ウチのマッスルバーの店長をやったりしているんですけど、若手の中では一番勢いがありますね。15歳の時にデビューしてまだ7年ぐらいのキャリアですけど、ACEの選手に混じって試合をしたら凄い刺激をもらえるかなと思っています。
──それだけのキャリアがあって、まだ22歳というのは魅力的ですね。ACEの選手にとっても刺激になりそうな選手ですね。
守屋 いや、僕らも刺激を求めて他団体に出ていっているんで、是非ACEの選手からも刺激をいただきたいですね。でも、今回僕がタッグを組む三富選手はちょうど組んでみたいなと思っていた選手なので、うれしいですね。
──今回の神戸大会では守屋&三富組vs皇&上野というタッグマッチが行なわれます。
守屋 三富選手って元々博報堂で働いていたんですよね? 僕も社会人をしながらプロレスラーをやっているっていうことで共通点もあるし、思想も一緒だなと感じたんで、凄く興味があったんですね。今回こうしてタッグを組めるのは凄くうれしいですね。
──やはり、プロレスをもって幸福になりたいという思想に共鳴されているわけですか?
守屋 だからこそ、社会貢献というものを考えて活動しているんですよ。それに社会でもそうなんですけど、生え抜きの選手も大事ですけど、いろいろなことを経験した選手って団体にスパイスを与えることができるんじゃないかと思いまして。そういう意味では三富選手とのタッグでW-1に刺激を与えられればおもしろいなと思っています。
──なるほど。三富選手は今、三富レボリューションと呼ばれるムーブメントを作って、ACEの選手たちに噛み付いているんですけど、やはり今回の試合も苦労を重ねてきた男たちがACEの選手たちにその啜ってきた泥水の味を味わせるような内容になりそうですかね。
守屋 どうなんですかね?(笑)。ただ、ACEの皇選手もDVDで見ただけなんですけど、凄くがんばっている選手ですよね。あとはウチの上野が試合を通じて勢いをどう見せるのか? それを楽しみにしています。一方の僕らは自分たちの人生やキャリアを見せつけたいですね。横綱相撲みたいな試合ができたらありがたいんですけど、彼らも勢いがありますから、どういう感じになるかはわからないですけど、試合は楽しみにしています。
──わかりました。それでは神戸大会を楽しみにしているW-1のファンの方たちにメッセージがありましたら、よろしくお願いします。
守屋 ジャパンプロレス2000はまだ大阪でしか名前のない団体なんですけど、W-1みたいなメジャーなところに出ることによって、僕らの名前と顔を憶えてもらいたいですね。そして、大阪でがんばっているところを見せられたらうれしいですし、そういう部分に共感して応援してもらえたらありがたいです。よろしくお願いします。
「WRESTLE-1 TOUR 2017 UPDRAFT」
2017年10月8日(日)兵庫・神戸サンボーホール大会 16時試合開始 / 15時開場
▼WRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第4代王者】伊藤貴則 vs 【挑戦者】立花誠吾
※第4代王者・伊藤貴則、初の防衛戦。
▼WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 Aブロック 公式戦 30分1本勝負
カズ・ハヤシ&近藤修司 vs 稲葉大樹&黒潮“イケメン”二郎
▼WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 Aブロック 公式戦 30分1本勝負
土肥孝司&熊ゴロー vs NOSAWA論外&MAZADA
▼WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 Bブロック 公式戦 30分1本勝負
征矢学&タナカ岩石vs火野裕士&ジェイク・オーメン
▼6人タッグマッチ
河野真幸&“brother”YASSHI&藤永幸司(神戸リングソウル) vs 頓所隼(Pro-Wrestling ACE)&ダイナ御堂(B168プロレス)&イデア(NPW)
▼タッグマッチ
アンディ・ウー&ジミー・クネス J.K.S.(DRAGON GATE) vs 児玉裕輔&ドランク・アンディ
▼タッグマッチ
三富政行&守屋博昭(ジャパンプロレス2000) vs 皇壮馬(Pro-Wrestling ACE)&上野友暉(ジャパンプロレス2000)
▼シングルマッチ
芦野祥太郎 vs 佐藤嗣崇
▼シングルマッチ
吉岡世起 vs 一(Pro-Wrestling ACE)
―「WRESTLE-1 TOUR 2017 UPDRAFT」10.8兵庫・神戸サンボーホール大会 詳細―
【大会名】
「WRESTLE-1 TOUR 2017 UPDRAFT」10.8兵庫・神戸サンボーホール大会
【日時】
2017年10月8日(日)16時試合開始 / 15時開場
【場所】
兵庫・神戸サンボーホール
【チケット情報】
・特別リングサイド ¥7,000
・リングサイド ¥5,000
・指定席 ¥4,000
※当日各席500円UP、当日のみ小中高ワンコインチケット¥500を販売いたします。
【チケット販売所】
・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999
・電子チケットぴあhttp://t.pia.jp(PC、モバイル共通)
・ローソンチケット(Lコード:54244 TEL:0570-000-732(10~20時)
・イープラス http://eplus.jp/
・B168プロレス食堂『ちゃん唐』TEL:06-6125-5561
・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-6452-6816
・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/
皆様のご来場、お待ちしております!