20181.10(WED) TOPICS
「プロレス総合学院で学んだ技術などをこのZERO1のリングで十分に発揮してがんばってきたいと思います」プロレス総合学院4期生、北村彰基さんがZERO1に入門!
1月10日(水)、都内にあるZERO1道場で、WRESTLE-1のカズ・ハヤシ社長、ZERO1の大谷晋二郎社長、三又又三GM同席のもと記者会見が行なわれ、プロレス総合学院の4期生で、10月9日のACE興行にて卒業試合を行なった北村彰基さんのZERO1入門を発表した。
ファン時代から大谷社長に憧れていたという北村さんは、「プロレス総合学院で学んだ技術などをこのZERO1のリングで十分に発揮して、伸ばせるところはさらに伸ばしていけるようにがんばっていきたいと思います」とデビューに向けて決意を表明。これを受けて大谷社長も「彼を一人前のプロレスラーにすることがカズ社長に対する恩返しかなと思っています。一日も早く若い奴との試合を見たくなってきた」と期待を寄せている。
また、総合学院より初めて卒業生を他団体に輩出することになったカズ社長は、「ZERO1さんに入りたいと言っていたので、それがこうやって実を結んだことは凄くうれしい」とコメントし、喜びの表情で北村さんを送り出した。
カズ・ハヤシ社長
「W-1のカズ・ハヤシです。我がW-1でやっている企画としまして、プロレス総合学院というのがありまして、そこの第4期生の生徒だった北村くんが入ってすぐからZERO1さんに入りたいという希望を持っていました。そして無事に卒業しまして、大谷さんに連絡させていただきまして、無事に彼の希望が通ったということになりました。まずはありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします」
大谷晋二郎ZERO1社長
「カズ・ハヤシ社長のほうからご紹介ありました北村くん、ZERO1に入門することになりました。W-1さんのプロレス学校で一生懸命がんばってプロレスの基礎を学んできたと聞いております。そしてカズ社長のほうからご紹介を受けて、うちの練習にも数回参加してもらい、それを見た上で是非うちで預からせてもらいたいということになり、今回の決定になりました。入門ということでまだデビューもしてない状況ではありますが、入門して僕としては一切特別扱いする気はなく、昨年デビューしたうちには若い2人もいます。今回会見をするということでさっきからその2人が後ろのほうでウロウロして、ちょっとバチバチしたものを感じるんですが、思いっきりライバル意識を燃やしてもらって、一日でも早く北村くんにデビューしてもらって若い選手同士の、ZERO1の1試合目はとんでもなく熱い闘いが見られるというZERO1にしていきたいなと思います。さっきから会見をやるっていうことで、うちの福島、岩崎も気になっているようで、今も後ろにいますけど、是非いい意味でライバル意識を燃やしてもらって、ZERO1の若返りを図りたいと思います。ZERO1の若い選手の闘いをこれからも期待していただきたいと思います。一日も早くデビューできるように我々もがんばりますし、彼にもがんばってもらいたいと思います。よろしくお願いします」
三又又三GM
「やはりGMとしまして、元日に小幡優作がチャンピオンになって、後楽園でスタートを切って、SUGI選手も正式入団して、そして新しくカズさんが育てた選手が入ってくれるというので明るいニュースしかない。GMとしてはうれしくてたまりません。期待しています」
北村彰基くん
「1月9日より入門しました北村彰基と申します。よろしくお願いします。去年の4月から10月の卒業試合までの半年間、W-1さんで企画しておりますプロレス総合学院の4期生としてプロレスの基礎やリングの撤収、受け身などを学んできました。そこで学んだ技術などをこのZERO1のリングで十分に発揮して、伸ばせるところはさらに伸ばしていけるようにがんばってきたいと思います。そして、このZERO1さんはプロレスファンの時から試合を見させていただきました。そのZERO1のプロレスで受けた感動や勇気を自分のプロレスからいろんな人に感じてもらえるような、いろんな人に好きになってもらえるようなレスラーになりたいと思っています。これからもよろしくお願いします」
【質疑応答】
──目標とする選手はいますか?
北村 大谷社長を目標としています。先程言いましたけども、自分は大谷社長のプロレスを見てZERO1に入りたいと思いました。大谷社長のプロレスを見ていると元気が湧いてきたり、次の日、明日仕事だなと思った時も大谷社長のプロレスを見て元気を出してがんばろうと思ったり、そういう感動や興奮をくれるレスラーでしたので、自分からもそういう気持ちを持たせられるような大谷社長のようなレスラーになりたいと思っております。
──入るんだったら、ZERO1しかなかった感じですか?
北村 いろんな団体があるんですけども、ZERO1一筋で学院生活もやってきました。
──最近ZERO1では若い2人がデビューしているんですけど、意識したりしていますか?
北村 福島さん、岩崎さんいるんですけど、自分がプロレス総合学院に入ったのと同じ頃にZERO1に入門されているので、プロレスラーとしてのキャリアは岩崎さん、福島さんのほうが長いと思うんですけど、スタートラインは環境は違いますけど一緒だと思うので、一日も早く先輩に追いつけるように日々の練習をがんばっていきたいと思っています。そしていいライバルと言われるような関係になりたいと思っています。
──ZERO1での目標は?
北村 ZERO1で抱えている目標は自分はジュニアのほうでやっていきたいと思っております。ですので、天下一ジュニアとかジュニアの大会で優勝して、第一の目標としては自分の地元でプロレスがしたいなと思っております。
──大谷さんの試合で感銘を受けたということですけど、ZERO1で印象に残っている試合を教えて下さいますか?
北村 自分が心に残っているのは2016年の『火祭り』の決勝の大谷社長と小幡選手の試合でしたね。凄い熱い試合で、プロレスの試合で初めて見ていて心打たれまして、自然と涙が流れていて、その時からZERO1を見ていてよかったな、ZERO1でやりたいなと思いました。
──大谷社長、今までの話を聞いててどうでしょうか?
大谷 どうでしょう? 皆さん、どう思いますか? 先程聞いたら、97年生まれですよ。彼がこの世に誕生した時、バリバリプロレスラーを僕もカズ社長もやっていたと思うんですね。そんな彼がこれだけ立派なことをスタートラインに立って、これだけ皆さんの前で発表するんですよ。期待せずにはいられないですよね。彼の身長・体重を見ての期待ではなく、ハートの部分で数年後、ZERO1を支える人間になっているんじゃないかなと、可能性はゼロではないと思っているんでね。ZERO1のトップに立つ者はハートが強い人間だと思ってますんで、今の彼の言葉を聞いて、僕だけじゃなくて皆さん感じた通りですよ。正直、僕びっくりしましたね。彼の言葉から発せられる言霊みたいなのを強く感じましたね。僕の中では彼の心からの言葉を聞いて、後ろで聞いてる福島、岩崎はどう思っているのかと思いますしね。この野郎と思っているのか? なんかやばいね。一日も早く若い奴との試合を見たくなってきたね。そんな気がしましたね。彼の言葉を聞いて、正直僕の想像したこと以上の決意を語ってくれたと思っております。彼のハートで心で気持ちで精神でZERO1を支えるプロレスラーになってもらいたいなと期待せずにはいられません。もしかするとここまでのプロレスに対する思い、気持ちを植え付けてくれたのはカズ・ハヤシ社長じゃないかと思いますし、そして彼をお預かりしたZERO1としては彼を一人前のプロレスラーにすることがカズ社長に対する恩返しかなと思っています。これからのZERO1に乞うご期待してくださいと胸を張って言いたいです。
──GMは何かありますか?
三又 聞きましたら、僕と同じ岩手出身と聞いたので、大谷社長の言う通り物怖じせずハキハキと憧れの大谷選手の前でしゃべれるっていうのはこれもカズさんがいい教育したんだろうなと。あと、ZERO1は熱いプロレスですけど、W-1さんに感じるのは明るさ。その明るさを持ってきてくれるんじゃないかなと思って、本当に楽しみです。がんばってください。
──大谷社長、W-1のプロレス学院というシステムについてはどう思われますか?
大谷 勉強不足で申し訳ないんですが、実際にお話を聞いたりしたことでしか知らないんですけど、先程もカズ・ハヤシ社長とお話させていただいたんですが、今の時代に合ったシステムだと思いますよね。そのシステムを導入して一生懸命がんばっているW-1さん、我々も学ぶべきことがたくさんあるなと思います。そういったプロレス学校的なシステムは我々はできてないので、でもそういった最先端を行くシステムを導入しているW-1さんから学ぶことはたくさんあると思います。今の時代に合った素晴らしいシステムだと思います。
──総合学院の同期の馬場選手が既にW-1のリングに上がって活躍していますが、意識したりしていますか?
北村 同じ同期生でACEでやっている馬場に関してですけど、何回か試合を見させてもらっています。ちょっと前まで一緒に練習していた人間が後楽園ホールとかで試合をしているのを見て悔しい、早くプロレスの試合をしたいなと思っておりました。昨日よりZERO1に入門して、プロレスラーを目指していく自分にとって、一日でも早くデビューして、いつか馬場と当たって試合をしたいなと思っております。
──カズ社長、総合学院の卒業生から初めて他団体に入門する選手を出したということに関してはどう思いますか?
カズ 総合学院=W-1の選手を育てるという意味で作ったというわけじゃなくて、レスラーになりたい、レスラーとして生きていきたいという気持ちですね。その気持ちがあるからこそ入って、どういうふうな気持ちで自分がレスラーになっていくのかっていうのは大切にしなくちゃいけないことで、尊重していかなきゃいけないことだと思っているんですね。彼が学院に入ってきた当初から言っていた、ここを卒業してZERO1さんに入りたいと言っていたので、それがこうやって実を結んだことは凄くうれしいなと思っております。
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