「なんかあって出せる技と言ったら、ビンタだと思う」2.16『マスターズ』メインカードに蝶野率いるT2000登場！〜2018.1.11『マスターズ』会見

20181.11(THU) TOPICS

1月11日（木）、都内・アリストトリストにて、武藤敬司と蝶野正洋が記者会見を実施。2月16日（金）に開催される『PRO-WRESTLING MASTERS』後楽園ホール大会のメインカードとして、藤波辰爾＆長州力＆獣神サンダー・ライガー＆武藤敬司vs天山広吉＆小島聡＆ヒロ斎藤＆AKIRAのスペシャル8人タッグマッチを発表した。天山＆小島＆ヒロ＆AKIRAは1999年に蝶野とAKIRAを中心に結成されたTEAM 2000（以下、T2000）を再結成。また、総帥の蝶野も試合はしないものの、総監督として当日リングサイドにつくことになった。試合から遠ざかっている蝶野だが、武藤より「手足を出すなよ」と釘を差されたものの、「そこはプロレスだからね」とニヤリ。「出せる技と言ったら、ビンタだと思う」と年末の風物詩ともなっているビンタを『マスターズ』のリング上でも繰り出すことを予告していた。

【選手コメント】

武藤敬司選手

「『マスターズ』も3回目ということで、ここにきてやっと因縁のある蝶野を引っ張り出すことができました。蝶野といったら、過去の歴史の中でT2000。相手するのはT2000なんですが、対抗するのも俺を筆頭に第1回目のメインイベントのメンバーで、これぞ『マスターズ』だという人たちばっかり集まったチームだと思っております。最高の試合をして、がんばって勝ちたいと思っております」

蝶野正洋選手

「『マスターズ』の存在は知ってたんですけど、きっかけというか自分がMCをやっている『俺の激闘ベスト5 ワールドプロレスリング』。テレ朝チャンネルで武藤さんがゲストに来た時にこういう話が出ました。それを聞いて、自分自身は最近試合をやってないんで、ヒロ斎藤さんに電話を入れたら連絡取れて、この4人がぱっと集まってくれたということで。ただ、やっぱこちらのほうが人数ある程度の数でT2000というとチームワーク制でやってきたところで時代を作ってきましたので、4人、5人という形で。で、今回自分は総監督という感じで、駅伝の監督という意味合いで、現役バリバリの選手もいますけど、天山、小島とか。ヒロさんも力配分が過去とは違うと思うので、8人タッグだとスピードももの凄く速いと思います。みんな言うこと聞かない連中だと思いますから、そこは俺がチーム戦としての作戦、それから選手それぞれの配分を采配していく。今回対戦相手のところを見てびっくりしたんですけど、90年代新日本のベビーフェイスのトップが全員が集まってるという形なんで、シングルだとどうなるかわかりませんけど、4vs4だからどれだけ上手に試合を回すかということで、勝ちに行くつもりでいこうと思っています」

【質疑応答】

──蝶野選手、『マスターズ』という存在を知っていたということですけど、こういう趣旨の大会を武藤選手が開催していることについてはどう思われますか？

蝶野　今、新日本プロレスを中心にまた新しいファンを広げているところがあるけど、90年代、2000年代のファンの人たちが行き場がなくなっていると。自分もいろんなイベントで全国回ってましたけど、それは非常に感じます。アメリカではレジェンド的なレスラーがファンと接点を持つというようなプロモートというか、組織はありますから、日本はなかったというかね。日本のプロレスも歴史が長いですし、藤波さん、長州さんというのは80年代、自分たちがファンとして見てきた人たちがまだやっていることが凄いことだと思います。選手の寿命が短くなって、本来はそのあとにやるべきことってあると思います。それがリングに上って武藤選手含めてやってる。業界的にもいいし、ファンとしても名前見ただけでも震えが立つんじゃないかなと。俺自身も今日のカードを見てびっくりして、見に行きたいぐらいになっちゃいました。このキャリアの選手たちがまだリングに上っていること自体が凄いなという。

武藤　言っちゃなんだけど、うちのチームのほうがお年を召した人たちが多いよ。

蝶野　でも、リングに上って。

武藤　ある意味、天山、小島は萎縮しちゃうんじゃないかと。ただ、問題点を上げれば、うちのほうがチームワークは悪いな。

蝶野　そうですね（笑）。多分、藤波さん、長州さん、武藤さん、ライガー含めて、動くムーブメントは型が決まっていて、それ以上動かないでしょ？　武藤さんなんかリングに上って、何歩動くかとか決まってんだから。

武藤　長州力だってそうだよ！（笑）。

蝶野　こっちもそれに近くなってきているから。キャリア25年の連中だから。そうすると試合がかみ合わない可能性がある。

武藤　でも、さっき駅伝のコーチだとか言ってたけど、駅伝のコーチは手足は出せれないからね、試合中とか。手足出さないでくれよ（笑）。

蝶野　そこはプロレスだからね。

──蝶野選手に確認ですけど、試合を最後にされたのは2014年の道頓堀プロレスのようなんですが、今回試合はされないということなんですけど、リングに上るというか、試合に関わったのはいつが最後ですか？

蝶野　本当に最近はビンタしかしてないんで、得意技はビンタになっちゃっていますから。多分なんかあって出せる技と言ったら、ビンタだと思うんですよ。解説でリングサイドは見てますけど、この試合の一番のポイントというか、一番心配しているのは先輩のヒロ斎藤さんですね。斎藤さんの血圧が150越したら、天山と小島にタッチしろと。試合前のチェックもしっかり。自分は救急救命の資格も持ってますからね。

武藤　じゃあ、安心して試合させればいいじゃない。

蝶野　ただ血圧がオーバーしてたら小島と天山に「わかってるか？」と。役割分担ですね。武藤さんたちのチームは昔からそうですけど、俺が俺がで出てくるタイプの人たちじゃないです？　こっちは逆なんですよ。タッチ持っていくと手を引っ込める。どれだけ消耗しないで闘いをするかってことで俺らはやってきたんで、真逆の性格のチームなんで。

──ビンタが出る可能性はある？

蝶野　もしあるとしたら、リング上であれば傷害関係にはならないと思うんで。年末の年に1回山崎くんにしかビンタやらないと言っていますので、それがリングの上ならば問題ないんじゃないかなと思いますけどね。

──エプロンサイドには行くということですか？

蝶野　一応、総監督ですから、リングサイドにつくと思います。

武藤　こっちの監督には山崎邦正についてもらおうか（笑）。一応オファーしてるんだよ。

蝶野　このメンバーをまとめられる監督はいないよ？（笑）。入場の順番も大変だよね。

武藤　いやあ、決まってんだよ。前回は俺が一番最初だよ。俺が一番後輩だもん。

蝶野　あり得ないよ、これ。

──武藤選手としては蝶野選手とまたいつか試合をしてみたいという気持ちはありますか？

武藤　そりゃありますよ。まだ全然考えてないけど、引退というようなことを考えた場合は、俺は蝶野とデビュー戦してるからね。これは引退試合を蝶野とやったら、例がないんじゃないかなと思って。世界見渡しても例がないんじゃないかなって。そんなような夢をおぼろげながら抱いたりもしてますよ。

──じゃあ、それに向けて……。

武藤　まだ引退なんかしねえよ。

──蝶野さんは試合ができるコンディションじゃない？

蝶野　試合から遠ざかっちゃってて、プロレスの凄さとか怖さを改めて感じていますから。外から解説する形でしかないけど、それが一歩中に踏み込むとどうなるかっていう。まあ、戦場、リングですからねね。

武藤　どっちが身体の構造としてどっちがピュアかって言ったら、普通にお前のほうがいいよ。お前のほうが体調はいいよ。俺のほうが悪いからね（笑）、きっと。だから、いつかっていうのを目標にして。ただ、お互い年季入っているから、いつかってめちゃくちゃ言ったりしているからね。時の経過も。

蝶野　幸いMC業とかでしゃべるのは達者になってきたからね。もしかしたら、リングに上る前に30分ぐらい俺がしゃべる。

──今年はビンタが話題になっていましたけど、反響はいかがですか？

武藤　猪木さんのビンタ超えてんじゃないの？

蝶野　若いファンからはビンタのおじさんとしか思われてないですからね（笑）。まあ今回は今のファンの人にも来てもらいたいですね。俺がリングに携わる。俺がリングで輝いていた昔の姿を見出せるかなと。邦正くんにビンタするだけの人じゃないですよ、と。

武藤　お客様は40代、50代が多いよ。

蝶野　若い人にも来てもらいたいね。親子で来てもらうとかな。

武藤　そうそう。

──気が早いかもしれないですけど、今年の年末にオファーが来たら？

蝶野　毎年基本断ってるんですよ。今年はもうやらないです。

──当日はコスチュームとか考えているんですか？

蝶野　別に用意はしてないんでね。戦闘用のジャンプスーツで。

武藤　だけどT2000として統一感出すために旗とか黒くしていかないとさ。時間はあるので。

蝶野　ああ、それは。じゃあ、背中に黒スプレーで書きますか？　T2000って。

武藤　犬って書いたりな。その写真を今年の年賀状にした奴がいるからな（笑）。小原の。

──武藤選手は誰と対戦するのが楽しみですか？

武藤　このメンバーで言ったら小島と接するのも、プロレス人生の中でいろいろあったりしたからね。懐かしい思いがありますね、特別。

蝶野　誰でもいいんでしょ？　自分の形ができればいいんだよね。

武藤　そうっすね。

蝶野　相手が棒きれでもね。

武藤　棒きれは……（笑）。そういうプロレスがだんだんできなくなってきたもん。

ー「PRO-WRESTLING MASTERS」2.16後楽園ホール大会概要ー

【日時】

2018年2月16日(金)19時開始／18時開場

【場所】

東京・後楽園ホール

【対戦カード】

▼メインイベントプロレスリング・マスターズ vs TEAM2000 スペシャル8人タッグマッチ 60分1本勝負

藤波辰爾(ドラディション)＆長州力(リキプロ)＆獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)＆武藤敬司(WRESTLE-1) vs 天山広吉(TEAM2000／新日本プロレス)＆小島聡(TEAM2000／新日本プロレス)＆ヒロ斎藤(TEAM2000／ドラディション)＆AKIRA(TEAM2000／MAKAI)with蝶野正洋(TEAM2000／アリストトリスト)

【チケット情報】

・マスターズシート（最前列）￥15,000

・リングサイド￥10,000

・指定席Ａ￥7,000

・指定席Ｂ￥5,000

※当日各席500円UP

【チケット販売所】

・チケットぴあ（Pコード：837-633）TEL：0570-02-9999　 http://t.pia.jp/

・ローソンチケット（Lコード：34605）TEL：0570-000-732（10～20時）　http://l-tike.com/sports/wrestle_1/

・イープラス　http://eplus.jp/

・後楽園ホール5階事務所　TEL：03-5800-9999

・書泉グランデ　TEL：03-3295-0011

・書泉ブックタワー　TEL：03-5296-0051

・チャンピオン　TEL：03-3221-6237

・焼肉Dining610（ロクイチマル）池袋東口　TEL：03-6915-2112

・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/

※上記、各プレイガイドにて各席種絶賛販売中！！

【主催】

PRO-WRESTLING MASTERS実行委員会

皆様のご来場、お待ちしております！

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