20183.26(MON) TOPICS

『Pro-Wrestling ACE-Vol.11-』「一さんの思いも背負って全力でやるだけですね」一の欠場にACE勢が燃える!タナカ岩石インタビュー

『Pro-Wrestling ACE-Vol.11-』「一さんの思いも背負って全力でやるだけですね」一の欠場にACE勢が燃える!タナカ岩石インタビュー

4月1日(日)に開催される『Pro-Wrestling ACE-Vol.11-』。今回はプロレス総合学院の1期生としてACEを引っ張ってきた一が顎の骨折により欠場。人数が少ない中での勝負となる。一と共にACEのまとめ役的な役割を担う2期生のタナカ岩石は、W-1の大会でも征矢学をサポートするなど活躍しているが、やはり本籍地はこのACE。この窮地に立った11回目のACE大会にどのような心境で臨むのか? 話を聞いてみた。

 

 

──岩石選手はACEには旗揚げから出ていますけど、ついに今回で11回目の大会となります。大会を控えて、どのような心境ですか?

 

岩石 あっという間ですよね。前回が10回目の大会だったんですけど、あっという間に二桁いっちゃったんだなと思いましたね。最初にACEを旗揚げするってなった時にこの先どうなるんだろうっていう不安があったし、それは今でもあります。特に旗揚げした当時は目の前の試合をすることで精一杯だったんですけど、それが気づいたら11回目ですから、感慨深いですね。

 

──その間にW-1のリングに上る機会も多かったですけど、様々な闘いを経ていく中で、変わってきた部分はありますか?

 

岩石 変わったというか、僕の中で、こういうものを見せたいとか、こういうことを表現したいっていう部分が一つだけできているんですよ。現在はそれを磨いている途中なんですけど、他にもやってみたいことを探している最中ですね。

 

──ただ、ファイトスタイルに関しては最初は頭突きとかがクローズアップされていましたけど、今はベースとして元々持っていたブラジリアン柔術の技術を積極的に見せるようになってきたという印象がありますね。

 

岩石 そうですね。前々回の大会でHEAT-UPの兼平さんとシングルをやってからですね。それまではどうしてもプロレスをやらなきゃいけないという考えだったんで、まったく自分のバックボーンを活かそうという考えにいかなかったんですね。でも、兼平さんとの試合の序盤でそれっぽいような寝技の展開をやったんですけど、そういえばこういうのができたんだよな、こういうやり方があったんだよなっていうのをその時にふと思い出したんですよ。それからですね。周りからなんか言われると思うんですけど、そんなことを気にせずに自分のスタイルとして確立させていこうという考え方に変わりました。

 

──ちょうど兼平選手も同じようなバックボーンを持っていましたからね。ところで、岩石選手はW-1のリングに上がる機会も多いですけど、W-1とACEに出るのとでは、モチベーションに違いはあったりするんですか?

 

岩石 結構違います。最初の頃は目の前のことで精一杯だったし、とにかく一生懸命やろうという気持ちで両方とも出ていたんですよ。でも、やっぱりACEに対しては特別な感情がありますよね。W-1に出る時とは違う感情を持ちながら、ACEには出ていますね。

 

──わりと頻繁にW-1に出ているので、W-1の選手と見られがちなところはあると思うんですけど、やっぱり自分の所属先はACEだという思いは強いですか?

 

岩石 そうですね。ファンの方から「そういえばW-1じゃなかったんだっけ。ACEだったね」って言われることが多いんですよ。お客さんやファンの方にもACEよりもW-1のイメージのほうが強いっていう部分ではいい意味なのか悪い意味なのかわからないですけど、僕の中では事実上ACEの選手ですし、そこに誇りも持っています。だから、入場してくる時にACEのTシャツに着ているのはそういう意味も含まれていますね。

 

──旗揚げからいたプロレス総合学院の1期生の立花選手や木村花選手、そして同期の伊藤選手たちがW-1の所属になり、皇選手もメキシコに遠征中です。メンバー的にも少なくなっている中で、興行に懸ける思いはより一層強くなっている感じですか?

 

岩石 そうですね。しかも、それに加えて今回は一さんが欠場することになってしまって。

 

──一選手は九州巡業の佐世保大会で顎を骨折してしまって、長期欠場を強いられることになってしまったんですよね。

 

岩石 一さんもW-1での三富選手との抗争があったり、この間までは大谷さんとか竹田さんとの抗争があって、ドンドンステップアップしているなっていうのを感じていました。何よりも本人がACEに対して強い思いを持っていたし、それは一緒に練習している中で感じていましたからね。一さんが今回試合に出られないということは、本当に大きな穴が空いちゃったなという感じがしています。特に頓所さんなんかは凄くそれを感じていると思うんですけど。

 

──同期ですもんね。

 

岩石 そうなんですよね。お客さんの入りの部分に関しても、もっと増やしたいって一さんは意気込んでいたんですよ。そういう中で、本人が一番悔しい思いをしているんじゃないかと思うんですけど、僕自身も凄く悔しいです。だから、一さんの思いも背負って闘う気持ちはあるし、僕たちが試合をすることで本人が元気になってくれたらなと思っています。おそらく僕らが試合をすることで、悔しい気持ちも強くなると思うんですけど、それが一さんの次のステップアップにつながるなら、僕らは思いを背負って全力でやるだけですね。

 

──ケガした直後は自分のケガよりもACEのことを心配していたらしいですからね。でも、他のメンバーも気合いが入っているというのは感じますか?

 

岩石 感じます。特に頓所さんは感じます。頓所さんもカードは決まっているんですけど、相手がDNAの下村さんと島谷さんなんで、ACEvsDNAという対抗戦にもなりますから、より一層気合いが入っているんじゃないかなと思います。

 

──ACEには世代が同じぐらいの選手が参戦して来るんですけど、やっぱりやりがいがありますか?

 

岩石 ACEの選手が人数少ないというのはありますけど、今の若い時期に他団体の選手とドンドンやりたいですね。W-1で先輩方とやるのもいいんですけど、ACEだからこそ他団体の選手とやれるっていう大きなメリットがあるので。

 

──W-1の先輩の選手とやるのと、同世代の選手と切磋琢磨するのとではやっぱり違いがありますよね。

 

岩石 全然違いますね。それと他団体の選手と言えど、ガッツワールドのダイスケさんとか大日本の野村さんとか、前回闘ったHEAT-UPの兼平さんとかキャリアは近いけど、年齢は違う。しかも、皆さん団体がバラバラで、スタイルも違うのでやりがいを感じていますね。

 

──なるほど。あと、やっぱり他団体との闘いとなると、ACEの看板を背負ってという気持ちも強くなるんじゃないですか?

 

岩石 確かに会見の時とかは、「ACEの一員として!」という言い方をするんですけど、本音を言ってしまうと、試合になると「自分が!」っていう気持ちが出ちゃいますね。ACEの大会で、自分がお客さんに一番印象に残る試合をするんだっていう気持ちがどうしても出てしまいます。

 

──そこはやっぱり同じACEであろうと競争なんですね。

 

岩石 競争だと思います。もちろん団体の看板を背負う気持ちも強いです。でも、やっぱり他のACEの選手には負けたくないし、自分がいちばん印象に残るんだっていう気持ちで試合に臨んでいます。

 

──わかりました。では、最後に改めて『Pro-Wrestling ACE-Vol.11-』に向けての意気込みを聞かせていただけますでしょうか?

 

岩石 大会の開催まで残された時間は少ないんですけど、今回は一さんが欠場するということもありますし、一日一日をじっくりと考えていきながら、過ごしたいですね。試合に向けての調整もそうですけど、メンタルの部分で余裕を持ってACEに挑みたいなって思っています。

 

 

ー大会詳細ー

 

【大会名】

「Pro-Wrestling ACE -Vol.11-」〜プロレス総合学院5期生卒業試合〜東京・GENスポーツパレス大会

 

【日時】

2018年4月1日(日)17時開始/16時30分開場

 

【場所】

GENスポーツパレス4F WRESTLE-1道場

※住所:東京都新宿区百人町2丁目2-23-25

※当施設にはエレベーター等はございません。

※本施設は全館禁煙になります。

 

【対戦カード】

▼タッグマッチ

タナカ岩石&伊藤貴則 vs 近藤“ド根性”洋史(ヒートアップ)&井土徹也(ヒートアップ)

 

▼シングルマッチ

アンドロメダKEN vs 横山佳和(ZERO1)

 

▼シングルマッチ

ボラ・デ・アロス vs 熊ゴロー

 

▼タッグマッチ

頓所隼&瀧澤晃頼(ASUKA PROJECT) vs 下村大樹(DNA)&島谷常寛(DNA)

 

▼シングルマッチ

馬場拓海 vs 北村彰基(ZERO1)

 

▼プロレス総合学院卒業試合 エキシビジョンマッチ 3分1本勝負

笠川了 vs 河野真幸

 

▼プロレス総合学院卒業試合 エキシビジョンマッチ 3分1本勝負

鈴木裕太 vs 近藤修司

 

【入館料情報】

¥3,500(税込み)、当日¥4,000(税込み)

※当日のみ小中学生¥1,000(要学生証提示)

※全席自由及び立ち見可となります。

 

【チケット販売所】

・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-6452-6815

・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/

 

【お問合せ】

㈱GENスポーツエンターテインメント 03-6452-6815

 

皆様のご来場、お待ちしております!

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