20184.28(SAT) TOPICS
Enfants Terriblesの第2章がスタート!芦野&熊ゴローの同期コンビでタッグ王座奪取へ!!熊ゴロー「俺自身が上に行くために好き勝手やらせてもらう」〜Enfants Terribles後編
5月6日の後楽園ホール大会で早速芦野祥太郎&熊ゴローのタッグで征矢学&AKIRAが保持するタッグ王座に挑戦することになったEnfants Terribles。同大会では立花誠吾も黒潮“イケメン”二郎とノンタイトル戦とはいえ、再戦することとなった。これまでW-1チャンピオンシップ以外のタイトルには興味を示していなかったEnfants Terriblesだが、いよいよ本格的にW-1内のベルトを集め、団体制圧への野望を露わにし始めたようだ。
──では、Enfants Terribles 第2章が始まり、まず最初に狙いをつけたのがタッグ王座ということですね。
芦野 因縁がありますからね。3月の後楽園で僕が征矢に負けてるし、熊ゴローもnew Wild orderを抜ける時にグダっちゃったっていうのがあるし、それこそ土肥熊で負けたばかりですからね。まあ、new Wild orderに関しては完全脱退が今度の後楽園ですよ。ぶちのめして、もうあいつらとは縁を切る。
──ワイルドの因縁もここで終了させるということですね。
芦野 終わらせる。あいつら、いつまでお涙ちょうだいやってんだよ。頭を坊主にしたり、ジジイ連れてきたりさ。入場見た? 浮浪者だよ。きったねえボロボロのコスチューム着やがって。脱げよ。あんな浮浪者みたいなのには負けないよ。
児玉 せめてアップリケぐらい付けて来いよ。
芦野 着飾れって。あのジジイは50いくつ?
熊ゴロー 52か53。
芦野 自分の父親をぶちのめすようで気が引けますね。でも、リングの上だったら関係ないですから、それを覚悟して上がってきてほしいですね。もうパーソナルトレーナーできねえようにしてやるよ。俺がリハビリのパーソナルしてやるよ。
──でも、征矢&AKIRA組とは2月の後楽園大会で闘ってますよね。
立花 ああ〜ん? 俺と芦野さんでやってるよ。
芦野 あ、お前とだったか。負けちゃったんだよな、お前がな。
立花 す、すんません。
芦野 これはしょうがない。それが実力なんで。でも、今度のパートナーは熊ゴローですから。タッグのスペシャリストですからね。立花とは違いますよ。
熊ゴロー ふふふ。
立花 (熊ゴローに向かって)ああ〜ん? なんだ、この野郎。
芦野 やめろ、やめろ。いちいち絡むな。
児玉 でも、熊ゴローに関してはまだ土肥熊のイメージが強いと思うんで、それを一新する意味でもこのタイトルマッチは大事ですね。
芦野 今までファンが思っていたような存在ではなくなりますよ。
──でも、熊ゴロー選手のある種コミカルなところはファンからも愛されていた部分だと思うんですけど。
児玉 そんなのはもういらない。
熊ゴロー ファンは愛していたわけじゃないですよ。バカにしていたんだと思います。そこは自分の弱さだったと思うんで、消していきますよ。
児玉 これからは熊ゴローがファンをバカにする立場だから。
芦野 ふざけたいじりをしたら、例え客でもイカれんじゃねえかって思わせないとダメですよ。プロレスラーはナメられちゃダメ。W-1内でもナメていた奴らいると思うけど、それを5月から変えますよ。
児玉 早速僕らで練習をしてますから。ナメられないための根本はやっぱり練習なんで。
芦野 俺たちは凄い練習してるんですよ。まあ、ドランクだけは呼んでも来ないんでしょうがないんですけど。
児玉 あいつはだいたい酔っ払ってるしね。
芦野 携帯電話も持ってないし。あいつも変えなきゃいけないなと思ってます。アンディとももういいでしょう。
──『CRUISER FES』で一段落ついた感じはありますよね。
芦野 あんなのとずっとやってたってダメですよ。
──では、ドランク選手含めてチーム内をもう一度引き締め直すということですか?
芦野 それもありますね。入ったばかりの熊ゴローとタッグに挑戦するというのもそういう意図があるんですよ。やっぱりみんながベルトへの意識を高めないと。
──今までEnfants Terriblesは芦野選手が無差別を持っていましたけど、それ以外にはそれほど執着していない感じでしたよね。
芦野 シングルを持っていたということが大きかったですよね。まあ、征矢は防衛戦もしないし、行動も起こさない。俺が高めた価値が下がっちゃってるんで、上がったところでまた挑戦しますよ。だから、まずはタッグ。ただ、俺らはやりたいことをやってれば自然とベルトが集まってくるんですよ。リザルトも立花に任せたんで。なあ、立花。次こそ獲って、あのベルト封印しろよ?
立花 はい。獲って燃やしてやりますよ。
──解散したNEW ERAもベルトはかなり持っていたと思うんですけど、結果的にW-1を制圧したような感じにはならなかったですよね。そこの違いを見せたいという思いはあります?
芦野 違いを見せたいというよりは見えちゃう。彼らは自信がなかったと思うんですよね。Enfants Terriblesにいる人間は自分のプロレスに確固たる自信を持ってやっていますから。堂々とやればいいだけなんですよ。
──熊ゴロー選手は堂々とやれなかったところがあるんですか?
熊ゴロー 周りは土肥孝司の後輩とか土肥孝司のおもちゃとかそういう印象を抱いている人が多かったと思うんですよ。ただ、Enfants Terriblesに入ったことで、自分の力、僕の持ち味はパワーだと思っているんで、それを全開で出せるかなと思いますね。
──押さえつけられていた部分があったということですね。
芦野 それはあるかもしれない。でも、Enfants Terriblesに入ると脳みそが活性化されて、新たなプロレスが生まれてきますから。それが楽しみですよね。熊ゴローのパワーの凄さは何回も試合をしていてわかっていたし、タイトルマッチをやった時もアンクルロックをすげえ外され方したんで。ただ、脳が足りなかった。でも、Enfants Terriblesに入れば、それもガラリと変わる。
──では、やっとそのパワーを活かせる場に来たということですか?
児玉 とんでもないことが起きますよ。
芦野 自分もうかうかしてらんないですね。
児玉 熊が入ったことで、芦野がうかうかしてらんないって思えることが、結果的にEnfants Terriblesを高めていくことになるんですよ。
──チーム内での競い合いが生まれるということですね。
芦野 その気持ちがあれば自然とチームの力は高まっていくんですよ。NEW ERAの皆さんはベルトを獲って、周りからチヤホヤされて満足していたんでしょうね。そこで自分たちは完成したんだなと思ったのかもしれない。土肥熊もそうだったんですよ。でも、熊ゴローは一歩踏み出したんで、これで変わりますよ。
──熊ゴロー選手の加入はチーム内を活性化させる働きもあるということですね。ちなみにこの2人でタッグを組んだことはあるんですか?
芦野 ないです。6人タッグとかではありますけど、2人で組むのは初めてです。
児玉 逆にタッグタッグしたことなんてしなくていいんですよ。個々の持ち味を出していけば自ずとベルトは獲れる。
──土肥熊は合体技や連携技がありましたけど、そういうタイプのチームではないということですか。
芦野 違いますよ。元々俺がタッグが苦手なんですよ。それを克服したいんですよ。そのためのチャレンジなんで。タッグに挑戦したのって村瀬広樹先生と挑戦して以来ですよ。
──そういう部分ではタッグのスペシャリストである熊ゴロー選手はうってつけですよね。
芦野 いやあ、引っ張ってもらいますよ。ただ、気になるのは解散後のNEW ERAですよね。どうすんのかなって。大阪では当たるのか?
──吉岡選手、イケメン選手、土肥選手との6人タッグが組まれてますね。
熊ゴロー 土肥孝司が入っていますね。
──土肥選手はこの間の焼津大会の試合後に熊ゴロー選手を八つ裂きにするって言っていましたけど。
熊ゴロー 大丈夫かな? 八つ裂きにされるんだ(笑)。
芦野 できねえだろう。逆に対戦することでEnfants Terriblesに入った熊ゴローと、土肥孝司の違いがわかりますよ。ドンドン差が出てくるから。
──わかりました。では、改めて皆さん、Enfants Terriblesの第2章に向けて抱負をいただけますか?
熊ゴロー このチームに入ったからにはタッグとしてもそうですし、個人としても好き勝手やらせてもらいますから。俺自身がもっと上にいくためにこのユニットでやっていきます。
立花 (熊ゴローを指して)こいつがNEW ERA抜けてよ、佐藤がああだこうだって言ってるけどよ、あいつに練習しろって言っとけ。俺からはそれだけだ。
芦野 俺らはすげえ練習してんですよ? 練習があってのプロレスだから。練習しない人間はマイク持っちゃダメ。しゃべる権利なし。
熊ゴロー そもそも佐藤は土肥熊さんと一緒にやりたいとか言ってましたけど、俺と練習なんてしてないし。教えてくださいとも言われたことがないし、俺はあいつのことをなんとも思ってないですから。まだまだ顔じゃないですよ。
芦野 今年、練習生が入ってきたけど、一人は僕の高校の後輩なんですよ。佐藤もそうだしNEW ERAもそうですけど、あいつらちゃんと自覚を持ってやらないと、すぐに練習生に抜かれますよ。本田はセンスありますからね。
児玉 まあ、Enfants Terriblesの第2章はいろいろ始まりますよ。熊が入って、アッシーとタッグに挑戦するけど、全然これだけじゃないし。もっともっと洗練されたユニットになっていくと思うんで、乞うご期待というところでしょうか。
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