20189.22(SAT) TOPICS
柔術特訓のはずが逆上した佐藤が岩石を滅多打ち!狙うは王者狩り!岩石&佐藤が特訓を敢行!!
9月20日(木)、『WRESTLE-1TAGLEAGUE2018』に出場中のタナカ岩石&佐藤嗣崇組がW-1道場にて特訓を行なった。
岩石はデビューして約2年、佐藤は1年というフレッシュな若手コンビだが、エントリーされているBブロックの公式戦では開幕戦となった9月18日の新木場1stRING大会において、伊藤貴則&土方隆司組に敗戦。公式戦が全3戦という短いリーグ戦において、この1敗は非常に大きい。だが、若い2人にくじけている暇はない。残りの9.23広島大会と9.24米子大会の2戦でなんとしても勝ち星を拾うべく、2人だけの特訓を行なったのだ。
まず、2人は道着を装着。柔術の心得がある岩石は黒い柔術衣を、そして佐藤はどこからか手に入れてきたのか白い柔道着に身を包んでリングに上がる。岩石の得意とする柔術の技術を佐藤に伝授し、短期間ではあるが技術向上に努めようという腹づもりだ。残る公式戦の相手は広島大会が河野真幸&納谷幸男の東京スカイツリーズで、米子大会は現チャンピオンチームの近藤修司&土肥孝司。いずれもパワー派のチームだが、寝かせて関節を取ってしまえばそれも関係ないというわけだ。
「ほら逃げてみろ! おら!」と檄を飛ばしながら佐藤をグラウンドでもみくちゃにする岩石。やはり、グラウンドの技術は岩石に一日の長がある。佐藤は手も足も出ない。やがて岩石に腕ひしぎ逆十字固めに捕獲された佐藤はタップせざるを得なかった。
だが、これで引き下がる佐藤ではない。「クソー!」と叫びながらリングをバンバンと叩いて悔しがると、いきなり岩石にエルボーを打ち込んだのだ。「おいおい、違うぞ……」と戸惑う岩石。しかし、頭に血が昇った佐藤は止まらない。道着を脱ぎ捨てると、エルボーで打ち込み、ロープに振ってショルダータックルだ。そして倒れた岩石にストンピングで追い打ちをかけ、先程のお返しとばかりに滅多打ちにしてしまったのだ。
とはいえ、これで仲間割れとなるほど、2人の絆は浅くない。「俺たちは這い上がるしかないんだ。練習の途中で熱がこもって違う練習になったけど、それぐらい佐藤の気持ちが強いということです。信頼しています」と岩石の佐藤への信頼は揺るぎない。一方の佐藤が目論むのはチャンピオンチーム狩り。「広島も勝ちにいきますけど、鳥取で勝てば挑戦する権利はある」とドン底からチャンピオンシップ挑戦へと一気に這い上がることが頭にあるようだ。
そして2人の目標はさらにその先の9.29大阪大会で組まれている新リザルト王者決定トーナメントにも視線が向いている。タナカは伊藤、佐藤は一と1回戦を闘うが、お互いに勝てば決勝で激突する組み合わせ。「僕たちはリザルトを懸けて闘えるチームだと思っています」と決勝戦で会うことも誓い合っていた。
とはいえ、当面の目標はタッグリーグ。「爪痕残します。このままじゃ終わらない!」と岩石。逆襲を誓う2人の若者の闘う魂は、一つの敗戦によってさらに火がついたようだった。
9.23広島マリーナホップ大会の詳細はこちら
9.24米子コンベンションセンター大会の詳細はこちら