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武藤「2月15日は超濃厚な試合をする」2.15『PRO-WRESTLING MASTERS』で BATT vs TEAM 2000が実現!!■2018.12.20『PRO-WRESTLING MASTERS』記者会見

12月20日（木）、都内・銀座にあるARISTRIST LOUNGE GINZA 3にて、武藤敬司と蝶野正洋が記者会見を実施。来年の2月15日（金）に後楽園ホールで開催される『PRO-WRESTLING MASTERS』第5弾大会のメインカードの発表を行なった。

今回のメインイベントには8月の大会で復活した武藤率いるBATTが再登場。やはり2月の大会に復活した蝶野率いるTEAM2000とスペシャル8人タッグマッチで激突する。

2000年を挟んでできた2つのユニットは武藤が全日本プロレスに移籍するまでの短期間ながら激しい抗争を展開。2001年10月には全日本のリングで武藤と蝶野が三冠王座を賭けたボス同士の頂上対決も実現している。

今回は両チームともメンバーは未定。BATT側は馳浩が国会会期中ということで出場することができないことが決定しているが、武藤は「もう一人俺の中で思い浮かべているBATTのメンバーがいますので、今からオファーして来てもらいます」と、すでに意中のメンバーがいるようだ。

また、武藤と蝶野はそれぞれのセコンドとして参加。ただし、「蝶野にちょっかいを受けたらいつでも戦闘準備は……できるぐらいにはもうなってる」（武藤）、「最後いいところをかっさらっていくのはこの2人のどっちかかもしれない」（蝶野）と、両者ともなんらかのアクションを起こすのは確実のようだ。

平成最後の『PRO-WRESTLING MASTERS』。武藤が、蝶野が出席したマクドナルドの『今年は超→濃グラコロ　新商品発表会』でのセリフになぞらえて、「超濃厚な試合をする」と言ったように、当日の後楽園ホールは達人たちの超濃厚な空間になりそうだ。

 

 

【選手コメント】

 

武藤　プロレスLOVE、プロレスを愛する仲間たちが、垣根を越えた悪ガキどもが再度集結するということで、相手はTEAM2000ということで非常にやりがいのある相手で、多分BATTのメンバーも20年前と変わらぬコンディションで一生懸命がんばってくれると思います。ただ、俺はまだ機ができてませんので、マネージャーということでセコンドで旗振りを一生懸命がんばりたいと思います。一生懸命がんばります。

 

蝶野　今年のちょうど同じ時期、2月、TEAM2000メンバーもみんなそれぞれバラバラになってどうなるかなと思いましたら、がんばってくれて。興行自体もどういった興行なんだろうと冷やかし半分で行ったら非常に盛り上がったし、出場したOBの人たちも非常に活き活きとしているし、こういう興行があるんだと。これはいいなと思いました。今回TEAM2000ということで、まあ武藤さんが出す……なんて言いましたっけ？　あ、BATT？

 

武藤　BATTすら知らないんだよ！（笑）。

 

蝶野　そんな絡んでないじゃん。多分BATTのほうがチーム的に若いんで、向こうのほうがコンディションがいいのかなと。前回は長州さん、藤波さん、ライガーと武藤さん。ビッグネームはビッグネームだったけど、ほとんど誰も動かないので非常にやりやすかったです。どっちかって言うとTEAM2000はそれほど身体能力が高くなくて、気持ちで動いていたんで、気持ちが続いていた部分でかき回したと。だから、今回、ウチもいろんな選手が加わったり、出ていったりありましたんで、そのへんを考慮してなるべく多くのメンバーに声をかけたいなと思っています。BATTは？

 

武藤　BATTは限られたメンバーしかいなくてですね。歴史も短かったからね。少数精鋭の中で、これまたちょっと痛いところがですね、馳先生が国会中で出れないんですよ。

 

蝶野　でも、出るかもしれない。

 

武藤　いや、ダメダメ。「国会よりこっちのほうが大事じゃない？」って誘ったんだけどダメだったよ。だけど、まだまだもう一人俺の中で思い浮かべているBATTのメンバーがいますので、今からオファーして来てもらいます。2月15日は超濃厚な試合をする（笑）。

 

蝶野　BATTって新日本でスタートした？　全日本に行ってからだよね。

 

武藤　俺が全日本に行くようになってから。

 

蝶野　そうだよね。

 

司会者　新日本所属で全日本に出ていた時です。

 

蝶野　あんまり絡んでないよね？

 

武藤　そんなにやってないんだよな。

 

蝶野　だから、初対決ぐらいかもしれない。

 

武藤　そうそう初対決。時代も違うもんな？　BATTのほうがあとだもん。

 

蝶野　TEAM2000は結構いろんな人間が関与したから、出たり入ったりが激しかった。nWoに入れなかったような選手たちがね。準構成員たちがみんな飛び入りしてたよ。

 

武藤　ただ、準構成員たちもそれからなんか正社員じゃないけど（笑）、いいところまで行ったよな？

 

蝶野　いや、使い方がブラックだったから、みんなドンドン辞めていっちゃった。戻ってくるかな？

 

【質疑応答】

 

──BATTで馳さんが出られないと考えられるのが一人ぐらいしかいないんですけど。

 

武藤　そんなこと考えなくていいんだよ！（笑）。

 

蝶野　メンバー何人なの？　そんなに少ないの？　これ何vs何にするの？　2vs2？　こっちは5人ぐらい集まるよ。

 

武藤　こっちが揃う人数で相手してよ（笑）。

 

──この前は出なかった選手が今回は加わると見ていいですか？

 

武藤　そうですね。

 

──リリースには8人タッグってなっていますけど、4人揃えないといけないですね。

 

武藤　がんばって揃えるよ。

 

──蝶野さん、前回マスターズの興行をくさすような言葉もありましたけど、そういう中でもう一度上がってみようと思った理由はなんですか？

 

蝶野　前回リング上がって驚いたのはリングサイドにいる皆様、カメラマンの方々がみんな白髪まじりで、「こいつらちゃんと記事書けるのか？」とか「カメラのピント合うのか？」って、それだけが心配でしたけど、中の動きがそれ以上に遅かったんで、ちゃんとバランスが取れてるなって。だから、次ももしかしたら冷やかしに行くかもしれませんけど、プロである以上、リングに上がればお客さんなりちゃんと楽しませるつもりでいます。期待していてください。

 

──前回は武藤さんがシャイニングウィザードをかまして、逆に蝶野さんがケンカキックをぶち込むという場面がありましたけど、今回もそういう状況はありそうですか？

 

蝶野　今年は杖ついてる？

 

武藤　今回は手術してるから暴れてはいけないという。

 

司会　でも、8月のBATTvs平成維震軍ではシャイニングやってます。

 

武藤　まあまあその場合は暴れるかも（笑）。まあ、興行と関係ないですけど、向こう側で発表されているから言っちゃうけど、4月の頭にグレート・ムタがニューヨークに降臨するって発表されているみたいだから。それまではおとなしく。ただ、なんか蝶野にちょっかいを受けたらいつでも戦闘準備は……できるぐらいにはもうなってるから。

 

蝶野　楽しみにしていますよ。この間の武藤さんたちのチームのメンバーは美味しいところしか出てこないメンバーでしたから。俺も美味しい匂いがしたら足が自然と動いてしまってね、これは多分武藤さんも美味しい匂いがしたら身体が自然に動いてしまう習性がありますから。だから、どっかで美味しいところ……最後に取るのはリングに上がっている人間だけではないよ、と。最後いいところをかっさらっていくのはこの2人のどっちかかもしれないです。昔よくやられましたよ、猪木さんに。

 

──武藤さん、4月にムタが出るということは武藤敬司としてはそのあとに復帰ということですか？

 

武藤　そうですね。まあ、TEAM2000と対抗するわけですけど、いろんな部分でも負けたくないからね。やっぱTシャツ出すよな？　

 

蝶野　それはもう。

 

武藤　BATTもTシャツ出す。Tシャツの売れ具合も負けたくないからさ（笑）。　

 

蝶野　多分、年末から売り出してるよ（笑）。

 

──お二人にお聞きしたいんですけど、来年デビュー35年ですけど、それに向けての思いやイベントで考えていることがあったら教えていただきたいんですけど。

 

蝶野　この間、ヒロ斎藤さんが相談に来て、来年60周年かな？　

 

武藤　60年やってたらジジイだよ！（笑）。

 

蝶野　40周年かな？　相談に来られて、決断力がなくて何も話が進んでないということだったんで、そのへんは我々も35周年なんですけども、先輩を早く引退させて。

 

武藤　ダメだよ！　引退させないよ！

 

蝶野　させないの？

 

武藤　ダメダよ。マスターズ人員が少ないんだからよ。

 

蝶野　俺は早く引退させてカウントダウン10年とかね。

 

武藤　とりあえず立っていればいいからよ。

 

蝶野　マスターズでヒロさんの引退式を振ろうかと思ってたのに。

 

武藤　もう少し、もう少し、もう少し搾りカスを（笑）。

 

蝶野　まあそこらへんもお手伝いしながらなんかやっていきたいですね。

 

武藤　ただね、マスターズはプロレス界に携わってフェイドアウトしているレスラーたち、いっぱいいるじゃん？　そういう人たちを一人ずつ呼んで10カウントとかさ、やっていこうかななんて。ある意味、殿堂入りみたいなことをしてみたいところもあるからさ。

 

蝶野　俺もそれに近いもんね。

 

武藤　だけど、未だにプロレスラーって肩書をいっぱい利用してんじゃん（笑）。

 

蝶野　そういう人たちを声かけすると。

 

武藤　そうそうそう！　少しずつ10カウントゴングやって。

 

蝶野　ヤバい奴たくさんいるかもしれないよ？　まともに生きてない奴らいるよ？

 

武藤　いるよ。まあまあ一人ずつぐらいドンドン。

 

──あと、今回の興行でBATTvsTEAM2000以外で考えていることはあります？　他にやりたいことは？

 

武藤　そんなの決まっていることだって……今日はこれで終わりだよ。

 

蝶野　ラインナップに凄えカードいっぱいあったよ。

 

武藤　小出ししていかないと。今日のこれで（チケットの）初動がどこまでいくかっていう（笑）。

 

──初動の動きを見て？

 

武藤　動きを見て、徐々に発表します。

 

──蝶野さん、今年も年末が迫ってきて、大晦日のあの特番でビンタしたって邦正さんから話が出てましたけど、結局やってしまったんですか？

 

蝶野　俺もあまり記憶にないですね。邦正くんとは今年1回会いました。会ったけど、ビンタしたかどうかは記憶にないですね。

 

武藤　F-1タッグっていうのがあって、俺＆神奈月組vs蝶野＆邦正組っていうのをやる？

 

蝶野　俺、邦正とあの時しか会ってないよ、この10何年間で。わざとそうさせてるんだよ。

 

武藤　ああ、昔のプロレスみたいだな。

 

蝶野　そうそう、本当そう。そっちのほうが入るかもしれないね、BATTvsTEAM2000より。

 

武藤　そうそう！　神奈月、ものまねのあれで優勝したからね。

 

蝶野　でかい箱でできるんじゃない？

 

武藤　やるんだったら今だよ。