20193.25(MON) TOPICS
カズ社長&小川社長からも「逸材」と太鼓判! 木村花、涙のスターダム移籍会見!!
3月25日(月)、都内・GSPメディアセンターにてWRESTLE-1が記者会見を実施。会見にはW-1のカズ・ハヤシ社長、木村花、そして女子プロレス団体・スターダムのロッシー小川社長が出席。、先日の大田区総合体育館大会の試合後にW-1からの退団を発表していた花が、4月よりスターダムに入団することを発表した。
この日、真っ白なワンピースで会見場に姿を現した花。W-1を退団する理由を「環境をガラッと変えて、自分に試練を与えて、もう一つ上のステップに行って、そこでW-1への感謝の気持ちを表したい」とコメント。移籍先としてスターダムを選んだことについては、「私は小さい頃から世界が夢だったので、そう考えると世界に一番近い団体がスターダム」と自分の夢の実現に近い場所を選んだとのことだ。
花を送り出すカズ社長、そして迎え入れる小川社長も共に「逸材」と太鼓判を押して期待値が高いが、花は「いい意味でいい意味でその言葉は信じずに突っ走っていきたいなと思います」と意気込んだ。
会見中はプロレス総合学院に入学した時を思い出し、涙で言葉を詰まらせる場面もあった花。「真っ白な心でこれから4年目を迎えてプロレス人生を歩んで行きたい」気持ちの表れだという真っ白なワンピース姿で新天地での活躍を誓っていた。
【選手コメント】
カズ・ハヤシ社長のコメント
「本日お集まりいただきありがとうございます。木村花さんの今後の進退について、花さんの口から皆さんにお伝えしたいことがありますので、来ていただきました。それでは花さん、お願いします」
木村花のコメント
「前回のW-1大田区総合体育館大会で練習生の時から約3年間お世話になって、W-1からの退団を発表させていただいたんですけど、この度私木村花は4月からスターダムに入団になります」
【質疑応答】
──花選手、今回W-1を退団してスターダムへの移籍を決めた理由を教えていただけますか?
花 元々のデビューの時もW-1がやっているプロレス総合学院で練習性を始めて、W-1の先輩にプロレスを教わって、W-1のリングでデビュー戦をして、W-1に対して感謝の気持ちがあって、W-1がなかったら今の私はいないと思うし、日本では特殊な環境での練習、デビューだったと思うんですけど、そのスタイルがあったから私はここまでがんばれてこれたのかなと思って、W-1の先輩方の試合を観ていて私もこの人たちと一緒に、今までお世話になったW-1に恩返しをしたいなって思ってW-1で今までやってきたんですけど、約1年間やってみて、また違った形での恩返しができるんじゃないかなって思うようになって、自分の中では一つのレベルアップ、もう一個上の次元に行きたいなというのがあったので、それだったら今のままずっとW-1でやっていくよりは環境をガラッと変えて、自分に試練を与えて、もう一つ上のステップに行って、そこでW-1への感謝の気持ちを表せたらなと思って、スターダム入団を決めました。
──スターダムを選んだ理由を教えていただけますか?
花 女子プロレス団体といっても凄くたくさんの団体があって私もいろんな団体さんに出させていただいていたんですけど、やっぱりスターダムに上がることが多くて、その中でスターダムで私にしかできないことがあるんじゃないかなって感じることが多くて、私は小さい頃から世界が夢だったので、そう考えると世界に一番近い団体がスターダムなんじゃないかなって思って。私自身、海外と日本のミックスということもあって、いろんな海外の人と関わるのが楽しくて、今スターダムで外国人選手とユニットを組んだりしているんですけど、それが私にとってはやりがいがあるというか、小さい頃の夢が叶っているような感じで楽しいので、スターダムに決めました。
──ハヤシ社長は花選手から今回の話を聞いた時にどのようなお気持ちで、どのようなお話をしたのでしょうか?
カズ 一番最初にプロレス総合学院ん入ったのが3年半前、10月だよね? それからずっと練習というものからみんなで一緒にやって来て、その中で彼女の可能性を僕自身が感じていたんですね。一つのところにいるっていうのがあまり良くないんじゃないかと。花選手に所属になっていろいろなプロレス界を見てもらいたいっていう気持ちがあったんです。その中で彼女は彼女でいろいろなことを経験して、いろんな団体に出て、レスラーとして成長していって、人間としても成長していって、私はどうやってやっていったら女子プロレスラーとしてやっていくべきなのかという選んだ。それが決断であり、その花さんの決断を花さんからちゃんと言ってもらえたのが嬉しくて、全てバックアップというか、僕らは気持ちいいというか、そういうふうな気持ちで卒業というかレスラーとして次のステップに行ってもらいたいなという気持ちでおりました。
──小川社長、花選手を所属として受け入れる気持ちとしてどうでしょうか?
小川 もう2年半前からスターダムに出場していたので、環境はそれほど変わることはないと思うんですけど、フリーと所属は大いに違いがあると思うんですよ。やっぱり彼女は二世レスラーであるし、ある意味逸材だと思うんですよね。花を咲かせることが我々の役割だと思うんで。3年間できやってきて基本で出来上がっている部分はあると思うんですよ。それは今までのいろんな方々が作り上げてくれたと思うんですけど、今度その花を咲かせるのが我々の仕事かなと思っています。
──小川社長、これからの花選手にはどういうことを期待されますか?
小川 彼女は性格的に遠慮するほうじゃないと思うんで、黙っていても好きなようにやると思うんですけど、やっぱり移籍というか入団となる以上は一番トップを狙ってほしいし、まあそういうことはできる選手だと思うんですよ。だから、普通の選手が入ってくるのとはちょっとわけが違うなという感じはしますよね。
──送り出す身としてはどんなことを期待したいですか?
カズ やっぱり本当逸材、普通ではないものを持っている人なので、やっぱり僕の中では女子の中でトップを取ってもらいたいですね。そうやって輝いている花さんが見たいです。
──この間はイケメン選手が退団を発表して、今回は花さんと男女のキーポイントになるような選手がW-1から抜けてしまうのは団体にとってダメージになると思うんですけど、ダメージになるとお考えですか?
カズ まあイケメンはイケメンで違う考えがあるし、今回の花さんのことに関してはまた寂しい気持ちもあるしダメージもありますけど、この輝いている姿を俺の中でビジョンとして見えるわけですよ。トップを取ろうとしている姿も見えるし、喜ばしいことだし、ポジティブなことだと思っています。
──花選手は両首脳から期待されているコメントをもらったんですけど、それについては?
花 先程小川さんからもカズさんからも逸材という言葉をいただいたんですけども、その言葉に甘えないというか、いい意味でその言葉は信じずにこれから小川さんも言っていた遠慮しない性格で、今までたくさんの人に迷惑をかけてそれでも許してもらって支えてもらって教えてもらって、今まで物事が長続きしてなかった私がこんなに早くも3年目を迎えるとは思ってもいなかったので、皆さんに感謝しながら甘えさせてもらいながら、突っ走っていきたいなと思います。やっぱり一番言いたいのは3年半前の10月に私はリクルートスーツを着て、その時まだ現役だった木村響子とここに来て入学式を行なったので凄く今感慨深い……(しばし涙を流す)。あっという間だったんですけど、総合学院が始まって基礎体とかある程度できるようになって、カズさんからボディスラムを教わったことも忘れてないですし、こんな私みたいな社会不適合者が輝ける場所はこの世界しかないと思っていて、本当にW-1のプロレスを教えてくださった先輩方、そして私が移籍したいという話をした時に話を聞いてくださったカズさん、そして一緒にがんばろうね、花ならできるよって言ってくださった小川さんに本当に感謝しかないので、これからはその感謝を伝えていくだけですね。ただそれだけです。すいません……。
──今日、白いワンピースを着てきたんですけど、その格好をしてきた理由はあるんですか?
花 気持ちを新たに真っ白な心でこれから4年目を迎えてプロレス人生を歩んで行きたいなという気持ちです。