20194.28(SUN) TOPICS
「空中殺法だけは誰にも譲れない!」長与千種が育てた男子レスラー!井坂レオ選手インタビュー(Marvelous IMPACT)
5月19日(日)に栃木県の小山市立文化センターで開催されるW-1の小山大会。同大会にイーグルプロレスの香取貴大とのタッグで参戦する井坂レオは、長与千種率いる女子プロレス団体Marvelousの男子部門・Marvelous IMPACTに所属する男子レスラーだ。異色の経歴のこの選手は今回対戦するトンドコロ隼とは一騎打ちも経験。同世代、同タイプのレスラーとして並々ならぬライバル心を抱いている。デビューの様子がNHKでも取り上げられた井坂に話を聞いてみた。
──井坂選手は長与千種さん率いるMarvelousの男子部門、Marvelous IMPACTの所属ですけど、元々は栃木のご出身なんですよね?
井坂 そうですね。今も栃木に住んでいます。出身は小山ではなく宇都宮なんですけど、イーグルプロレスで練習生をやっていたので今でもレギュラーで出させてもらっていますし、小山は凄くゆかりのある場所ですね。
──プロレスラーになろうと思ったきっかけはイーグルプロレスだったんですか?
井坂 いや、栃木にプロレス団体があると知ったのは中学生の頃ですね。それまでは新日本プロレスしか知らなかったんですけど、イーグルプロレスの存在を知ってから、高校生になったらプロレスを教わりたいなと思って入れてもらったんです。ただ、親からはプロレスラーになることは反対されていましたし、考えていたのがちょうど中3の受験シーズンの頃だったので親には言えずに(笑)。
──言えませんよね(笑)。
井坂 だから、Twitterで秘密のアカウントを作って、イーグルプロレスの選手の方に連絡を取って「練習を見に行きたい」とお願いしまして。それで実際に見学に行って「入団したい」と言ったら、吉田代表から「親を連れてこい」と言われて、親にバレてしまったみたいな感じですね。
──でも、練習生にしてもらえたんですね。
井坂 とにかくプロレスがやりたかったので入れてもらいました。
──高校を卒業するまでは待てなかったんですね。
井坂 そうですね。ただ、高校を卒業するまではデビューはさせないって言われていたので、とにかく卒業したらすぐにデビューできるように一生懸命練習させてもらいました。授業が終わったら道場に直行という生活でしたね。
──ただ、デビューはMarvelousだったんですね。
井坂 はい。Marvelousの前に長与さんが『That’s女子プロレス』という大会をやっていて、栃木とか北関東に来るとイーグルプロレスがそこに出たり、合同興行をやったりしていたんですよ。そこで長与さんが「男子プロレスラーを育てたい」と吉田さんに言ってくれたみたいで、それならまだ若いから東京に挑戦したいなということで僕がMarvelousに入団させてもらいました。
──井坂選手のデビューの様子はテレビでも取り上げられましたよね。
井坂 NHKの『おはよう日本』で特集を組んでもらいました。高校生の時に文化祭でサプライズで僕に試合をさせるという企画があってデビューまで密着してもらいました。
──周囲の反響はいかがでしたか?
井坂 僕も文化祭で試合をするとは聞かされていなかったし、長与さんが来ることも知らなかったので僕自身がまず驚いたんですけど、Yahoo!ニュースとかでも取り上げていただいてえらいことになっていましたし、長与さんが男子プロレスラーを育てるということもニュースとして報じられたので、周囲の目は変わりましたね。
──お友達にもビックリされたんじゃないですか?
井坂 学校でも目立つほうではなかったし、プロレスやっているなんて誰も知らない感じだったんで驚かれました。
──Marvelous IMPACTの所属選手は井坂選手お一人だけですか?
井坂 自分一人だけなので、Marvelousの大会では他団体の男子選手とやる場合が多いですね。
──女子プロレスの大会の中で男子のプロレスを見せるというのはどうなんですか?
井坂 女子プロレスを観に来ているお客さんなので男子団体でやる試合に比べて盛り上がらずにめちゃくちゃ落ち込んだりした時期もあったんですけど、最近少しずつ試合が盛り上がり始めて、長与さんとか彩羽匠選手とかからも「最近良くなってきているよ」って言われてきて、自信がつきました。
──なるほど。そして今回はW-1の小山大会に参戦されることになりましたけど、タッグを組む香取選手は小学校・中学校の後輩に当たるんですよね? 井坂選手がイーグルプロレスに引っ張ってきたって聞いたんですけど。
井坂 香取とは小学生の頃からの仲で、少年野球でバッテリーを組んでいたんですよ。あいつもプロレスが好きで中学生の時にはYouTubeにプロレスごっこをしている動画を投稿したりしていましたね。
──そうなんですか! ちなみにどちらがピッチャーだったんですか?
井坂 自分がピッチャーで香取がキャッチャーでした。香取とはイーグルプロレスのタッグトーナメントでも組んでいるので、今回も楽しみです。
──なるほど。対戦相手のトンドコロ選手とは昨年の11月12日のMarvelous新木場大会でシングルマッチを闘っていますよね。その前の9月12日のJ-STAGE後楽園大会では組んだりもされていますけど、井坂選手の目から見てどのような選手ですか?
井坂 多分トンドコロ選手も憧れている選手が内藤哲也選手じゃないかなと思うんですけど、自分も内藤選手に憧れてプロレスラーになったんですよ。だから、やっている技も似ているし、空中殺法やスピードで勝負するタイプなので試合をしていて楽しかったですね。
──似たタイプであり同世代でもあるのでライバル心はありますか?
井坂 むちゃくちゃあります。同世代でもいろいろな選手が出てきていますけど、僕は彼らに対して何か一つだけでも絶対に負けたくないものが欲しいんです。そういう意味では空中技では絶対に負けたくないと思っています。
──ということは空中殺法がお得意なんですね。
井坂 はい。トップからのカンクーントルネードやシューティングスタープレスが得意です。空中殺法だけは誰にも譲れないですね。
──わかりました! では、最後にW-1のファンの方にこういうところを見て欲しいというところがあったら教えてください。
井坂 小山で育った井坂レオと香取貴大が試合をめちゃくちゃ盛り上げます! そして自分はトンドコロ選手にリベンジしたいと思っていますので、小山に来た際には試合の応援よろしくお願いします!
ー大会詳細ー
【大会名】
「WRESTLE-1 TOUR 2019 TRIUMPH」5.19栃木・小山市立文化センター大会
【日時】
2019年5月19日(日)17時開始/16時30分開場
【場所】
栃木・小山市立文化センター小ホール
【チケット情報】
・最前列プレミアムシート ¥7,000
・リングサイド ¥5,000
・指定席 ¥4,000
・ステージA ¥7,000
・ステージB ¥5,000
・自由席 ¥3,000
※当日各席500円UP
※当日のみ小中高ワンコインチケット¥500を販売致します。
【チケット販売所】
・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999 http://t.pia.jp/
・ローソンチケット(Lコード:34480)TEL:0570-000-732(10~20時) http://l-tike.com/sports/wrestle_1/
・イープラス http://eplus.jp/
・㈱GENスポーツエンターテインメントTEL:03-6452-6815
・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/
皆様のご来場、お待ちしております!