20199.26(THU) TOPICS

「こんなに小さい僕たちを応援しないのは人としてどうなんですか?」 『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019』出場チームインタビュー① 吉岡世起&エル・リンダマン(#STRONGHEARTS)

「こんなに小さい僕たちを応援しないのは人としてどうなんですか?」 『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019』出場チームインタビュー① 吉岡世起&エル・リンダマン(#STRONGHEARTS)

10月23日(水)の後楽園ホール大会より開幕する『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019』。#STRONGHEARTSからBブロックにエントリーされたのは、吉岡世起&エル・リンダマンのクルーザーのタッグだ。体格的に不利な状況は否めないが、持ち前の頭脳をフル回転させてリーグ戦制覇を狙っている。

 

──リンダマン選手の9.23後楽園大会での宣言通り、『W-1 TAG LEAGUE 2019』にお二人のタッグがエントリーされました。まず、タッグを組もうと思った理由を教えてください。

 

リンダマン 僕から言い出したんですけど、吉岡さんとのタッグはまだ組んでなかったので目新しさと魅力があるなと思ったんですよ。それとお互いに中野ゴールドジム出身として、小沼敏雄イズム最後の継承者としてやっていますから。小沼イズムのタッグを見せていきたいですね。

 

──吉岡選手も中野ゴールドジムの出身だったんですか?

 

吉岡 え、まあ、はい(笑)。よく行ってますよ。

 

リンダマン 栗栖ジム、アニマル浜口ジム、中野ゴールドジムというのがプロレス界三大ジムの一つですよ!

 

──それは知りませんでした(笑)。

 

リンダマン プロテインバーでは鈴木スペシャルより小沼スペシャルだという気持ちです。

 

──それはなんですか?

 

リンダマン 吉岡さんはわかりますよね?

 

吉岡 僕は小沼さんがよくわかってない(笑)。どなたですか?

 

リンダマン 小沼敏雄さんっていうのは中野ゴールドジムの重鎮ですよ。日本のボディビル大会で13連覇したという方です。

 

──凄い方なんですね。

 

リンダマン めちゃくちゃ有名です!

 

吉岡 そういうプロレスの技があるのかと思った(笑)。失礼しました。

 

リンダマン いやいや、プロテインバーでグルタミンが入るとかバナナが入るとか、スペシャルパックとして鈴木スペシャルとか小沼スペシャルっていうのがあるんですよ。僕は鈴木スペシャルより小沼スペシャル派だっていうことです。

 

吉岡 なるほど! 今理解しました(笑)。

 

──大丈夫ですか、意思の疎通は?(笑)。

 

吉岡 徐々に図っていきます(笑)。

 

──吉岡選手が#STRONGHEARTSに入ってもうすぐ1年ですけど、このチームの強みはなんですか?

 

吉岡 曲者タッグですね。会見で他のBブロックのチームを見ましたけど、僕らが圧倒的に身体が小さいですよ。でも、各チームに一人ずつ頭の弱い奴がいるんですよ。誰とは言わないですけどね(笑)。

 

リンダマン うまいこと言いますね! 僕たちだったら僕ですね……って、こら!

 

吉岡 僕らはそれがないので、各チームのそいつを狙っていけば全然行けるんじゃないかなと思います。

 

──頭脳派のタッグだということですね。

 

リンダマン 身体が小さいし、キャリア的にもそんなにあるわけじゃないから勝ち星配給係だとファンの人は思っちゃうかもしれないですけど、いざ会場に来てみればわかりますよ。あの大きい人たちと対峙した僕ら二人っていうのは圧倒的に小さい。だから確実に応援されるんですよ。つまり、相手は2vsその会場のキャパ、例えば2vs402みたいな闘いになる。他のチームは僕たちだけじゃなく、お客さんを含めた#STRONGHEARTSのタッグが相手だということですね。これはもう勝負は見えてます。

 

──会場のお客さんを味方につける自信はあると。

 

リンダマン 逆に問いたいですけど、こんなに小さい僕たちを応援しないのは人としてどうなんですか?

 

──なるほど(笑)。つまり、同情しろと。

 

リンダマン そういうことです。

 

──では、お二人がエントリーされたBブロックのチームについてですけど、他には近藤&征矢、羆嵐&レネ、稲葉&土肥の3チームがあります。この中で特に警戒するチームはありますか?

 

リンダマン 土肥孝司ですね。

 

──土肥選手、個人ですか。

 

リンダマン はい。あのバスローブみたいなガウンが気に入らないですね。試合始まる前から風呂上がりみたいな格好で出てきやがって。あのバスローブで丸め込んでやりますよ。もう結んで発送しちゃう、海外へ。

 

──脱ぐ前に終わらせてやると。

 

リンダマン そうそう。脱ぐ前に結んでクロネコヤマトで発送します。

 

──なるほど。稲葉&土肥組とは初戦の10.26本庄大会で当たりますね。無差別級のチャンピオンの稲葉選手もいるチームですが、いかがですか?

 

リンダマン ここ1年ぐらいしか見てないですけど、稲葉のチャンピオン像は芦野とかT-Hawkのように強さの象徴じゃないような感じがしますよね。みんなの応援を力に変えてなんとか耐えて、最後に相手を打ち砕くみたいな感じですか。そこに怖さはないですよ。逆についてこれんのかって、僕たちのスピードに。基本的にスローに見えてます。

 

吉岡 遅れて見えますからね。しかも、稲葉&土肥のタッグの関係性も見えてないですし、何もないですね。

 

──わかりました。2戦目は11.3仙台大会での羆嵐&レネ組ですね。

 

リンダマン レネ・デュプリですよね。僕がファン時代から活躍してきている選手なので、お手上げです。

 

吉岡 お手上げですか?(笑)。でも、羆嵐なんて動きがスロー中のスローなんですよ。だから、レネ・デュプリを出さずに終わらせる。

 

リンダマン まあ宮城はホヤの塩辛が名物なんですけど、外国人には絶対に合わない味だと思うんですよ。

 

──ホヤは癖が強いですからね(笑)。

 

リンダマン だから、ホヤの塩辛をレネ・デュプリに前日ぐらいに食べさせておいて、腹下しにさせてハンディキャップマッチのようにしてもいいかもしれないですね。

 

吉岡 宮城はホヤ作戦で行きましょう。

 

──そして公式戦の最後は11.11新木場大会での近藤&征矢組との対戦になります。会見でもいろいろとやり取りがありましたけど、このチームに関してはいかがですか?

 

リンダマン 個性が際立ったチームですよね。チームワークは置いといて、個々では実力のあるチームであることは間違いないです。結局ここが大一番になっちゃうかなという気がしますね。

 

吉岡 今まで征矢さんのチームを見てきましたけど、そもそもまとまりがあったことはないですから。ワイルド、ワイルドっていろいろチームがありましたけど、まとまりがない中ベルトとか巻いちゃっているんで、あの人は。どこでその力を発揮してくるかわからないですからね。

 

リンダマン そこの作戦をどうするかですね。新木場ですからね。

 

吉岡 ホヤも使えないし……。

 

──征矢選手は何が苦手なんですかね?

 

吉岡 征矢さんは犬が苦手です。

 

リンダマン あ、犬! 

 

吉岡 犬と銀杏が苦手だった気がする(笑)。

 

リンダマン でも、秋だから銀杏の時期ですからね。時期的にも僕らに風が吹いていますよ。あとは入江さんが犬飼っているみたいなんで連れてきます。

 

吉岡 しかも新木場の近くっていちょうの木がいっぱいあって、銀杏臭くなかった?

 

リンダマン なるほど! だから、いつも元気ないんだ。

 

吉岡 征矢さんは新木場は弱いんだ(笑)。

 

リンダマン 勝ったところを見たことがないです。

 

──本当ですか?(笑)。でも、季節的には有利な状況ということですよね。

 

吉岡 季節的に征矢さんは弱ってくる時期だし、入江さん家の犬も味方につけるし。

 

──ありとあらゆるものが味方になってくれるわけですね。そして、決勝戦ではAブロックのT-Hawk&入江組と闘いたいと会見ではおっしゃっていましたね。

 

リンダマン 逆に吉岡さんはやりたいチームとかあります?

 

吉岡 やっぱりT-Hawk&入江ですかね。あのチョップは受けたくないですけど(笑)。

 

リンダマン T-Hawkは嫌いですけど、良くも悪くも信頼している部分はあるので思いっきりいけますからね。あと、これ提案なんですけど、最下位決定戦をやったらどうかなと。

 

──最下位決定戦!

 

リンダマン 絶対に頓所&ペガソが出てくると思うんで。

 

──それは予想済みですか(笑)。

 

リンダマン ペガソは9月になってマスクから髪の毛を出し始めましたけど迷いを感じますよ。変化を求めて髪の毛を染めちゃって出しちゃって、モテに走ってるんですよ。モテに走るという心はプロレス道においては絶対ダメ!

 

吉岡 絶対ダメ(笑)。

 

リンダマン 自分を貫き通す。芯があれば結果的にモテはついてくるんですよ。吉岡さんを見たらわかるじゃないですか?

 

吉岡 え?(笑)。

 

リンダマン ペガソに言ってやりたいです。そもそもペガソってものが確立されてないですよね。

 

吉岡 どのへんをもってペガソなのか? どのへんがイルミナルなのか? そこがわからないです。

 

リンダマン 俺がペガソだっていうのがないんですよ。例えばヘノヘノモヘジみたいに「ペ」「ガ」「ソ」で顔を表現したほうがお客さんには伝わるし、その姿でがんばっていれば絶対に応援してくれるはずなんですよ。若手には技術がないからこそお客さんの応援が一番大事なんです。だから、まずは髪を剃る。もしくは黒髪に戻す。

 

──髪を剃る(笑)。まあ、最下位決定戦はさておいて、ズバリ優勝する自信はありますか?

 

リンダマン 自信はないですけど、吉岡さんはあります?

 

吉岡 まあまあまあ(笑)。可能性なくはないと思いますよ。

 

リンダマン 勝負はできる。環境とか味方につけて何かうまいことがいろいろと重なれば、勝利のプロセスは確実にあるチームですから。八方塞がりじゃないですからね。

 

吉岡 多分ペガソは八方塞がりだと思います。塞いでるんですよ、あの二人は。僕らは頭を使ってこのプロセスをたどれば勝てるっていう道を探していますから。

 

リンダマン しっかりと相手チームをプロファイリングしてますからね。

 

吉岡 征矢さんは犬と銀杏が苦手。

 

──個人情報をそれだけ収集しているチームもないですからね。では、リーグ戦も楽しみにしています!

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