201912.21(SAT) TOPICS
加偉が復帰戦に勝利で『CRUISER FES.』出場権を獲得!武藤と藤波が豪華トークショー!今年も『冬フェス』は大盛況!
12月21日(土)、都内・GSPメディアセンターにて、W-1が『2019冬フェス(仮)』を開催した。Cheer♡1のダンスで始まったこのイベントでは、『WRESTLE-1AWARD2019』と題し、表彰により今年1年のW-1を総括。最優秀選手には現W-1王者の稲葉大樹が選ばれたほか、ベストバウトにはその稲葉がT-Hawkを破ってW-1王座を奪回した9.1横浜文化体育館大会のW-1チャンピオンシップが選出された。最優秀タッグ賞には現W-1タッグ王者の芦野祥太郎&児玉裕輔、敢闘賞には今年からW-1に入団した唯一の女子選手・才木玲佳、さらに新人賞には今年デビューした藤村加偉&仁木琢郎の2人が選ばれた。
表彰式で稲葉は集まったファンに感謝の言葉を述べると共に、「26日も勝って、大晦日につなげていきたいと思います」と、26日の後楽園大会で行なわれる羆嵐との初防衛戦、そして大晦日の『WONDERCARNIVAL』に向けての意気込みをコメント。そして、最後に 12月23日が誕生日の武藤敬司と征矢学も、「今年から平日になったで賞」として表彰され、2人には立花誠吾から誕生日ケーキのプレゼントも併せて贈られた。
また、今年も『ムトーーク』を実施。今回は辻よしなりアナウンサーの司会による武藤と藤波辰爾の豪華なトークショーとして行なわれた。トークショーの中で辻アナウンサーから引退について聞かれると、武藤が「プロレスでしか生きていけない」と答えれば、藤波も「このプロレスの世界しか知らないから」と、2人ともまだまだ現役に意欲を見せる。
そして、同じ時代を闘ってきた新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーの引退の話題になると、「もったいないね」と語る藤波。一方の武藤は2月28日に予定されている『プロレスリング・マスターズ』で「山田恵一の凱旋帰国試合をやりたいんだよ」と、とんでもないアイデアをぶち上げるなど、ライガー引っ張り出しをまだまだ諦めきれていない様子だった。2人は辻アナウンサーに煽られ、50分間、たっぷりとトーク。最後に武藤は『プロレスリング・マスターズ』への出場を、藤波に直接オファーをしてトークショーを締めくくったのだった。
イベントの最後には試合も行なわれた。第1試合はアレハンドロ軍vsアンディ・ウー軍の6人タッグマッチ。アンディはペガソ・イルミナルと本田竜輝を引き連れ登場したが、アレハンドロ軍は全員がアレハンドロのマスクを着用しての登場。河野真幸とおぼしき長身のアレハンドロと、タナカ岩石とおぼしき硬めのアレハンドロを伴って暴れ回ったアレハンドロだったが、チャンスで調子に乗りドラゴングインから自らピンチを招いてしまう。しかし、最後は本田を回転エビ固めで葬り勝利を飾った。
2試合目は10人時間差のバトルロイヤル。全員がマスクを被ってのこの試合は、マスクを剥がされても失格になるという変則ルールで行なわれた。この変則ルールにより、自身で仕掛けた技でマスクが脱げてしまうなどアクシデント的に次々と選手が失格になる中、最後に残ったのは頓所隼とおぼしきマシンと、一際変態的なコスチュームが目立っていた羆嵐らしきマシン。羆嵐らしきマシンが仕掛けたブレーンバスターを、頓所と思われるマシンがスモールパッケージで切り返して3カウントを奪い、勝利を上げた。
メインイベントは来年の1月18日の横浜ラジアントホール大会から開幕する『CRUISERFES. 2020』への出場権をかけて行なわれた加偉と仁木の初の一騎打ちだ。これが復帰戦となる加偉に対し、数カ月遅れでデビューした仁木だが、デビューしてからの2カ月の成果を見せるべく、序盤から積極果敢に加偉に攻め込んでいく。
これに煽られたか、加偉も呼応。激しいエルボーとストンピングを仁木に打ち込み一歩も譲らない。しかし、終盤になると仁木が押し始める。スピアー、逆エビ固め、バックドロップと大技を繰り出して加偉を追い詰めていく。
仁木の猛攻に息も絶え絶えだった加偉だったが、カウンターのドロップキックで反撃。コーナーでドロップキックを顔面に突き刺すと、逆エビ固めに捕獲。逆片エビ固めに移行すると、ここがチャンスとばかりに締め上げて、ついに仁木からギブアップを奪ったのだった。
これで加偉は『CRUISERFES.』への出場が決定。最後に全選手が稲葉の音頭で集まり、挨拶をしてイベントを締めくくった。
イベント中は、EnfantsTerriblesのダーツコーナーや、アンディ・ウー推薦の絶品ローストビーフ丼や生ハムが提供される飲食ブースも設置。普段はできない選手とファンの交流がそこかしこで行なわれ、最後まで賑わいを見せていた。
加偉のコメント
「デビューしてたくさんの人たちに期待をかけてもらったのに、すぐに怪我してしまって情けないし、悔しい気持ちでした。そういう中で今日まで過ごしてきました。その間に今日闘った仁木もデビューして、その仁木と復帰戦をやったんですけど、僕にもやってきたことがあるし、ここで負けられないという気持ちで臨みました。ありがとうございました。『CRUISERFES.』の出場権も急遽かけられることになって、そういう意味でも勝ててよかったです。これからは皆さんの期待に応えられるような試合をリング上でやっていきますので、よろしくお願いします」
仁木のコメント
「とにかく負けてしまったことが悔しいです。せっかく『CRUISER FES.』に出られるチャンスが自分にも回ってきたのに負けてしまった。とにかく悔しいです。加偉さんが今日復帰して、僕のほうが遅くデビューしたかもしれないけど、僕は全然先輩だと思ってないし、僕のほうが試合数をこなしているかもしれないし、まだまだ加偉さんとバチバチやっていきます。以上です。ありがとうございました」