20201.21(TUE) TOPICS
「立花は老け顔だけど、僕のほうが大人の余裕があるところを見せます」 先を走る同期との一騎打ちに何を思うのか? 『WRESTLE SOUL Vol.03』出場選手インタビュー:一(はじめ)
1月25日の『WRESTLE SOUL Vol.03』でプロレス総合学院の同期である立花誠吾とのシングルマッチに挑むことになった一。何を考えているのか、やる気があるのかないのかわからない試合を頻発して、周囲を困惑させているが、果たしてどのようなモチベーションで臨もうとしているのか? 話を聞いてみた。
──今回、3回目の『WRESTLE SOUL』になるんですが、一選手はどのようなモチベーションで臨みますか?
一 最初がアンディさんで、2回目が朱崇花さん、そして3回目がタッチーこと立花の兄貴の立花誠吾くん。3回も出るとは……まあ出るか。
──W-1の若手のための大会ですから、一選手にも出てもらわないと困るんじゃないですか? 今回は頓所選手のプロデュースということでこのカードが組まれましたよね。
一 同期が同期同士のシングルマッチを組むって、頓所はイヤらしいことしますよね。まあ、立花とか頓所とシングルをする機会はなかなかないんで。そこは楽しみではあるんですけどね。
──立花選手とシングルマッチってやったことはありますか?
一 ないですね。頓所ともイベントで一度やったことがあるぐらいだし、同期同士のシングルは貴重ですよね。
──頓所選手はどういう意図でこのカードを組んだと思いますか?
一 頓所は何を考えているのかわからないんで、何も考えていない可能性もありますよね。結局、ただおもしろそうだなと思って組んだんじゃないですか? 単純に本人が見てみたいんでしょう。自分が僕や立花とやるのはイヤだけど、僕と立花はやらせてみたいとか。
──そういう部分でイヤらしいということですね。頓所選手はこのカードをキャラクター対決って考えているみたいです。
一 ああ、そうなんですか。
──最近の立花選手についてはどう思いますか?
一 復帰したばかりだけど、イケメンさんにも勝ったし、ヨシタツさんにはレフェリーストップ負けしているけど、GAORA TVのタイトルマッチもしてますからね。僕とは全然違うステージにいますよね。何しろ僕は後楽園大会で2カ月連続第0試合の男ですから。
──同期で先を走っている人間に対して、ジェラシーとか思うところはないですか?
一 今はいいんじゃないですか? プロレス人生は長いですから。今は先を走られていても、あとから抜けばどうにでもなるんで。立花にはいくらでも先を走ってもらって、疲れたところで僕が追い抜きますよ。
──うさぎと亀の関係ですか。立花選手はトップ戦線で活躍するようになりましたけど、一選手も自分なりに着実にキャリアを積み重ねているという手応えはあるんですか?
一 できることとできないことの選択ができるようになりましたよね。背伸びしないで、やりたいことはやるけど、できないことはやらない。まあ、今は誰からも期待されていないし、その状況が逆にいいのかもしれないです。
──まあ、自由にできる環境かもしれないですね。
一 自由にできますね。だから、立花にしても頓所にしても、彼らに対して焦りとかはないんですよ。頓所はクルーザーのタイトルマッチとかやりますけど、僕は『CRUISER FES』にエントリーされることもないから、気にもならないです。加偉と仁木が『CRUISER FES』の出場枠を争って闘っていましたけど、僕はそれすら組まれないですから。もうそのへんの新人にも先を越されているんだろうなって思ってますよ。
──そういう状況の中で、立花選手との試合にはどのような気持ちで臨むんですか?
一 立花は老け顔なんですよ。
──向こうのほうが年齢は下ですよね?
一 2つ下です。でも、プロレスを初めて見る人とかW-1を知らない人は、ホームページとかで彼の顔を見ると、必ず僕に「この人は先輩?」って聞いてきます。年齢を言うといつも驚かれますよ。老け顔でヒゲも生えているし。だから、この試合では僕のほうが大人だっていう試合をしますよ。あいつは見た目が老けているだけですからね。それを僕が大人の余裕のある試合で証明します。
──なるほど。では、2020年はどういった年にしようと考えていらっしゃるんですか?
一 怪我をしてしまうと、自分のしたいこととか可能性も先延ばしになっちゃうんですよ。僕は毎年欠場していますから、今年こそはそれをなくしたいですね。まあ、楽しみにしていてください。
──2020年の一を楽しみにしていろと。
一 あまりよくない意見も来るんですけど、そんなのいっぱい言ってもらって結構ですから。反応が全然ないほうがダメですからね。つまんないでもいいし、おもしろくないでもいいです。別におもしろくしようとしているわけでもないし、僕は僕のやりたいプロレスをやっているだけですから。あとは「弱い」とか「俺でも勝てる」とか、「リングに上がる資格がない」とか好き勝手に言ってください。僕はそれすらも楽しんで、今をふざけます。
──ふざけながらやっているんですか?
一 ふざけていると楽しいじゃないですか? 確かに最初は真面目にやっていましたけど、それは真面目にしかできなかったからで、みんな真面目にしかプロレスをできないですよね。今の僕は真面目にふざけてますよ。だから、僕も真面目なんです。
──どっちなんですか(笑)。
一 プロレスは勝ち負けじゃないと思ってやってますから。勝ち負けの部分でしかプロレスを見られないなら、その人は損していると思いますよ。だから、今回の立花とのシングルもどっちの技術が上とか争うつもりはないです。僕があいつから3カウントを獲れる技もなければ、ギブアップさせられる技もないですからね。勝とうとしないプロレスってなんですかね?
──ただの無気力試合でしょうね。
一 ああ、そうなりますか。でも、勝とうとはしているんですよ。ただ、痛いのがイヤなんです。だから、楽して勝ちたいですよね。姑息に丸め込むとかね。肩を3秒間つければ勝ちですから。持ち上げたりするとしんどいし、今はそれでいこうと思います。負けてもネクストがあるし、勝ったほうの人生もあれば、負けたほうの人生もありますからね。何度も言いますけど、プロレスは勝ち負けじゃないです。長い目でプロレスを見てください。その視点で見てくれると、『WRESTLE SOUL』という興行はより楽しめると思いますよ。
ー大会詳細ー
【大会名】
「WRESTLE SOUL Vol.03」1.25東京・GENスポーツパレス大会
【日時】
2020年1月25日(土)17時30分開始/17時開場
【対戦カード】
▼第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
本田竜輝 vs 岩﨑永遠(プロレスリングZERO1)
▼第2試合 シングルマッチ20分1本勝負
タナカ岩石&馬場拓海 vs 伊藤崇文(パンクラスism)&北村彰基(プロレスリングZERO1)
▼第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
一 vs 立花誠吾
―休憩―
▼第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
藤村加偉 vs 仁木琢郎
▼メインイベント シングルマッチ20分 1本勝負
頓所隼 vs 下村大樹(プロレスリングBASARA)
【場所】
東京・GENスポーツパレス4F WRESTLE-1道場
※住所:東京都新宿区百人町2丁目23-25
※当施設にはエレベーター等はございません。
※本施設は全館禁煙になります。
【入館料情報】
・入館料 ¥3,000(税込)
・FC会員入館料 ¥2,500(税込)(要会員証)
※当日のみ高校生 ¥500(要学生証)
※当日のみ中学生以下 無料(要学生証)
【チケット販売所】
・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-6452-6815
・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/
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㈱GENスポーツエンターテインメント 03-6452-6815
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