20201.30(THU) TOPICS
ヒートの存在がクルーザー戦線を活性化! 『CRUISER FES』準決勝2試合は激戦必至!
今回で3回目となるクルーザー級の祭典『WRESTLE-1 CRUISER FES 2020』(以下、『CRUISER FES』)が1.18横浜ラジアントホール大会より開幕した。1.31新木場1stRING大会では準決勝2試合が行われるが、そこに駒を進めたのはアレハンドロ、アンディ・ウー、児玉裕輔、ヒートの4選手だ。
ここでW-1のクルーザー級の歴史を簡単に説明しておく。旗揚げ当初は無差別級路線で進行していたW-1の闘いの中に、体重200パウンド(90.719kg)以下のクルーザーのカテゴリーを創ることをカズ・ハヤシが提唱。それに賛同した選手たちによってベルト創設の希望が出され、2015年2月25日にW-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップの創設が発表された。
初代王者決定トーナメントは同年の4月から5月にかけて行われ、このトーナメントに参加したのはカズ、田中稔、大和ヒロシ、アンディ・ウー、吉岡世起、児玉裕輔、藤原ライオン、エル・イホ・デル・パンテーラの8選手。そして、田中がトーナメントを制し、栄えある初代王者に輝いた。
その後、クルーザー王座を巡った闘いが様々なクルーザー戦士たちの間で繰り広げられていったが、その選手層が充実し始めてきた2018年よりクルーザー級の祭典『CRUISER FES』が開催されるようになった。『CRUISER FES』は主に2月を中心とした時期に開催され、8人参加のトーナメント制で行われている。その時のクルーザー王者は参加せず、優勝者は同王座への次期挑戦者となることが慣例となっている。3回目となる今回の『CRUISER FES』優勝者も現王者の吉岡の提案により、3.15『WRESTLE WARS 2020』大田区総合体育館大会での挑戦が濃厚だ。
さて、1.31新木場大会で行われる準決勝の2試合を見てみよう。1試合目はアレハンドロvsアンディ・ウーの一戦だ。アレハンドロは第1回の優勝者であり、その時の決勝戦の相手がアンディだった。同じマスクマンとして共闘する場面も多い両者だが、アンディは2年前の敗戦を忘れておらず、1回戦終了後のバックステージでも、「あの時の借りはきっちり返す」と宣言している。クルーザー王座の歴代最多戴冠数を誇るアンディだが、『CRUISER FES』はまだ手に入れていない勲章。悲願の初制覇に向けて、闘志を燃やしているはずだ。
もう一方の準決勝は児玉裕輔とヒートが激突する注目の一戦だ。『CRUISER FES』の開催が発表された時から、「W-1のクルーザーの選手の目はギラついていない」、「当たり前のように優勝してチャンピオンになって、こんなトーナメントやる意味なかったって教えてやるからよ」など、挑発的な言葉を並べて、他の選手たちから文字通りヒートを買ったのがヒートだった。そのため、今回のトーメントは「ストップ・ザ・ヒート」もテーマの一つとなっている。
だが、宣言通り、ヒートは1回戦で頓所を難なく下した。「W-1のクルーザーの児玉裕輔としてぶっ殺す!」と、“打倒・ヒート”に向けてことさらに燃えている児玉は、この難敵相手にぬるぬると気持ちの悪い前髪の奥にあるギラついた目を見せることが出来るのだろうか?
ところで、『CRUISER FES』出場全選手が発表された12.26後楽園大会で、ヒートを前に現王者の吉岡が放った「ヒートには興味はねえ。そのマスクの奥の男には腐るほど用事がある」というセリフ。当然、同大会に参戦していた初代クルーザー王者の“あの男”に向けての言葉だと思われるが、吉岡もトーナメントに参加していないものの、「ストップ・ザ・ヒート」に燃える一人ということだ。
誰が2月12日の後楽園大会で行われる決勝戦に進み、誰が優勝するのかは現時点ではわからない。しかし、今回『CRUISER FES』にエントリーされたヒートというたった一人の大ベテランの存在が、クルーザー戦線を活発化させていることだけは事実のようだ。
ー1.31新木場大会詳細ー
【大会名】
「WRESTLE-1 TOUR 2020 SUNRISE」1.31東京・新木場1stRING大会
【日時】
2020年1月31日(金)19時試合開始/18時30分開場
【場所】
東京・新木場1stRING
【対戦カード】
▼第1試合 タッグマッチ30分1本勝負
藤村加偉&仁木琢郎 vs 吉岡世起(#STRONGHEARTS)&エル・イホ・デル・パンテーラ
▼第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
一 vs サイラス
▼第3試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
河野真幸&タナカ岩石&本田竜輝 vs 頓所隼&ペガソ・イルミナル&下村大樹(プロレスリングBASARA)
▼第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
立花誠吾 vs 伊藤貴則
ー 休憩 ー
▼第5試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
カズ・ハヤシ&稲葉大樹&土肥孝司 vs 芦野祥太郎&羆嵐&竹田光珠(暗黒プロレス組織666)
▼第6試合 『WRESTLE-1 CRUISER FES 2020』トーナメント準決勝 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
アンディ・ウー vs アレハンドロ
▼メインイベント 『WRESTLE-1 CRUISER FES 2020』トーナメント準決勝 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
児玉裕輔 vs ヒート(フリー)
【チケット情報】
・最前列プレミアムシート ¥6,500
・リングサイド ¥5,500
・指定席 ¥4,500
※当日各席500円UP
※当日のみ小中高ワンコインチケット¥500を販売致します。
皆さまのご来場、お待ちしております!