- 未定
- プロレス総合学院卒業試合 エキシビジョンマッチ 3分1本勝負
- 3分00秒
こちらも5期生の笠川了がコーチを務めた河野真幸を相手に卒業試合。序盤から河野にグラウンドで積極果敢に攻め込む。ヘッドロックを取り、さらにショルダータックルでふっ飛ばされても食らいつく。スリーパーに取られながらも必死にロープに逃げ、3分間を闘いきってみせたのだった。
笠川了のコメント
「笠川了と申します。プロレス総合学院では5期生にあたりまして、スポーツ経験のない25歳からの入学で不安もあったり、実際できてない部分もあるんですが、なんとか6カ月を乗り切れたと思っています。河野さんとのエキシビションマッチ。まったくの想定外でして、自分が習ってきたもの、情熱や憧れを試合の中で出せたかなと思っています。これらのプロレス人生に向けてがんばっていきたいと思っています。卒業後は仕事をしておりますので、仕事を続けながらACEに参加させていただくか、心機一転ノアに挑戦させていただこうかなと思っています」
横山公一のコメント
「5期生の横山公一と申します。首のケガで最後の1カ月ぐらい辞めざるを得なくなって、それでも卒業証書をいただいて、複雑な気分ではあります。自分がプロレスラーに向いているのか? 身長も高くないですし、運動神経も良くないです。それでもこの学院に飛び込んで半年やれたことはここでしか得られなかったことだと思いますし、飛び込んでよかったなと思います。これからはもしかしたらプロレスラーとして練習して夢を諦めずに戻ってくるかもしれませんが、その時は裏方としてスタッフとしてプロレスがもっともっと大きくなるように力を発揮していきたいと思います」
- 未定
- プロレス総合学院卒業試合 エキシビジョンマッチ 3分1本勝負
- 3分00秒
プロレス総合学院5期生の鈴木裕太が近藤修司を相手に卒業試合。昨年の火野ヒロシ興行で美声を披露したこともあるボディビル演歌歌手という変わった経歴の鈴木だが、勇ましい声を発しながら近藤の腕を取り、さらにグラウンドでは足を取って固めていく。そしてショルダータックルで果敢にぶつかり、ボディスラムも決めてみせる。最後は逆エビ固めを仕掛けたところでゴングとなった。
鈴木裕太のコメント
「無事に卒業できました。現在25歳ですね。一度は高校卒業後に某団体に入団したんですけど、他に夢ができまして離れてしまったんですが、人生一度きりということで、この度入学させていただいて半年間練習を積んできました。本日、近藤さんに全力で当たらせていただいたんですが、お客さんの前で当たらせていただくという責任と言いますか、これからはプロとしてやっていく上で非常に勉強になった3分間でした。今後はフリーとして活動させていただきます。ありがとうございました」
- 第一試合
- シングルマッチ
- 6分44秒
- デスバレーボム→うんこ座り
横山はアンドロメダを蹴り倒して「動くなよ」と命じておいてエルボー。さらに「娑婆僧が!」と言いながらコーナーに追い込み、逆水平チョップ。そしてポケットに手を突っ込みながらよたよたと近づいて蹴りを入れようとした。これをアンドロメダに掴まれてしまうが、それを振り切ってロープに飛んだ横山。しかし、アンドロメダはこれを上手く避けて、ドロップキック。さらに場外に落ちたところをプランチャーだ。リングに戻ってくるとパワースラムによる反撃を受けるが、コーナーからボディシザーズドロップを投下してみせた。しかし、反撃もここまで最後はショートレンジラリアットからデスバレーボムでトドメを刺されてしまったのだった。
横山のコメント
「(アンドロメダのポーズをしながら)なんだよ、このポーズ。俺はこれが一番気になって夜も眠れねえだろう。ナメてんのか? もうねえよ、コメントなんか」
アンドロメダのコメント
「負けた、負けたよ、あのヤンキー野郎。まだまだ終わりじゃないよな。もっともっとやろうぜ。そして今回一さんがいないACEで、このアンドロメダの闘いで伝わったものがあればいいかなと思います。アンドロメダKEN、そしてACE一同、一さんの復帰を待っています。オーケー!」
- 第二試合
- シングルマッチ
- 8分55秒
- ヌーンソーン・ブレイカー
昨年新木場で闘ったボラと熊ゴローが再戦。序盤から熊ゴローがW-1タッグチャンピオンの貫禄を見せるようにヘッドロックで締め上げていく。しかし、ボラも腕を取ってからヘッドロックで仕返し。そしてショルダータックルで果敢に攻め込む。だが、巨漢の熊ゴローが倒れるわけもない。「私は疲れた、お前が走れ」となぜか上から目線で熊ゴローに命じたものの、逆に大きく吹っ飛ばされ、ショルダースルーでも高々と放り投げられる。さらに逆エビで締め上げられたボラ。だが、ボラは死んでいなかった。熊ゴローをコーナーで自爆させると、コーナーをピョンピョンと飛んで反動をつけてのアームドラッグ。さらにショルダータックルで熊ゴローを吹っ飛ばしてみせた。ボディスラムで叩きつけられても、続くセントーンは自爆を誘う。そしてロープ間を走り込んでのボディプレスだ。しかし、熊ゴローはすぐさまショートレンジのラリアット、セントーンで反撃。最後は高角度の逆エビ(ヌーンソーン・ブレイカー)でガッチリと締め上げ、貫禄の勝利を奪った。
熊ゴローのコメント
「後楽園のタッグ戦で頭いっぱいでそれしか考えてない。ボラデはプロレスをナメてんのか? 死ぬぞ。練習しろ、お前。お前だけじゃねえ。ACEの奴ら、死ぬ気でやれよ。今日でACEは終わり。タッグ必ず防衛して、土肥熊が防衛街道を突っ走ります。以上です」
ボラのコメント
「腰……腰……逆に曲がってないですか? 大丈夫ですか? 今日は前回の試合でマントを取られて本調子が出せなかったんで、あの新木場の時もそうだったけど、あいつに負ける要素など何もないはずだ。もう一回、もう一回だ。今度はお互いベストの体調でやろうや。ビバメヒコ! アディオス・アミーゴ!」
- 第三試合
- タッグマッチ
- 10分31秒
- アサイDDT→片エビ固め
前回のACEで因縁のできた頓所とDNAの下村がタッグで対決。パートナーの瀧澤と島谷も素早く元気にぶつかり合う。そんな中、瀧澤が島谷を捕獲。代わった頓所は殴りかかって攻め込むが、蟹挟みで倒されると、そこに下村が出てきてドロップキック。さらにDNA組はダブルのチョップも決めてみせた。これで捕まった頓所はDNA組から集中砲火。下村は逆片エビ固めをガッチリと決めて頓所にギブアップを迫る。ここは必死にロープブレイクした頓所。島谷にもボディスラムを食らうが、蹴り足を取られたところを2発延髄斬りを決めてようやく脱出した。続く瀧澤がスタナーで島谷に襲いかかる。さらにゼロ戦キックで追撃だ。しかし、島谷もエルボーアタックで反撃。そして、三度頓所と下村のマッチアップだ。下村のスワンダイブ式チョップをかわした頓所はドロップキックを決め、さらにバックドロップだ。そしてコーナーへ。ところがここで下村が駆け上がり、雪崩式のアームドラッグ。ならばと頓所もカウンターでドロップキックを決める。しかし、下村は頓所をコーナーで自爆させると、そこに島谷が入って来てダブルの交差式の河津落とし。最後はアサイDDTで頓所から3カウントを奪ったのだった。
下村&島谷のコメント
島谷 いやあ勝ちましたね。
下村 頓所隼、見たか! これがDNAじゃ。
島谷 やっぱ俺らタッグでやっているけど、今日の試合じゃタッグ感というのはなかったな。今日はちょっとなかったかな。それは会場入りする前から亀裂があったんです。こいつ何回もACEに出ているのに道がわかんなくなっちゃってさ。昼間にDDTがあったから撤収やって、急いできたんですけど、それで喧嘩しちゃって。それが出ちゃったかな?
下村 ズレがあったかもしれないね。
島谷 でも、頓所選手に負けてんだろ、シングルで。
下村 これで1勝1敗。まだまだ終わんねえから。どこでやるかわかんないけど。
島谷 今日はタッグチームという感じ出なかったから、また機会があったら試合させてもらいたいですね。このグランミリメーターズを知らしめていきたい。次は道をちゃんと覚えてな。
下村 いつも新大久保の駅から来てるからさ。今日はありがとうございました。また呼んでください。絶対おもろい試合するんで。
頓所&瀧澤のコメント
瀧澤 負けちゃいましたね。頓所さんから化学反応を起こしたいなと言われていたんですけど、起こすことができませんでした。組んだのはまだ1回目なんで、次組んだ時は化学反応を起こして、勝ちたいと思います。
頓所 ああ、クソ! まだまだ! まだまだ終わらねえ!
- 第四試合
- シングルマッチ
- 15分00秒
- 時間切れ引き分け
プロレス総合学院4期生出身のACEの馬場とZERO1の北村がついに初対決! まずはグラウンドでお互いの力を確かめ合う両者。馬場は北村の足首を固め、さらにヘッドロックで締め上げていく。スタンドになるとフロントネックロックからネックブリーカー、さらにチンロックと北村の首に照準を絞って狙い撃ちだ。馬場は感情を剥き出しにしてマウントポジションになるとエルボーを連打。一方の北村もエルボースマッシュから反撃開始。ハンマーパンチを殴りつけ、さらにサイドスラムでマットに叩きつける。そして逆エビ固めの体勢に。馬場が足首を掴んでこらえると、ガードポジションからのエルボーで黙らせ、ガッチリと極めてみせる。馬場もこれを気力でロープブレイク。さらに北村にコーナーに追い詰められるも、自爆させて形勢逆転だ。馬場は背中越しに蹴りを入れると、ブレーンバスターで叩きつけた。しかし、北村も馬場のミサイルキックをかわして、腰にエルボー連打で反撃してくる。そして、両者エルボー合戦、さらにお互いの顔面を張り飛ばし合う。ここから馬場はエルボーアタックで攻め込み、ブレーンバスター。そして得意のミサイルキックを炸裂させる。ならばと北村も再びコーナーに上がった馬場をデッドリードライブで投げ飛ばし、スピアーを炸裂させる。両者ダメージが大きく、ダウン状態となった。ここから立ち上がった2人は膝立ちの状態でエルボー合戦。馬場は張り手から頭突きを決めるが、北村もブレーンバスターでお返し。そして、再び逆エビ固めを極めてみせる。しかし、ここで時間切れ。ライバルの初対決は時間切れのドローに終わった。
馬場のコメント
「待ち望んでいた同期との初めての試合。やぱり学院にいた時と同じで熱い奴でした。15分じゃ時間が足りなかった。まだお互いの気持ちを吐き出すには15分じゃ足りなかった。また次、やることがあると思うんで、その時は僕が勝ちます」
北村のコメント
「ZERO1に入ってから初めての他団体との試合が、ここプロレスリングACEで、相手が同じ4期生で苦楽を共にした馬場と試合ができてよかったです。でも、まだここで終わったとは思ってないので、馬場は僕よりもプロデビューも早いし、僕より先に先輩から勝ち星を取っているんで、その点においては僕は馬場に遅れている部分があると思いました。そして15分で勝負を決められなかったのは自分の中でも数多くの課題や改善点があると思いましたので、明日からの練習をもっともっと追い込んで、次当たった時は僕がピンを取って、今日の引き分けの借りを返したいと思います」
- 第五試合
- タッグマッチ
- 13分6秒
- 岩石落とし→片エビ固め
久しぶりに総合学院2期生がコンビを結成。HEAT-UPの近藤と井土とのタッグ戦に挑む。やたらと声を出して元気な近藤に対し、キャリアが下にもかかわらず「ど根性見せんかい!」と怒鳴りつける伊藤。近藤は元気にぶつかり、伊藤の巨体を吹っ飛ばしてみせた。続いては岩石と井土の激突。素早い動きで岩石を吹っ飛ばした井土。すぐに近藤も入って来て、岩石に襲いかかる。岩石はチョップ、ボディプレスを受けてしまうが、すぐに挽回。伊藤とダブルのアームドラッグも決めてみせる。さらにタッチを受けた伊藤は井土に鎌固め。これを近藤がストンピングでカット。しかし、岩石を挟んで再び登場した伊藤は近藤をキックでいたぶり、コーナーでフライングニールキック。さらにブロックバスターも決めてみせる。しかし、近藤もショルダータックルで反撃。ならばと伊藤は背中にブラジリアンキックを炸裂させると得意のジャーマンの体勢に入る。しかし、ここは井土がドロップキックでカット。伊藤もめげずに投げっぱなしのジャーマンを近藤にやり返す。ところがここに井土がスピアー。ならばと近藤、岩石も入って来てそれぞれ得意な技を決める。しかし、岩石が井土のエルボー連打で倒され、HEAT-UP勢のトレイン攻撃の餌食に。近藤のスパインバスター、井土のスライディングDを連続で食らってしまう。井土にフィッシャーマンバスターも食らった岩石。しかし、カウンターの払い腰で逆転すると伊藤のキックと頭突きのサンドイッチ攻撃。さらにダイビングヘッドバットを投下した岩石は、最後は岩石落としで3カウントを奪ったのだった。
試合後、パートナーの伊藤と抱き合った岩石は、伊藤より渡されたマイクを握ると来場したお客さんに挨拶。そして、最後は「このままプロレスリングACEは驀進します!」と叫んで、第11回大会を締めくくったのだった。
伊藤&岩石のコメント
伊藤 今日は久々にACEに出たけど、一、戻って来いよ。お前のために俺が出たんだ。お前は万全の状態でACEに戻ってこい。俺からはそれだけや。
岩石 一さんのいないACE、どうでしたかね? 兼平さんに続いてHEAT-UPの近藤さんと井土さんに出ていただいて、試合してくださって、感謝しています。あと同期の伊藤にも感謝しています。ACEは次いつやるかわからないですけど、まだまだ先に進んでいきます。「驀進します!」って言っちゃったんですけど、ギャランティは大丈夫ですかね? でも、先に行くんで今後のACEを見ていてください。
近藤&井土のコメント
近藤 ああ、クソ! 負けた! HEAT-UP、いやACEもド根性祭りにしたかったのに。伊藤とかいう奴でかい。でも、俺はド根性で勝つだけだ。タナカ、お前もガッツがある。だけど、井土……一言言ってやれ!
井土 ACEさん初参戦で気持ちで負けてしまったんで……
近藤 気持ちで負けんじゃねえよ! HEAT-UPは負けねえよ! 敗因がわかった。根性叩き直してやる! ド根性じゃ!