- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 5分19秒
- パイルドライバー→片エビ固め
ロックアップからスタートしたこの試合。岩石はロープに押し込まれるも、ブレイク直後にチョップを炸裂させる。ならばと新井はすかさず場外へ。エプロンに岩石を誘い込んで、コーナーで一撃食らわしてから、トップコーナーからモンゴリアンチョップだ。
岩石も頭突きで反撃するが、新井にヒップトスからグラウンドに持ち込まれてショートアームシザースを極められる。さらにコーナーに追い込まれた岩石。新井は脳天にチョップを食らわせるが、石頭の岩石には通じない。逆に自分の手をいためる結果となった。
このチャンスに岩石はカウンターの払い腰。さらにランニング頭突きを連発し、ジャンピングヘッドバットも投下する。そんな岩石に新井はスリーパー。グラウンドに持ち込みガッチリと絞め上げる。だが、グラウンドから脱出するとショルダースルー。さらに新井が狙ったパイルドライバーもリバーススープレックスで切り返すと、コーナーに上がってダイビングヘッドバットを狙う。
しかし、新井は転がって場外へ逃亡。岩石も新井を追いかけるが、リングに戻ったところをコーナーに自爆させられ、その反動を利用してのDDTを被弾。最後はドリル・ア・ホール・パイルドライバーで3カウントを喫したのだった。
新井のコメント
「こうして怪我して戻ってきてね、所属じゃない俺が流れに乗ってなかったわけだから、切られてもおかしくなかったけど、こうやってちゃんと試合を組んでくれて、俺の背中にこのロゴを背負わせてくれたEnfants Terriblesに忠誠を誓うぞ。タナカ岩石、俺もお前も変わらねえ。なんのバックボーンもねえ、メキシコに渡ってどうなるかわからんかったけど、ここまでやってきたんだ。考えようによっちゃあ、俺もACEでコツコツやってここの位置をゲットしたんだからよ。俺はACEの壁になるぜ。俺はこれから高島平でファイト・オブ・ザ・リングの現場が待ってるからよ。今日はセコンドにつかねえけど、あの3人ならやってくれるだろう。俺はEnfantsTerriblesに忠誠を誓う」
岩石のコメント
「結局何も変わらないな。新井健一郎に2連敗。前回の後楽園でも負け、新井健一郎じゃなくても、今日も負けたんだよ。何度も同じこと言ってやるよ。このままじゃいけないって。動くって。いい部分があっても結果残さなきゃ意味ないし、でもちょっと開き直れば、ここからおもしろいんじゃないかって。どん底に行ったらおもしろいって。タナカ岩石、おもしろいって証明してやる」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分12秒
- STF
3月の佐世保大会でアゴの骨を三富に折られて欠場していた一の復帰戦。序盤から一を追い込む三富。しかし一は三富がコーナーに走ったところを追走してドロップキックで顔面を打ち抜く。さらにコーナーに顔面を何度も叩きつけていく。しかし、レフェリーを無視して暴走し、注意を受けているところを三富のトラースキックを被弾してしまう。
三富は倒れた一を足蹴にすると、ニードロップを顔面に投下。さらに顔面を蹴飛ばして、挑発していく。一も立ち上がろうとするが、三富は逆水平チョップを連発。しかし、一はがむしゃらに食らいついていく。三富に跳ね返されてもエルボーを連打していく一。
しかし、三富は強烈な張り手で動きを止めるとトラースキック。これまでかと思われた一だが気力で立ち上がりエルボーで三富をダウンに追い込みバズソーキック。さらにランニングニーで顔面を打ち抜くと、得意のSTFに捕獲する。三富のアゴをガッチリロックして身体を反らせると、三富もたまらずギブアップ。一が復帰戦を勝利で飾った。
試合後、一は三富を襲撃。場外でマウントになり、何度もエルボーを食らわせていったのだった。
三富のコメント
「あいつ人殺す目してんぞ! W-1やべえぞ! おまわりさん! ああ殺される!」
一のコメント
「これで終わりだ。長かった。怪我してアゴの骨を折って、1カ月まともなものを食えなかった。長かった。これでもうおしまいだ、あいつはもう。次はねえよ、もう終わりだ。あのデブとの抗争は終わりだ」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分7秒
- 変形DDT→片エビ固め
ゴングと同時にドロップキックで奇襲を仕掛けたアレハンドロとパンテーラ。しかし、愚連隊はこれを読んでいてかわしてしまう。それでも動きで撹乱して愚連隊を場外に追いやると、2人同時にトペ・コンヒーロを発射した。
リングに戻るとパンテーラが論外にドロップキック。さらにチンロック、サーフボードストレッチで固めていく。さらに代わったアレハンドロもヘッドロック。そしてランニングエルボーを連発してからドロップキックだ。
しかし、論外の余裕は崩れない。強烈なエルボーでアレハンドロを殴り倒し、頭部にストンピングを連発。そして場外に追いやると、今度はMAZADAが鉄板にぶつけていたぶっていく。その間、論外はリング上に寝転んで余裕を見せる。
なんとかリングに戻ったアレハンドロだが、今度はコーナーに追い詰められて顔面を踏んづけられる。そして、論外のキャメルクラッチからMAZADAが低空のドロップキック。さらに場外で論外にイスを投げつけられてしまう。論外は迷惑をかけた観客のイスを戻してペコリと挨拶。礼儀正しい態度に会場から拍手が起きてしまった。
その間にもアレハンドロはMAZADAにサーフボードストレッチでいためつけられブレーンバスターの体勢に捕らえられる。だが、これを阻止したアレハンドロはコーナーに上がってミサイルキック。ローンバトルから脱出してパンテーラにタッチだ。
パンテーラはミサイルキックをMAZADAに食らわせ、エルボーアタックでダウンさせる。そして三角飛び式のフライングクロスチョップを披露した。だが、MAZADAも軽快な動きで続くパンテーラの動きをストップ。DDTで反撃し、アームドラッグ、ラリアットを連発する。そしてパンテーラにはキャメルクラッチ。ここに論外でも出てきてアレハンドロをメキシカンストレッチに捕獲する。
さらに愚連隊は合体フェイスバスターからジャーマンと論ザードの合体技。そしてMAZADAがパンテーラにラリアットだ。しかし、アレハンドロがカットに出てきて、論外にドロップキック。MAZADAにもロープの反動を利用したボディアタックだ。そしてMAZADAにパンテーラとサンドイッチトラースキックを食らわせる。
パンテーラはノーザンライトスープレックスからMAZADAをコーナーに座らせる。そして肩車して固定すると、そこにアレハンドロが出てきてフランケンシュタイナー。倒れたMAZADAにスワントーンボムを食らわせると、最後は変型のDDTでトドメを刺したのだった。
試合後マイクを握ったパンテーラは日本語で「おい、愚連隊! 9月文体、横浜文体、チャレンジャー、マスクマン3人! 東京愚連隊! お〜い!」と愚連隊の持つUWA世界6人タッグ王座への挑戦を表明。これに対し、論外は「メキシコ帰れ!」と拒否の姿勢を打ち出したのだった。
論外のコメント
「ないよ。受けない。俺たちとタイトルマッチやるレベルじゃないよ。ただ覆面被っているだけだよ。マジでマスクマントリオないよ。実力が伴わないよ。やる意味ないよ。全日本プロレスのほうがおもしろい。ブラックめんそ〜れのほうがまだできる。そういうこと。あんな1試合勝ってベルトに挑戦できるって甘いんだって。今まで野放しにしてたけど、文体だからタイトルマッチっておかしいだろう」
アレハンドロ&パンテーラのコメント
アレハンドロ 今日は勝ったから言わせてもらうよ。東京愚連隊、9月の横浜文体、アレハンドロ、パンテーラ、アンディ・ウーでUWAのベルト挑戦させろ!
パンテーラ (日本語で)横浜文体は、次のチャレンジャー、愚連隊vsアンディ・ウー、アレハンドロ、パンテーラ。よろしくお願いします!
- 第四試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 8分47秒
- ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
カズ推薦選手として初見参となるマスクマンのペガソ・イルミナル。ペガソはいきなり佐藤の足を払ってグラウンドに持ち込む。佐藤もペガソの腕を取って反撃。ならばとペガソは体勢を入れかえてヘッドロック。佐藤もヘッドロックでやり返す。
腕を取られたペガソはロープを利用して1回転してこれを外し、リープフロッグからローリングソバット。さらにドロップキックを食らわせると、場外に逃げた佐藤に三角飛び式のトルニージョだ。
勢いに乗るペガソはギロチンドロップからサンセットフリップ。しかし、佐藤もビッグブーツからエルボーアタックで反撃だ。そしてペガソに3発連続でボディスラム。さらにストンピングを連打して追い込んでいく。
佐藤は串刺し式エルボーアタックからブレーンバスターで追撃すると逆エビ固めに捕獲。しかし、ペガソはプッシュアップしながらロープエスケープ。佐藤のエルボー連打に追い込まれながらも張り手を連発して反撃していく。佐藤も感情的になり張り手からエルボー。しかし、ロープに走ったところをペガソが追走。ロープの反動を利用して反転式ボディアタックを食らわせ、延髄斬りで追撃だ。
ペガソは佐藤の打撃を避けて張り手連打からローリングソバット。そしてスワンダイブ式で飛ぶ。佐藤がかわすとローリングソバットで動きを止めてみせる。しかし、佐藤も譲らない。カウンターのボディスラムで叩きつけ反撃すると、ストレッチ式のアバランシュホールドだ。そして、再び逆エビ固めにペガソを捕獲する。
ここはなんとか逃れたペガソ。佐藤のバックドロップを一回転して着地して阻止すると、スワンダイブ式のフライングフォアアーム。さらに足を抱えてから持ち上げ、ファルコンアローのように串刺しにすると、最後はトップコーナーからファイヤーバードスプラッシュ! 見事に3カウントを奪い、勝利を飾ったのだった。
佐藤のコメント
「クソ! 闘う前にインタビューで言った通り、あいつだろう。俺の同期のあいつだろう。途中で張り手合戦になって、その時一緒に練習していたあいつの姿が見えたよ。マスクマンになって、ハヤシさんの推薦選手として帰ってきたけどよ、俺はお前としっかりと同期としてライバルストーリー作っていくぞ。今日は負けたけど、次は俺が勝つ!」
ペガソのコメント
「俺がこのリングに上がる理由はただ一つ。てっぺんの無差別のベルトを俺が取る。以上」
- 第五試合
- 「WRESTLE-1 vs #STRONGHEARTS」対抗戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
- 16分29秒
- タイガースープレックスホールド
試合前に欠場中の稲葉が登場。「9月2日、横浜文化体育館大会で復帰します。思いっきり暴れます」と復帰の挨拶をした。続いてスーツ姿の立花も登場。マイクを握ると、「てめえらによ、俺の人生においてよ、超重大発表しに来たよ。とりあえずおめえらに言わなきゃならねえことがあるな。俺がいる間にこの俺のリングでよ、俺の許可なく暴れ回っている輩がいるな。俺が出てきたからにはただじゃおかねえぞ。ということはどういうことかわかるよな? 9月2日横浜文化体育館で俺も復帰するぞ! まあよ、カードは未定だけどよ、俺が復帰するってなったらあいつらぶちのめしてやるからよ。てめえら、楽しみにしとけよ、ああ〜ん?」とこちらも復帰宣言をしたのだった。
#STRONGHEARTSとW-1軍、両軍が入場するとリンダマンが「でかいの出てこい」と挑発。これに応じて河野が先発を買って出て、リンダマンと対峙だ。河野はいきなり張り手でリンダマンを倒すが、ここでCIMA、ジンジャーが背後から襲撃。3人揃ってドロップキック。そしてジンジャーがトペ・コンヒーロだ。
続いてCIMAも飛ぼうとするが、場外から頓所が足を引っ張って阻止。頓所はドロップキックを食らいながら、CIMAを場外に追いやりエプロンからドロップキックを発射した。そしてリング上は伊藤とT-Hawkがショルダータックルでぶつかり合い、エルボー合戦。ここで伊藤は得意のキックを繰り出し、フライングニールキックをT-Hawkに炸裂させる。
そしてW-1軍はトレイン攻撃を敢行。続けてスイッチしたCIMA、さらにリンダマンにも河野がジャンピングニーを連発だ。そして中国拳法の使い手のアンディが登場。ジンジャーとカンフーのような攻防を繰り広げる。
続いては頓所vsT-Hawkかと思いきや、CIMAが背後から襲撃! どこからか持ち出したビニール袋で頓所にチョーク攻撃だ。ダメージを負った頓所にT-Hawkは逆水平チョップを連発。続くリンダマンもエルボードロップからボディプレスを投下する。そして、CIMAにタッチ。
CIMAは頓所の顔面を蹴飛ばし、河津落とし。そしてグラウンド卍に捕獲する。これを逃れてもCIMAの低空ドロップキックが炸裂。頓所は反撃の糸口がなかなか見えない。続くT-Hawkには起き上がりこぼし式の逆水平チョップを食らい、エプロンにいたCIMAからはセントーン・アトミコ、ジンジャーからもフットスタンプを被弾してしまう。
そして、T-Hawkに足極め式のキャメルクラッチに捕まった頓所。続くリンダマンにはジャーマンの体勢に捕まった。しかしこれを踏ん張るとエルボーで反撃。リンダマンとエルボー合戦で渡り合う。
そしてコーナーでスイング式DDT。これは阻止されたが、リンダマンがロープに走ったところを捕まえて、その反動を利用してのDDTで串刺しだ。そして、伊藤にタッチ。伊藤は串刺し式ラリアット、ニールキックを連発。カットに入ってきたT-Hawkをブロックバスターで投げ飛ばす。
しかし、リンダマンも水車落としで反撃。伊藤をジャーマンで投げようとする。しかし、伊藤に踏ん張られると、スクールボーイ。これを逃れた伊藤はミドルキックで蹴り倒し、T-Hawkの前でナイトライドの体勢に入る。リンダマンがスリーパーで切り返すとコーナーで押し潰し、ロープに走ったところを捕まえてパワースラムだ。
ここで伊藤は頓所にタッチ。同時にW-1軍が入ってくる。アンディのミサイルキック、伊藤のPK、さらに頓所の低空ドロップキックが炸裂する。そして頓所はリンダマンの反撃も断ち切ってジャーマンだ。
勢いに乗るW-1軍だったが、ジンジャーの動きに翻弄される。ジンジャーはアンディにドロップキックを食らわせ、その反動で頓所にムーンサルト。さらにアンディのニードロップを頓所に誤爆させる。そしてCIMAのリバーススプラッシュからリンダマンの背中を踏み台にジンジャーがファイヤーバードスプラッシュだ。
粘る頓所はジャーマンに来たリンダマンに前方回転エビ固め。さらにエルボーを炸裂させていく。しかし、ここでT-Hawkが入ってきてヒザ蹴り。そしてリンダマンのジャーマンが炸裂する。ここはなんとか返した頓所だったが、続くリンダマンのタイガースープレックスホールドは返すことができずに3カウントを奪われたのだった。
試合後、マイクを握ったリンダマン。「おいおいおい、俺たち#STRONGHEARTSの完勝だ! 前回はちょっとの間違いで負けちゃったけどよ、おう河野! てめえからは直接取れなかったが、借りは返したことにしてやるよ」と勝利宣言だ。さらにリンダマンは、「俺たちが中国にいる間に俺たちになんにもなしに勝手にカード発表していたな。どういうことだよ。なんとかTwitterで言ってくるとかしないと×3、俺たち上海だからわかんないんだよ」とW-1サイドの対応を批判。そして、「そんなこともあって、この会場で動かないとわからないことがあるからよ。俺たち、試合だけじゃねえぞ。この後楽園、俺たちの動きを楽しみにしてるんだな」と予告をした。
続いて、CIMAがマイクを握る。CIMAもW-1に向けて、「お前ら、なんでこのリングに上がってんのや? その理由がわからんへん。リリース1枚で決まる試合。俺は21年間やってきて、そんなプロレスはないんや。事務所が発表して決まるんやない。事件は現場で起きてるんや! 今度紙切れ1枚で俺たちのカード発表してきたら、中国からもう二度と来いへんからな。俺らのカードは俺らが決める。そして皆さんが賛成する。そうでしょう!」と自分たちでカードを決めることを宣言した。そして、「おい、とんどころぉ(頓所のこと)! お前以外にも狙っている奴いるからよ。いつまで寝とるんや! とんどころぉ! とんどころぉ! 立ち上がれ、とんどころぉ!」と頓所の頭を蹴飛ばした始めたのだ。
ここで頓所は立ち上がって、CIMAに急所蹴り! さすがのCIMAも不意を突かれて悶絶だ。「こら! お前ら、先輩が教えておけ、こら! マイクもしゃべれんように蹴る奴がいるか!」と怒りを爆発させたCIMAは、「このままじゃ終わらへんからな! キンタマ蹴る時はちょうどよく蹴ろうぜ」と言い放ち退場していったのだった。
アンディ&頓所&伊藤のコメント
アンディ ジンジャー、お前、おもろい思うたけど、なんで試合中ずっと脇腹押さえてんのや? 刺激与えに来たんやないのか? 全然物足りんな。もっと俺を楽しませてくれ。
頓所 この前はイリミネーションマッチで勝ったけど、今日も勝ちたかったけど、今日は完敗だよ。でも、W-1に上がり続けるんだろ? 俺がCIMAとシングルやって、俺が完全に3カウント取って、#STRONGHEARTSは終わらせてやるよ。
伊藤 俺個人は負けてへんとちゃうか? 刺激入れるって言ってたけど、全然足りへんよ。リンちゃんも俺から直接取ってみろ。直接取ったら俺が靴をペロペロしてやる。お前も俺に負けたらペロペロしろよ。
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 19分14秒
- ラ・マヒストラル
先発は文体で闘う征矢と芦野。両者、腕の取り合いから始まりグラウンドの攻防と、じっくりと肌を合わせた。続いては土方と羆嵐。ショルダータックルで羆嵐が土方をふっ飛ばすが、土方もサッカーボールキックでお返し。ここから土方はミドルキック、羆嵐は逆水平チョップをお互いに打ち合っていく。
続いてアンファンから児玉が出てくると、土方は吉岡にスイッチ。吉岡がキックを食らわせれば、児玉はエルボーアタックからフライングヘッドシザースホイップだ。そして自軍のコーナーで吉岡を捕獲。芦野、羆嵐、児玉が順番にボディスラムだ。最後の児玉はさらにセントーン・アトミコを炸裂させる。
児玉から代わった芦野はショルダーブリーカー。吉岡も代わった羆嵐に反撃するが、羆嵐はショルダータックルでお返し。そして三度登場の児玉は串刺し式エルボーアタックからバックドロップだ。
しかし、続く羆嵐のラリアットをガードした吉岡は延髄斬りを食らわせて土方にタッチ。土方はサッカーボールキック、PKで羆嵐に攻め込んでいく。さらにコーナーでハイキックを食らわせた土方。だが、羆嵐のラリアットでダウンし、セントーンを被弾。代わった芦野には俵返しで投げられてしまう。
だが、土方もカウンターのハイキックから、ランニングジャンピングハイキックを炸裂させて征矢にタッチ。代わった征矢は芦野をショルダータックルでふっ飛ばし、バックエルボー、ブルドッキングヘッドロックを連続で繰り出す。児玉がカットに入ってくるとこれを捕獲。まとめて、で2人一緒に蹴散らす。
さらにブレーンバスターを芦野に決めた征矢。しかし、芦野の追走式のエルボースマッシュを食らって動きがストップ。芦野はエルボースマッシュを連発するが、征矢も立ち上がってエルボーで反撃していく。そしてワイルドチョップからスピアーだ。
征矢は芦野の後頭部にワイルドボンバー。そしてトドメの正面からのワイルドボンバーを狙う。だが、ここで羆嵐が横からタックルでカット。芦野が羆嵐を征矢のボディにセントーンのように投下すると、続けて飛び込み式のエルボースマッシュだ。
しかし、征矢も芦野と羆嵐をダブルワイルドボンバーで蹴散らし、芦野には続けてデスバレーボム。そして、再びワイルドボンバーの体勢だ。しかし、芦野はこれを阻止してアンクルロック。征矢が足で顔面を蹴飛ばしてきても離さずにガッチリと極めていく。
ギブアップを奪えなかったものの、芦野はジャーマンスープレックス3連発。だが、征矢はこれをキックアウトするとT-ボーンスープレックスを阻止してエルボーでダウンに追い込む。そして、両者、吉岡と児玉にタッチだ。
児玉は掌底からブレーンバスター。そしてリーバスブレーンバスターの体勢へ。しかし、吉岡はこれをかわして児玉をキックで蹴り飛ばす。そして串刺し式ダブルニーから、土方がPK。続けてファルコンアローだ。
だが、ここで羆嵐が場外から足を引っ張ってカット。このチャンスに児玉はマッドスプラッシュを発射した。しかし、吉岡はこれを避けて自爆させることに成功。そしてファイヤーマンズキャリーから児玉の顔面を蹴り飛ばす。児玉もドロップキックから変型のDDTを仕掛けるが、吉岡はこれを阻止。ラ・ミスティカからのラ・マヒストラルでクルーザー王者の児玉から3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握った児玉。不気味な笑みを浮かべながら、「吉岡、気持ちいいな。お前、やっぱり気持ちいいな。もう一回、9月2日、文体でこのベルトを懸けて俺を気持ちよくさせてくれ。お願いだ、気持ちよくさせてくれ」と、吉岡を挑戦者に逆指名したのだった。
一方の吉岡もマイクを握る。「児玉! お前を気持ちよくさせてやれるのは俺だけだよ」とこちらも応じる構えだ。さらに征矢もマイクを握る。「おい、芦野まだ帰るな。俺たちもメインでやるだろう。この後楽園のお客さんにも俺たちがシングルで闘うというのをやったほうがいいんじゃあないか? やってやるよ、9月2日。芦野、お前の9月2日の結果はバッドエンドだ。俺の結果はハッピーエンドだ。それが答えだ」と文体での勝利を宣言したのだった。
芦野もマイクで「9.2の文体はあの生意気なチャンピオンをカリスマ芦野が倒して、ベルトを取ります」と宣言。征矢と火花を散らしたのだった。
征矢&吉岡のコメント
吉岡 児玉裕輔、強くて、賢くて、気持ち悪いな、相変わらず。文体、逆指名ってことでいいよな? 後悔させてやる。
征矢 もう決まってるんだ。あとは文体だ。
芦野&児玉&羆嵐のコメント
児玉 ああ気持ちいい。やっぱり吉岡世起じゃないとね。あと文体はね、早いかもしれないけど、もう一回やろう。でも、勘違いしちゃ困るよ。ベルトを落とす気はないから。気持ちよくする材料だから。僕が文体の舞台で気持ちよく立つための試合。それだけ。
芦野 きつかったね。でも、見据えてるのは9.2。ベルトを俺の腰に返してもらう。それだけ。まあ今のチャンピオンは歴代の王者の中でも最低だと思っているよ。防衛回数も少ないだろう。そんな奴に預けておけないんだよ。W-1、落ち着くの早い。W-1は攻めないとダメなんだよ。W-1のカリスマ・芦野が9.2で取り返す。
羆嵐 ハッハッハッハッハ! なんで土肥孝司がいないんだ? 俺から逃げたのか? 逃げろ、逃げろ、ドンドン逃げろよ! てめえを必ず赤く染めてやっからな。ドンドン逃げてくれ。逃がしゃしないけどな。土肥孝司、ああああああ!
- 第七試合
- WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
- 21分18秒
- 南京錠固め
※第15代王者組・黒潮“イケメン”二郎&田中将斗組が初防衛に失敗。近藤修司&土肥孝司組が第16代王者組となる。
先発はイケメンと近藤。腕の取り合いを展開するが、イケメンは場外に逃亡。戻ってきて再び近藤に腕を取られるが、バックを奪取。そして、珍しくジャーマンを仕掛けてみせる。だが、ここで近藤は土肥にタッチ。その土肥はイケメンを放り投げて、田中へのタッチを要求する。
これに応じて登場した田中は土肥のショルダータックルを「来いよ」と受け止めるが、土肥の意地の一撃にダウン。その土肥は田中をコーナーに追い込み、ストンピングを連発だ。すると田中は立ち上がって土肥に張り手。土肥も張り手でお返しすると、両者意地のエルボー合戦だ。
熱くなった田中はついにジャケットを脱ぎ捨てる。そして土肥をエルボーでついにダウンさせてみせた。ここでイケメンにスイッチ。イケメンはヘッドシザースに土肥を捕獲。近藤が頭を蹴飛ばしてカットしてきても離さない。だが、再三に渡るカットに怒りのイケメンはドロップキックで近藤を場外に追いやった。
そして田中とダブルのエルボーアタックを土肥に食らわせる。再び出てきた田中はコーナーで土肥をエルボーで追い込む。そして「フィニッシュ!」と叫んで串刺し式エルボーアタックだ。続けて首4の字に捕らえた田中。土肥はタッチを受けたイケメンを無視して田中に突っかかるが、エルボーで黙らされる。
そのイケメンは土肥をロープを飛び越えてのギロチンドロップを炸裂させる。土肥もイケメンの胸板に逆水平チョップを食らわし、イケメンがロープに走ったところをスパインバスターだ。そしてタッチを受けた近藤はイケメンをロープに吊るしてのハングマン式ストンピング。ランサルセは一度はかわされたものの、すぐさま背後からのランサルセで叩きつける。
さらにザ☆オリジナルを炸裂させた近藤。イケメンのジャケットパンチを余裕で受け止めると、エルボーで一撃だ。しかし、イケメンもロープ越しに蹴りを食らわせると、スワンダイブ式ミサイルキックでお返しして田中にタッチ。
田中はエルボーで攻め込むが、近藤もラリアットで応戦。しかし、田中はDDTで串刺しにし、ブレーンバスターを連続で放つ。近藤もバックを奪われたところからKUBINAGEでお返しだ。そして再び土肥にタッチ。
土肥はスクラップバスター、エルボーで田中に攻め込む。田中もエルボーで打ち返すが、土肥はこれを逆水平チョップで遮断。そしてハーフネルソンスープレックスの体勢に入る。しかし、田中はこれを踏ん張り、土肥のラリアットも自らの腕で撃墜。スタナーを食らわせてみせる。
ここで代わったイケメンはアラビアンプレス。カットに入ってきた近藤もトップロープ越しのミサイルキックで場外に追いやり、トペ・コンヒーロも炸裂させた。そして、田中がリングインして土肥にラリアット。イケメンがイケメン落とし、田中のスライディングD、さらにイケメンのハイブリッドブラスター、田中のスーパーフライ、イケメンのムーンサルトと大技が次々と土肥に決まる。
だが、イケメンの2発目のムーンサルトを土肥は剣山で阻止。田中がすぐに反撃するが、近藤がラリアットだ。そこに今度はイケメンのジャンピングニーが決まる。そしてイケメンは土肥をコーナーに設置して、スワンダイブ式の飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーだ。
だが、土肥はこれを踏ん張ると雪崩式のパワーボムに切り返す。イケメンのキック、ヒザ、張り手の反撃を食らっても引き下がらない。逆にロープに走ったところをラリアット。さらにハーフネルソンスープレックスで投げ飛ばし、もう一発ラリアットだ。
そしてシットダウン式のラストライドでイケメンを叩きつけた土肥。近藤が田中を場外に追いやると、垂直落下式ブレーンバスター。さらにヒザを食らわせてから、後頭部にラリアット。そして、必殺の南京錠固めだ。
田中がカットに入ってくると、近藤がクロスフェースで捕獲。これでイケメンも万事休す。土肥がイケメンからギブアップを奪い勝利。近藤&土肥が新王者となった。
試合後、リンダマンとT-Hawkが登場。リンダマンは土肥の入場曲の「き〜た〜へ〜」と口ずさみながら、「このタイミングで俺たち2人が来る! もちろんお前にもわかるよな。お前の口からしっかり教えてくれよ」としゃべってから、土肥にマイクを渡す。土肥は、「おい、リンちゃん、よくしゃべるね。この間、お前らの所属するOWE、俺と吉岡でガタガタ言わせてやったんだよ。もう用はねえだろう」と追っ払おうとする。
しかし、リンダマンは「お前の言っていることは半分は合っている。確かにお前と吉岡がボロボロにしてくれたな。ただ、それは半分だ。俺が一番怒っているのは俺の留守中に俺の電動式バイクを勝手に乗り回していたことだ! どうなってんだ、お前!」と怒りを爆発させた。
これに対して土肥は、「そのへんに置いてあったのを拝借したんだよ。だいたい中国に法律があるのか!」と大暴言。これを聞いたリンダマンは、「川崎では許されるのかよ!」と怒り、「俺も中野のリンちゃんでまあまあ名は通っているぞ」とアピールした。ここでT-Hawkがマイクを握り、「9月2日、横浜文体、お前らの持っているタッグのベルト、俺とリンダマンに挑戦させろ!」と挑戦表明だ。
これを聞いた土肥は、「お前ら勝手に上がってきてよ、好き勝手やって、今度はタッグのベルトだ? 図々しいのもほどほどにしろ。上等だやってやるよ」と挑戦を受諾。T-Hawkも「粋がってられんのも9月2日までだ。一発で引っ剥がしてやるよ。お前ら、T-Hawkとリンダマンに期待しろ!」と応戦したのだった。
一方、黙って聞いていた近藤は、「昔から嫌いなんだよ。紙切れで決まるとか、それが俺らのやり方だよな。ああやって昔から圧をかけてきたんだよ。だから嫌いなんだよ」と感情を爆発させる。そしてまだ場外に残っていたイケメンに、「お前、最近、ようW-1を盛り上げてがんばってるよ。でも、本当に背負う気持ちがあるんだったら、ここを締めてくれ」となぜかイケメンに締めを託そうとする。
これを受けてリングに上がったイケメンと田中。まず田中が「俺はこのジャケット着続けるし、イケメンさんとも組み続ける」とタッグ継続を宣言。続いて、イケメンが「敗者にマイクで締めろって、これはパワハラでしょうか? 今日は言うぞ! 近藤修司、マジで嫌いです!」とコメント。しかし、締めようとしたところで、CIMAがバケツを持って乱入! イケメンをノックアウトしてしまったのだ。
マイクを握ったCIMAは「おい、イケメン! まだ大会は終わらへんぞ。俺は宣言したよな。とんどころと、もう一人狙っている人間がいるってな。イケメン、お前のことや! お前の試合を6月、7月と見させてもろうたけど人気あるやんけ。もしこいつが一番人気あるなら、こいつを叩けば話が早いやろ。俺は21年間この業界で生きてきてるんや。お前ととんどころ、俺が横浜文体で腰の軽くなったお前の相手してやる。イケメン、とんどころとかかってこい!」と対戦表明だ。
ここで名指しされた頓所が登場。CIMAに「事件は現場で起きてるんやな。やるのかやらないのかだけ聞かせてくれや」と問われると、イケメンは頓所と並んで「人数はどうであろうと、CIMAvs黒潮“イケメン”二郎やってやる」と対戦を受諾だ。
そこに今度はこの日、文体での復帰を宣言した稲葉と立花が登場。まず稲葉がマイクを持つと、「おい、CIMA! 早速事件を起こしに来たぞ! 俺と立花も9月2日、対戦カードが決まってないんだよ。俺たち2人も入れろ!」と、自分たちも#STRONGHEARTSとの対抗戦に加えることを要求。さらに立花も「てめえの仲間のちっちぇ奴、中野で名前通ってんのか? 新宿で聞いたことねえぞ? 覚悟しとけ」とこちらもやる気満々だ。
CIMAは「話がややこしくなってきたやないか。2vs 2で現場で決めたところや。まあええやないか。イケメン、こいつら入れて4人。上海には40人いるから、あと2人やろ。4vs4でどうですか?」と4vs4での激突を提案。イケメンも「お前、俺を倒しに来たんだろ? 大将で行きます。キャプテンが取られたらそのチームが負けっていう試合あったじゃないですか?」とキャプテンフォールマッチを逆提案したのだった。CIMAも、「お前とCIMAがキャプテンになって、どちらかが負けるまで試合は終わらないということやな? ええやろう」と受諾。最後に「9月2日、横浜文化体育館で#STRONGHEARTSが完全に乗っ取るから楽しみにしとけや」と言い残して去っていった。
近藤&土肥のコメント
土肥 ベルトが戻ってきました。なんか入ってきたけど、ずっと気に食わないと思ってたから。俺は上海に行っているから。OWEを体感してきて、偵察に行っているから。あとはリンダマンが気になってしょうがないんだけど、かわいすぎるんで9.2遊んでやるよ。
近藤 土肥がベルトを取った。これがすべて。これが事実。ただ、まだまだ伸びしろがあるし、荒削りでもあるから。直せばさらによくなる。やっぱり、気にしたくないけど、チラチラチラチラ#STRONGHEARTS。それこそ圧だろう。ああいう奴が昔から嫌いだから。まあ、そういう彼が歩んできた道のりと、俺が歩んできた別の道のり、そういう闘いもある。団体として、すでに飲み込まれ始めているけど、飲まれないようにしないと。W-1の全選手がそう思っていかないと、全て飲み込まれる。いいところは吸収すればいい。で、W-1というものを個人が持ってくれ、全選手に言いたい。まあ、文体はその闘いもあります。以上。
イケメンのコメント
「田中さんとのタッグチャンピオンシップを落としちゃった。めちゃくちゃ楽しかったのにな。でも、田中さんはまだ続けてくれると言ってたんで、もうちょっと田中さんとのタッグで高みを目指してみたいですね。あとCIMA。OWE? 上海の人たちずっと見てたけど、T-Hawkとリンダマンのタッグ、それはいいや。人数は1vs1じゃないけど、黒潮“イケメン”二郎vsCIMAがここで実現するとは思ってなかった。でも、楽しみにしていてほしいですね。俺も楽しみだよ。9月2日、たくさんのご来場お待ちしております。絶対楽しいよ! フィニッシュ!」