- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 7分01秒
- 岩石落とし→片エビ固め
ACE同士の一戦。まずはグラウンドの攻防を岩石が得意の柔術の技術を駆使して有利に進める。腕を取った岩石は腕十字。さらにしつこくヘッドロックで締め上げる。だが、馬場もアームホイップで反撃開始。さらにロープに追い詰めてエルボーを連打すると、続けて串刺し式のエルボーアタックだ。
しかし、岩石は払腰の体勢で馬場を受け止め、投げられはしなかったものの、ボディスラムで叩きつける。そして逆エビ固めだ。これを逃れてもキャメルクラッチでいためつける岩石。馬場も正面からのドロップキック、シャイニングウィザード、ミサイルキックで反撃していくが、カウンターの払い腰を食らって動きがストップ。最後は岩石落としで3カウントを聞いた
岩石のコメント
「連敗続きだけど、今日の1勝は当然だと思っています。迷っている間に周りはドンドン動いているし、頓所さんもW-1に入ったし、自分も自ら動かなきゃいけないと思っています。ダメだね。岩石だからってじっとしていてもしょうがないから。動きますよ、次の後楽園。静岡も同期の伊藤とシングル組まれているし、動きます」
馬場のコメント
「頓所さんもW-1の選手になって、俺はこのままじゃ全然W-1のリングに上がる資格もないなって思いました。次の試合ではもっといい結果を残せるようにやろうと思います」
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 10分29秒
- 巻投げ固め
チーム246vsW-1のマスクマンコンビの対決。序盤からカズとアンディが感情的にせめぎ合う。そんな中、アンディはカズをヘッドシザーズ・ホイップで投げ、ドロップキックを炸裂させてみせたのだった。続くアレハンドロと近藤も素早い攻防。だが、スピードで勝るアレハンドロが近藤に投げられながらもアームホイップで投げて有利に進める。そして、アンディと一緒に近藤、カズの2人にダブルのドロップキックだ。
しかし、近藤はマンハッタンドロップ、低空のDDTでアンディの動きを止める。そして、代わったカズがショルダークローから腕を交差して締め上げ、さらにスリーパーホールドでアンディのスタミナを奪っていく。再び代わった近藤も荒っぽく蹴り上げ、DDTを決めるとランサルセだ。
アンディはこの窮地を飛鴻で脱出。代わったアレハンドロはアンディと一緒に攻め込み、2人揃って空中殺法を決めてみせる。しかし、必殺のESO ES TODOをカズに決めることができず。近藤も入ってきての高速撹乱殺法で幻惑され、最後はカズの巻投げ固めで3カウントを奪われた。
アンディ&アレハンドロのコメント
アレハンドロ 僕がしっかりすれば……。また3カウント獲られてしまったので、次、御殿場、アレハンドロが3つ獲ってやる。
アンディ 今日はしゃあない。試合で負けて相撲に勝ったようなもんや。
カズ&近藤のコメント
近藤 一言、今の気持ちを伝えるならば、ナーバナスだよ、この野郎!
カズ まあ、やっぱり勝ち負けの世界なんで。3連敗だからね。次でちゃんと結果をW-1を応援してくれる人たち見せて、追い返します。
- 第三試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 9分33秒
- 紅蓮弐式
東北を中心に活躍するホストレスラー、愛澤No.1。愛澤はリングに上がると、三富に「ご指名ありがとうございます!」と手を差し出す。戸惑う三富だったが、容赦なく蹴り飛ばしていく。そして鼻つまみ攻撃やホストの命の顔面をロープでこする攻撃など、卑劣な手を使って愛澤を追い込んでいく。
愛澤が反撃してきてもモンゴリアンチョップで遮断。コブラツイストに捕獲してじっくりと締め上げる。しかし、愛澤は三富の串刺し攻撃をかわすと、ゼロ戦キック。そしてシャンパンコールだ。だが、三富はそれに対抗してワンカップの日本酒をリング下から取り出すし、これで愛澤を攻撃を食らわせた。
さらに三富は愛澤に日本酒を飲ませようとするが、これを今井レフェリーが阻止。ならばと三富は今井レフェリーに酒を飲ませてしまう。これで今井レフェリーが酔いが回ってダウン。その隙きにマンハッタンドロップ、チンクラッシャー、トラースキックを仕掛ける三富。
だが、愛澤もチャンスを狙っていた。コーナーに追い詰められながらもシャンパンを口に含む。三富日本酒を口にセット。そして、両者酒飛沫合戦だ。しかし、これに競り勝ったのは愛澤のシャンパン。倒れた三富を愛澤は紅蓮弐式で料理して、勝利を飾ったのだった。
三富のコメント
「ウコンとヘバリーゼ……決着は……ウコンとヘバリーゼ……」
愛澤のコメント
「実力では勝てないと思ったから、酒の力を借りました。今日はシャンパンの勝利。日本酒じゃなくてシャンパンの勝利。それだけ。シャンパン、シャンパン!」
- 第四試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 15分02秒
- アンクルロック
Enfants Terriblesがいきなり土肥組を急襲。佐藤を捕まえて集中攻撃だ。児玉のストンピング、芦野のキャメルクラッチ、羆嵐のベアハッグでいためつけられた佐藤。だが、カウンターのボディスラムを決めてようやくローンバトルから脱出。
すると代わった土肥が羆嵐をショルダータックルでふっ飛ばす。両者はエルボー、チョップでやり合うが、羆嵐がアイアンクローで土肥を捕獲。そのまま前方に叩きつける。ならばと土肥はスパインバスター、スクラップバスターでお返し。羆嵐もバックフリップ、セントーンでやり返す。さらに土肥がラリアットをぶち込み、両者ダウン状態となった。
ここで両陣営はクルーザーチャンピオンシップを控える児玉とパンテーラにチェンジ。パンテーラがロープを踏み台にしてのドロップキックを炸裂させる。そして邪魔に入ってくる芦野を同士討ちにさせ、児玉にはオールドスクールだ。しかし、ここでも芦野がロープをゆすって妨害に。ならばとパンテーラは芦野もまとめてヘッドシザーズ・ホイップで投げ飛ばし、さらに場外に逃げた2人はトップロープからのスワンダイブ式のトペ・コンヒーロだ。
パンテーラ優位に進んだかと思われたが、児玉もドロップキックで反撃。そして代わった芦野がエルボースマッシュアタックを炸裂させる。だが、パンテーラは芦野のスープレックスを回避して延髄に一撃入れて佐藤にタッチ。
佐藤は芦野に果敢に攻め込みブレーンバスター、エルボーアタック。そして逆エビ固めに芦野を捕獲する。だが、芦野はこれをアンクルロックに切り返し、佐藤が逃げると投げっぱなしのジャーマンで追い打ち。最後はアンクルロックできっちりとタップアウトを奪ったのだった。
土肥&パンテーラ&佐藤のコメント
土肥 おい、羆嵐! 怒り飛び越えて、シングルマッチ楽しみだぜ。あいつをボッコボッコにできる。楽しみだ。決勝のこと頭にねえかもしれねえな。とりあえず羆嵐、あいつにけじめつけさせる。トーナメント準決勝、そういう試合になんないから。ぶち殺す! それだけ。
佐藤 次やったら絶対倒す。
パンテーラ コダマー!
芦野&羆嵐&児玉のコメント
芦野 今日は俺自身はグランプリのウォーミングアップだから。佐藤がんばってるね。タッパあるから、それをどう活かせるかだから。それは入団した頓所も一緒だから。ただ入団したじゃ変わらないから。目の色変えて俺らにかかってこい。同年代で乳繰り合っているんじゃダメだよ。上に噛みつかないとな。俺らは噛みつこうにもトーナメント、上の連中残ってないんですけどね。これもW-1の現状だから。俺らのトーナメントの試合、よく見とけ。バルコニーから見とけ。
児玉 パンテーラ、悔しいのか? マスク被っててよくわかんないけど、悔しいんだったら18日ぶつけてこい。グランプリに負けない凄くいい試合をしてやる。
羆嵐 おい、土肥孝司、とうとうやって来たな。使えるもの何でも使ってきたな。目の色変えてきたな。最初からそうやって来いよ。後楽園、逃げるなって言ってたけど、おめえこそ逃げんなよ。後楽園のど真ん中で待ってやるから。どんな手を使ってでも、全身全霊ぶっ倒してやる。
- 第五試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 16分35秒
- フィッシャーマンDDT→片エビ固め
頓所はW-1所属となって初めての試合。かつてタイトルに挑戦した吉岡とのタッグで愚連隊の論外&MAZADAと激突する。先発を買って出たのは頓所。MAZADAをヒップトスで投げ飛ばし、低空のドロップキックを後頭部に炸裂させる。
続いては吉岡と論外の攻防。吉岡は得意のキックで論外を捕獲してサーフボードストレッチでいためつける。さらに代わった頓所がエルボーで論外を攻撃。後頭部に一撃食らわす気迫を見せる。しかし、論外に場外に出されると、MAZADAにいたぶられ、ここから捕まってしまう。
MAZADAのからかうようなタッチロープでの攻撃から、愚連隊のコンビネーションプレイが炸裂。鉄柱を使った急所攻撃も食らってしまった。悶絶した頓所はなんとかカウント19でリングに戻るものの、なかなか反撃の糸口が見つからない。MAZADAの倒れ込み式の急所蹴りも被弾。さらにブレーンバスターの体勢に捕らえられる。
しかし、頓所は背後に回って延髄斬り。代わった吉岡はシザースキック、串刺し式ニーで攻め込んでいく。MAZADAもマンハッタンドロップからのラリアットで反撃。ならばとラ・ミテスティカを放って頓所につないだ。
再び登場した頓所はミサイルキックでMAZADAを打ち抜いてみせる。そして吉岡と串刺し攻撃で論外にも攻め込む。しかし、論外はトラースキックでこの窮地を脱すると、合体フェースバスターなどの合体技で頓所を追い込む。そしてMAZADAがフィッシャーマンDDTで頓所から勝利を奪ったのだった。
吉岡&頓所のコメント
吉岡 頓所、所属になって後楽園でSTRONG HEARTSと組まれて、もっとやるべきことあるだろう。
頓所 せっかく所属になったんだ。このままじゃダメだよ! ああクソ! 後楽園はSTRONG HEARTSとの対抗戦もあるし、絶対に負けられない。俺はこれから覚悟を決めて闘っていきます。ありがとうございました。
- 第六試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 18分46秒
- ワイルドボンバー→片エビ固め
先発は征矢と伊藤。腕の取り合いなど、意外にも緊張感溢れる攻防を繰り広げる。続いてはグラウンプリの1回戦を闘ったイケメンと河野。イケメンはいつも通り、コーナーで逆立ち。そして、河野のショルダータックルを食らいながら起き上がってポーズだ。さらにトップロープの反動を利用したムーンサルトを食らわせてみせる。
だが、調子に乗ったところで河野に場外に連れ出され、客席に投げ込まれるイケメン。征矢もイケメンを場外でいたぶっていく。リングに戻ると河野のスリーパー地獄。ジワリジワリとスタミナを奪われ、ジャケットを頭に被せられるなど、河野のやりたい放題にやられてしまった。
さらに征矢のジャケットをめくっての逆水平チョップ、河野の逆エビ固めで苦しめられたイケメン。だが、スワンダイブ式のミサイルキックを河野に炸裂させて、伊藤とタッチだ。代わった伊藤は串刺し式のニールキック、ブロックバスターで河野に攻め込む。
だが、河野のビッグブーツで動きを止められると、征矢のデスバレーボムはこらえたものの、ワイルドボンバーの餌食に。さらにワイルドボンバーと河野のランニングニーのサンドイッチ技を食らう。ジャンピングDDTも食らい、万事休すかと思われた伊藤だが、イケメンが征矢にミサイルキックを発射してカット。
伊藤も河野をジャーマンで投げ、征矢をもなぎ倒す。征矢と伊藤は力を振り絞ってチョップ合戦。ここで伊藤が水面蹴りからPKを征矢の胸板に叩き込む。しかし、征矢は打たれても立ち上がり、ワイルドチョップでお返しだ。
ところが、ここでイケメンが飛び込んでくる。征矢にランニングニーを食らわせて伊藤をアシスト。このチャンスに伊藤は征矢にハイキック。しかし、征矢はこれを拳で打ち払うという荒技を見せると続けてスピアーへ。これを受け止められても、すぐにブレーンバスターだ。
そしてデスバレーボムからショートレンジのワイルドボンバー。最後は前後からワイルドボンバーを伊藤に炸裂させて、征矢が3カウントを奪ったのだった。試合後、グランプリで勝ち残っているイケメンと睨み合った征矢。高々とW-1チャンピオンシップのベルトを掲げると、最後はファンに向かって挨拶を行なって興行を締めくくったのだった。
征矢&河野のコメント
征矢 トーナメントは誰が上がってくるのか? 誰が上がってくるんだ? 今、闘ったイケメンは凄い人気あるだろ? 人気は認めてやるよ。でも、このベルトだけは渡せねえんだ。誰でもいい。芦野? 土肥? 羆嵐? イケメン? みんな叩き潰してやるよl
河野 STRONG HEARTSとの対抗戦は社長、副社長と新入団して気合い入れている頓所がいますから大丈夫だと思います。僕は(武藤)会長の任務を遂行する特命係長だと思って出陣します。ハヤシさんは負けられないって言っているかね。負けられない要員として俺が呼ばれたんなら、お望み通り、一切付き合わず、空気も読まず、マウントからのギロチンチョークで。ストロングさんのファンには申しわけないけど、一切付き合わない。ハヤシさんはあとがないって言ってたんで、降りかかる火の粉は武藤敬司に降りかかる火の粉だと思って僕がいきます。俺もああいうスタイルはやったことがないけど、向こうも俺みたいなのとはやったことがないと思うから、お互いやってみてわかるということじゃないでしょうか? 僕は空気を読まないから、客に媚びない自信がありますからね。会場の空気がどうなっても知ったことではない。勝てばいい。社長が言っていたから、社長の指示を的確に遂行しなくちゃいけないですね。日大式で。
イケメン&伊藤のコメント
伊藤 チャンピオン・征矢学、凄えパワーだったな。あっさり負けてもうた。次の後楽園も第1試合で征矢学と組まれてるけどよ、こんな感じで当たりたくないね。4vs4? 消化試合やんけ。今の俺の実力はそうなっているのかもしれんけど、もっと上の舞台であの征矢学をぶちのめす。以上。
イケメン よし、あと3日。ここで勝たないと文体のメインに立てない。俺が立てないなんてありえない。俺が立たなきゃいけない。もう何回もしくってます。今回優勝して文体のメインで今度こそベルトを巻きます。フィニッシュ!