- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 5分58秒
- ジャーマンスープレックスホールド
序盤から伊藤は馬場をショルダータックルでふっ飛ばし、ヘッドシザーズ・ホイップをパワーボムで切り返すなど絶好調。馬場のエルボーによる反撃もキックで断ち切り、最近得意にしている羽折固め。さらにサッカーボールキックを背中に炸裂させる。馬場も必死にエルボーで反撃するも、すぐにサッカーボールキックを背中にぶち込んで断ち切る。
しかし、馬場はコーナーに突っ込んできた伊藤をフロントキックで迎撃。ミサイルキック、ネックブリーカー、ミサイルキックを連続で炸裂させて反撃に出る。それでも伊藤は動じない。カウンターのニールキックから水面蹴り。最後は必殺のジャーマンスープレックスでトドメを刺した。
伊藤のコメント
「今日の試合どうでもええねん。わしらのこと見に来てへんやろう。それより小田原の羆嵐戦見に来いよ。絶対見に来いよ」
馬場のコメント
「パワーも気持ちもガッツも全部で負けてた。やっぱり気持ちだけは負けちゃいけないと思ってたけど……クソ! でも、次、次、切り替えてしっかり闘っていきたいと思います」
- 第二試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 12分24秒
- ランニングニーアタック→片エビ固め
先発は河野と土肥。序盤から激しいチョップで土肥が自分のコーナーに河野を連行する。そして、タッチした佐藤とダブルのエルボーアタックだ。代わった佐藤はボディスラムを狙うが、河野の巨体は持ち上がらない。逆に持ち上げられて叩きつけられてしまった。
一方の河野もMAZADAにタッチ。MAZADAは佐藤にボディスラムを狙うが持ち上がらない。今度は逆に佐藤がMAZADAを投げてみせた。続いては岩石がMAZADAに挑む。岩石の頭突きがMAZADAに効いたかに見えたが、MAZADAは場外戦で流れを変える。すぐさま論外が出てきて、岩石を客席に放り込んでいたぶっていく。
リングに戻っても論外にいたぶられる岩石。愚連隊の鮮やかなコンビネーションの前に手も足も出ない。しかし、岩石はMAZADAのブレーンバスターをこらえて払い腰でお返し。タッチを受けた土肥は愚連隊の2人を順番にボディスラムで叩きつけ、河野にはショルダータックル。MAZADAにはアルゼンチンバックブリーカーだ。
土肥はカットに入ってきた論外もラリアットで蹴散らし、MAZADAにはスパインバスターを食らわして佐藤にタッチ。佐藤もMAZADAにバックドロップを食らわすものの、逆に河野にバックドロップを食らってしまう。それでも土肥と岩石がカットに入りトレイン攻撃。佐藤はダメージを受けた河野をブレーンバスターで投げ飛ばすことに成功。
だが、今度は愚連隊がカット。2人がかりで佐藤を倒し、論外のシャイニング論ザード、MAZADAのラリアット、河野のネックハンギングボムが炸裂。最後は河野がランニングニーで佐藤を葬った。
河野&論外&MAZADAのコメント
論外 我々干されているから。
河野 第2試合。
論外 UWA、他でやってもいいんだぞ? メキシコでやってもいいんだぞ。チクショウ。
MAZADA オファーはいくらでも来てんですよ?
論外 俺ら、W-1で需要がなくたっていいんだよ。プロレス界で需要があんだよ。なんだ今日のカードは。
河野 じゃあ、僕がW-1と関係ない人加えて、UWAやりますか?
論外 KAZMA SAKAMOTOとか崔領二とか? デスペラードやる? 刺激を感じねえよ、このリングで!
土肥&佐藤&岩石のコメント
佐藤 河野さんとは千葉と群馬で組んで、今日は対戦相手で『W-1 GP』でエントリーされてない僕がどこまできるかと力を試したんですが、まだまだ壁がありました。来年に向けて一歩踏み出します。
岩石 言うことないです、今自分に自信がない。
土肥 今の現状だ。悔しいね。悔しいし、情けないし、歯がゆい。一番は自分に情けねえ。ただ、この悔しさをバネに、トーナメントはしっかりと優勝するぞ! そして文体のメインでベルト獲る! シングル獲ったらタッグも行くぞ。あんな形で解散して、あんな形で落としてよ、去年1年間で俺が持っていたベルトだ。まずはシングル。次はタッグだ。まだまだ行くぞ。W-1は選手何人いると思ってんだ? あいつら2人じゃねえだろう。他の選手に失礼だ。俺に失礼だ。
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 9分19秒
- マッドスプラッシュ→片エビ固め
序盤からアレハンドロとパンテーラが抜群のコンビネーションを見せる。しかし、児玉は素早く動いてアレハンドロを捕獲。続くアラケンはコーナーにアレハンドロを連行すると、腕を掴んだまま場外に落下。アームブリーカーを決める。
腕攻めを食らったアレハンドロだが、ヘッドシザーズホイップでこの状況を打開。代わったパンテーラが得意の空中殺法を爆発させる。アラケンにはスワンダイブのスワントーンボムも食らわせた。
しかし、代わった児玉がミサイルキックで反撃開始。気合いの入った掌底を食らわせ、ブレーンバスターで追撃だ。パンテーラもセカンドロープから反転しての頭突きを食らわして形勢逆転。そして代わったアレハンドロがミサイルキック。さらにパンテーラの蟹挟みから、ロープにもたれかかった児玉にダブルの619、さらにサンドイッチトラースキックをお見舞いだ
しかし、アラケンがパンテーラの足を引っ張ってカット。パンテーラをアラケンがキャメルクラッチに捉えている間に、児玉は垂直落下式のリバースDDTでアレハンドロをマットに叩きつける。そして、変型DDTで串刺しにすると、最後はマッドスプラッシュで3カウントを奪ったのだった。
児玉&アラケンのコメント
児玉 余裕ですね。盤石。
アラケン 実にクリーンファイト! まさに好青年。好青年の鑑ですね。爽やかだ。爽やか以外の何ものでもない。チャンピオンに相応しい。いつでもグッドコンディションだし。
児玉 パンテーラ? 俺とやりたいようだけど、ただのマスクマンがマスコットになるのか? 本当の意味でメキシコ人の誇りを持ったヒーロになるのか? 見してみろ!
アラケン マスコットにすらなれるのかな? 会場人気が高いかなぐらい。絵になっているか? 絵になるかならないかだよ。
児玉 まあ、見してみろ!
アラケン ヒー・イズ・好青年。
アレハンドロ&パンテーラのコメント
アレハンドロ またやられました。児玉、チャンピオンだろ? 1回勝ってんだよな、お前に。もう一回挑戦しようと思ったんですけど、負けました。
パンテーラー コダマ・ユースケ! コダマ・ユースケ! ユースケ・コダマ! 次の挑戦者になるのはエル・イホ・デル・パンテーラだ!
- 第四試合
- WRESTLE-1 vs STRONG HEARTS 対抗試合シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 1分51秒
- メテオラ→エビ固め
頓所が待つリングに現れたSTRONG HEARTS最初のXはいきなりCIMA! 会場は割れんばかりの大声援だ。しかし、CIMAがリングに入るなり、頓所がドロップキックで奇襲。一気に攻め込んでいく。しかし、CIMAはすぐさまドロップキックで逆転。パーフェクトドライバーで頓所をマットに串刺しにすると、続けてナカユビで追撃。最後はメテオラでトドメを刺した。
頓所のコメント
「ああクソ! 自分が情けないわ! もう一回、もう一回やれ!」
- 第五試合
- WRESTLE-1 vs STRONG HEARTS 対抗試合タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 10分53秒
- ホットファイヤーフレーム→片エビ固め
カズと吉岡の相手は6.17前橋大会で提供試合を行なったウェンツとエグザビエのタッグ。先発の吉岡はウェンツに対して足攻め。しかし、ウェンツはこれを腕十字で切り返す。さらにウェンツは吉岡との素早いロープワークの攻防で、セカンドロープを使ったスワンダイブ式のボディプレスを見舞ってみせた。
続いてはカズとエグザビエ。まずはエグザビエが打点の高いドロップキックを炸裂させる。さらにエグザビエとウェンツは素早い動きでコンビネーションを披露。だが、勝ち誇っていたところをカズが低空のドロップキックで逆襲。ウェンツに対してクランチループで足をいためつけていく。
続く吉岡もローキックを連発。代わったカズはストンピングで追い詰めロープ超えのニールキックだ。しかし、ウェンツはカズのハンドスプリング式レッグラリアットをかわして、逆に掟破りのハンドスプリング式レッグラリアットをぶち込む。代わったエグザビエはカズの後頭部にドロップキックだ。
さらに場外に落ちたカズにトペ・スイシーダを発射しようとするが、これはカズがエルボーで迎撃。ならばとウェンツが飛び、続いて吉岡がラ・ケプラーダ。そして最後にエグザビエがサスケスペシャルだ。
リングに戻るとエグザビエはシーソーフリップ。そこをウェンツがトラースキックで迎え撃つ。ならばと、代わった吉岡はエグザビエを蹴飛ばしながらのスイング式DDTをウェンツに食らわし、シザーズキックで追い詰める。
しかし、S・Kをかわされ、そこにエグザビエがトラースキック。さらにエグザビエは倒れた吉岡の身体の上にウェンツを回転させながら落とすホットファイヤーフレーム。続けて、エグザビエはトペでカズに突撃。その間に吉岡は3カウントを奪われてしまった。
カズ&吉岡のコメント
吉岡 全部想像の上をいきやがるな、動きが。俺もまだまだだよ。もっともっと強くなんねえと。
カズ ファッキューだあいつら。ファッキューだ。やってやる。負けちまったからリベンジだよ。
- 第六試合
- WRESTLE-1 vs STRONG HEARTS 対抗試合6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 24分47秒
- BTボム→片エビ固め
STRONG HEARTS最後の3人はT-Hawkとリンダマン、そしてジンジャーだ。まずはSTRONG HEARTSがゴング前に奇襲。場外乱闘で両軍入り乱れる。リングに戻ると征矢とT-Hawkが逆水平チョップ合戦。T-Hawkが押し込むと、征矢もショルダータックルで逆襲。いきなり両者ヒートアップだ。
続いてはアンディとジンジャーの攻防。ジンジャーはアンディを飛び越して足を抱えながら空中で2回転してみせる。そして、今度はリンダマンの登場。リンダマンは勢いよくW-1勢に攻め込むが、代わった近藤は無視してT-Hawkとにらみ合い。怒りのリンダマンは張り手で攻め込むが、近藤は喧嘩腰に応戦し、ロープにリンダマンを引っかからせた状態で踏みつけ攻撃だ。
その間に征矢とT-Hawkは場外にまで出て乱闘。その間にアンディがリンダマンをスリーパーに捕獲する。そして腕ひしぎでいためつける。続く近藤もリンダマンに珍しい脇固め。リンダマンの腕を攻めていく。さらにカットに入ってきたT-Hawkとにらみ合いだ。
ここはなんとか隙きを突いて逃れたリンダマンはT-Hawkとタッチ。そのT-Hawkは近藤とアンディに2人がかりの攻撃を受けるが、低空のドロップキックで近藤を蹴散らす。さらに征矢にもついでにドロップキックを食らわし、再び場外で近藤に襲いかかる。
これで流れを変えたSTRONG HEARTS。先程のお返しとばかりにリンダマンがアンディにストンピングを食らわし、代わったT-Hawkは逆水平チョップに足を極めてのキャメルクラッチ。そこをリンダマンたちが攻め込んでいたぶっていく。
ローンバトルが続くアンディ。しかし、T-Hawkに水面蹴りを食らわし脱出。今度は征矢がリンダマンにブルドッキングヘッドロックを食らわし、さらにT-Hawkも捕まえてまとめてだ。続けて征矢はブレーンバスターでリンダマンを投げ飛ばし、ワイルドボンバーの体勢に。しかし、リンダマンはこれを脇固めに切り返し、腕ひしぎへ。征矢は強引に持ち上げてパワーボムで脱出。しかし、続くワイルドボンバーも組み止められ、逆に水車落としを食らってしまった。
続いてT-Hawkと近藤の対戦にスイッチ。近藤は串刺し式ラリアットにKUBINAGEでT-Hawkを叩きつける。そしてランサルセだ。しかし、T-Hawkはこれをヒザで迎撃すると、続けてヒザで追撃。この近藤にタッチを受けたジンジャーとリンダマンが襲いかかる。ジンジャーはリンダマンの身体を踏み台にしてファイヤーバードスプラッシュだ。
続けてリンダマンがジャーマンを狙う。しかし、これを踏ん張った近藤はマンハッタンドロップで動きを止めて低空のDDTだ。続くアンディがバズソーキック。さらに征矢が抱え上げたところにミサイルキックを炸裂させる。
だが代わったT-Hawkにアンディが捕まる。雪崩式ブレーンバスターから逆水平チョップ、ネックハンギングボムを食らう。リンダマンからもジャーマンを食らうが、続くタイガースープレックスは前方回転エビ固めで切り返し。さらにローリングソバットを炸裂させる。
しかし、アンディ反撃もここまで。T-Hawkのヒザ蹴りからネックハンギングボムで倒れたアンディにジンジャーがスワンダイブ式のボディプレス。最後はT-HawkのBTボムで叩きつけられ、アンディが3カウント負けを喫したのだった。
試合後も乱闘を続ける両陣営。マイクを握ったT-Hawkは「今日のW-1新木場大会、俺たちSTRONG HEARTSの3戦全勝だ」と勝ち誇ると、「聞くところによると来月7月18日、後楽園ホールがあるらしいな。そこで俺たちSTRONG HEARTSは再び舞い戻ってくる!」と、次回の7.18後楽園大会への参戦を宣言。「今日の新木場大会はW-1が初めに対戦カードを出して、俺たちがX扱いだった。来月の後楽園ホールはその逆だ。俺たちがカードを発表し、おいW-1! お前ら、誰でもいいぞ。俺たちがリングで待っている。俺たちSTRONG HEARTSに期待しとけ!」と、今回の逆パターンでの対戦要求をしたのだった。
征矢&近藤&アンディのコメント
征矢 ふざけんじゃねえぞ! おい! 好き勝手やりやがって! W-1のリング、なんだと思ってんだ、あいつら! あいつらがアピールしたことは確かにありがたいよ。でもな、態度が気に食わねえんだよ、態度がよ。ふざけんなよ。なんで上からなんだ? ふざけんじゃねえよ! ただもう一回俺たちと闘いたいみたいだからよ。やってやるよ!
論外 違うだろ。全敗してんだよ。もっと俺が入れた刺激を楽しめ、バカ野郎。
征矢 楽しむってなんだよ。
論外 3連敗だろう。上から言ってんじゃねえ、バカ野郎。
征矢 上からは向こうだろ! どっちの人間だよ!
論外 どっちの人間でもねえよ! 負けてんだよ、お前ら。せいぜい練習してがんばれ。もっと刺激を有効的に使え。
征矢 わかんねえな。時には味方だったりよ。なんだ、今日は敵なんだ? さっぱりだ。でも、次もう一度あんだろ? じゃあ、次はこっちが全勝してやるよ。
近藤 負けてんのは事実だから。
征矢 確かに負けましたよ! でも、納得いかないでしょう、副社長!
近藤 やればいいじゃねえか。
征矢 やりますよ。
近藤 でも、お前は文体のメインがあるんだよ。俺も『W-1 GP』があんだよ。
征矢 ありますけど、それとは別でしょう! 収まんないですよ、心が! グランプリがあろうがよ、タイトルマッチがあろうが、やらせてくれよ! 納得いかないぞ、こら! ふざけんな、こら!
アンディ 俺は別に文体のカードも決まってへんけど、誰よりもW-1に誇りを持っとんねん。負けるのは今日まで。勝ち逃げさせへんぞ。次やったらぶち殺すぞ!
STRONG HEARTSのコメント
T-Hawk 今日はいよ〜し! W-1新木場大会、俺たちSTRONG HEARTSが3戦全勝だ、おい! おいおい! 前も言ったけどよ、俺たちは世界中から刺激集めて、その世界中のこの日本で発散しに来たがよ、聞くところによると来月の7月18日、W-1後楽園ホール大会あるらしいじゃねえか。今日の新木場大会はW-1側が発表して、俺たちがX扱いになった。だが、来月の後楽園は違うぞ。俺たちSTRONG HEARTSが先にメンバーを発表して、W-1、お前ら誰でもいいよ。かかってこい。俺たちは逃げも隠れもしない。なぜなら俺たちは強い心の集団なんだ。STRONG HEARTSなんだ、わかるか? 来月、後楽園ホール、俺たち楽しみにしているぞ。
CIMA とりあえず上海帰ろう。上海帰って報告あげて。まあね、若いメンバーが好きにやったらええんちゃいますか?
T-Hawk やっちゃおう、やっちゃおう!
CIMA 暴れたけりゃ、好きに暴れたらええんちゃいますか? 俺が全部フォローしたるからよ。とりあえず上海帰ってまた作戦練り直そうぜ。
T-Hawk 俺たちは完全にリミット外れてるぞ! まだまだまだまだ! 刺激ぃぃ! 世界中で発散しようぜ! おっしゃいくぞ〜!
- 第七試合
- WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
- 17分10秒
- ムーンサルトプレス→片エビ固め
※第14代王者組・芦野祥太郎&羆嵐が初防衛に失敗。黒潮“イケメン”二郎&田中将斗が第15代王者組となる。
田中は今日もジャケットを着て登場。まずは田中が先発で登場し、「フィニッシュ!」と言いながら羆嵐とやり合う。続いて芦野とイケメンの対決。芦野がショルダータックルで倒すと、イケメンは立ち上がってポーズ、さらにドロップキックを食らわせると、田中とダブルでエルボーを食らわしジャケットを開いてポーズだ。
しかし、調子に乗ったところを羆嵐が強引に場外戦に持ち込んでイケメンをいためつける。さらにリングに戻ると芦野が固め技でいためつけ、羆嵐もベアハッグ、セントーン、を炸裂させてイケメンを追い込んでいく。
だが、イケメンは芦野をカウンターで捕まえると、ファイヤーマンズキャリーから前方に叩きつける。代わった田中は芦野にラリアット。さらに羆嵐をボディスラムで叩きつけてから、芦野にはもう一発DDTだ。
しかし、芦野もフロントスープレックスでお返し。代わった羆嵐はバックフリップ、セントーンで田中に攻め込む。田中もブレーンバスターで反撃に出ると、スライディングDへ。ここは羆嵐にかわされたものの、すぐさまラリアット。しかし、羆嵐もすぐにラリアットでお返し。両者痛み分けとなった。
続いてイケメンと芦野の攻防で、イケメンがドロップキックで芦野の動きを止めると、田中が雪崩式ブレーンバスターでアシスト。そこにイケメンがランニングニーを炸裂させ、すぐさま田中がスーパーフライ。そしてイケメンがムーンサルトで追撃だ。
しかし、芦野は追い込まれながらもアンクルロックで反撃。イケメンに逃げられたものの、パートナーの羆嵐がすぐさまセントーンを放ってイケメンの動きを止める。そしてジャーマン、フロントスープレックスを繰り出した芦野はトドメとばかりにアンクルロックへ。イケメンはこれを前方回転エビ固めで切り返すし、イケメン落としだ。
ここは羆嵐がカットに入るが、これを田中が排除。すぐさまイケメンは芦野にハイブリッドブラスターを爆発させる。そして、すかさず田中がスライディングD! 倒れた芦野にイケメンはムーンサルトを2発連続で炸裂させ、芦野から3カウント! W-1タッグ王座を手にしたのだった。
試合後、マイクを握ったイケメンは「ふざけたことを真面目にやってベルト獲ったぞ!」と絶叫。田中も「なんか組んでてしっくり来るよね。ドンドン組んでいくから、皆さんよろしくお願いします」と喜びの声を爆発させた。最後にイケメンは、「今日は違う話題で足を運んでくれたお客さんが多いと思います。そのお客さんをドンドン取り込んでいきます」と語ると、最後は「せ〜の、フィニッシュ!」で締めくくったのだった。
芦野&羆嵐のコメント
羆嵐 地の果てまで追いかけてやってやる! ZERO1でも。狙った獲物は逃さねえからな。
芦野 ここ一番で勝ち切れないね。3月の無差別も。いやあと一歩だなあ。今何か埋まってないものがあるから、去年の俺だったら田中将斗からアンクルでタップ獲れてたと思うよ。今年に入って何かが違うんだよ。それを見つけていくのも面白い作業だと思うけど、とりあえず7月はグランプリだ。絶対負けれないから。ここで勝たなかったら俺はやめるよ。プロレスやめるよ。それぐらいの気持ちで行くよ。文体のメイン、立てなかった時点で終わりだから。その覚悟を持って俺はグランプリに進む。1回戦のカズ・ハヤシも次上がっていくる河野かイケメン、反対ブロックの4人もその気持できてくれ。負けたら終わり。その気持ちできてくれ。じゃないとW-1は乗っ取られちまうよ。そういうわけにはいかないんだよ。ここで育ってきた人間だから。まずW-1のレスラーとしてやらなきゃいけないことがあるから。それが終わってから相手してやるよ。
羆嵐 伊藤、お前の迷いのある蹴りじゃ倒せねえぞ。7月1日、楽しみにしておけ。死ぬ気で来いよ。
イケメン&田中のコメント
田中 同じようなタイプとばっかりタッグのベルトは巻いてきて、そのメンツとは違った楽しさを凄く追求するチームやと思うし、それが来てくれたファンに響いているのか、応援されるし、イケメンさんに人気があるからおこぼれ的な声援飛ばしてくれるから気持ちがいい。本当にしっくりくるし、気持ちいいし、このベルト獲ったからにはドンドン上がって、東京だけじゃなく、僕は発信していきたい。
イケメン 田中さんが言ったことが全てです。俺が言いたいことは一つだけ。俺がW-1だよ。