「WRESTLE-1 TOUR 2018 FLASHING SUMMER」

平成30年8月11日(土・祝)〜平成30年8月26日(日)

20188.26(SUN)

「WRESTLE-1 TOUR 2018 FLASHING SUMMER」8.26愛知・名古屋市中スポーツセンター大会
開催日:2018年8月26日
時間:16時試合開始/15時30分開場
場所:愛知・名古屋市中スポーツセンター
住所:愛知県名古屋市中区栄一丁目30-10
TEL:052-232-2327
アクセス:
・地下鉄東山線「伏見」下車、6・7番出口徒歩約10分 ・地下鉄鶴舞線「大須観音」下車、4番出口徒歩約8分

第一試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • アレハンドロ

    • タナカ 岩石

  • 8分7秒
  • ESO ES TODO→片エビ固め

 まずはグラウンドでやり合う両者。ここは柔術のベースがある岩石がリード。しかし、アレハンドロはフライングヘッドシザースで流れを変えると、岩石の腕を掴みロープの上に立ってからそのまま投げてみせる。さらにロープの反動を利用したスワンダイブ式のセントーン・アトミコを食らわせたアレハンドロ。

 しかし、岩石もエルボー、頭突きで反撃開始。カウンターの払い腰も決めてみせる。さらにジャンピングヘッドバットから腕ひしぎを極めた岩石。串刺し式のスピアー、ブレーンバスター、ダブルアームスープレックスと大技を連続で繰り出していく。

 だが、アレハンドロは岩石のバクドロップを阻止。スクールボーイからの低空ドロップキック、さらにミサイルキックで追撃すると、DDT、リバースDDTを連発。最後はESO ES TODOでトドメを刺したのだった。

アレハンドロのコメント
「横浜文体まであと1週間。さんざん東京愚連隊にやられて悔しい思いをしてきたけど、9月2日、横浜文体はしっかり愚連隊からあのベルトを取って、アレハンドロ、パンテーラ、アンディ・ウーであのベルトを巻きます。ソイ・アレハンドロ!」

岩石のコメント
「文体前の最後の1試合、アレハンドロさん、負けました。ちょっと昔、数年前だけど、何回か闘っている人がいる。その人じゃないかと思ったけど、全然違う人でした。生まれ変わったとかどうでもいいけど、アレハンドロさん、負けました。完敗です。認めます。負けも全部認めるから、こっからだよ、俺!」

第二試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • 河野 真幸/TriggeR

    • 伊藤 貴則

  • 9分59秒
  • ダイビングニードロップ→片エビ固め

 序盤から両者場外へ。河野が伊藤を客席に投げ込んでいけば、伊藤も得意の打撃でお返ししていく。しかし、場外乱闘はキャリアで勝る河野が優勢。リングに戻っても河野のニーアタックが伊藤を襲う。

 だが、伊藤はニーリフトでお返しするとブラジリアンキックを背中に食らわせ、ブロックバスターで投げ飛ばす。そしてジャーマンの体勢に。だが、河野はこれを阻止するとジャンピングニーアタック。さらにバクドロップから串刺し式シャイニングウィザード、足4の字固めと師匠・武藤の技を繰り出す。

 だが、脱出した伊藤はフライングニールキックでお返し。ニーリフト、水面蹴り、さらにPKを連続で繰り出していく。そして再びジャーマンの体勢へ。しかし、河野はこれを踏ん張って阻止すると、ニーアタック。続けてチョークスラム、ネックハンギングボムで伊藤をマットに叩きつけると、後頭部にシャイニングウィザードを食らわせてから、正面からもう一度ニーアタックで一撃。最後はジャイアントニードロップを投下して、3カウントを奪ったのだった。

河野のコメント
「眠い。眠い。まあ伊藤もガリガリ君30本食ってるからね。俺も土曜日一睡もしないで、お互いリスクを背負っての闘いだし。俺もあいつも身を削って、少しだけどW-1を広めようと動いているから。この間の佐藤もそうだし、伊藤もそうだし、最後は握手してくんねえし。でも、これでちっちゃいけどちょっとだけど、あいつらの自己主張とかね。文体に納谷選手を連れてきたから、ちっちゃいけど、波風が立った。そこから点を線にするかは俺もそうだし、あいつらもそうだし。いいんだよ。タイトルマッチだから、対抗戦だから、話題になんなくたって、試合する4人で動いて、テーマを見つけて、タイトルマッチよりインパクトを残す試合をしてやろうじゃないかって。第3試合でメイン食ってやろうじゃないかって。そんなの関係ないからさ。団体内部での競争もあるからね。タイトルマッチじゃなくても、記事が大きくなる試合してやるよ、この野郎。これは伊藤と佐藤に対するメッセージでもあるからね。大会通してインパクトを残してやろうぜっていう僕からのメッセージです」

伊藤のコメント
「やっぱ強えな。また文体でやるんだ。納谷幸男は俺からしたら二の次や。俺が越えないとあかん壁は河野さんや。一度も勝ったことないし、タッグ組んでてわかんねん。あの人こそ、W-1で一番強いと思う。だから越えなあかん。文体は納谷幸男はぶちのめす。これは当たり前のことや。そして河野真幸、この壁を越える。そのために文体出場するぞ。見とけこのやろう」

第三試合
タッグマッチ 30分1本勝負
    • 近藤 修司/TriggeR

    • MAZADA

    • アンディ・ウー

    • エル・イホ・デル・パンテーラ

  • 8分31秒
  • 飛鴻→片エビ固め

 序盤からベテラン勢の老獪なテクニックが冴え渡る。MAZADAの倒れ込み式急所蹴りがパンテーラに炸裂。さらにレフェリーの注意をそらしてから急所にヒザを落とし、逆エビ固めだ。さらにパンテーラが水素水パックを欲しがると、これを強奪。近藤が飲み干し、MAZADAと一緒にパンテーラを袋叩きにする。

 続けてダブルのブレーンバスターを繰り出した近藤とMAZADA。しかし、パンテーラはようやくこの水素水を手に入れて飲み干すと、いきなりパワーアップ! 軽々な動きで近藤とMAZADAを蹴散らしてアンディにタッチだ。

 代わったアンディはMAZADAをヘッドシザースホイップで投げ、近藤には水面蹴り。さらにMAZADAにバックを奪われたところをパンテーラがミサイルキックで救出。パンテーラはその勢いで近藤にトペ・スイシーダだ。そして、その間にアンディが飛鴻でMAZADAから3カウント。文体でのUWA戦を前に最後の前哨戦を制したのだった。

アンディ&パンテーラのコメント
アンディ グラシアス! 
パンテーラ グラシアス!
アンディ 今日はこの水素水の力を借りたけどな、MAZADAから2連勝や。陰極まれば陽になるんや。

第四試合
タッグマッチ 30分1本勝負
    • 黒潮“イケメン”二郎

    • 頓所 隼

    • 柴山貴哉

  • 11分10秒
  • ムーンサルトプレス→片エビ固め

 ご当地愛知県のプロレス団体・DEPの柴山はファンの歓声に「うっせえおら!」。さらにイケメンから「柴山ー!」と呼びかけられると、やっぱり「うっせえおら!」だ。そして柴山はイケメンにフライングクロスチョップを炸裂させてみせた。

 続いて頓所と一の攻防は素早い動きの攻防から頓所がドロップキックを炸裂させて、一を自軍のコーナーに連行。イケメンとダブルのショルダータックルを食らわせる。そして代わったイケメンはサンセットフリップだ。

 さらにイケメンはサーフボードストレッチを極めながら、「柴山チェック!」とうざいぐらいに柴山をおちょくりかかる。そんなイケメンにようやく一からタッチを受けた柴山は、頓所とまとめてラリアットで蹴散らす。頓所には串刺し式ラリアットからブレーンバスターだ。

 しかし、頓所はミサイルキックで反撃してイケメンにタッチ。イケメンはジャケットパンチを連発してから、イケメンスペシャルで柴山を追い込む。だが、代わった一はオーバーヘッドキックからコンプリートショットをイケメンに炸裂させ、そこに柴山がダイビングボディプレスを投下。そして、一がイケメンをSTFに捕獲する。

 ここは頓所がカット。頓所は柴山を場外に追いやると、エプロンを走ってミサイルキック。その間にイケメンは一にエルボーによる反撃を食らうも、イケメン落としでマットに串刺し。続けてランニングニーをぶち込み、最後はムーンサルトプレスで勝利を飾ったのだった。

 試合後、イケメンと頓所はセコンドに就いていた稲葉と立花を呼び込み、文体での#STRONGHEARTSとの対抗戦に向けて、改めてチームの結束を固めていた。

一のコメント
「イケメンさんと初めて闘ったけど、何もかも雲の上の存在で。イケメンさんも頓所も凄いや」

イケメン&頓所のコメント
イケメン 最初はね、チーム内でのわだかまりじゃないけど、価値観の違い、いろいろあるけど、その中でもちょっとずつこいつとも立花とも稲葉とも、ちょっとずつだけど距離が近づきつつあるんで、文体で#STRONGHEARTSに勝って一致団結したいと思います。そのための闘いです。
頓所 絶好調。横浜文体まであと1週間。この1週間いっぱい練習して、いっぱい研究して、文体で#STRONGHEARTSに俺がCIMAから勝って、二度とこのリングに上げないようにがんばっていきます。横浜文体、よろしくお願いします!

第五試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • 佐藤 嗣崇

    • ペガソ・イルミナル

  • 11分7秒
  • ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

 8.11後楽園ホール大会に続いて2回目の一騎打ち。まずはグラウンドで肌を合わせる中、ペガソがリープフロッグで佐藤の動きをかわしてドロップキック。さらに佐藤が場外に逃げると、プランチャを投下してみせた。

 リングに戻ると、ペガソはギロチンドロップ、サンセットフリップを連続で繰り出す。そしてメキシカンストレッチで固めていく。それに対して佐藤はエルボーで反撃。ボディスラムを連発すると、コーナーに追い込んでエルボーとストンピングを連打だ。

 さらに逆エビ固めに捕らえた佐藤。だが、ペガソはプッシュアップしながら進んでロープエスケープ。そして佐藤のブレーンバスターを逃れてドロップキックを放つ。これはかわされたものの、セカンドロープの反動を利用してのフライングフォアアームを炸裂させる。

 そしてローリングソバットを食らわせたペガソ。だが、佐藤もフラップジャックで反撃すると、再び逆エビ固めへ。佐藤も高角度で極めるが、ペガソはここも脱出。佐藤のストレッチ式アバランシュホールドを逃れると、オーバーヘッドキックから足を抱えて佐藤を持ち上げて、リングに真っ逆さまに突き刺す。

 しかし、佐藤も引かない。エルボーで反撃すると、感情的になり張り手を食らわせていく。これにペガソも応戦。張り手合戦となったが、ペガソは佐藤の張り手を避けると、張り手の連打でダウンさせ、スワンダイブ式のフライングフォアアーム。最後はファイヤーバードスプラッシュでトドメを刺したのだった。

佐藤のコメント
「後楽園からそんなに月日も経ってないし、その中でペガソと再戦させてくれたっていう会社の僕に対する期待を感じました。そして今日、なんの縁もゆかりもあるわけじゃない愛知でセミファイナルで組んでくれた会社の思いっていうのも感じたし、僕とペガソに期待しているのも会社から感じました。また来週文体があります。納谷、他団体、でかい。でもそのでかい相手にしっかり立ち向かっていきます。そして来年、再来年、この佐藤とペガソでビッグマッチのメインを任される人間になれるよう精進していきます、今日は負けたけど、次こそは。

ペガソのコメント
「佐藤だけには絶対負けない。いつやろうと、どこでやろうと俺はお前には絶対勝つ!」

第六試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負
    • 征矢 学

    • 土肥 孝司

    • 吉岡 世起

    • 芦野 祥太郎/Enfants Terribles

    • 児玉 裕輔/Enfants Terribles

    • 羆嵐/Enfants Terribles

  • 15分41秒
  • ワイルドボンバー→片エビ固め

 序盤から場外乱闘が勃発。両陣営、所狭しと暴れまわるがやはりここはEnfants Terriblesに軍配。リングに戻ると、児玉が吉岡を蹂躙だ。これで捕獲された吉岡は、羆嵐、芦野に順番にいためつけられる。

 再び登場した児玉は掌底からブレーンバスター。吉岡も代わった羆嵐にローキックで反撃していくが、すぐに動きを止められ、芦野には逆片エビ固めに捕まってしまう。これを逃れた吉岡は児玉にミドルキックで反撃。下からの掌底を食らうも、ヒザを食らわせてようやく土肥にタッチだ。

 土肥は児玉にボディスラム。さらにスクラップバスターで叩きつける。だが、ロープに飛んだところをドロップキックで迎撃されると、代わった芦野に俵返しで投げられてしまう。しかし、スパインバスターでお返しをすると、続く征矢は芦野と羆嵐にまとめて。さらに芦野にはぶっこ抜きのブレーンバスターだ

 征矢はジャンピングDDTを決めるが、芦野もカウンターのフロントスープレックスでお返し。ならばと征矢はワイルドボンバー。芦野はジャーマンと一歩も譲らない。だが、続く羆嵐がブロクバスターからダイビングセントーン。それを征矢はしのぐとワイルドボンバーだ。

 しかし、ここで児玉と芦野がカットに入る。3人に囲まれた征矢はチョップで応戦するが、芦野と羆嵐のダブルショルダータックルを被弾。さらにサンドイッチエルボーを食らい、芦野には羆嵐の身体を投下される。さらに羆嵐からは東京ピンプス、急所攻撃を食らって悶絶した征矢。

 だが、羆嵐のイス攻撃を土肥がラリアットで阻止。さらに吉岡もリングに戻ってきてラ・ミスティカだ。そして、羆嵐を担ぎ上げた征矢はデスバレーボム。続けてワイルドボンバーを背後、正面と2連発で叩き込み、3カウントを奪ったのだった。

 試合後、マイクを握った征矢は、「9月2日、横浜文体、日曜日、このベルトを懸けて芦野祥太郎とタイトルマッチをやります。必ず防衛して、こちら名古屋大会にこの姿のまま帰ってきたいと思いますので、その時は応援よろしくお願いします」と防衛を宣言。吉岡も「さっきいた黒目がちっちゃい奴とタイトルマッチやってベルト取り返して、ここ名古屋に戻ってきて、クルーザーと言えば名古屋で営業やってもらった社長のカズさん。カズさんとタイトルマッチやりたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」とこちらもベルト奪取を誓った。そして、土肥も「俺もこのタッグベルト、CIMA率いる#STRONGHEARTSとの防衛戦があります。名古屋に帰ってきた時はこの3人がベルトを持って帰ってくるので、応援してください」と名古屋のファンに防衛を誓い、最後は征矢の号令で「ワイルドに行こうぜ!」と3人で叫んで名古屋大会を締めくくったのだった。


征矢&土肥&吉岡のコメント
土肥 9月2日、T-Hawk、エル・リンダマンと防衛戦やるよ。リンダマンよ、毎日『ひまわり』歌ってくれてるみたいだけどよ、自分の言葉に責任を持って、毎日、俺の入場曲の『ひまわり』を歌って文体を迎えようぜ。毎日『ひまわり』チャレンジやれよ。俺も『ひまわり』で入場してやるよ。
吉岡 児玉裕輔、東京に来て、W-1に入って5年。この5年の全てをぶつけてやるよ。
征矢 とりあえず前哨戦は最後なんであとはぶっつけ本番だ。気を抜かずに怪我しないで、9月2日、メインのリングに立って、芦野を倒して必ずベルトを防衛して、10月、11月、今年いっぱい防衛し続けるぞ!

芦野&羆嵐のコメント
羆嵐 (笑みを浮かべて)土肥孝司、やっと出会えたな。運命の再会。文体までの私生活も気をつけろよ。どこからでも襲っちゃうぞ、ウハハハハハ!
芦野 あいつはあれでしょうがない。文体最後の試合、直接はやり取りしてないけど、文体がっちりやりますよ。楽しみですね。あのベルトが俺の腰に帰ってくるのが楽しみでしょうがない。

WRESTLE-1 OFFICIAL GUIDE