- 第一試合
- 3wayマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 6分18秒
- スワンダイブ式フライングフォアアーム→片エビ固め
まずは組まない一を稲葉とペガソが2人がかりで攻撃。場外に追いやると、ペガソと稲葉が2人で攻防を始める。ここはペガソがドロップキックを決め、さらに場外に逃げた稲葉にプランチャだ。
リングに戻ると稲葉は今度は一と結託。しかし、一のドロップキックがペガソの顔面に炸裂して一がカバーしようとすると、稲葉がカット。それでも2人は合体ブレーンバスターでペガソを叩きつける。
だが、稲葉がコーナーに上った隙きに一はフォールに行く。稲葉が文句を言うも、一はその後も稲葉を騙してフォールを奪いにいった。その隙きにリング内では流れを掴んだペガソが一を攻撃。ファルコンアローのような形で一を叩きつけ、稲葉を場外に追いやると、最後はスワンダイブ式のフライングフォアアームでトドメを刺したのだった。
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 9分39秒
- 急所攻撃→片エビ固め
試合前に欠場中のイケメンが登場。米子の観客に挨拶をすると、親友だというALLマイティ井上のセコンドに就くことを宣言。観客たちに「イッノウエ!」コールの練習をさせたのだった。
一方のEnfants Terriblesの新井は試合前にマイクを持つと、井上のことを「ラーメン屋の親父」などと罵倒。これに怒った井上はショルダータックル、さらにはロープ越しのブレーンバスターでパワーを見せつける。
しかし、すぐに児玉と新井は井上を捕獲。反則絡みの技で井上をいたぶっていく。児玉のセントーン・アトミコ、新井の絞め技に悶絶する井上。だが、合体ブレーンバスターを逆に一人で2人を投げ飛ばしてみせる。
だが、しつこいEnfants Terriblesは井上を逃さない。児玉はコーナーに追い込んでチョップとストンピングを連打。しかし、井上は沈まない。身体を震わせて立ち上がると、児玉にチョップと張り手でお返し。たまらず児玉もダウンし、ようやく三富とタッチすることに成功した。
タッチを受けた三富は児玉にモンゴリアンチョップを連打。さらに滞空時間の長いブレーンバスターを繰り出してみせる。そして再び井上登場。新井とチョップ合戦を展開する。しかし、新井が仕掛けた前方回転エビ固めはケツで潰し、ボディスラムで叩きつけてからセントーンを投下。そして、「勝つぞ!」と叫んでトドメのパワーボムの体勢に入る。
しかし、児玉がレフェリーを引きつけている間に、新井は井上に急所攻撃。股間を抑えて悶絶する井上を新井がそのままフォールして勝負を決めたのだった。
児玉&新井のコメント
新井 イージーというには英単語に失礼すぎる。クルーザーのピッカピカのチャンピオンがいるのに、プロレスの神様はEnfants Terriblesに何を試そうとしているのか?
児玉 試されていたな、確かに。
新井 確かにセントーンとかきつかった。羆嵐の比じゃねえよ。今日のカードといい、大阪も守屋とダイナ御堂って、大阪インディーの末端だ。俺たちに何を試そうとするんだ? 遊び道具にするな。お客さんにチャンピオンの無駄使い。これがW-1の懐の深さだ。遊んでやるぞ。
三富&井上のコメント
三富 アラケン、どこに行った? 井上さんは決していいスタイルしてない、顔はいいけど、いい髪型もしてない。でも、山陰で心のプロレスやってんだよ。W-1の選手、新井健一郎、確かに巧いよ。でも、地方でプロレスを盛り上げてくれる人がいることを忘れないでほしいし、こういう選手をぞんざいに扱わないでほしい。これで線になったんでアラケンをやっつけよう!
井上 プロのリングに社会人プロレスを上げてくれるのは本当にありがたいけど、こんな勝ち方でいいのか? 次は絶対にやってやるからな!
- 第三試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 15分32秒
- ラリアット→片エビ固め
地元・鳥取だらずプロレスの因幡のバッファローとガイナタイガー引き連れ、征矢がカズ&愚連隊と対戦する。
先発はカズとガイナ。腕の取り合いからガイナはドロップキックをカズに炸裂させてみせた。続いてはバッファローとMAZADAの攻防。MAZADAにコーナーに追い詰められたバッファローだったが、コーナーに振られた時にフロントキックで迎撃。セカンドロープからのミサイルキックを決めてみせる。
続く征矢はバッファローと一緒にダブルのショルダータックル。さらにボディスラムからスリーパーを決めていく。しかし、試合巧者の愚連隊はあっという間に流れを掴む。バッファローを場外でいたぶっている間に論外がガイナを蹂躙していく。
論外のクロスフェース、3人がかりでのストンピング、さらにカズのニードロップがガイナに決まる。論外とMAZADAは愚連隊の連係プレーを炸裂させるなどやりたい放題だ。その後も、論外のメキシカンストレッチ、カズの低空ドロップキックを顔面に食らったガイナ。しかし、ヘッドシザーズでようやく形勢逆転。
タッチを受けた征矢がカズをブルドッキングヘッドロック、ネックブリーカーで攻め立てる。そして滞空時間の長いブレーンバスターでカズを叩きつけた征矢。しかし、デスバレーボムを阻止され、コーナーに突っ込んだところをコンプリートショットで反撃されてしまう。
愚連隊の2人からも鉄柱に急所攻撃を食らわされた征矢。だが、論外とMAZADAを2人まとめてラリアットでなぎ倒すと、代わったバッファローはエプロンで論外にニードロップを投下する。しかし、ここも愚連隊の2人がバッファローの動きを止める。マンハッタンドロップを食らったバッファローはカズのハンドスプリング式レッグラリアット、論外のシャイニング論ザードを被弾。
しかし、これを凌いだバッファロー。リングに入ってきた征矢がすかさず論外をデスバレーボムで叩きつける。ガイナもミサイルキックで援護射撃。さらに場外にいたMAZADAとカズにラ・ケブラーダだ。そして、最後はバッファローが渾身のラリアット! 論外から3カウントを奪い、地元のファンに勝利を捧げたのだった。
カズのコメント
「ファッキュー・バッファロー! 鳥取でリベンジだ!」
征矢&バッファロー&ガイナのコメント
征矢 ありがとうございました。お二人のおかげで勝てました。また次、W-1の鳥取大会はいつ開催しますか?
バッファロー 半年後ぐらいですか? 鳥取は娯楽がない街なんでみんなプロレスが来てくれるとうれしくてしょうがないんですよ。できることは協力していきたいんで、ドンドン鳥取を。プロレスで元気にしてもらいたいと思います。
- 第四試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 12分35秒
- ランニングニーアタック→片エビ固め
先発の納谷と本田がレスリングの攻防を繰り広げたのち、アレハンドロと頓所は素早い攻防。アレハンドロがヘッドシザーズ・ホイップからロープの反動を利用してのアームドラッグ、さらにドロップキックを決めてみせる。
続く河野には土方が体格差を物ともせずに打撃で攻め込む。フロントキックで蹴り倒すと、本田と土方がダブルのエルボーアタックだ。しかし、河野は続く本田をエルボーアタックで倒して捕獲。納谷のミドルキックとサッカーボールキック、アレハンドロのセントーン・アトミコが炸裂する。
さらに本田は場外に連れ出されて客席に投げ込まれ、リングに戻ると河野のボディスラムの餌食に。アレハンドロにエルボーで反撃する本田はローリングソバットを食らうも、カウンターのボディスラムでようやく一矢報いて頓所にタッチ。
頓所はカットに入ってきた河野と納谷を同士討ちにさせ、納谷の身体を踏み台に河野にスイング式DDTを決める。そしてアレハンドロにはドロップキックだ。しかし、アレハンドロもコーナーで体勢を入れ替えて形勢逆転。納谷のコーナースプラッシュ、PKが頓所に炸裂する。
頓所は納谷に低空ドロップキックを食らわせて土方にタッチ。土方は果敢に納谷を蹴り込むが、ボディアタックを被弾してしまう。しかし、続く河野にハイキック、さらにランニングジャンピングハイキックを炸裂させてチャンスを作る。
土方組はこのチャンスに河野にトレイン攻撃だ。しかし、河野は本田をバックドロップで倒すと、アレハンドロが納谷の肩に立ってフットスタンプ。そしてアレハンドロはそのまま場外へノータッチのトペ・コンヒーロだ。その間に河野はブレーンバスターの体勢から本田を前方に叩きつけ、最後はランニングニーでトドメを刺したのだった。
河野&アレハンドロ&納谷のコメント
アレハンドロ 今日はまた違う世界の人たちに力を貸してもらいました。でも、まだまだ諦めてないから、UWA。またマスクマン2人と挑戦します。
河野 本当は公式戦だったけど、勝ち点4。
納谷 次は本当に死んでも負けられない闘いになると思う。
河野 ウチのタッグチャンピオンだから勝てば必然的に挑戦もついてくるから。がんばりましょう。大阪は試合は別ですか? まあお互い、怪我せず北海道最終決戦。俺の地元と納谷くんのおじいさんの地元の北海道で勝って、いい形で東京に戻ってこよう。
納谷 河野さんも言ったように手の届くところに決勝があります。ただ、タッグチャンピオンは高い壁だと思いますけど、自分と河野さんが組めばチャンスがあると思いますので、そのチャンスをしっかり掴みたいと思います。
頓所&本田&土方のコメント
本田 頓所さんと土方さんにリードしてもらったんですけど、自分が最後やられてしまって結果が残せませんでした。次からはなんか爪痕残せるようにがんばります。
土方 昨日に引き続いて本来リーグ戦をお見せするはずだったんですけど、米子の皆様には申し訳ない思いでいっぱいです。デビューしたばっかの本田と頓所選手と組ませていただきました。僕も40ですけど、この2人を見てまだまだ負けてらんないなと思います。結果を残せずって言葉がありましたけど、結果は求めてないので、今100%出しているなら、イケメン、立花、吉岡、伊藤の分まで120の気持ちを出してくれることです。団体ピンチですけど、こいつにとっては何よりチャンスだと思うので、200、300とやってほしいと思います。頓所選手も成長が著しいので負けないように精進して励んでいきます。
頓所 今日みんな、デカかったですね。自分なりに考えて対策を練ったんですけど、ダメでしたね。あと一つ、#STRONGHEARTS! W-1にスパイはいないから。
- 第五試合
- 「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2018」公式戦 Bブロック 30分1本勝負
- 21分20秒
- 南京錠固め
佐藤が近藤をヘッドロックで捕獲。続く岩石も近藤をヘッドロックで捕獲して攻め込んでいく。これを近藤はニークラッシャーで強引に外して土肥にタッチ。土肥はその岩石のヒザをアキレス腱固めなどで攻め立てる。
近藤も先程のお返しとばかりにヒザを踏みつけ、さらに変形の4の字固めでいたぶる。続けて土肥は岩石をコーナーに逆さ吊りにして攻撃。そして代わった近藤はドラゴンスクリューから足4の字固めだ。
近藤と土肥の非情なヒザ攻めに悶絶する岩石。それでも土肥は手を緩めない。再び関節技でヒザを攻め立てる。しかし、これをロープブレイクで逃れた岩石は頭突きから河津落としで脱出。そしてタッチを受けた佐藤が土肥と近藤をボディスラムで続けざまに叩きつけ、土肥にはエルボーアタックからブレーンバスターだ。
岩石も頭突きで近藤を攻撃し、トレイン攻撃から岩石がヘッドバットを投下する。近藤にヒザをドロップキックで打ち抜かれてもすぐさまオモプラッタで反撃だ。しかし、交代した佐藤も土肥のエルボーを凌いでフロントキックからバックドロップだ。そして、土肥を逆エビ固めに捕獲した佐藤。
近藤のカットもエルボーで排除し、さらに急角度で極めていく。だが、これを土肥にロープエスケープされるとラリアットを被弾。しかし、土肥の攻撃を避けて逆にエルボーを食らわせると、ストレッチ式のブルーサンダーで叩きつける。そして、ジャーマンを狙った佐藤。
しかし、土肥はこれを振りほどいてスクラップバスター。さらにスパインバスターで叩きつける。岩石がカットに入ってくると、近藤とのダブルラリアットでこれを排除。ハーフネルソンスープレックス2連発で佐藤をぶん投げ、シットダウン式のパワーボムで叩きつける。
これでも佐藤が起き上がってくるとラリアットでなぎ倒し、最後は必殺の南京錠固め! 粘る佐藤からギブアップを奪い勝利した。これで近藤&土肥組はリーグ戦2連勝。一方の岩石&佐藤組はリーグ戦を全敗で終えた。
近藤&土肥のコメント
土肥 身長じゃ負けてるけど、他の面で全て上回ってる。技術もない体力もないクソだ。ただ、少しは魂こもってたかもしれない。だから、リザルト盛り上げてくれ。
近藤 それより札幌だ、札幌。河野、来んだろ? やられた借り返せ!
土肥 河野、本気出せ!
岩石&佐藤のコメント
岩石 結果全敗。絶対こいつらそうだって言われてるはずなんだよ。引き分けもできねえって絶対言われてるはずなんだよ。でもな、そんなんで腐る俺たちじゃないからな。
佐藤 まだ俺たちにはリザルトがある。闘うかもしれないけど、こうしてタッグリーグを乗り切って、結果出せなかったかもしれないけど、爪痕残せなかったけど全力でやりました。
岩石 俺が足が動かない中で最後まで踏ん張ってくれたんだよ。そんな彼と決勝で当たりたい。絶対決勝で当たってリザルトを争う。決勝で会おう!
- 第六試合
- 「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2018」公式戦 Aブロック 30分1本勝負
- 3分11秒
- 反則勝ち
試合前にマイクを握った芦野。「タッグリーグ、情けないことに2敗して勝ち点0。こいつらもそうだ。これがメインっておかしいだろう。だからよ、米子の皆様に今話題のパワーハラスメントというものを見せてあげたいと思います。ゴング鳴らせ!」と合図して、芦野と羆嵐は奇襲。早速場外でアンディとパンテーラをいたぶる。
リングに戻っても2人がかりでアンディを蹂躙。さらにアンディが攻勢に入ると場外から児玉が足を引っ張る。そして、児玉、新井もリングに入ってくると、神林レフェリーを場外に投げ捨ててしまう。これで芦野と羆嵐に反則負けが宣告された。
これで芦野&羆嵐組はタッグリーグ戦を全敗で終了。アンディ&パンテーラは不本意な形だが、勝ち点2を拾った。試合後、「以上! 公開パワハラでした。これで本日の興行終わりなのでお帰りください」と芦野。場内からはEnfants Terriblesのやり口にブーイングの嵐だ。
- 第七試合
- エクストラマッチ 時間無制限1本勝負
- 9分35秒
- ワイルドボンバー→片エビ固め
騒然とする場内。と、その時、花道にALLマイティ井上が登場。怒りの表情でリングに上がり、マイクを持ってしゃべろうとするも、芦野たちに袋叩きにされてしまう。
羆嵐は井上にイス攻撃。再びマイクを持った芦野は、「井上、東京に娘いるらしいな? ギャルらしいじゃねえか? 顔がそっくりらしいな。東京に帰ってお前の娘と遊びに行くからよ」と言って井上を攻撃しようとする。
と、ここで今度は征矢とペガソが登場。マイクを握った征矢は、「これで終わっていいんですか?」と客を煽る。そして、「チャンピオン、怖いのか?」と挑発。これに芦野が反応。「こっちも4人いるから、やってやる」と応じて、急遽8人タッグマッチの開始だ。
場外で暴れまわる8人。リングに戻るとアンディがEnfants Terriblesに蹂躙されてしまう。だが、窮地を脱出すると、パンテーラが得意のルチャの動きで翻弄。芦野のヒザを低空ドロップキックで打ち抜き、セントーン・アトミコだ。さらに征矢が気合い満点で芦野に攻め込む。
だが、ワイルドボンバーの体勢に入ったところで羆嵐がイス攻撃。続く新井が前方回転エビ固めだ。さらに急所攻撃を見舞った新井。これに激怒した井上がエプロンに立ち、突っかかってきた新井に張り手!
これでチャンスを握ったW-1軍はパンテーラがトペ・スイシーダ、アンディが三角飛び式プランチャ、ペガソもトルニージョで飛ぶ。そして、孤立した新井に征矢がデスバレーボム。最後はワイルドボンバーを後ろ、前と2連発かまして3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握った征矢は井上に感謝の言葉を述べ、一緒に「ワイルドに行こうぜ!」と決めて、米子大会を締めくくったのだった。
芦野&羆嵐&児玉&新井のコメント
芦野 これでタッグリーグ終わりだな。元々始まった時から、俺はベルトの防衛戦しか考えてないから。俺も新木場で取られたし、羆嵐も土肥孝司探しも終わったな。
羆嵐 まあまだ続くよ。
芦野 でも、見ての通り、なんだかんだW-1を仕切ってんのは俺たちなんだよ。
新井 俺から言わせてもらっていいいかな。井上さんよ、松江だんだんプロレスでしたっけ? Enfants Terriblesと対抗戦やろうじゃねえかよ。飛行機とホテルと送迎用のリムジン用意したらやってやるからよ。そこで本当のプロレス見せてやるよ。
児玉 娘に遺言書いとけ。
芦野 じゃあ娘探しの旅に出るか。
征矢&アンディ&井上のコメント
アンディ アラケン、久しぶりやな。忘れてへんぞ、やられたこと。きっちり倍返しや。
征矢 メインはどうなるかと思いましたけど、井上さんと俺たちでなんとか鳥取のメインの危機を救いましたよ。
井上 社会人プロレスも地域に根づいてがんばってるんです。これからも地域からプロレスを盛り上げていきましょう。
征矢 鳥取大会、次やいつやるんですか?
井上 来年やりましょう!
征矢 約束してくれましたよ! W-1を広めていきたいのでよろしくお願いします。