- 第一試合
- 「第6代リザルト王者決定トーナメント」1回戦② シングルマッチ 時間無制限1本勝負
- 4分24秒
- 逆エビ固め
第1試合前に欠場となったイケメンと伊藤が登場。リング上で挨拶を行なった。
そのイケメンが返上したことで新王者を争うことになった第6代リザルト王者決定トーナメント。まずは一と佐藤が決勝進出を懸けて対戦。
一がドロップキックで先制するが、佐藤はすぐさまショルダータックルで挽回する。そしてヘッドシザーズホイップで投げ飛ばして流れを掴む。さらにフライングラリアット、串刺し式ドロップキックを連発した一。佐藤のエルボーによる反撃も断ち切り、コンプリートショットだ。
一方の佐藤はそれでもエルボーにこだわり、一を殴り倒す。ブレーンバスターは逆さ押さえ込みで切り替えされ、外道クラッチも食らったが、すべてキックアウト。一のスモールパッケージホールドをブレーンバスターで切り返し、ラリアットを2連発。そしてトドメの逆エビ固め。一が逃げようとするとリング中央に引きずり戻し、急角度で極める。これには一もたまらずギブアップ。佐藤が決勝進出を決めた。
佐藤のコメント
「デビュー戦の相手一に勝ったぞ。次は決勝。俺がリザルトを巻いてW-1を盛り上げる」
一のコメント
「ツグ、ツグ……俺を宇宙に持ってって……。リザルトのトーナメント決まって、新木場、広島、鳥取、トーナメント出る奴ら負けてんだ。でも、俺たちが動かなきゃ現状は何もかわらないから。本田、岩石、佐藤、がんばろう。俺も真剣がんばるけん。見てろ」
- 第二試合
- 「第6代リザルト王者決定トーナメント」1回戦① シングルマッチ 時間無制限1本勝負 ※変更カード
- 5分35秒
- 岩石落とし固め
伊藤の欠場で急遽大抜擢を受けた本田がトーナメント1回戦で岩石と対戦。まずはレスリングの攻防で岩石がオモプラッタを極める。これが逃げられると今度はヘッドロック。デビューしたばかりの本田にキャリアの違いを見せつけていく。
さらに岩石はエルボースタンプからスリーパー。続けて逆エビ固めだ。しかし、本田もエルボーで反撃。エルボーアタックで岩石をなぎ倒すと、串刺し式エルボーアタックからブレーンバスター。そしてお返しとばかりに逆エビ固めを極めていく。
しかし、岩石はロープエスケープで逃げると、払い腰で逆転。逆エビ固めは逃げられたものの、バックドロップ2連発でトドメ。3カウントを奪い、決勝進出を決めた。
岩石のコメント
「彼のエルボーは効きますよ。最後のバックドロップはその意味です。決勝、リザルトは俺が取る!」
本田のコメント
「伊藤さんの欠場で急遽出たんですけど、結果を残せない自分が情けないです。まだまだ練習が足りてないので、上の先輩に食らいついていけるようにがんばります」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 10分48秒
- 極反り卍固め
先発のMAZADAは納谷の巨体とパワーに手を焼きサミングと足の踏んづけ攻撃。しかし、納谷のショルダータックルにふっ飛ばされてしまう。しかし、愚連隊は稲葉を場外に出すと、すぐさま連係攻撃だ。
愚連隊は稲葉に鉄柱を使った急所攻撃。さらに論外のグラウンド卍固め、クロスフェースが極まる。MAZADAも倒れ込み式の急所蹴りなどやりたい放題だ。そんな中、稲葉はショルダータックルをカウンターで放ってようやく納谷にタッチ。
代わった納谷はショルダータックルでMAZADAをふっ飛ばすものの、すぐさま論外がカットに入る。それでも納谷は愚連隊2人をまとめてラリアットでなぎ倒し、MAZADAには串刺し式ボディアタックからPKだ。
代わった稲葉もブレーンバスターでMAZADAに攻め込むが、ブルーサンダーをサミングで阻止されてさらにマンハッタンドロップを食らってピンチに。愚連隊は2人がかりの攻撃で納谷を排除すると、論外が稲葉にドラゴンスクリューからシャイニング論ザードだ。
追い込まれていた稲葉だったが、続く論外の超高校級ラ・マヒストラルをかわすと、電光石火の卍固め! これがガッチリと極まり、稲葉&納谷が逆転勝利を飾ったのだった。
稲葉&納谷のコメント
稲葉 納谷選手もタッグリーグ出てますけど、身体でかいのでパワーが凄いですね。タッグリーグでは敵同士ですけど、僕もこれからもがんばっていきます。今日はありがとうございました。
納谷 自分も決勝で稲葉さんたちと当たれればいいかなと思います。河野さん以外と組んで、また違う勉強になりましたね。初めて違う人と組んで凄く勉強になりました。この勉強を北海道で出せるようにしたいと思います。
- 第四試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 7分53秒
- キングコングラリアット→片エビ固め
朱崇花が男子との闘いを臨んだために組まれた6人タッグマッチ。朱崇花には現在ブードゥー・マーダーズ(VM)を一緒に組んでいる菅原と、そしてかつて全日本プロレス時代にVMの一員だった近藤の新旧VM、元悪冠一色の2人が寄り添う。
先発は土方と朱崇花。土方は容赦せずに朱崇花を蹴り飛ばす。続く普段はタッグを組んでいる土肥と近藤は激しくぶつかり合い、河野は体格差を利用して菅原を蹴り飛ばす。だが、菅原はサミングで河野を捕まえ、新旧VMが3方向からドロップキックだ。
しかし、やはり朱崇花が捕まる展開に。だが、この窮地を脱すると近藤と菅原が連係で河野たちを崩していく。朱崇花も土肥に急所蹴りだ。そして、朱崇花はミサイルキックを河野に炸裂させ、続けてコーナーに上がると場外に向かってムーンサルトアタックも放ってみせる。
リング上は土肥と近藤。両者ラリアットでぶつかり合うが、ここは近藤が競り勝つ。そして、トドメのキングコングラリアットを一撃! パートナーの土肥から3カウントを奪い、近藤が勝利を飾ったのだった。
近藤&菅原&朱崇花のコメント
近藤 全然いけるじゃん。男子とのシングルマッチ、俺は認める。俺の独断で認める。
朱崇花 今日試合してみて、新旧VMも楽しかったんですけど、今はやっぱり木村花とのタッグが楽しいかななんてなっちゃったもんで、お断りさせていただいていいですか?
菅原 え? 来たんだよ、わざわざ大阪まで。
朱崇花 でも、もういいです。
近藤 もういいの?
朱崇花 今日の試合で気が変わっちゃいました。
近藤 わかんねえなぁ。女はわかんねえ。
河野&土肥&土方のコメント
土肥 タッグリーグ中だけど、プロだから試合したけど、河野、絶対負けねえからな!
河野 絶対ベルト挑戦漕ぎ着けてやっからな! 札幌だ、札幌!
土方 私は不戦敗ということで大変残念な結果になりましたけど、責任感以上に休場中の伊藤がそれよりも大きな志を持って復帰に向けてがんばってくれればいいです。こういう状況になったからこそ2人でしっかり結果を残したいし、お互いがお互いを考えるいいチャンスですね。朱崇花選手と試合をしましたけど、ジェンダーレスレスラーということでカミングアウトをしてリングに上がる彼女には素直に敬意を抱いているところです。差別みたいな話もありますけど、私なりに当たる機会があれば、差別なく遠慮なく潰しにかかります。
- 第五試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 11分33秒
- 飛鴻→片エビ固め
のっけからパンテーラとアレハンドロがルチャのテクニックで渡り合う。パンテーラが場外でクルクルと回転したところを、リングに飛ばされたアレハンドロはエプロンに逆立ちし、その反動でヘッドシザーズホイップだ。
だが、続いてアンディとパンテーラが合体ドロップキック。アレハンドロを捕獲する。アンディはロメロスペシャルでアレハンドロをいためつける。しかし、アレハンドロがロープの反動を利用したドロップキックで逆転すると、ビリーケンが大暴れ。
場外に向かってトペ・コンヒーロを放ち、アンディとパンテーラを2人まとめてヘッドシザーズホイップだ。パンテーラにはバッククラッカーも食らわせたビリーケン。代わったアレハンドロもコーナーで体勢を入れかえてのスクールボーイ、さらにスワンダイブ式のミサイルキックをアンディに炸裂させる。続けて雪崩式のアームドラッグも決めたアレハンドロ。
しかし、ビリーケンとの連係でビリーケンがコーナーに自爆させられると、アンディがすぐさま三角飛び式のプランチャ。アレハンドロもトペ・コンヒーロで続くが、パンテーラがコーナーからのトペ・コンヒーロで追撃だ。
さらにリングに戻るとパンテーラがスペシャルDDT。パンテーラはそのままトペ・スイシーダで場外に飛び、ビリーケンを場外に釘付けにする。その間にアンディはアレハンドロを飛鴻で3カウントを奪ったのだった。
アンディ&パンテーラのコメント
アンディ タッグリーグは予選敗退したけど、俺らのコンビネーションは誰にも負けへんし、次の札幌、#STRONGHEARTS、俺ら2人で一発で倒してやるわ。
パンテーラ #STRONGHEARTS! CIMA! T-Hawk! リンダマン!
アンディ ジンジャーはどこ行ったねん。俺のライバルちゃうか。
アレハンドロ&ビリーケンのコメント
アレハンドロ いつも隣にいるメンバーと闘いましたけど、前回はUWA、僕のせいで取れなかった。これからまた2人と巻くためにもっともっとがんばります。ありがとうございました。
ビリーケン とても素晴らしい選手でした。いつか2人でタッグのチャンピオンになりたいなと思います。僕の勝手なお願いでした。
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 9分53秒
- ダイビングセントーン→片エビ固め
Enfants Terriblesvsエナジャイズレボリューションの6人タッグマッチ。
のっけからテンションの高い守屋は新井の誘いに乗らずに場外戦を拒否。ステップキックを炸裂させる。そして三富、御堂と順繰りに腕を極めて攻めていく。しかし、続く御堂が捕まる。児玉にストンピングを食らわされ、羆嵐にはカナディアンバックブリーカーで締められてしまう。
長くEnfants Terriblesに捕まっていた御堂だったが、ランニングネックブリーカードロップで逆転。そして三富と守屋が羆嵐を排除し、2人で児玉と新井にマシンガンチョップを連打だ。さらにエナジャイズの連係プレーが炸裂。羆嵐のセントーンを自爆させると、守屋のシャイニングウィザード、三富のバズソーキック、御堂のダイビングヘッドバットが次々と羆嵐に決まる。
しかし、児玉が入ってきてドロップキックで形勢を変える。最後は羆嵐がダイビングセントーンで三富から3カウントを奪ったのだった。
守屋&御堂&三富のコメント
守屋 Enfants Terribles! 大阪に来たらいつでもやってやるからな! エナジャイズレボリューションをナメるなよ! 今日で終わりと思うなよ!
御堂 三富、守屋、御堂のトリオで組んだらがんばれたからな。次は俺らがタッグやぞ!
三富 一言言わせてくれ……。今の俺はノーエナジャイズ……。
守屋 イエスエナジャイズ!
児玉&羆嵐&新井のコメント
新井 先週に続き、一体なんのシリーズだ? 俺らはどこに向かっていくんだ?
児玉 バカジャイズ。
新井 守屋のあの自信はどっから来るんだ? お前、言うとくけどな、エナジャイズ、エナジャイズ言うとるけど、そんな流行ってないぞ。エナジャイズと御堂は趣味じゃないよ。
羆嵐 そんなにやりたいなら東京出てこい! 後楽園に出てこい! 怖くなかったらな。ちびレスラーがやってやるよ!
※ここで守屋たち3人が登場。
守屋 自腹で行ってやるよ!
- 第七試合
- 「第6代リザルト王者決定トーナメント」決勝 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
- 8分23秒
- 岩石ロック
※タナカ岩石が第6代王者となる。
新リザルト王者決定トーナメントの決勝戦。ゴングが鳴ると岩石と佐藤はエルボー合戦。がむしゃらに打ち合って、ここは佐藤が競り勝つ。しかし、岩石も腕固めですぐに反撃。アームロックでいためつけ、腕を捻りながら、頭突きを打ち込んだり、アームブリーカーで佐藤を追い込んでいく。
だが、佐藤もカウンターのボディスラムで反撃する。岩石も払い腰で再び攻勢に転じると、腕ひしぎ逆十字。さらに岩石ロックで腕にダメージを与えていく。さらにアームロックに転じた岩石。しかし、佐藤はめげずに強引に立ち上がってアバランシュホールド。続けてストレッチ式のアバランシュホールドで岩石を叩きつけてから逆エビ固めだ。
これで仕留められないとブルーサンダーを繰り出した佐藤。だが、岩石はキックアウトすると岩石ロック! これが佐藤にロープエスケープされるとハワイアンスマッシャーからバックドロップだ。
しかし、佐藤はすぐに立ち上がってお返しのバックドロップ。そしてラリアットで追撃だ。しかし、岩石は続く一撃をかわして再び岩石ロック。さすがの佐藤も逃げられずにギブアップ。岩石が佐藤に勝利し、第6代リザルト王者となったのだった。
岩石のコメント
「やっと取ったこのベルト……。でも物足りない。伊藤貴則がいないから。あいつと闘いたい。このベルトを懸けて闘いたい。あいつの復帰戦、これを懸けてシングルで闘いたい。だから、守り続けるよ! もう一つ試練ができたけど、俺が成長するための山だと思っている。あいつを倒すまでこのベルトは腰に巻かないから。あいつを倒してから堂々と巻いてやります。俺がチャンピオンになったからって周りの反応は鈍いでしょう。わかってますよ。覆すよ! 自分を貫く。自分を絶対曲げない! それがタナカ岩石だ!」
佐藤のコメント
「クソッ! タッグリーグのパートナーのタナカさんと決勝で当たるという目標は達成できたけど、ここで勝てないのが僕の甘さですね。立花さん、イケメンさん、伊藤さんの3人の代わりになるようにトーナメント挑戦して、まだまだだった。これからドンドン経験を積んで、練習して、一からやり直します」
- 第八試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 14分37秒
- 不知火→片エビ固め
かつて世界ジュニア王座を争ったカズと丸藤がタッグを結成。若手の頓所&ペガソと対戦する。まずは頓所とペガソがカズと丸藤相手に先制したかに見えたが、丸藤がすぐさまペガソを場外に追いやってペースを変える。
ベテランの2人に場外でいたぶられた頓所とペガソ。ここでペガソが捕まってしまう。カズに頭にニードロップを食らい、丸藤からは切り裂くような逆水平チョップを食らわされてしまう。前方回転エビ固めを仕掛けても、足で顔面を挟まれて悶絶。首を両足でひねられ、カズからは顔面キックも食らわされたペガソ。しかし、セカンドロープからのフライングフォアアームでようやく頓所にタッチだ。
変わった頓所は丸藤にエルボーを食らわし、さらにスイング式DDTで追撃。カズにも同じ技を食らわせていく。そしてコーナーに座らせて低空のドロップキックで顔面を打ち抜き、トラースキックを発射だ。
しかし、カズはこれを阻止してコーナーでコンプリートショット。そして丸藤にタッチ。丸藤にいたぶられた頓所だが。ロープを潜りながらのスイング式DDT、ミサイルキックを炸裂させ、トラースキックでぶっ倒す。
そしてバックを奪った頓所。しかし、カズがカット。そのカズをペガソが張り手とローリングソバットで蹴り飛ばし、場外に逃げるとトルニージョで追い打ちだ。そして頓所がエルボーで丸藤に果敢に攻める。ペガソもフライングフォアアームを丸藤に食らわし、頓所はカズのハンドスプリング式レッグラリアットを被弾。しかし、丸藤を捕らえた頓所はドラゴンスープレックスを狙ってみせる。
しかし、丸藤はバックを取られながらトラースキックで顔面を打ち抜き、最後は不知火を発射。必殺の一撃でさすがの頓所も返すことはできずに3カウントを喫したのだった。
頓所&ペガソのコメント
頓所 今日はノアの天才・丸藤正道とのタッグマッチが組まれたから絶対に爪痕を残したかったけど、一回じゃ終わらない。次、もう一回だ。そしてこの経験を生かして、北海道、#STRONGHEARTS、CIMA、俺が終わらせる!
ペガソ めったにない丸藤選手と闘える試合。何もできなかったかもしれないけど、次チャンスがあったらもっと強くなって俺が倒す。そしてタッグリーグ、まだ終わってない。次勝って、俺とハヤシさんと頂点に立つ!
カズ&丸藤のコメント
カズ あれだけがんばってくれたんでありがとうございます。次また後楽園、お願い致します。
丸藤 次、後楽園? その日、予定あったかもしれない。
カズ ないない(笑)。
丸藤 でも、若いって素晴らしいですね。頓所選手は19歳。2人足しても全然カズ・ハヤシより下。彼らにとっては僕はお兄さんみたいかもしれないけど、カズ・ハヤシはおじいちゃんみたいなもんだから(笑)。素晴らしいレスラーがいるっていうことはいい経験になりますね。でも、思い返せば世界ジュニアを取られたのは誰だったかな? 俺から取った男。
カズ 私でございます(笑)。ありがとうございました。おかげさまであの試合よかったって未だに言われますから。今でもベストバウトって言われますから。
丸藤 そんな話より、あの若い選手素晴らしかったと思います。是非ともウチの若い選手と試合させたいと思うし、機会があったら若い選手同士でやる機会があれば。
カズ 今回みたいなことをやりたいけど、丸藤さんみたいに歴史を作った人と19歳、ペガソは年齢不詳だけど、が闘うことはない。ありがたいことなんで助かりました。
丸藤 もしくはヒザで終わらせてやろうかと思ったんですけど、敬意を表して。
- 第九試合
- WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
- 20分57秒
- アンクルロック
※第13代王者・芦野祥太郎が初防衛に成功。
序盤はグラウンドの攻防を展開する両者。征矢が腕を極めにいけば、芦野は早くもアンクルを狙いにいく。続いて2人はショルダータックルで激突。競り勝った征矢はエルボーで芦野を殴りつけていく。
しかし、征矢がロープに走ったところでセコンドの児玉が足を引っ張る。これに気を取られたところで芦野が背後からイスで征矢の足に一撃! 征矢は場外に転落してしまう。リングに戻ると芦野はレッグロックで足攻め。インディアンデスロックで固め、トーホールド。さらには征矢の足にフットスタンプを落とすという荒業も披露する。
続けて芦野はエルボードロップを連発。マフラーホールドで絞め上げていく。しかし、征矢も足を引きずりながらエルボーアタック、ブルドッキングヘッドロック、ネックブリーカードロップで反撃。スピアー、ダイビングラリアットを炸裂させる。
芦野も征矢のブレーンバスターを切りかえして逆に投げ飛ばすが、両者ダウンの状態に陥ってしまう。なんとか立ち上がった征矢は逆水平チョップ。芦野もエルボースマッシュを打ち返していく。ここで征矢が強烈な頭突きをかますと、さすがの芦野もダウン。しかし、立ち上がって今度は強烈な張り手でお返しだ。
両者一歩も譲らない展開の中、征矢はサソリ固めで締め上げ、ワイルドボンバーへ。しかし、芦野は正面からの一撃をレフェリーを盾にして防御。これが合図のようにEnfants Terriblesが雪崩れ込む。だが、征矢は羆嵐のイス攻撃をスピアーで阻止。児玉と新井もラリアットでなぎ倒し、芦野にはパッケージドライバーだ。
さらにデスバレーボムで追撃した征矢は再びワイルドボンバーでなぎ倒す。しかし、芦野もキックアウト。一回転して吹っ飛んだ芦野を征矢は再びサソリ固めに捕獲する。だが、芦野は徐々に体勢を入れかえて、アンクルロック! 何度も脱出を試みようとする征矢を芦野も体勢を入れかえて決して離さない。ついに征矢もギブアップ。芦野が初防衛に成功したのだった。
芦野のコメント
新井 キャリア何年でしたっけ?
芦野 4年かな?
新井 何も言うことない。
芦野 俺がプロレスはキャリアじゃないことを証明する。もう一回芦野政権築いていくから。ペガソ、後楽園でやってやるから、覚悟してこい。覚悟してこないと終わっちまうぞ。お前の良さを引き出してやるから。どれだけ追い込めるか楽しみだよ。で、久々の府立第2に帰ってきました。羆嵐初めてだよ。でもな、そっからやっと戻ってきた。W-1ももう一回これから。じゃあ、とりえず今日は飲みましょう。
征矢のコメント
「ああクソ! タイトルマッチに挑戦してタップした。これですぐ挑戦することはできない。一からやっていくよ! でもよ! 確かによ、レフェリーストップがないルールかもしれない。でも、介入させたのは認めないぞ! タップしたのは認めてやる。芦野祥太郎のアンクルロックでタップした。それは事実だ。でも、正々堂々というその言葉を裏切るようなことしてんじゃねえよ! そんなんでW-1のチャンピオンが務まるかよ! まあ、タッグリーグいろいろあんだ、俺は。でもな! 無差別だ。無差別のベルトをもう一度巻かなきゃいけないんだよ! 絶対に絶対に這い上がってやるよ! 一からでもいい!」
- 第〇試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 4分50秒
- 逆エビ固め
プロレスリングACEの馬場と道頓堀プロレスの菊池の対戦。両者、序盤からリング中央でエルボーで打ち合うが、ここは菊池が優勢。チョップやボディスラムで攻め立てる。一方の馬場もエルボーで反撃。ドロップキックを炸裂させ、リング中央でブレーンバスターの体勢に入る。
しかし、菊池はこれを逆に投げて叩きつけてみせる。そして、ロープに走った菊池。だが、馬場はスクールボーイ、バックスライドで3カウントを狙って勝負を諦めない。ならばと菊池は馬場が走ったところをカウンターのドロップキックで迎撃し、逆エビ固め。一度はロープに逃げようとした馬場だったが、リング中央に引きずり戻されてタップアウトしたのだった。