- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 4分55秒
- グラウンドフェイスロック
ロープに押し込んでからエルボーを仕掛けてきた本田に土方が厳しい攻めを見せる。エルボーで殴り倒し、ショルダータックルでふっ飛ばし、ボディスラムで叩きつける。さらにサッカーボールキックもお見舞いだ。
本田もエルボーアタックでやり返し、ブレーンバスターから逆エビ固めだ。だが、土方はこれを逃げるとミドルキックで本田の動きを止めてからランニングニー。そしてフェイスロックに捕獲する。一度は逃れた本田を再び蹴り倒してフェイスロックで締め上げてギブアップを奪ったのだった。
土方のコメント
「デビュー戦では逃げられなかった技から逃げられたし、着実に成長していると思います。今回のツアーでは伊藤が欠場するという不運で彼はチャンスを得たんですけど、人の不幸でチャンスが巡ってきたので、人の不幸を喜んで、揚げ足を取ってのし上がってやろうという小さいレスラーにはなってくほしくないと思います。今回のツアーは被災地を回ることが多かったんですけど、まずはお見舞いを申し上げると共に、その上でプロレスが皆様の心の元気になるのであれば、いつでも全力のファイトをお見せしたい。皆さんを逆に励まさないといけないと思います」
本田のコメント
「デビュー戦から全然変わってない自分がいるのでまだまだだと思いました。これから練習してもっと強くなれるようにがんばっていきます」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分49秒
- パイルドライバー→片エビ固め
序盤から老獪な新井が翻弄。ロープ際に一を追い詰めて踏みつけ攻撃。しかし、一はこれを自爆させて串刺し式ドロップキックで反撃。さらにコンプリートショットを繰り出していく。
新井もロープをくぐって場外に逃れて流れを変えようとするが、一は匍匐前進で追いかけていく。そしてロープ越しのブレーンバスター。さらにショルダースルーで新井を投げ飛ばす。
だが、新井も同じ技を二度は食わない。一をガッチリと捕獲して、ドリル・ア・ホール・パイルドライバーの体勢に。一も踏ん張ってリバースを狙ったものの、ここは新井の根気のほうが勝った。最後はパイルドライバーの餌食となり、3カウントを喫したのだった。
新井のコメント
「なんか薄っすらとキャラクターらしきものが……、この俺に対して出鼻から握手を求めてきたけど、なんか危険な方向に行ってないか? 中途半端すぎるぞ。どうせ中途半端なら、20年前にいただろう。本当は原付きの免許しか持ってないのにトラック野郎のキャラになった奴。それぐらいやってみろ」
一のコメント
「1年前にACEで闘って以来のシングル。アラケンさん、ありがとうございました。地球ありがとうございます」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 15分18秒
- エル・パンテーラ
タッグリーグを闘った岩石&佐藤が東京愚連隊に挑戦するが、佐藤も岩石もツバを吐きかけられる始末。まるで最初から相手にされない。岩石はエルボーでMAZADAに対抗するが、倒れ込み式の急所蹴りを食らい、論外との連係プレーの餌食にもなってしまう。
鉄柱を使った急所攻撃にも悶絶する岩石。MAZADAに必死にエルボーで反撃するも、適当にあしらわれ、またも倒れ込み式の急所蹴りに悶絶。論外にはメキシカンストレッチで固められてしまう。それでも必死に脱出すると、頭突きと河津落としで論外をダウンさせて佐藤にタッチ。
佐藤はボディスラムで愚連隊を蹴散らし、論外にはブレーンバスターだ。しかし、愚連隊はすぐさまサンドイッチドロップキック、合体フラップジャックをかまして、佐藤にMAZADAがドラゴンスリーパー。それを岩石が必死に救出。
頭突きで論外、MAZADAを蹴散らすとトレイン攻撃から佐藤がストレッチ式のアバランシュホールドだ。だが、これでも試合を決めることができない。MAZADAは余裕で佐藤の技を返すと、丸め込んで3カウントを奪ったのだった。
- 第四試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 10分57秒
- マッドスプラッシュ→片エビ固め
ご当地・北海道を中心に活動する斗猛矢が登場。アレハンドロ&ACEの馬場と組んで、芦野率いるEnfants Terriblesと激突する。
先発は児玉と馬場。児玉が軽くあしらうかに見えたが、馬場は得意のドロップキックを炸裂させる。続くアレハンドロも軽快な動きで羆嵐を場外に追いやりプランチャを発射。ところが、羆嵐にキャッチされて、鉄柱にぶつけられてしまった。
続く芦野、児玉にもいたぶられたアレハンドロ。再び登場した羆嵐にはセントーンを投下されてしまう。さらに芦野のジャイアントスイング、マフラーホールド、羆嵐のバックブリーカーでいたぶられたアレハンドロ。
だが、ウラカン・ラナで切り返し、さらにセカンドロープの反動を利用したドロップキックでようやくローンバトルから脱出だ。そして、斗猛矢が大爆発。チョップ、ボディスラムでEnfants Terriblesを蹴散らしていく。
斗猛矢は羆嵐のセントーンを食らってもひるまない。トレイン攻撃でチャンスを作り、馬場に勝負を託す。馬場はブレーンバスターで児玉に攻め込むも、ドロップキックを被弾して形勢を変えられる。最後は垂直落下式のリバースDDTからマッドスプラッシュを食らって、児玉の軍門に降ったのだった。
アレハンドロ&馬場&斗猛矢のコメント
アレハンドロ 今日は斗猛矢さんが強力なパートナーとしてやって来てくれたんですけど。
斗猛矢 悔しいな。やり足りねえよ。W-1おもしれえ選手いっぱいいるじゃねえか! ドンドンやってやるぞ! 相手はチャンピオンか? まだまだやり足りねえぞ! ピンピンしてるぞ! 俺をドンドン潰す覚悟で来いよ! ピンピンしてるぞ!
馬場 すいません。
斗猛矢 さすがチャンピオンだ。またやろうぜ。
- 第五試合
- 「WRESTLE-1 vs #STRONGHEARTS対抗戦」6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 13分23秒
- ケルベロス→片エビ固め
#STRONGHEARTSとの対抗戦。欠場中の吉岡もセコンドに就き、エールを送る。先にリングに上った#STRONGHEARTS。CIMAは早速マイクを握り、「W-1に#STRONGHEARTSのスパイがいると。そういうことで先に言っておきます。一旦忘れてください。100%集中して、熱い闘いを繰り広げるので、ご声援お願いします」とスパイ疑惑を自ら否定してたのだった。
そして、W-1軍がリングに上がり、アンディの演舞が終わると急襲! 早速場外で大暴れだ。リングに戻ると頓所にトレイン攻撃。さらにT-HawkとCIMAが逆さにして股裂き。そして、リンダマンがポーズを決める。
これに怒ったパンテーラは素早い動きで対抗。続くアンディもT-Hawkに強烈な逆水平チョップを食らったものの、水面蹴りでお返しだ。そして、再びCIMAと頓所が対戦。頓所はCIMAの串刺し攻撃をショルダースルーで場外に追いやり、エプロンを走ってドロップキックを炸裂させる。
そしてリングに戻るとアンディ&パンテーラと共に「ウー!」と決めるが、観客の反応は鈍い。ならばとCIMAが「ウー!」と決めると、観客も「ウー!」と即座に反応だ。頓所は続くT-Hawkから逆水平チョップ、ネックハンギングボムを食らい、#STRONGHEARTSのコーナーでいたぶられる。
さらに場外に連行されると、CIMAとリンダマンに抱え上げられて股間を鉄柱にぶつけられて悶絶。リンダマンからはその場飛びのボディプレスも食らってしまう。なんとか反撃したい頓所はエルボーでT-Hawkに反撃してから、蹴り足を取らせての延髄斬りでようやくパンテーラにタッチ。
そのパンテーラはCIMAをヘッドシザーズで投げ飛ばし、リンダマンのセントーンは自爆させる。そしてコーナーに駆け上がって場外に逃げた#STRONGHEARTSにトペ・コンヒーロだ。リングに戻ってくるとアンディが飛鴻。そして、3人揃ってトラースキックも炸裂させる。
だが、CIMAは続くW-1軍のトレイン攻撃をかわすと、パンテーラにリバースのインディアンデスロック。そしてアンディを捕まえてブレーンバスターを一人で2人を蹴散らしてしまう。さらにCIMAはパーフェクトドライバーで頓所をマットに串刺しだ。
これを返した頓所はリンダマンに反撃。バックを奪われても回転エビ固めで切り返す。だが、#STRONGHEARTSはすぐさま集中砲火。T-Hawkのヒザが頓所を襲い、CIMAもコードブレイカーで追撃だ。
さらにリンダマンがバックドロップで投げ飛ばし、T-Hawkはウラジゴク。これで頓所も万事休す。最後はT-Hawkのケルベロスを食らって3カウントを喫したのだった。
試合後、CIMAはマイクを持つと頓所を呼び止める。「#STRONGHEARTSとW-1の抗争はお前と俺のシングルマッチでスタートしたんや。あれから4カ月、どこが変わったんや? 俺らが攻めっぱなしやぞ。なんか言いたいことあるか? なんでも聞いてやるよ」と頓所にマイクを譲る。
その頓所はCIMAにシングルを要求。これを聞いたCIMAは、「お前、俺らのスパイだと思われてるけど、スパイやない。こっちにも選ぶ権利はある。W-1、他にもええレスラーおるからよ、いつまでもお前の相手はしていられないんや。まあ、お前もトップに立つ可能性は0やないからな。俺も鬼やない。シングルやってやろうやないか」と頓所の要求を受諾した。
だが、CIMAにはそのための条件を提示。「その条件を飲める言うんやったら、もう一度やろうやないか」と頓所に逆提案だ。頓所は「やってやるよ!」とその条件を飲むことを約束。これを聞いたCIMAは、「皆さん、聞きましたね? まあ、ええわ。次、#STRONGHEARTSの参戦、10月24日の後楽園ホールが決まってるな? 俺がお前に突きつける条件をしっかり発表するからよ。なんでも飲むって言ったんやからな? 24日、後楽園ホール、楽しみにしとけよ」と予告して帰っていったのだった。
残された頓所はアンディ、パンテーラと共に3人でリングの中央に移動し、「CIMAとのシングルが決まりました。俺は必ず3カウント、取ります!」と札幌のファンに固く誓ってバックステージへと引き上げていったのだった。
アンディ&頓所のコメント
頓所 リング上でのやり取りを聞いてもらえればわかると思うけど、次の後楽園、CIMAとシングル決まったからにはなんでも懸けて、CIMAから3カウント取る!
アンディ おい、あの中国人どこ行った? ジンジャー。どこにもおらへんやないか。連れて来い。
- 第六試合
- 「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2018」公式戦 Bブロック 30分1本勝負
- 13分54秒
- 飛び付き腕十字を強引に丸め込み
勝てば決勝戦進出となるこの一戦。先発はこのタッグリーグ中、公式戦以外でも激しくやり合っていた土肥と河野。ついに巡ってきた公式戦で序盤から激しくやり合う。続いては納谷と近藤のマッチアップ。パワーで敵わない近藤は納谷を巧みに場外に落として土肥にいたぶらせる。これを何度か繰り返して、土肥にタッチだ。
土肥と近藤はコーナーで納谷の左足をいたぶり始める。しかし、納谷はミドルキックで反撃。近藤の右腕を蹴り飛ばし、さらにアームロックに捕らえた状態で河野にタッチだ。河野も近藤の右腕をいたぶると、再び出てきた納谷が蹴りを連発。近藤もたまらず悶絶だ。
しかし、近藤はこの窮地を納谷にエルボーを自爆させることで打開。代わった土肥はショルダータックル、逆水平チョップで納谷に攻め込む。だが、ボディスラムは持ち上げかけたところで、重みで潰されてしまう。ならばと土肥はニーリフトに来た納谷をカウンターで捕まえてスパインバスターだ。
そして両陣営とも河野と近藤にタッチ。近藤は河野にビッグブーツを食らいながら前に前に出ていく。その近藤を河野は容赦なく潰して腕固めだ。ここは土肥がカットして合体ブレーンバスター。さらに納谷も合体ラリアットで蹴散らす。
近藤は河野にラリアットを打ち込んでいく。しかし、河野もニーアタックで応戦。再び近藤は腕ひしぎに捕まってしまう。この窮地を土肥がカットするが、納谷との合体チョークスラムが近藤に決まる。
さらに河野は近藤をニーアタックで倒す。近藤もラリアットで応戦するが、河野はこれを飛び付いて腕ひしぎへ。万事休すかと思われたが、近藤は気力でその状態のまま河野を強引に丸め込み! これが3カウント入り、近藤の勝利! 近藤と土肥が全勝でBブロックを突破し、決勝戦進出を決めた。
土肥&近藤のコメント
土肥 見ての通り! タッグチャンピオンなんだよ。決勝で10.24後楽園、もちろん勝って優勝だ。ただ、今日はきつかった、
近藤 腕が使い物にならない。土肥に託すよ。俺の右腕は土肥に託す。
土肥 信頼関係があるから。このあと、誰が上がるか決まると思うからよ。タッグチャンピオンとして負けられないから、必ず優勝する!
河野&納谷のコメント
河野 幸男くん、ごめんね。
納谷 僕が不甲斐ないばかりに申し訳ありませんでした。
河野 腕に固執しすぎたね。まあまあチャンピオンに負けたから。近藤修司は怪我して来てたし、意表を突いたんだけど、逆にまたやられちゃったからね。でも、収穫は納谷幸男とタッグリーグを完走できたこと。後楽園も出るでしょ? どんなカードになるかわからないけど、W-1に溶け込んで他の奴らと組んで経験値を積めばいいし。でも、せっかくだからまだまだタッグは諦めない。これはリアルジャパンとW-1と同時に行われていることだから。2人を通してやっていることだから、そこは大事にしていきたい。俺の地元・北海道、そして幸男くんのおじいさんが生まれた北海道で負けちゃった。
納谷 本当に力で負けちゃいけないと思って、この試合に挑みました。土肥さんも近藤さんも力が強いですね。自分が投げられて、ラリアットでぶっ倒されて、まだまだ力がこのレベルの人たちには及ばないことを実感させられました。河野さんからも言っていただきましたが、僕は諦めたわけじゃないので、もっと実力をつけてこの2人で闘わせていただきたいと思います。
- 第七試合
- 「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2018」公式戦 Aブロック 30分1本勝負
- 17分7秒
- 極反り卍固め
勝てば決勝進出となるAブロック最後の公式戦。序盤、征矢のパワーに劣勢を強いられたカズだが、果敢にチョップで立ち向かい、征矢が飛んだところをドロップキックで迎撃。続けて征矢の右腕に狙いを定めて攻め込んでいく。勢いに乗るカズはフラッシングエルボーからLOVEポーズを決めてペガソにタッチだ。
ペガソも右腕に集中攻撃を食らわし、ギロチンドロップから連続してサンセットフリップ。そしてカズの指示で場外に征矢を出す。カズは征矢の右腕を鉄柱にぶつけていたぶっていく。さらにペガソも加わり場外で存分にいためつけていく。
リングに戻るとペガソはクロスフェイス。続くカズはストンピングで征矢の右腕潰しだ。しかし、征矢はカウンターでカズを捕まえてブレーンバスターで投げて稲葉にタッチだ。稲葉はショルダータックルでカズをふっ飛ばす。カズもコーナーでのコンプリートショットでお返しだ。
そしてペガソが串刺し式エルボーアタック。救出に入った征矢もカズとの連係からのペガソのドロップキックで蹴散らされてしまう。そして、カズとペガソは稲葉にトレイン攻撃を敢行。しかし、征矢が途中で割って入ってカット。それでもペガソは征矢をショットガンドロップキックで蹴散らしていく。そしてカズが稲葉を蹴り上げる。
さらにペガソが征矢にファイヤーバードスプラッシュの形からのダブルニードロップを投下。続けてカズも稲葉にハイフライスプラッシュを炸裂させる。さらにカズはハンドスプリング式レッグラリアットを発射し、続けてトラースキックも放つ。
しかし、これをかわした稲葉は卍固めだ。カズもこれを逃れてトーラスキックで稲葉の顔面を打ち抜く。だが、稲葉も屈しない。再びカズを捕獲すると卍固め。思いっきり反り上げる極反り卍固めだ。さすがのカズもこれを返せずにギブアップ。稲葉が勝利を奪い、全勝でタッグリーグの決勝戦進出を決めた。
試合後、タッグチャンピオンのベルトを持った近藤と土肥がリングイン。マイクを持った征矢は、「ベルトもいただく!」と宣戦布告。近藤たちが立ち去ると、稲葉に挨拶をさせ、興行を締めくくったのだった。
カズ&ペガソのコメント
カズ 王手はかけたんだけどね。俺たち2人がW-1のメインイベント張ってるから。で、彼もチャンピオンの芦野に挑戦表明して、これはもう自信以外の何物でもない。彼がずっと何をやってきたか? そういうふうな自信です。
ペガソ 今日勝って、決勝で勝って頂点に立ちたかったけど、諦めたわけじゃない。またハヤシさんと組む機会がったら頂点取ります。そして俺は芦野祥太郎の無差別のベルトに挑戦して、絶対に勝つ!
征矢&稲葉のコメント
征矢 稲葉のがんばりでブロック全勝したぞ。あと一つ! 10.24後楽園ホール。着実に稲葉の信頼度は45%から上がってる。今は50%だ! 半分信用していて半分使用してない。今までは信用してないってことだったんだよ!
稲葉 信用してください!
征矢 お前を45%しか信用してなかったんだ。ようやく、ようやく、稲葉は信頼できるようになったぞ! どうせよ、タッグリーグ、あいつらが決勝に来るんならベルト懸けろ、ベルト!
稲葉 タッグリーグもチャンピオンも懸けましょう!
征矢 両方とも懸けろ! どっちでもいいぞ! 懸けなかった場合は2回ぶっ倒してやるから!
稲葉 結果を残します。以上!