- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 7分50秒
- トラースキック→片エビ固め
まずは馬場がロープワークの攻防を制してドロップキックで先制。頓所もバックエルボーアタックで逆襲を開始する。エルボーでコーナーに押し込み、串刺しのバックエルボー。さらにブレーンバスターで叩きつけていく。そしてキャメルクラッチでギブアップを迫る。
馬場もニーアタック、ブレーンバスター、ミサイルキックで逆襲するも、頓所はドロップキックで反撃を遮断。最後はトラースキック一発で仕留めてみせた。
頓所のコメント
「次の後楽園、対CIMA戦に向けて絶好調だよ。CIMAはなんかルールとか当日発表するみたいだけど、俺はめちゃくちゃ対策練っているから。練習してるから。後楽園も俺がCIMAを倒す。#STRONGHEARTSはこれで終わり」
馬場のコメント
「頓所さんもACEにいた人たちはみんなW-1に行っちゃって、ACEでW-1のリングに上ってるのは俺だけ。その俺がリングで勝ち続けて、ACEを盛り上げていかなきゃなと思います」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 7分33秒
- フィッシャーマンズバスター→片エビ固め
果敢に攻める一だが、土方の強烈な反撃が待っている。蹴り倒されて、スリーパーで絞められる一。その後もスリーパーで絞められ続けるが、これを脱出するとエルボーからオーバーヘッドキックで反撃だ。
さらにブレーンバスターも決めた一。続けてエルボーで追い込んでいく。しかし、土方はミドルキックでこの反撃を断ち切ると、サッカーボールキック、ニーアタックを炸裂させる。一もなんとか反撃を試みて土方をコーナーに飛ばすが、突っ込んできたところにカウンターのハイキック。
続けて土方のランニングジャンピングハイキックを被弾した一は、最後は垂直落下式のフィッシャーマンズバスターで3カウントを喫したのだった。
土方のコメント
「今日は一選手とシングルだったわけですけど、試合の前、一選手のTwitterを拝見しました。そこではこう記されていました。北海道ではアラケンさんとハイタッチ。宮城では土方さんと何をしようかなと。そして伊藤がいなくてつまらさそうって言ってたかな? 僕が楽しませる、と。いくつか言うけど、北海道でアラケンさんに負けてるはずです。その試合の後で、アラケンさんが発したアドバイスと思える言葉を僕は裏で耳にしていました。そうした言葉を受け止めるでもなく、闘いに来たんだか、遊びに来たんだかわかんないコメントとして。俺が楽しませる? ふざけんな! 何年プロレスやってんだ! 俺をナメるな! それと伊藤がいないからつまんないとか言ってたけど、関係ないんだよ、フリーは。目の前の試合を一試合一試合やらないと明日がねえんだよ。伊藤がいようがいまいが、俺はこのW-1というリングで生きがいを見つけている。お前みたいな青二才が俺のプロレスを評価するな! 試合をやっていてもそうだ。何も伝わってこないよ。プロレスに対する冒涜だ! あんなふざけた奴は。再戦したいとは言いません。もう一回やりたきゃてめえで何か考えてこい。ふざけんな!」
一のコメント
「ふざけんじゃねえ! こっちだっていろいろ思うところがある! ふざけんじゃねえよ! こっちだって大分から単身出てきてやってんだ! ふざけんな、好き勝手言いやがって! 実力差はあるよ。それが何? そんなの怖くない。プロレスラーだ! 叩き潰されても立ち上がるぞ! もう一回やれよ! ふざけんな!」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 9分35秒
- 岩石ロック
まずは岩石が本田の腕を攻めて捕獲。続く佐藤も本田の腕を攻め立てて、ボディスラムも決めてみせる。しかし、本田はエルボーアタックを岩石に決めて河野にタッチ。代わった河野は岩石にランニングニーを決めて追い込んでいく。
しかし、岩石は河野のブレーンバスターを脇固めで切り返すと、佐藤を呼び込んでツープラトン攻撃だ。だが、河野はビッグブーツで反撃すると、再び出てきた本田がブレーンバスター。そして逆エビ固めで追い込んでいく。
だが、これを逃れた岩石は払い腰で逆転。佐藤がすかさずストレッチ式のアバランシュホールドで叩きつけると、最後は岩石ロックで本田にトドメを刺した。
試合後、新井と児玉が乱入。なんと新井が岩石にパイルドライバーを炸裂させた。マイクを握った新井は「こいつチャンピオンなんだ。若手だけでやってなんの意味がある? 取るのは簡単だ」と岩石が持つリザルト王座への挑戦を表明し、岩石と佐藤を再び蹴散らしたのだった。
岩石のコメント
「新井健一郎! あんたの挑戦受ける! 受けるよ! 忘れているだろうけど、あの人にシングルで2連敗。横浜文体でもあの人の世界に引きずり込まれてボコボコにやられてんだよ。やられたからには借りを返す! 第6代リザルト王者として借りを返す! あんたの挑戦を受ける!」
- 第四試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 7分44秒
- 逆さ押さえ込み
すでにリングに上がっている新井に呼び込まれて、三富が続けて入場。三富はグラウンドで新井に対抗していく。新井の左腕に照準を絞ると、アームブリーカー、腕ひしぎで攻め立て、ニードロップを投下する。
その後も三富に腕を拗じられた新井だが、場外に逃げてペースを変える。三富に追いかけられながらも逃げ回り、三富がリングに上がってきたところを攻撃。トップロープからダブルアックスハンドルを投下する。
しかし、三富も新井のニードロップを自爆させて再び逆転したかに見えた。ところが、新井はその状態からバタリと倒れてしまう。これを見た三富は、「おかしいだろう!」と言いながら近づくが、ここで急所攻撃を食らって悶絶! そのまま逆さ押さえ込みで3カウントを喫したのだった。
新井のコメント
「最初に言った通り、リザルトのベルト、W-1のファンのみんなも思っていることだよ。あんな若手だけで勝った負けたを繰り返してなんの意味があるんだよ。どっちが勝とうが負けようが、あんなのリング上でカロリーの消費をしているだけだよ。どこでもいいですよ。まあ、次の後楽園……そう言えば注目のカードだったな。後楽園はないとして、春日部はあの茅ヶ崎プロレス、皆さんご存知の茅ヶ崎プロレスで試合が入っているからよ。その次の新木場あたりかな? やってやるよ。カモンカモンだよ。そして24日、#STRONGHEARTS、この口で言ったぞ! あいつら世界中で試合しているかもしれないけど、東京インディーで試合している俺がやってやるよ」
三富のコメント
「最後金的やられたけど、反則かと思うけど、リスペクトというか。リザルトのベルトもW-1の見せたいカードじゃなくて、今日のアラケンvs三富もどうでもいいカードかもしれないけど、発表されたカードの中では一番いいねついてるのこのカードだろう。会社が見せたいカードじゃなくて、見たいカードをやってほしい。土方さんとかベルト戦線に絡んだり、見たいカードをやってほしい。今日の金的の教訓でした」
- 第五試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分26秒
- 極反り卍固め
10.24後楽園大会で行なわれるタッグリーグ決勝戦の前哨戦。序盤から土肥と征矢が激しくぶつかり合う。続いてはアレハンドロとパンテーラが軽快な攻防を展開。しかし、続く近藤が稲葉に捕まる。近藤は負傷箇所の腕を狙われて悶絶。だが、その痛めている腕で稲葉にラリアットを食らわせて土肥にタッチだ。
今度はその稲葉が古傷のある腰を狙われる。土肥に続き、アレハンドロからも腰にセントーン・アトミコを被弾。メキシカンストレッチで腰をいためつけられる。ならばと今度は代わったパンテーラがアレハンドロに攻め込む。ケフラドーラ・コンヒーロを食らわせたパンテーラ。
続く近藤にもミサイルキックを食らわせると、続く征矢もアームブリーカーからブルドッキングヘッドロック、さらにブレーンバスターもぶっこ抜きで決めてみせる。だが、征矢のワイルドボンバーを近藤はいためている腕で迎撃。お互いにラリアットをぶつけ合い、痛み分けに持ち込んだ。
続く土肥は稲葉とパンテーラの連係攻撃を受けるものの、アレハンドロがアシスト。パンテーラをトペコンヒーロで場外に引きつけている間に、再び攻勢に。土肥は稲葉にラリアットを食らわせてなぎ倒す。稲葉が卍固めを仕掛けてきても、アルゼンチンバックブリーカーに切り返してみせる。
だが、稲葉も諦めない。土肥のハーフネルソンスープレックスで投げられながらも絡みつき、極反り卍固め! さすがの土肥も逃げることができず、稲葉が勝利を奪ったのだった。
試合後、マイクを握った稲葉。「前哨戦で勝ったぞ! 次のタッグリーグ決勝戦、タイトル賭けて一番強いチームを決めましょう!」とタイトルマッチにするよう、チャンピオンチームに要求。これを聞いた土肥も、「普通じゃあり得ないけど、負けちまったからしょうがねえ。10月24日、タッグリーグ決勝と共にタッグチャンピオンのベルトを賭けてやってやるよ!」と受諾したのだった。
近藤&土肥のコメント
土肥 決勝の前だし無理しねえよ。しょうがねえ。口で言ったことは責任持つから。ベルト賭けてやってやるよ。タッグリーグの決勝と共に、W-1のタッグチャンピオンシップやってやる。腕大丈夫ですか?
近藤 やばいいね。気持ちが弱気になるよね。治らねえ。ちょっと土肥に任せるわ。
土肥 負けると思っていなかった、正直。でも、無理はしない。後楽園あるから。ベルト賭けてやってやるぜ。
征矢&稲葉のコメント
征矢 おおっしゃ! 稲葉! タッグチャンピオンから取ったぞ! 前哨戦とか関係ない。勝ったんだよ。あいつら、ベルト賭けるって言ったよな? リーグ戦の決勝戦とタイトルマッチ、あいつら両方賭けてやると言った。一度吐いた言葉は飲み込むなよ! 俺たち優勝してベルト巻いてやるから。稲葉、お前のがんばりだ。熱い気持ち。
稲葉 一気に二冠取りましょう! この勢いで突っ走るぞ!
征矢 絶対俺と稲葉で優勝してベルトを巻く。見とけ! 突っ走るぞ!
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 16分50秒
- 飛鴻→片エビ固め
先発は10.24後楽園大会でW-1チャンピオンシップを行なう芦野とペガソ。グラウンドで攻める芦野に対して、ペガソは素早い動きでローリングソバット。さらにセカンドロープを利用したアームドラッグを決めてみせる。
続いては児玉とアンディのマッチアップを経て、羆嵐とカズの対戦だ。羆嵐はいきなりパワーで圧倒してみせると、芦野と児玉がペガソとアンディに襲いかかり、場外乱闘へ。Enfants Terriblesが得意の場外でペースを握る。
その後も劣勢が続くカズ。芦野からはジャイアントスイング、マフラーホールドでいためつけられ、羆嵐にはセントーンも被弾。児玉にもブレーンバスターを食らってしまった。しかし、羆嵐にコンプリートショットをコーナーで食らわせて脱出。
代わったペガソは羆嵐にラリアットを浴び、芦野には俵返しを連発され、エルボースマッシュでいたぶられてしまうが、アンクルロックから脱出するとスワンダイブ式のフライングフォアアームを炸裂させてみせた。
続くアンディは児玉にスイング式DDT。だが、トドメを刺そうとしたところを場外から足を引っ張られてしまう。ここで一気にEnfants Terriblesが雪崩れ込む。アンディの身体に芦野が羆嵐を投下。そして児玉のリバースDDTがアンディに炸裂する。
しかし、アンディは児玉のマッドスプラッシュを剣山で防御。カズとペガソもリングに入ってきて同時にドロップキックを放って芦野と羆嵐を場外へ排除。カズが羆嵐にプランチャを放てば、ペガソもトルニージョを発射。そして、リングでは孤立した児玉を、アンディが必殺の飛鴻で仕留めて、3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握ったアンディ。「ペガソ、前哨戦で悪いけど、俺が遠慮なくクルーザーディビジョン王者から取ったぞ! 次、仙台に帰って来る時はあのカッコええベルトが俺の腰にあるんで、その時は応援よろしくお願いします」とクルーザー王座奪還を仙台のファンに誓ったのだった。
芦野&児玉&羆嵐&新井のコメント
芦野 正直新木場のタッグリーグより良かった。真正面からぶつかってきたし、あいつも自覚が出てきたんじゃないかな? 他の奴よりもいいよ。生意気でも主張するし。その代わり、メインだから。タッグリーグじゃなくて無差別がメイン。その意味を考えろ。こけるなよ。俺はこけねえけど、ちょっと爪痕残すようにがんばってみろ。
児玉 誰だっけ、あの黄色いマスク?
芦野 フェンウェイだっけ? サモ・ハン・キンポー?
児玉 最近全然見てなかったから覚えとこう。忘れてた。サモ・ハン・キンポーね。もう忘れないから。
羆嵐 話題沸騰中のユニット、#STRONGHEARTS、楽しみだな。T-Hawk、エル・リンダマンあともうひとりは知らないけど、やってやるよ。楽しみだな。
新井 #STRONGHEARTS、何回でも言ってやるよ! #STRONGHEARTS、待ってたぞ! マジで。あいつら派手派手プロレスしか知らないからな。
芦野 レスリングできやしない。
新井 教えてやるよ
羆嵐 お前ら強い心で倒してみろよ。
芦野 #STRONGHEARTS、暇になったら相手してやるよ。
カズ&アンディ&ペガソのコメント
ペガソ 最初で最後の前哨戦、俺が勝ったわけじゃないけど、次の後楽園に弾みがついたかなと思います。後楽園、俺が絶対勝ってチャンピオンになります。
アンディ 今のクルーザーディビジョンのチャンピオンはあんなもんだ。クルーザーディビジョン手放してそろそろ腰が寂しくなっていたんで、あいつにやる勇気があるなら1vs1でとことん正々堂々とやりたい。
カズ これがW-1です。すべての選手が同じ方向を向いた素晴らしい団体だと俺は自負しています。これからペガソが、アンディが、そしてみんながW-1を変えていきますよ。見ていてください。