- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分22秒
- クチナシ→片エビ固め
まずは一がショルダータックルで先制。ならばと本田もリープフロッグで一の攻撃をかわしてアームドラッグだ。それに対して一はドロップキックでお返し。再びグラウンドに持ち込むと、キャメルクラッチでいためつけていく。
一は本田をコーナーに追い込み、バックエルボーを連発。しかし、本田も負けじとエルボーで反撃、さらにカウンターで一を捕まえ、ボディスラムで叩きつけてみせた。勢いに乗る本田は逆エビ固め。これに逃げられてオーバーヘッドキックを被弾するものの、すぐさまブレーンバスターだ。
しかし、一は河津落としで叩きつけ、最後はファイヤーマンズキャリーで抱えあげると、クチナシで3カウントを奪ったのだった。
一のコメント
「春日部ふれあいキューブ、いろいろあって、2年半前からプロレスラーとしてここに来られました。2年半いろいろあったけど、本田はデビューしたばっかですけど、まだ本田も僕も未来があるんで。本田のデビュー戦のタッグパートナーだったんですけど、シングルができて、僕たちが未来なんで、この試合がいつかメインイベントになるようにがんばっていきます」
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 7分46秒
- 極反り卍固め
先発の稲葉がまず佐藤を圧倒すると、続く征矢も軽々とボディスラムで叩きつける。コンビネーションで佐藤に付け入る隙きを与えず攻め込む征矢と稲葉。だが、征矢が佐藤のカウンターのボディスラムで叩きつけられると、続く河野がニーアタックを連発だ。
しかし、征矢も河野の巨体をブレーンバスターで投げ返して、稲葉にタッチ。その稲葉に佐藤が先程のお返しとばかりにエルボーアタックだ。ならばと稲葉は卍固め。ここは河野がカットすると、合体技で征矢を蹴散らす。佐藤と河野は稲葉をダブルブレーンバスターで投げ飛ばし、佐藤は逆エビ固めで稲葉を追い込んでいく。
だが、征矢のカットもあってこれを逃れた稲葉は、佐藤のストレッチ式のアバランシュホールドを卍固めに切り返す。一度は逃れられて、ストレッチ式のアバランシュホールドで叩きつけられたものの、続く佐藤の攻撃をかわして絡みつくと、再び卍固め。きっちりと反ってギブアップを奪ったのだった。
河野&佐藤のコメント
河野 タッグリーグ準優勝だけはあるな。一発いけると思ったけど、フォローしきれなかった。まだまだやるよな。タッグパートナーの岩石もリザルト取ったわけだし、お前もいける。
佐藤 後楽園で丸藤正道を対戦相手に迎えて闘って、爪痕残せたかはわからないけど、ああやってやることによって丸藤選手に名前を覚えてもらう。W-1の佐藤っていうのがいるっていうことがわかってもらえると思う。これからも上の先輩ひとりひとりしっかり爪痕を残して、上がっていけるようにがんばります。
- 第三試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 9分37秒
- 岩石ロック
序盤はグラウンドで渡り合う両者。三富のスリーパーに苦しんだ岩石だが、これを逃れるとバックドロップで叩きつけてみせる。ここで三富は場外に逃れてペースを変える。岩石は挑発に応じて場外に出るが、三富は1周回っておちょくる。そして、戻ってきたところをチョップで攻撃だ。
さらに場外でチョップで攻撃をした三富は、反撃してきた岩石を鉄柱にぶつけ、さらにDDTで追撃。リングに戻ってもネックブリーカーなどで岩石の首にダメージを与えていく。岩石も払い腰と頭突きで反撃するが、三富はフロントネックロックでキャッチだ。
これを凌いだ岩石は強引にブレーンバスターで叩きつけ、ファイヤーマンズキャリーで持ち上げてダイヤモンドカッターを発射。さらに三富の反撃も断ち切って、バックドロップで投げ飛ばし、腕ひしぎ。粘る三富から最後は岩石ロックでギブアップを奪ったのだった。
三富のコメント
「いいよ、俺の右肩ぐらいくれてやるよ。今日のテーマは何かわかりますか? 後楽園の10人タッグでテーマのないと言っているW-1の若手たち。アラケンさんへのバトンタッチだからよ。4日後、新木場でリザルトあるそうだな? タナカ岩石vs新井健一郎。新井さんに取ってもらいたいんだよ。タナカ岩石のチャンピオン、見たくないでしょ? 確かにW-1が若手をプッシュしたいのはわかるよ。でも、プロレスファンが見たいのは新井健一郎がチャンピオンだったり、土方隆司がチャンピオンだったり、それを三富政行が引っ掻き回す姿じゃないの? 首痛いみたいなんで、パイルドライバーでぶっ刺してください。新井さんがチャンピオンなら挑戦したいよ。タナカ岩石のチャンピオンは興味をそそられないね。4日後、お願いします」
タナカ岩石のコメント
「テーマのない試合とか、テーマのない試合って言われ続けて、そんなことないよ。一試合一試合、俺はプロレスラーとして生きてるんだよ! テーマないとかふざけんじゃねえ! 俺は生きてんだよ。こうやってベルトを持っているけど、まだまだ未熟だけどよ、生きてんだよ! まずは新井健一郎だよ。あの人の世界にどっぷり浸かってやる。そして、サブミッションで俺が取る。あんたが何年も築き上げてきたスタイルと、俺がプロレスに入る前から何年も築き上げてきた技術で勝負してやる。そして、その次は三富政行、お前だ!」
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 13分12秒
- スペシャルDDT→片エビ固め
トンドコロは改名後、初めての試合。カズとのタッグでアレハンドロ&パンテーラのマスクマンコンビと対戦だ。大声援を受けたトンドコロは気分を良くしたのか、パンテーラと互角にやり合う。ならばと、続くアレハンドロがカズを相手に挽回。カズに肩車で乗っかりコルバタで投げると、カズが場外に逃げたところをパンテーラがトペ・スイシーダで追撃だ。
その後も、カズを相手に2人がかりで攻め込むアレハンドロとパンテーラ。サーフボードストレッチでカズをパンテーラがいたぶり、続くアレハンドロもストンピングで攻め込んでいく。しかし、カズはコーナーに突進してきたアレハンドロを放り投げてコーナーに激突させると、顔面にニードロップを投下。さらに踏みつけ攻撃でいたぶっていく。
続くトンドコロもアレハンドロをいたぶると、再び登場したカズも顔面に踏みつけとパンチ攻撃を加えていく。しかし、アレハンドロはセカンドロープの反動を利用してのミサイルキックでローンバトルから脱出。代わったパンテーラがカズにミサイルキック、トンドコロにもハンドスプリング式エルボーアタックを食らわせ、ケブラドーラ・コンヒーロで追撃だ。
しかし、代わったトンドコロがパンテーラにスイング式DDT、ミサイルキックで反撃。さらにトラースキックも食らわせる。だが、アレハンドロが入ってきて、カット。交互にトラースキックをぶち込みトンドコロの動きを止める。
さらに素早い動きでトンドコロを翻弄するアレハンドロとパンテーラ。アレハンドロがコーナーに上がったパンテーラをアームドラッグで投げて、トンドコロの上に投下するという荒技も見せる。そして、パンテーラがハンドスプリングで飛んだカズを捕まえてバックドロップだ。
そのカズが場外に逃げると、すかさずアレハンドロがトペ・コンヒーロ。カズを場外に釘付けにする。その間にトンドコロを捕まえたパンテーラはスペシャルDDTを2発放って、3カウントを奪い、勝利をあげたのだった。
トンドコロのコメント
「トンドコロになって初めての試合。結果は前と同じ負け。名前が変わった中で複雑な思いがあります。それと次の後楽園、CIMA選手と組むことになっているけど、俺は#STRONGHEARTSではないし、あくまでW-1だから。あくまでW-1の一員として組むだけだから。何が生まれるかわからないけど、後楽園は自分の中で楽しみです。それと、あと一つ、征矢選手がスパイはトンドコロだって言っているけど、俺はスパイじゃない。W-1にスパイはいない」
- 第五試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 19分12秒
- ダイビングセントーン→片エビ固め
11.23後楽園大会でクルーザー王座戦を行なう児玉とアンディが前哨戦で激突。まずは場外乱闘でスタートしたこの試合だが、リング上では児玉とアンディがやり合う。ストレッチ技でアンディがいたぶり、土肥がパワーで圧倒。だが、続く近藤がロープに飛んだところで芦野がエプロンから一撃。腕を取られていたぶられる。
これを合図に再び場外乱闘へ。リングに戻ると近藤が腕に集中砲火を浴びている。地元・埼玉出身の羆嵐は近藤の右腕を思いっきり掴み、マットに叩きつけてニヤリ。芦野もランサルセを仕掛けてきた近藤をアンクルロックで切り返して、さらにストレートアームバーだ。
しかし、近藤は羆嵐のセントーンを自爆させてようやくローンバトルから脱出。代わった土肥は羆嵐に追走式のコーナーラリアットを連発だ。さらにスパインバスターを決めた土肥。バックを奪い、ハーフネルソンスープレックスの体勢に入る。羆嵐がこらえると後頭部にラリアット。さらに正面からのラリアットでなぎ倒す。
羆嵐もブレーンバスターからのセントーンで反撃。両者一歩も譲らない。ここで児玉とアンディにそれぞれ交代。アンディは水面蹴り、逆立ち式フランケンシュタイナー、三角飛び式プランチャを発射するが、児玉もフライングフォアアーム、垂直落下式のリバースDDTでやり返す。
アンディを捕まえたEnfants Terriblesは続く羆嵐が串刺し式ラリアット。さらに芦野とストンピングだ。しかし、アンディはドロップキックで反撃。すかさず場外にいた近藤と土肥がリングになだれ込んで羆嵐にダブルのラリアットだ。さらにアンディがミサイルキックで追撃する。
しかし、羆嵐はラリアットでアンディをなぎ倒す。それでもアンディは丸め込みを連発して粘りを見せるが、羆嵐は東京ピンプスで遮断。最後はダイビングセントーンを投下して、アンディから3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握った羆嵐は珍しく観客に荒々しい言葉で感謝を述べ、来年の4月7日にまた春日部のふれあいキューブでW-1の大会を行なうことを発表。最後は「センキュー!」とキザに決めて、興行を締めくくったのだった。
土肥&アンディのコメント
土肥 おい! 羆嵐じゃなくて、ブタゴリラ! もっと来いよ! 俺を振り向かせたいならもっと来い! あいつの言動は俺にはまったく伝わんねえよ。ブレんな。まずはそれからだよ。
アンディ コンデイションは今までにないぐらいめちゃくちゃいいけど、ブタゴリラのあの技はきついな。あいつにも借りは必ず返す!
芦野&児玉&羆嵐のコメント
芦野 今日の主役だよ。春日部の英雄!
羆嵐 地元の雄だからさ。まあ、春日部、3回連続で超満員になってね、こっからも俺はEnfants Terriblesとして盛り上げていくから。春日部も『プロレスLOVE in 春日部』になるように。
児玉 窮屈になりすぎたんじゃない?
羆嵐 もう一面使っちゃうか? 次は4月7日か。2面使って、クォリティの高いプロレス見せてやるよ。
児玉 まあ、クルーザー決まったけど、もうちょっと児玉裕輔の持つクルーザーベルトへの挑戦者、もうちょっと闘志をね。やっぱりね、なんだろうな。余裕になっちゃうな。3人揃ったら余裕だから、心の覆面を剥がしていこうかな。
芦野 サモ・ハン・キンポーだからね。アンディ・ウーだったっけ? アンディ・キンポー? あとよ、#STRONGHEARTS、CIMA、お前とやりたいんだよ。T-Hawk、リンダマン、アメリカ、チャイナ、誰でもいいよ。そいつらぶっ潰してCIMAとやる。そういうこっちゃ。