- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 7分8秒
- STF
グラウンドの攻防から腕の取り合いを展開する2人。一がグラウンドで本田の腕を固めるが、脱出した本田はエルボーで一を殴り倒す。しかし、一もラリアットで反撃すると、ヒップトスで投げてからストンピングを叩き込む。さらにグラウンドに持ち込んでキャメルクラッチだ。
これを逃れた本田はボディスラム、エルボーアタック、ブレーンバスターと一気呵成に攻め込み、逆エビ固め。だが、一もロープエスケープすると力を込めてエルボーで反撃。本田もエルボーでやり返し、エルボー合戦となる。
しかし、一はカウンターのドロップキックを決めると、すかさずブレーンバスターで追撃。このチャンスに得意のSTFを極めてギブアップを奪ったのだった。
本田のコメント
「一さんとはデビューしてから何回も当たっていますけど、全部前負けている自分が悔しいです。まずはシングルで1勝目指して、みんなの前で勝ちを見せられるようにがんばります」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 8分45秒
- スワントーンボム→片エビ固め
まずはパンテーラがスピーディーな動きで新井を翻弄。それに対して新井は場外に出るなど老獪に立ち回り、パンテーラをグラウンドで捕獲する。新井はパンテーラの左腕に照準を絞り攻撃を加えていく。
パンテーラに一度はショルダースルーで投げ飛ばされたものの、すぐさまマスクを掴んでの逆さ押さえ込みと流れを譲らない。しかし、パンテーラもケブラドーラ・コンヒーロで反撃すると、場外に逃げた新井にトペ・コンヒーロ。さらにリングに戻ると串刺し式ドロップキックだ。
新井が再び場外に逃げても、鉄柱にぶつけてやり返すパンテーラ。しかし、リングに戻ると新井はニーリフトを連打。これがレフェリーを巻き込んでしまい、リング上は一時レフェリー不在の状態となった。
この隙きに新井はイスを持ち出してパンテーラに攻撃。しかし、パンテーラはこれをうまく避けてトラースキックを炸裂させる。最後はスワントーンボムを投下して、新井から3カウントを奪ったのだった。
新井のコメント
「あんな超こてこてのメキシカンな奴、どインディーにいないからな。まあ、メキシカンよりも俺にとっちゃW-1でACE相手にコツコツやってきた俺が、ACEから昇格してW-1の最前線にいることはレスラー冥利につきますけど、あんまり#STRONGHEARTS、#STRONGHEARTSって言うのもだせえような気がしてきて。#STRONGHEARTS、長瀬館長も佐野直もサバイバル飛田も俺から見りゃ、横一線だよ。数ある美味しい獲物の一つに過ぎねえ。12月、新木場で1試合やってからカッコよく駆けつけるからよ、みんな楽しみにしていてちょうだい」
- 第三試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 11分50秒
- ホワイトホース
千葉大会で因縁のできたペガソと土肥が試合開始早々から激しくやり合う。土肥はマウントを取るなど、荒っぽくペガソを攻め立てる。続く佐藤と近藤もロープブレイクから張り手を見舞うなど。エキサイト。そして、再び土肥の出番が回ってくると、ペガソを呼び込む。
ペガソに対して逆水平チョップでいためつけた土肥。タッチを受けた近藤もロープを使って目をこするなど荒々しく攻め立てた。しかし、タッチを受けたカズが反撃。近藤に対して逆上がりキックを決めると、ブレーンバスターの体勢に。
だが、近藤はこれを投げ返して土肥にタッチ。土肥は串刺し式ラリアットをカズに決めるが、カズもニールキックでお返しだ。続くペガソもショットガンドロップキックを炸裂させる。近藤と岩石がカットに入ってくると佐藤が救出にリングイン。
近藤、岩石をボディスラムで叩きつけ、土肥にはバックドロップ。すかさずカズがハンドスプリング式レッグラリアットを決めると、ペガソもファルコンアローだ。ならばと岩石がカットに入り、佐藤に払い腰。ペガソにはダブルアームスープレックスだ。
そして近藤もランサルセを決めると、3人がかりのスーパーパワーボム。土肥はペガソにスクラップバスターから、トドメの垂直落下式ブレーンバスターを狙う。しかし、ペガソは後方に着地してスクールボーイ。さらにカズの得意技である巻投げ固めから十字架固め(ホワイトホース)。これが3カウント入り、ペガソが土肥から3カウントを奪った。
思わぬ形で3カウント取られた土肥は、その直後に南京錠固めでペガソを絞めにかかる。両軍が割って入って分けられたが、その後も乱闘を繰り返していたのだった。
近藤&土肥のコメント
近藤 ナメられたもんだよ、土肥も。やばいよ、喧嘩売ったら。俺はなんでもいいよ。土肥、決めてくれよ。
土肥 まあまあ、スリー取られたのか? 誰が見ても俺らが勝ってたよ。あいつらがやりたいならやってもいいし。ただよ、覚悟持ってこいよ。俺らに喧嘩を売ったっていう、それ相応の覚悟を持って、後楽園でもどこでもいいよ。挑戦してこいって。あいつの心意気だけは認めてやる。ただ誰でもできることだから、もっと覚悟を持ってこい。まだまだもっと来い。
近藤 OKです。
カズ&ペガソ&佐藤のコメント
ペガソ スリー入ったぞ! ゴング鳴ってから技をかけていたけど、負け犬の遠吠えじゃねえか! タッグベルト賭けてやらせろ!
カズ 今日起こった事実を、土肥孝司、自分なりに考えろよ。ペガソが見してやる。俺と2人でタッグのベルト取ってやるよ。
佐藤 後楽園でイケメン選手の復帰戦の相手をして、結果は負けてしまいました。そして今日、ペガソが三つ取ってタッグをアピールしたけど、その中で僕が何をするか考えて、結論が出てませんが、まずW-1のリングで結果を残します。
- 第四試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 9分28秒
- スモールパッケージホールド
#STRONGHEARTS入りした吉岡にかつてクルーザーを争ったライバルのアンディが裏切り者への制裁に乗り出す。吉岡は序盤からアンディをコーナーに逆さ吊りにして攻撃。さらに、「マスクマンの素顔興味ない?」とマスクにまで手をかける。
ロープ際にアンディを追い込むと、踏みつけ攻撃。さらにコーナーでミドルキックを連発だ。しかし、怒りのアンディも吉岡のスイング式DDTをかわして反撃。レフェリーに止められながらもコーナーでストンピングを連発していく。
だが、吉岡のカウンターのトラースキックを食らってダウン。吉岡はシザーズキックを放つと、グラウンドで再びマスクに手をかける。立ち上がったアンディは飛鴻を仕掛けるが、これをしのいだ吉岡はまたもマスクを引っ張りにかかる。
そしてアンディをファルコンアローで串刺しにすると、マスクを引っ剥がしてスモールパッケージホールド。3カウントを奪い、勝利を飾ったのだった。試合後、吉岡は怒るアンディをよそに、マスクを自慢げに観客に見せびらかしながら引き上げていった。
吉岡のコメント
「なんであんなに怒ってのんかな? 一昨日のタイトルマッチに負けたから? わかった! #STRONGHEARTSに入りたかったんでしょ? だから、入った俺が羨ましいのかな? まだ一昨日のダメージ抜けきれてないの? 元々調子の波が激しいから? どっちにしろ、まだまだだよ」
アンディのコメント
「嘘かホンマか知らんけど、怪我して休んで、戻ってきたらW-1裏切って、お前のやりたかったことはこんなことか? 呆れるわ。元ライバルとして呆れるわ。吉岡、勘違いしとったら殺すぞ、ホンマ!」
- 第五試合
- タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 12分31秒
- ランニングニーアタック→片エビ固め
試合前からアレハンドロが河野に対してエキサイト。ゴングと同時に突進していくが、あまりの体格差に跳ね返されてしまう。何度も何度もショルダータックルで挑むが、そのたびにふっ飛ばされてしまう。
しかし、代わったMAZADAにドロップキックで反撃。続く稲葉もMAZADAの腕を取って固めていく。再び登場したアレハンドロはロープを利用してのセントーン・アトミコを発射。だが、MAZADAにボディスラムで叩きつけられて、あっという間に形勢逆転だ。
代わった河野からも高々と抱え上げられてボディスラムを食らわされたアレハンドロ。さらにMAZADAにはサーフボードストレッチで締められる。続けて河野にもサーフボードストレッチを極められたアレハンドロ。MAZADAには倒れ込み式の急所蹴りを食らって悶絶だ。
ローンバトルが続いていたアレハンドロだが、コルバタでようやくお返しをして稲葉にタッチ。代わった稲葉はエルボーからフライングショルダータックルをMAZADAに炸裂させる。サミング攻撃を食らったものの、すかさずブレーンバスターを放ち、もう一度アレハンドロに交代だ。
そして稲葉とアレハンドロはトレイン攻撃。アレハンドロはスワンダイブ式のボディプレスも決めると、稲葉のアシストも受けてミサイルキック、さらにロープの反動を利用してのレッグラリアットも炸裂させる。さらに稲葉もブルーサンダーで追撃だ。
しかし、河野もネックハンギングボムで捕まえて叩きつけると、続けて逆エビ固め。ここは稲葉がカットに入ったが、河野は膝蹴りで排除。最後はニーアタックを食らわせてアレハンドロから3カウントを奪ったのだった。
河野のコメント
「まあ、特に僕のほうからはないんですけど、アレハンドロが絡んできてくれる。たまたま向かい側に僕がいたからかもしれないですけど、ああやって動いて行動を起こして、W-1を盛り上げようとしていることについては僕も評価しているし、がんばれって思うんですけど、僕には絡むなと。触るなと。でも、彼はW-1を盛り上げようとしている。あんな元気なアレハンドロを見たことがないから、評価しているんですけど、僕じゃなくていいんじゃないでしょうかっていう。がんばれ、アレハンドロ」
アレハンドロのコメント
「クソ! 河野! この間の後楽園は味方だったからいれば心強いですよ。でも、あんな強いから、あんなでかいから俺は倒したい。W-1の僕よりでかい選手、僕にかかって来い! アレハンドロはお前らを倒す!」
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 20分8秒
- アンクルロック
まずは児玉とイケメンの攻防でスタート。イケメンは児玉のタックルで倒されながら、起き上がってポーズを連発。続いては力を試すと言った芦野とトンドコロだ。トンドコロは果敢に挑み、芦野が握手の手を差し出しても張り手で返す。これを合図に芦野はトンドコロを場外に連れ出したため、両軍場外乱闘を開始だ。
児玉は観客の靴をイケメンの顔に押し付けて臭いを嗅がせるという暴挙に出る。羆嵐も靴で征矢を殴打だ。リングに戻ると芦野がトンドコロをスリーパーで絞め上げていく。代わった児玉も胸板にチョップ。
さらに羆嵐のボディスラムからのセントーン、芦野の逆エビ固めを食らわされたトンドコロ。しかし、児玉に蹴り足を取らせての延髄斬りでようやくイケメンにタッチだ。代わったイケメンはジャケットパンチからショルダースルー。そしてロープの反動を利用してのムーンサルトプレスだ。
しかし、すぐさま羆嵐の串刺し式ラリアット、バックフリップを食らってしまう。ならばと代わった征矢がスピアーからラリアット。さらにブレーンバスターで投げ飛ばす。そして、再びトンドコロにタッチ。
トンドコロは羆嵐にエルボーを連打。スイング式DDT、トラースキックを次々と決める。しかし、羆嵐にカウンターのラリアットを食らってダウン。代わった芦野にも俵返しで投げられる。それでもエルボーで対抗。芦野のエルボースマッシュに対して一歩も引かずに打ち合っていく。
押され気味になりながらもスイング式DDTを決めたトンドコロ。すかさず征矢とイケメンが入ってきて、トレイン攻撃だ。そして征矢とイケメンが合体フェイスクラッシャー。そこにトンドコロがドロップキックだ。
トンドコロは必殺技のドラゴンスープレックスの体勢に入る。だが、芦野は体勢を入れかえてアンクルロック。これは外したものの、児玉のトラースキック、羆嵐のセントーンを連続で被弾。芦野には羆嵐の身体を投下される。そして、芦野にジャーマンで投げられアンクルロックに捕まったトンドコロ。なんとか粘ったものの、最後は無念のタップアウトとなった。
試合後、マイクを握った芦野は、トンドコロに対して「試合通じてお前の気持ち確かに受け取ったよ。あとは12月26日の後楽園で、#STRONGHEARTS、CIMAたちをぶっ潰すだけだよ。じゃあ、今日の締めもお前がやれ」と締めのマイクを託す。トンドコロは、「CIMAから俺が3カウント取ります!」と宣言し、最後は本庄に再び来ることを誓って興行を締めくくったのだった。
芦野&児玉&羆嵐&新井&トンドコロのコメント
芦野 次の後楽園に向けて、対#STRONGHEARTSに向けての一発目の試合で、確かに後楽園では刺激をもらったよ。あとはあいつらを利用するだけ。あいつらを踏み台にしてW-1の名を上げる。それが大事だから。T-Hawk、強烈なチョップもらったよ。でも、お前がくれた刺激は皮膚だけ。CIMAは心の奥までくれたよ。いい顔してるだ? 上から物言ってんじゃねえぞ! で、次の後楽園では頓所、頓所隼! 試合してきたけど、本庄のお客さんはラッキーだったんじゃないですか? あんなに気持ちのこもったエルボー打つ頓所は見たことないからな。
羆嵐 凄え効いたよ。
芦野 頓所、来いよ!(近くにいたトンドコロを呼び込む)。
トンドコロ 26日、CIMA! 覚えておけよ。俺たちでぶっ潰してやるからな!
新井 まあ、この間の後楽園を見に来たお客さんならわかるだろう。あんな興行なかったよ。ワクワク、ゾクゾク、ソワソワ。全部揃っていたよ。いいスイッチ入ってんじゃねえか? みんな来いよ! 俺も仕事一個片付けて来るからよ。
児玉 2018年、最後のホール、11月のホールよりも俺らでもっともっと完全に盛り上げて、バッチバチ熱いのやって締めくくってやる。
芦野 俺たちと頓所隼で叩き潰してやる!
征矢のコメント
「なんで俺はトンドコロと組まなきゃいけないんですか? スパイであるトンドコロと組まなきゃいけないんですか? トンドコロだろ、スパイは。違うのか? 吉岡がスパイだと言うのか? 俺は認めない。吉岡世起は#STRONGHEARTSのスパイじゃない。トンドコロだよ、あいつがスパイなんだよ。吉岡世起がスパイだなんて認めないからな」