- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分30秒
- アームロック
他団体の佐山を迎え撃って気合いの入る本田はショルダータックルで先制するも、ローキックを食らい劣勢に。グラウンドで腕ひしぎ逆十字固めに捕まる。なんとかロープエスケープしたものの、ニードロップを左腕に落とされ脇固めを食らってしまった。
しかし、エルボーで反撃するとキックを食らいながらも前に出てカウンターのボディスラム。そしてノーザンライトスープレックスで投げてから逆エビ固めだ。しかし、これを逃れた佐山は蹴り足を取らせた延髄斬りで反撃。ブレーンバスターで投げ飛ばしてからサッカーボールキックで本田の胸板を蹴りぬくと、最後はアームロックでギブアップを奪った。
佐山のコメント
「本田選手、めちゃめちゃ気持ちが強かったですけど、自分も同じ若手として負けたくなかったので勝ててよかったです。本田選手とは何回でもやりたいですね」
本田のコメント
「他団体の佐山選手に負けてしまいました。絶対に他団体の選手には負けたくなかったんですけど、自分を見つめ直して1勝目指してがんばります」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 7分49秒
- FUMIE→片エビ固め
吉岡が素早いロープワークで動くが、仲川が倒れた吉岡に低空んドロップキックで先制。しかし、吉岡もエルボーで反撃し、ローキック一発でダウンを奪う。さらにキックで追撃し、ロープに張り付けて、顔面をかきむしる。
吉岡はロープ越えのフットスタンプ、キャメルクラッチと続けていたぶっていく。しかし、仲川はエルボーで反撃。トラースキックで吉岡をダウンさせるとミサイルキックも炸裂させる。そして、ファイヤーマンズキャリーで抱え上げた仲川。
だが、吉岡はこれを逃れて素早くロープ間を動くとミドルキック、シザーズキックを連発で決める。仲川も続く吉岡のキックをかわすと、ソバットからダブルニーの上に身体を落とす。しかし、吉岡は仲川のスワントーンボムを自爆させると、続けて仲川の逆さ押さえ込みをヒザ蹴りで切り返す。そしてバズソーキックで蹴り飛ばし、最後はFUMIEでトドメを刺した。
吉岡のコメント
「アスカプロジェクトの仲川翔大。急遽参戦が決まったが、J-STAGEで見たお前はもっと輝いていたな。仲川翔大、もっとガンガン来て、もっと楽しませてくれよ」
仲川のコメント
「吉岡世起選手、強かった。今までアンディ選手とのクルーザーの試合やJ-STAGEの試合を見させてもらってリスペクトしている選手だったんですけど、#STRONGHEARTSとかあの人の立ち位置関係なく挑んだんですけど、変わらず凄いですね。またもう一回やりたいです。悔しい。もう一回お願いします」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 9分58秒
- ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
河野とアレハンドロの身長差タッグの初陣。アレハンドロの影響か、場内からは河野に対して「真幸!」コールが起きる。しかし、アレハンドロ本人にはあまり声援が飛ばず。自らコールを促して声援を起こすと、アンディの素早い動きに対応してドロップキック。さらに河野を呼び込み、ダブルのビッグブーツだ。しかし、アレハンドロの足は届かず。
アンディに水面蹴りで反撃を食らったアレハンドロはペガソとアンディのダブルドロップキック、さらにアンディのロメロスペシャルでもいたぶられる。ミサイルキックで反撃してもスカされてしまったアレハンドロだったが、セカンドロープの反動を利用したドロップキックでようやく一矢報いて河野にタッチ。
河野はバックドロップをアンディに食らわせるが、ペガソのミサイルキックを被弾。代わったアレハンドロもペガソにフロントスープレックスを食らってしまう。しかし、アレハンドロはコーナーでスクールボーイで身体を入れかえてドロップキック。河野がニーリフトで追撃するとトレイン攻撃も決める。
さらに河野がペガソとアンディを2人同時にチョークスラムを決めると、アレハンドロがトペ・コンヒーロだ。さらにアレハンドロがスワンダイブ式ボディプレスで追撃する。だが、コーナートップに上がったところでアンディの逆立ち式ヘッドシザーズで投げられ、ペガソには変形のみちのくドライバーを被弾。最後はファイヤーバードスプラッシュで3カウントを奪われた。
アンディ&ペガソのコメント
アンディ 俺とペガソのコンビどうですか? ハヤシさんに気を使ってますけど、俺とのタッグも検討してもらって。後楽園は吉岡の両肩を数秒つければ勝ちなんでね。必ず肩つけて俺が次に進みます。
ペガソ 後楽園のカードが発表されて5番勝負ではなかったんですけど、MAZADA選手と組んでパンテーラ選手と佐藤嗣崇選手と試合をすることになりました。パンテーラ選手にはメキシコで凄いお世話になっているので、メキシコのルチャを使ってパンテーラ選手、佐藤選手に勝ちます。
アレハンドロのコメント
「おい、真幸、どこ行った? 先に帰った? 今日は負けてない。真幸が助けてくれれば勝てた。あんなに強いんだから、助けてよ。2人でベルト狙うんだろ? 2人でタッグチャンピオン目指して、今年はW-1でプロレス大賞の何かを受賞しましょう」
- 第四試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 10分44秒
- スモールパッケージホールド
ベテラン同士のシングルマッチ。序盤から新井が場外に出たり、グラウンドに這いつくばって、「レスリング・カモン!」と誘うが、カズは応じず。新井の打撃をパンチで返し、逆に「レスリング・カモン!」と挑発だ。
しかし、新井はハンマーロックで腕を極められながら、カズを場外に連れ出す。そして場外でカウントアウトギリギリまで殴り合いを展開した。リングに戻ってくると新井がヘッドロック。しかし、カズもすぐさまクロスフェースに切り返す。
そして、腕をクロスしながら新井を締めるカズ。一度新井が逃げ出すと自ら腕を差し伸べて握手を求める。だが、これは罠。再び新井を捕獲して絞め始める。新井はやっとのことでこの技から脱出したものの、カズのハンドスプリング式レッグラリアットを被弾。ならばと再び場外へ。
新井はカズを南側の席の一番最上段まで連行し、自ら階段を降りると全力で駆け上がる。しかし、カズはこれを避けて自爆させると自身は一目散にリングへ。新井も慌ててカウントアウトギリギリで戻ってくるが、待ち構えていたカズがスモールパッケージホールドでくるり。頭脳戦を制して、3カウントを奪い勝利を上げた。
新井のコメント
「ちきしょう! 最後のは俺が逆にやるパターンじゃねえか。策士策に溺れるっちゅうやつか。カズ・ハヤシ、登って駆け上がって息が切れたところを完璧に丸めこまれたな。あれはスタン・ハンセンでもブルーザー・ブロディでも返せねえや。参ったな。まあ、俺の人生において、最大の後悔が一つある。90年代インディーに紛れ込んでおいて、デビューできなかったことだ。91年にFMWに紛れ込んでいたら対抗戦とかで当時の獅龍と闘ったこともあったかもしれないけど、今日は正真正銘のングルマッチ。頭脳戦で負けた。まあこういう試合もありなんじゃないかな」
カズのコメント
「気持ちいい勝利だね。よ〜く知っていますからね。長い間、アラケン選手というものを見てきたその俺の考えた頭脳の勝利だ。ただ、あの人は次乗り越えてくることはわかっているから。これだ! これがプロレスだ! 切磋琢磨していく。これが本当のプロレスだよ。気持ちいい。最高の勝利だ」
- 第五試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 13分22秒
- 極反り卍固め
地元・上尾出身の岩石が復帰戦。新コスチュームで登場すると、先発で稲葉と対峙。得意の柔術の技術を駆使して稲葉と渡り合う。さらに佐藤を呼び込んで連係プレーも披露。しかし、稲葉もストンピング、ボディスラムで反撃。征矢にタッチするとダブルのショルダータックルを決める。
だが、征矢がワイルドポーズをしようとすると稲葉が忘れてしまったのか、いまいち息が合わない。それでも代わった稲葉が岩石に逆エビ固め。続いて征矢もバックエルボー、バックブリーカーで攻め込む。
しかし、岩石は河津落としで反撃。代わった佐藤が勢いよく飛び込み、征矢をボディスラムで叩きつける。代わった稲葉は佐藤に顔面ウォッシュを炸裂させるも、岩石にはダブルアームスープレックスを食らってしまう。
これを征矢が救出。2人がかりでタックルを決めると、稲葉に岩石を捕まえさせて征矢が突撃する。しかし、いまいち呼吸が合わないのか。かわされて、逆に稲葉の延髄斬りが征矢に炸裂してしまう。
このチャンスに佐藤と岩石が攻め込む。ツープラトンで稲葉を攻め立て、岩石が稲葉の卍固めを切り返して岩石ロック。一度は逃げられたものの、カウンターの払い腰をかました岩石はさらに関節技へと稲葉を引き込む。
しかし、これも極めきれない。稲葉はフライングショルダータックルで反撃すると、ブルーサンダー、ライジングバスターと大技を立て続けに決め、最後は極反り卍固めで岩石からギブアップを奪ったのだった。
征矢&稲葉のコメント
稲葉 征矢さん、勝ちましたよ。
征矢 勝ったじゃねえよ! 勝ち負けじゃねえんだよ。前回負けたから、今日は勝ってっていうのは違うんだよ。
稲葉 今日勝ったじゃないですか?
征矢 チームワークだよ! お前チームワークだって言っただろ?
稲葉 良かったじゃないですか?
征矢 どこがいいんだよ!
稲葉 チームワークが悪かったら勝てませんよ。
征矢 延髄は岩石の顔面狙えよ。俺に当てるんじゃねえよ!
稲葉 今日は今日、明日は明日。気持ちを切り替えていきましょう。
征矢 タッグチームは信頼できるかできないかでしょ? あなた頭おかしいよ! ふざけんじゃないよ!
稲葉 勝ったじゃないですか! チームワークいいでしょう。勝利をドンドン上げていきますよ。
岩石&佐藤のコメント
佐藤 前回の新木場での3WAYでも何も残してない。上尾大会ではタナカさんの復帰戦のパートナーに指名されたのでアシストしたかったんですけど、まだまだですね。僕も地元で勝利を上げてないんで、次にタナカさんと上尾に来た時はシュガーロックとして勝利を上げます。
岩石 佐藤くんに感謝しています。復帰する予定だった新木場で欠場するって汚名を残してしまったんですけど、昔からの夢だった上尾でW-1が来て、そこでできた喜びはあります。言いたいことは山ほどありすぎるんで、何言えばいいかわからないですけど、人間・田中太嘉文として25年間、レスラーのタナカ岩石として3年だよ、今年。新しいものを作っていきます。自分がなりたい自分になります。理想の人間になります。今年は今まで以上に突っ走る。上手く言い表せないけど、これからの自分を見ていてください応援してくれなくてもいいです。自分を貫きます。それだけは絶対変わりません。最後にスタッフ、今日来てくれた皆さんに感謝します。ありがとうございました。
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 17分11秒
- イケメンスラッシュ→片エビ固め
イケメンvs芦野が攻防を展開したあと、トンドコロが児玉と対峙。ドロップキックを炸裂させて優位に進める。さらにトンドコロは羆嵐にも果敢に立ち向かう。しかし、羆嵐はトンドコロの動きをアイアンクローで止めると、そのままスラム。芦野と児玉はイケメンと近藤に襲いかかり場外乱闘だ。
芦野は立花の竹刀をへし折るなどやりたい放題。リング上では羆嵐がトンドコロを踏み潰し、代わった芦野も急所攻撃を食らわすなど、こちらでもやりたい放題だ。羆嵐が出てきて踏みつけ攻撃をしていると、近藤が救出に向かうが、逆に串刺し式ラリアットで蹴散らされてしまう。
さらにイケメンもスーパーパワーボムでKO状態に追い込まれてしまう。しかし、立花の声援もあり息を吹き返すと延髄斬りを食らわせて近藤にタッチ。近藤は児玉にラリアット、さらにブルドッキングヘッドロックで抱え、救出に来た羆嵐もラリアットで蹴散らしていく。
しかし、児玉のヘッドシザーズホイップで一転してピンチに。代わった芦野にはアンクルロックに捕まりかかる。だが、これを逃れてイケメンにタッチ。イケメンは芦野にイケメンスペシャルから、イケメンサルトを放とうとする。
だが、芦野は阻止してジャーマン。続く羆嵐がバックフリップ、セントーンで追い込んでいく。しかし、イケメンはダイビングセントーンを自爆させて逆に羆嵐を追い込むことに成功。必殺のイケメンスラッシュの体勢に入った。
だが、これをかわされトレイン攻撃の餌食に。それでもトラースキックでチャンスを作るが、両軍入り乱れた乱戦の中で羆嵐に埼玉に乾杯!の体勢に捕まってしまう。しかし、ロープ際で逃れれると、スワンダイブ式のニーアタックを発射。最後はイケメンスラッシュでトドメを刺したのだった。
試合後、マイクを握ったイケメン。「メインイベント、見事、俺のイケメンスラッシュで勝利しました。W-1での上尾大会は初めてですよね? 内容はどうでしたか? 面白かったですか? また次も見に来たいですかー? このまま締めたいところなんですけど、上尾出身の岩ちゃ〜ん!」と岩石を呼び込む。
岩石はイケメンからマイクを渡され、「25歳の年、どうしても諦められないことがあって、思いっきり突っ走っていこうと思っています。思いっきり思いっきり突っ走って、上にいきます! どんだけしんどくても自分の信念は曲げずに進んでいきます!」と挨拶。最後はイケメンの粋な計らいで両親をリングに上げて、記念撮影をしたのだった。
芦野&児玉&羆嵐のコメント
芦野 3連敗? しょうがねえや、負けは負けだけどどうにでもできるから。次は周りのうろちょろしている副社長とイケメンについてる若いや奴らももうちょっと元気出さなきゃダメだね。どの試合でも俺が目立ってやるぐらいの気持ちがないと。立花は言っとくけどな、無期限謹慎処分。憶えてるか? アンファンに戻りたいのか戻りたくないのか知らないけど、それじゃ上に行けないよ。まあ復帰戦楽しみにしているから。
児玉 13日の後楽園は『CRUISER FES』あります。まあ過去のチャンピオンに身長コンプレウス、ステーキ屋さん、ギミック社長、誰が来るか楽しみ。誰でもいい。誰とやっても……。
芦野 世起くんは?
児玉 まあ終わったかな。まあまあ誰がきても面白い試合して、アンファンのこの4人をしっかり見せる。
芦野 次の後楽園で久々に4人揃いますからね。
児玉 転がしちゃいましょう。相手を転がして。
芦野 3150!
羆嵐 次の埼玉大会は4月7日、春日部大会だ。忘れるな。
イケメン&トンドコロ&立花のコメント
イケメン (立花の竹刀を見て)なにサトウキビ持ってきてんだよ。
立花 サトウキビじゃねえよ! 新木場に続いてこれもだよ。お前は他人事だから笑ってるけどよ。俺がどんだけこの竹刀に愛着持ってるか。
イエメン うるせえな!
立花 お前……もういいよ。お前は本当ににもういいよ。俺は後楽園は#STRONGHEARTSだけをどうにかするからよ。
イケメン 後楽園近づいているから。勢い乗ってきたなあ。後楽園、次負けたら終わりだと思っているので、CIMAたちをぶっ潰す。でも、終わんねえんだよな。ベルト取り戻してないから。まず勝つことが大前提。
立花 もう言うことねえよ。とりあず2月復帰するけど、#STRONGHEARTSだけじゃねえぞ。忘れたわけじゃねえからな、追放されたこと。ふざけんじゃねえぞ! #STRONGHEARTSぶっ潰したら次はおめえらだ!
トンドコロ 2月『CRUISER FES』もあるけど、後楽園。何度も言っているけど、俺がCIMAをぶっ潰す!