- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 7分49秒
- マッドスプラッシュ→片エビ固め
ゴングが鳴り一旦組み合った2人だが、一が押し込む。すると児玉はスルスルと場外へ。客席に行って子どもの前でくつろぎ始める。ようやくリングに戻ってくると一が襲撃。ヘッドロックに捕獲する。
児玉は髪の毛を掴んで逆にヘッドロックを獲り返すが、これを突き放した一はドロップキックで先制。さらにチョップで児玉を攻め立てる。しかし、一のコーナースローのあと、突進してきたところをかわしてロープ越しにキック。
形勢を変えると一転して攻勢に出る。そして先程のお返しとばかりに強烈なチョップ。これには一も悶絶だ。さらに児玉はセントーン・アトミコからチンロック、キャメルクラッチで一を攻め立てる。
しかし、一はエルボーアタックで反撃開始。雄叫びを上げて攻めかかり、コンプリートショットを炸裂させるとコーナーの児玉めがけて串刺し式のラリアット。さらにブレーンバスターも炸裂させる。
そしてクチナシの体勢へ。しかし、児玉はレフェリーを掴んでこれを阻止。一をフルネルソンに捕まえると、ひねるようにして前方から叩きつける。そして垂直落下式のリバースDDTを決めた児玉はマッドスプラッシュでトドメを刺して3カウントを奪ったのだった。
一のコメント
「一発一発が強烈すぎ。負けたくねえって思ったけど全然歯が立たない。復帰して何戦目か忘れたけど、俺はW-1の一レスラーになってこれから俺の闘いで証明していきます」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 8分57秒
- S・K→片エビ固め
まずは吉岡がヘッドロックで捕獲するが岩石は腕を獲って脱出。ならばと吉岡もリストを奪い返すなど、両者リストの奪い合いを展開だ。ここで吉岡はローキックを放って流れを変える。岩石の左足にキックを連打。
岩石がダウンするとレッグロックでいためつけ、ロープ際に逃げると踏みつけながらいためつけていく。さらにニードロップを連打する吉岡。しかし、岩石はスピアーで反撃すると、コーナーに吉岡が逃げたところに串刺し式のスピアーで追撃。続けて水車落としを炸裂させる。
そしてバックドロップを狙う岩石。だが、吉岡はこれを阻止するとミドルキック、シザースキックと続けて岩石をコーナーに追い詰める。そして低空のドロップキックを顔面にお見舞いだ。岩石も払い腰で再び流れを変えると腕ひしぎを仕掛けて譲らない。吉岡からギブアップを迫る。
しかし、これを脱出した吉岡は岩石の顔面にトラースキック。続けてS・Kを放って岩石から3カウントを奪取した。
吉岡のコメント
「ガンガン岩石だっけ? 土方先生の元で修行を積んで他の若手にも変わろうと促して、でも変わったって言っても俺から見たらほんのちょっとだけだ。そんなんで満足して上から目線こいてんじゃねえよ。結果出してから物言え、この野郎!」
岩石のコメント
「『WRESTLE SOUL』っていう新しいブランドだって生まれた。若手が中心になってチャンスが生まれた。俺自身が土方さんと組んで変わりたくてどうしようもなくて今変わろうとしている。でも、正直言って、全てが変わったとは思ってないよ。でも、かすかにかすかに光が見えたんだ。ちょっとだけ前に進めたと思っているんだ。昨日も確かに負けた。でも、ちょっとだけ前に進めたと思っている。今まで負けて負けて勝たなきゃいけないって言ってたけど、勝ちが全て、勝った奴が偉い、勝った奴が強い。でも、負けても負けてもそれがバネになって大きく飛び上がってやる」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分 1本勝負
- 14分59B表
- スーパーひまわりボム→エビ固め
本田は得意のレスリングで土肥に挑む。続く近藤とアンディの攻防は一転してスピーディーに。ここはアンディが翻弄してみせるが、近藤はパワーで押し潰す。そして本田にタッチ。本田はチョップを打ち込みヘッドロックに捕獲するが、アンディはすぐに脱出。本田の腕を攻め立てる。
続く土肥も本田の腕に集中攻撃だ。しかし、自力で脱した本田は近藤にタッチ。その近藤を今度はアンディが攻め立てる。素早い動きで足を払うと、アキレス腱固めに捕獲。ならばと近藤もアキレス腱固めでお返しだ。
そして本田にタッチ。しかし、本田が捕まってしまう。アンディにドロップキックを食らい、土肥のエルボーで悶絶。高角度の逆エビ固めにも捕獲されてしまう。なんとか脱してエルボーで反撃を試みるが、土肥は倒れない。
逆にフロントキックで蹴り倒されてしまう。それでもなんとかボディスラムでお返しをして近藤にタッチ。その近藤は土肥をランサルセで叩きつけてから、負傷した左腕に腕ひしぎ十字固めだ。
そしてタッチを受けた本田がエルボーで土肥に襲いかかる何発も打ち込んでようやくダウンさせるとブレーンバスターで追撃。そしてジャーマンスープレックスの体勢に入る。しかし、土肥は踏ん張ってこれを阻止。本田が突っ込んできたところにスパインバスター。続けてアンディがミサイルキックを放つ。
そのアンディは場外の近藤に三角飛び式のプランチャを発射。その間に土肥はラリアットで本田をなぎ倒す。最後は一旦本田を肩車。反転させてからシットダウン式のラストライド(スーパーひまわりボム)で叩きつけ、3カウントを奪ったのだった。
土肥&アンディのコメント
土肥 若手もがんばってんのは俺も知ってっから。でも、試合では抜かないから。元寮長の気持ちでいんだよ。
アンディ 俺も寮長の時はビシビシやってたから。
土肥 練習量も違うって。ゆとり世代かもしれないけどさ、今日は良かったんじゃないかな?
アンディ 悔しかっただらドンドンやり返してこいって。
土肥 そしてタッグリーグ、俺らチャンプ・稲葉と土肥孝司が組んで優勝しかねえぞ、この野郎!
アンディ 余裕っすね。
本田のコメント
「対戦相手には土肥さん、アンディさん、パ−トナーには近藤さんと組ませていただいたんですけど、自分が一番若手だったのに一番元気が出せなくて悔しいです。トップ戦線で活躍している選手たちとせっかく試合を組んでもらったのに何も結果が出せない自分が悔しいです。次は絶対にチャンスを自分で掴んで初勝利を狙いたいと思います」
- 第四試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 12分11秒
- ファイナルカット→片エビ固め
地元・新潟市出身の馬場が登場。カズとのシングルマッチに挑む。その地元凱旋の馬場に対して、カズは容赦なし。グラウンドに持ち込んでスリーパーで絞めにかかり、立ち上がってからはショルダータックルでふっ飛ばす。
しかし、馬場も負けじとドロップキックで反撃。エルボーを打ち込んでカズに攻めかかる。さらにボディスラムを狙う馬場。踏ん張るカズを力強く持ち上げて叩きつけてみせた。たまらず場外に逃げるカズ。
馬場を挑発すると、出てきたところを襲撃。鉄柱に叩きつけ、リングに戻れば顔面を踏みつけだ。輩モードに突入したカズは「てめえこの野郎」と汚い言葉を吐き出して馬場を一方的に攻め立てる。
しかし、馬場も必死に反撃。バックエルボーの連発化rたエルボーアタック。さらにブレーンバスターも炸裂させる。そして得意のミサイルキックへ。しかし、カズはこれを自爆させると、強烈な蹴り上げを連発。馬場をダウンさせるとハーフボストンクラブに捕獲する。
万事休すかと思われた馬場だったが、気力でロープエスケープ。ならばとカズはファイナルカットの体勢に入る。しかし、馬場は下から蹴りを放って脱出。カズをエルボーでダウンさせると、今度こそはとミサイルキックだ。
今度は炸裂させると続けてファルコンアローを放った馬場。しかし、カズはこれをキックアウトすると続くバズソーキックもかわし、エルボーを叩き込む。そして鬼の形相でボディブローを連打するとバックドロップ。最後はファイナルカットで馬場にトドメを刺したのだった。
馬場のコメント
「ああクソ! 地元新潟での試合はW-1で3回目。ずっと負けてる。せっかく地元の人たちが見に来てくれてるのに勝つ姿を見せられてない。でもね、前の試合を見てた人には前の僕とは違う僕を見せられたのかなと。成長した僕を。だからこのまま成長して、次新潟に帰ってくる時は勝つ姿を見せられると思います。憧れのハヤシさんと試合できて光栄でした」
カズのコメント
「今日ね、馬場? 新潟に帰ってきて、ダメだ。全然ダメだね。あえて言うけど、馬場はダメだな。今のままじゃ絶対ダメ。痛烈なダメ出しですよ。ただ、次、地元に帰ってくる時、あいつの本当の晴れ姿っていうのを僕は期待しています。それができるかできないかは今日今からの彼次第なので。みんながプロレスラーになれるわけじゃないし、プロレスラーになったんだからさ、やっぱそれなりの才能は持っているはず。その中で彼がどう開花していくのか、気持ちの問題なんですよね。彼次第。まず上を目指すというよりも、自分のライバルにどうやって勝っていくか。そのジェラシーが多分彼の普段の生活から変えていくんじゃないかと思います」
- 第五試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 13分19秒
- ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
タッグリーグに出場する頓所とペガソは開始早々に同じブロックでエントリーしているアレハンドロを狙い撃ち。パンテーラをダブルのドロップキックで排除して、孤立させることに成功する。
しかし、アレハンドロもペガソに反撃してパンテーラにタッチ。パンテーラはペガソにドロップキックからチンロック。サーフボードストレッチを決める。さらにタッチを受けたアレハンドロがセントーン・アトミコ。
しかし、ペガソも前転式のフォアアームで逆転すると、頓所にタッチ。頓所はボディスラムで叩きつけてからサッカーボールキックを背中に炸裂させる。そして再びアレハンドロを孤立させると、ペガソと連携攻撃。さらに首への関節技でアレハンドロを締め上げる。
一方のアレハンドロもチョップで反撃。それを断ち切った頓所はペガソにタッチ。そのペガソがアレハンドロを逆水平チョップでいためつけていく。さらにレッグドロップを投下したペガソ。しかし、アレハンドロは代わった頓所にセカンドロープからのドロップキックで反撃。代わったパンテーラはペガソと頓所の合体攻撃をことごとくかわすと、頓所にはケブラドーラ・コンヒーロ。さらに対角線の場外に落ちていたペガソめがけてトペ・スイシーダだ。
パンテーラ一人に翻弄されていた頓所とペガソだったが、頓所がパンテーラに延髄斬り、そしてジャンピングニーを食らわせて反撃。代わったペガソはフライングフォアアーム、フェースクラッシャーと続けてチャンスを作り、変形のみちのくドライバーの体勢へ。
しかし、逃れたパンテーラはアレハンドロにタッチ。アレハンドロはスワンダイブ式のミサイルキックを発射し、パンテーラとトレイン攻撃。救出に入った頓所にコーナー越しの619をアレハンドロが決めると、パンテーラがブレーンバスター。続けてアレハンドロがスワンダイブ式のボディプレスだ。
しかし、ペガソも続くアレハンドロのESO ES TODOを阻止。頓所との連携攻撃で反撃。アレハンドロにペガソがソバットを食らわせると、変形のみちのくドライバーに頓所がトラースキックを炸裂させる合体技も披露。さらに頓所がパンテーラをポップアップしたところにトラースキックだ。
そして頓所が場外のパンテーラにプランチャを放って釘付けにしている間に、ペガソが変形のみちのくドライバー。最後はファイヤーバードスプラッシュをアレハンドロに投下して、3カウントを奪ったのだった。
頓所&ペガソのコメント
頓所 今日の試合を見て分かる通り、連携攻撃ができてきて、タッグリーグは連携をいっぱい出して、全員に食らいつきたいと思います。
ペガソ 他のチームに比べて身体は小さいし細い。そんなのはわかりきっているから。でかい相手に勝てるように連携をたくさん出して、今日出してないのもいっぱいあります。公式戦初戦、河野&アレハンドロ組、必ず勝ちます。
アレハンドロのコメント
「おい! 頓所、ペガソ! 次、今日の借りは絶対に埼玉で、本庄で返してやる! ソイ・アレハンドロ!」
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 19分47秒
- G.F.Y→片エビ固め
先発は稲葉と芦野。ガッチリと組み合い手四つの攻防からブリッジワークへ。両者力のこもった攻防を展開した。続いて征矢と羆嵐が対峙。ロックアップで組み合うと征矢がパワーで羆嵐をロープに押し込んでいく。
しかし、ここでレネがちょっかいを出す。征矢に対して、「スゴイハゲネ!」と挑発だ。これに怒った征矢だったが羆嵐にヘッドロックからショルダータックル合戦を挑む。しかし、羆嵐はこれに応じずエルボー。ならばと征矢もエルボーを食らわせ、ショルダータックルでふっ飛ばしてみせる。
そしてちょっかいを出してくるレネに襲いかかった征矢。たちまち場外乱闘となってしまい、両軍入り乱れて暴れまわる。リングに戻ると河野が劣勢に。レネのフィストドロップを被弾し、羆嵐の踏みつけ攻撃の餌食となってしまう。
細かくタッチを刻むEnfants Terriblesはレネのエルボードロップ、レッグドロップ、芦野の俵返し、羆嵐のセントーンが連続で河野に炸裂だ。しかし、タッチを受けた稲葉が芦野、羆嵐を両コーナーに座らせるとローリングセントーンアタックを連続で発射。
そして芦野にはブレーンバスターだ。さらにジャーマンの体勢に入った稲葉。しかし、芦野はアンクルロックで切り返す。そしてポップアップ式のエルボースマッシュ、エルボースマッシュアタックを食らわせて羆嵐にタッチ。
羆嵐はセカンドロープからのダイビングセントーンを投下するが、稲葉は埼玉に乾杯!を阻止してフィッシャーマンズバスター。そしてタッチを受けた征矢が羆嵐にブルドッキングヘッドロックだ。羆嵐もエルボーで反撃。ならばと征矢はチョップを放ってスピアーへ。
羆嵐がこれを受け止めて持ち上げようとするが、後方に着地してスリーパーだ。しかし、羆嵐はこれを強引に持ち上げてバックフリップ。続けてセントーンを投下する。そしてアルゼンチンバックブリーカーに捕獲。レネも河野にコブラツイスト、芦野も稲葉にドラゴンスリーパーだ。
そして羆嵐は埼玉に乾杯!からトドメのダイビングセントーンへ。しかし、これを河野と稲葉がカット。征矢が息を吹き返して雪崩式ブレーンバスターを放つと、稲葉がダイビングヘッドバットで続く。
そして征矢がデスバレーボムからワイルドボンバーを発射。しかし、これを芦野が入ってきて阻止。征矢をジャーマンで投げると、レネもドロップキックを炸裂させる。さらにEnfants Terriblesは連携攻撃で征矢を追い詰めると、羆嵐とレネの合体式のDDT(G.F.Y)が炸裂。征矢から3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握った羆嵐は、「俺と隣りにいるスーパースターのレネ・デュプリとタッグリーグ、嵐を起こすからよ」と予告。さらにマイクを持った芦野もEnfants Terriblesでの決勝戦を誓った。
芦野&児玉のコメント
芦野 今日はレネ・デュプリトの凄え技。あんなの食らったらキックアウトできない。だから、お互いに全勝で上がれたらと思います。6点獲れば上がれるんですよ。あいつらも6点獲って、全勝優勝かけてやっていきたいと思います。そのためにも#STRONGHEARTS、タッグリーグでぶっ潰す。あいつらの足首をぶっ壊すつもりで臨む。入江、T-Hawk、足首をぶっ壊す。身体のサイズは気持ちでカバーするから。
児玉 気持ち悪いのでね。
芦野 ゾンビですからね。何やられても蘇りますよ。
羆嵐&レネのコメント
羆嵐 見たろ、今日。連携も。見ててどうよ? 俺たちに勝てる奴出てこねえだろう。特に征矢。発表する前からうだうだ言いやがって。コミュニケーションちゃんと取れてるよ。まあ当日、開幕戦まで1カ月あるからよ。せいぜい努力してがんばれ。俺たちのパワーを凌駕するようにがんばってください。
レネ 見ての通り、俺たちがチャンピオンになるだろう!
征矢&近藤のコメント
征矢 バカにされたままじゃ終わらねえぞ!
近藤 何負けてんだよ。
征矢 近藤さんセコンド就いてください、
近藤 口答えすんな!(と言って、プッシュアップバーで征矢を小突く)。
征矢 それ、今の時代じゃパワハラですよ。良くないですよ! とにかく俺が負けたのは事実だから。後楽園の公式戦、絶対に負けねえぞ。最後の技、警戒する。奥の手見せてもらったからな。まだ俺と近藤さんのタッグワークの強さを当日まで見せてねえから。絶対後楽園は勝つ。絶対勝つぞ!
稲葉のコメント
「もうすぐタッグリーグ始まりますけど、優勝したことないし、ベルトも獲ったことないんですけど、凄い手応えを感じています。同ブロックも違うブロックも強いチームがいると思うんで、全勝で決勝行って初の優勝を土肥さんとしたいと思います。必ず優勝して、タッグのベルトにも挑戦して、もう一本増やしたいと思います」
- 第〇試合
- エキシビジョンマッチ 3分1本勝負
- 3分00秒
- 時間切れ
10.23後楽園大会でデビューを控えている新潟県燕市出身の練習生の仁木が、地元でカズとエキシビジョンマッチ。カズに対してグラウンドの攻防を挑んだ仁木。続いてリストの奪い合いから、仁木は鋭い低空のタックルを決める。
2度にわたってカズをテイクダウンした仁木はマウントになってエルボーを連打。続いてボディスラムを狙う。だが、カズを投げることはできず。逆にカズはボディスラムでお仕置き。さらに強烈なチョップを打ち込んで仁木を悶絶させる。だが、仁木もめげずにエルボーで反撃。得意のドロップキックを放ったところでゴングが鳴り、エキシビジョンマッチを終えたのだった。
仁木のコメント
「エキシビジョン、ありがとうございました! 来月の後楽園大会でもハヤシさんとやるんで、しっかり準備してやっていきたいと思います。ありがとうございました!」