- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 10分18秒
- エビ固め
若いパワーで押し込む本田に対して、新井はいきなり場外に逃げて間合いを外す。それでも本田が強引にリストを奪いに来ると、反則をまじえてこれを脱出。逆にフルネルソンに捕獲する。本田はこれをパワーで外し、ガットショットから逆にフルネルソンに捕獲。
新井はこれを外そうとするが、本田がパワーで脱出を許さず。ロープエスケープしようとしても足首がロープに出てないとレフェリーが認めない。ならばとコーナーまで移動してトップロープまで足だけ上がってエスケープした新井。本田はこれをマットに叩きつける。
さらに本田はボディスラムで攻撃。新井がやり返してきてもボディスラムで反撃だ。しかし、新井はサミング。それでも本田はめげずにカウンターでボディスラムを決めると、続けてショルダースルーだ。
新井は反則のボディブローで反撃するが、本田は新井がコーナーに上がったところでデッドリードライブ。さらに新井のドロップキックをスカしてジャックナイフ式エビ固めも披露する。しかし、リストを奪ったところで、新井は再びボディブロー。そしてダイビングニードロップを投下する。
しかし、本田はこれを捕まえて足4の字固め。新井が逃げると、ストンピングで追い打ち。ニークラッシャーを連発すると、再びジャックナイフ式エビ固めで丸め込む。だが、新井はこれを半回転してエビ固め。まんまと本田を押さえ込み、3カウントを奪ったのだった。
- 第二試合
- 一復帰戦!シングルマッチ 30分1本勝負
- 8分30秒
- FUMIE→片エビ固め
これが復帰戦の一はゴングと同時に吉岡に猛攻。三角飛び式のキックで吉岡をふっ飛ばす。しかし、吉岡もすぐさまサッカーボールキックで反撃。一の背中を強烈に蹴り飛ばすと、エルボー、ミドルキックを胸板にぶち込み、フットスタンプも投下する。
攻撃の手を緩めない吉岡はチンロックで一の欠場の原因となった負傷箇所のアゴを攻撃。さらにロープ際で容赦なく蹴り飛ばしていく。一も何度も反撃をかわされながらも、カウンターのドロップキックを放ってようやく一矢報いると、エルボーアタックを連発だ。
そしてコンプリートショットからSTFを極めた一。しかし、吉岡はこれを脱出すると一のクチナシを阻止してシザースキック。さらにコーナースローからニーアタック、倒れたところに低空のドロップキックを顔面に炸裂させる。
そしてトラースキックでアゴを打ち抜くと、トドメはFUMIE。一をきっちりと踏み潰して、3カウントを奪ったのだった。
吉岡のコメント
「復帰戦だって? 復帰しただけで満足か? 何も響いてこねえ」
一のコメント
「1月の末から欠場して、その前にもアゴをやって半年欠場して、キャリアの半分を欠場している。身体は凄く痛いけど、俺は今プロレスラーをしている」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分4秒
- ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
北海道在住、大分のFTO所属の吉田が登場。先発はアンディと岩石。まずは岩石がヘッドロックに捕獲し先手を奪う。ならばとアンディもヘッドシザースで対抗。続いてペガソと吉田が対峙。ペガソは吉田のチョップをかわしてヘッドロック。さらにアームドラッグを連発する。
しかし、吉田は逆水平チョップをぶち当ててペガソの動きを止めると、ストンピングで追撃。岩石もヘッドバットを投下して続く。その岩石にペガソは前転式のフォアアームを決めて反撃。代わったアンディはドロップキック、水面蹴りで攻め立てる。再びタッチを受けたペガソも続くと、岩石をリング上に孤立化。アンディとダブルのエルボーアタック、ドロップキックを炸裂させる。
それでも岩石は河津落としで流れを変えると、続く吉田が逆水平チョップの連打からゼロ戦キック。さらに稲妻レッグラリアットを炸裂させる。ここで両陣営、ペガソと岩石に交代。若い2人はリング中央でエルボー合戦を展開。これに競り勝った岩石がダブルアームスープレックスを決める。
そしてバックドロップの体勢に入った岩石。ペガソも一度は逃げようとするも岩石は強引に引き寄せて叩きつけると、払い腰。そして腕ひしぎに捕獲する。だが、これを脱出したペガソは吉田と岩石の連携をショットガンドロップキックで断ち切り、今度はアンディとの連携攻撃。
そしてスワンダイブ式フォアアームを炸裂させると、続けて変形のみちのくドライバーでマットに串刺しだ。トドメは必殺のファイヤーバードスプラッシュ。これで岩石を圧殺し、ペガソが3カウントを奪った。
アンディ&ペガソのコメント
アンディ ベルト落として落ち込んでる部分はあるけど体調はいいんで。順番待ちするつもりはないんで、あいつが持っているクルーザーを獲りに行きます。
ペガソ 今日は勝って当たり前の試合でした。次、23日後楽園、#STRONGHEARTSと組まれてます。入江選手、吉岡選手、僕はまだ一回も試合したことがないです。どんな相手でも僕は全力で試合をするだけです。
岩石&吉田のコメント
岩石 文体で勝利して、でも結果今日負けた。結局、やっぱりあの時だけで自分はダメなんじゃないか、あの時だけだろうって思われるかもしれない。でも、思われて当然だと思っている。そうじゃいけないんだよ。それは何より自分がわかってんだよ。今までもそうだった。でも、そっからはまた這い上がる。それがタナカ岩石というレスラーだと思っているから。負けて負けて這いつくばって、諦めないで前を見続ける。下を見ない。これから先もずっと変わらない。今日もお客さんたちの声ハッキリ聞こえた。なんでだかわからないけど。
吉田 今日は地元・札幌では初めてのW-1参戦ありがとうございました。地元で勝ちたかったんですけど、岩石選手の足を引っ張ってしまいました。次は必ず勝ちたいと思いますんで、札幌だけではなく全国でお会いできることを願っておりますので、よろしくお願いします。
- 第四試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 9分44秒
- ラリアット→片エビ固め
序盤から有田が体格差に物を言わせて星を攻め立てる。ボディスラム、ボディプレスを食らわせてからキャメルクラッチだ。しかし、星もカウンターのフライングソーセージで反撃。シーソーフリップで有田をロープに激突させると背中目がけてドロップキックだ。
だが、有田のエルボーによる反撃が星を襲う。星も強烈な一撃でやり返し、ブレーンバスターの体勢に。しかし、有田はこれを踏ん張ってボディスラムで叩きつけると逆エビ固めに捕獲する。これを逃れた星は有田を回転エビ固めで転がして、立たせてからドロップキック。ライトニングスパイラルで叩きつける。
コーナーに上がったところで有田にデッドリードライブを食らうが、それでもエルボーアタックで反撃する星。その星を有田は容赦なくラリアット2連発でなぎ倒し、3カウントを奪った。
- 第五試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 15分46秒
- ローリングバッククラッチ
地元・北海道は登別市出身の斗猛矢が登場。登別市市議会議員となってからは初のW-1登場だ。先発はその斗猛矢とカズ。斗猛矢はショルダータックルでカズをふっ飛ばし、自慢の胸筋をピクピクさせる。
カズも負けじとやり返して胸筋を動かすが微妙だ。さらに調子づく斗猛矢はカズのコーナースローをコーナーで倒立してスカしてみせた。続くパンテーラと頓所の攻防では頓所がティヘラで先制。
しかし、タッチを受けた近藤が頓所に強烈なストンピングを連打。さらに逆水平チョップを叩き込む。続けてカズがタッチを受けると近藤が捕まえたところでボディブローを連打だ。しかし、代わった土肥がチョップでカズに逆襲。土肥は代わった近藤ともチョップでやり合い、ショルダータックル合戦も制してみせる。
続いて近藤と斗猛矢が対峙。近藤は斗猛矢をサーフボードストレッチに捕獲する。これでじっくりといたぶるとタッチを受けたカズがコーナーに追い詰めて逆水平チョップだ。しかし、斗猛矢も引き下がらない。胸を突き出して前進するとチョップで逆襲だ。
ならばとカズは斗猛矢を場外に追いやり、そこでチョップで猛攻。斗猛矢もやり返し、両者客席に雪崩込みながらチョップを打ち合う。リングに戻ると今度はカズが頓所を捕獲。やはり逆水平チョップで攻め立てる。
続くパンテーラもチョップとバックエルボー。さらに近藤がブレーンバスターで追撃だ。しかし、頓所も延髄斬りでやり返すと代わった斗猛矢が近藤、カズを続けてボディスラム。さらにトラースキックを炸裂させる。
だが、近藤も斗猛矢を自爆させてやり返すが、すぐさま土肥たちが反撃。土肥のスパインバスターが代わったパンテーラに炸裂し、続けて頓所がランニングニー。頓所がパンテーラにトドメを刺しにかかる。
しかし、カズがハンドスプリング式レッグラリアットを放つと、近藤がランサルセで続く。パンテーラもスワントーンボムからスペシャルDDTだ。ここはなんとか土肥がカットすると、頓所は続くパンテーラのダイブを回避。バックを奪うとドラゴンスープレックスだ。
パンテーラもトラースキックでやり返すが、めげずに頓所は再びバックを奪う。そしてロープに押し込むとローリングバッククラッチ。パンテーラから3カウントを奪ってみせた。
試合後、マイクを握った頓所は、「現クルーザーチャンピオンから3つ獲りました。てことは、次、俺はお前のそのベルトに挑戦してやる」とパンテーラに挑戦表明。パンテーラも頓所をにらみつけ、火花を散らしていた。
パンテーラのコメント
「(日本語で)頓所、またちょっと、また明日、3WAY。吉岡世起、頓所vsニュークルーザーディビジョンチャンピオン、エル・イホ・デル・パンテーラ。でも、この間のインタビューで俺は言った。誰でもいい。頓所、吉岡、エル・リンダマン、本当に誰でもいい。私は頓所好き。いいライバル。だから、リングで待ってます」
土肥&斗猛矢のコメント
土肥 また北海道の時はお願いします。
斗猛矢 W-1、刺激のある団体です。土肥選手のような素晴らしい選手もいますし、何よりもカズ・ハヤシ選手。いや、カズ・ハヤシ。15年、ファン時代も含めると俺は20年以上、カズ・ハヤシの背中を追い続けている。さすがコンディション作り、試合内容、素晴らしい。俺も同世代として負けられない。また北海道で対戦したいです。もっともっと対戦したい選手いいっぱいいますね。
土肥 先生、ごっちゃんでした。先生だぞ!
頓所のコメント
「見たでしょ? クルーザーチャンピオンから3つ獲った。ということはクルーザーのベルト獲ります」
- 第六試合
- 8人タッグマッチ 30分1本勝負
- 18分17秒
- ランニングニーアタック→片エビ固め
全員勢揃いのEnfants Terriblesはリング上で記念撮影。試合は序盤から羆嵐と征矢がパワーで真っ向からやり合う。そしてアレハンドロと新メンバーのレネが対峙。果敢に立ち向かうアレハンドロをテネはチョップで蹴散らし、救出に入った征矢にはトラースキック、河野にもぶちかます暴れっぷりを見せつけた。
続いて芦野がアレハンドロに襲いかかる。だが、これをからかうように背中にドロップキックを食らわせたアレハンドロは調子に乗ったまま619を発射する。しかし、芦野はこれをキャッチ。そのままジャイアントスイングでぶん回すと、児玉がそれに合わせてドロップキックだ。
そしてこれを合図に場外乱闘へ。両軍、客席に雪崩込んで暴れまわる。これでEnfants Terriblesに捕まったアレハンドロ。ローンバトルを強いられてしまう。児玉のセントーン・アトミコ、芦野の俵返し、羆嵐のセントーンが炸裂。そして、羆嵐はセカンドロープからダイビングセントーンを発射だ。
しかし、アレハンドロはこれを自爆させると、続く羆嵐の埼玉に乾杯!を不発に終わらせ、ドロップキックで状況を打開。続く征矢が羆嵐に串刺し式のラリアット、ブルドッキングヘッドロック。さらにまとめてを放ってみせる。
しかし、羆嵐もフライングソーセージで反撃。続くレネは代わった河野に足4の字固めに捕らえられるが、これを脱出すると芦野とダブルブレーンバスター。芦野は羆嵐の身体を河野の身体に放り投げ、そこにレネがダイビングボディプレスだ。
そして、トドメを狙って児玉がマッドスプラッシュ。しかし、炸裂した瞬間、稲葉が入ってきて強引にブレーンバスターで投げ飛ばす。続けてダイビングヘッドバットを投下。そこにアレハンドロがスワンダイブ式ボディプレスで追撃だ。
そして、アレハンドロと河野がネックブリーカーとバックドロップの合体技。アレハンドロが他のメンバーをトペ・コンヒーロで場外に釘付けにしている間に、河野がランニングニーアタックで児玉から3カウントを奪ったのだった。
試合後、アレハンドロはマイクを握り、「見たか! これがまさゆきの本当の怖さだ!」と大の字に伸びている児玉に勝ち誇る。続いて稲葉がマイクを持つと、「なかなか札幌に来られませんが、もっともっと来られるようにがんばります。今回、僕はベルトを持ってくることができました。今度、河野さんとアレハンドロがタッグのベルトを持ってくると思います。征矢さんも何か持ってきましょう(笑)。またW-1、大きくなって帰ってくるんでその時は応援お願いします」と挨拶をして締めくくったのだった。
芦野のコメント
「今日は負けたけど、まだまだ俺たちが求めているものには程遠いんだよ! 裕輔カモン! 俺たちは必ず防衛する!」
河野&アレハンドロのコメント
アレハンドロ 児玉! 今日の景色をよく覚えておけよ。23日、後楽園は同じ景色にしてやる。
河野 今日は征矢とかチャンピオンの稲葉の協力があったから獲れました。俺たちの連携はないからね。そんなのないのが強みだから。個人戦だから。アレハンドロががんばってつないでくれるんだから、俺もアレハンドロを信用して来週の月曜日は俺とアレハンドロが新チャンピオンになって、新しいタッグストーリーを始める。
征矢のコメント
「何だあのガイジンは? 日本って書いてあんのに日本語しゃべれねえのか? 10倍にして返してやる。ワイルド倍だ。近々タッグリーグも開催されるんだろう? 現チャンピオンがもし出るとするだろ? 羆嵐は余っちまうんじゃないのか? レネ・デュプリは日本語通じねえから誰と組むんだ。とにかく次の後楽園で仕返ししてやるから覚えておけ、クソガイジンが!」