- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 8分32秒
- 腕ひしぎ十字固め
序盤はグラウンドの攻防、そしてヘッドロックの獲り合いから本田がショルダータックルで岩石をふっ飛ばす。本田はストンピングで追撃すると、ボディスラム。そして逆エビ固めに捕獲して岩石にギブアップを迫る。
岩石も雄叫びを上げてプッシュアップして必死にロープエスケープ。本田にロープに振られたところを逆にエルボーアタックでお返しだ。さらに岩石は水車落としで本田を叩きつけると、腕ひしぎ。ここは本田もエスケープしたものの、岩石はストンピングや脇固めでさらにダメージを与えていく。
本田は岩石にロープを振られたところを飛行機投げで切り返し、続けてショルダータックル、ボディスラム。そして雄叫びを上げるとノーザンライトスープレックスだ。しかし、これを返した岩石は続いて本田がロープから走ってきたところをカウンターの払い腰。すぐさま腕ひしぎへ。
本田も押さえ込んで3カウントを狙うが、再び腕ひしぎに持ち込んだ岩石はきっちりと極めてギブアップを奪ったのだった。
岩石のコメント
「ある先輩が言っていた。上の人間がサボっているって。プロレスに対する意識、W-1に対する意識、自分に対する意識を持っていなきゃダメなんだ。プロレス脳にしないと。俺も3年目だ。ドンドン下が出てくる。今日の本田も俺に負けたけど、力が増していた。前の本田と違うよ。だからって俺も負けられない。プロレス脳にしてこれから日々タナカ岩石として前に前に歩いていきます」
本田のコメント
「去年の文体でデビューして、未だに自力で初勝利を上げれてないのは悔しいです。自分が変われてないことに気づかないとダメだと思います。しっかり次は勝てるように工夫して元気出して勝ちたいと思います」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 12分31秒
- ドリル・ア・ホール・パイルドライバー
ゴングが鳴ると新井は四つん這いになって一に迫る。これを嫌がって場外に出た一。一が戻ってくると今度は新井がスルスルと場外へ。エプロンの下を探りながら戻ってくる。リングに上がるとロックアップ。首を掴んだ新井は一の無防備になった腹にパンチを入れる。
さらにグラウンドに持ち込むとチンロック。続けてフライングメイヤーで叩きつけてから押さえ込む。そして今度はヘッドロック。さらにショルダータックルでふっ飛ばす。しかし、一も新井の攻撃をかわしてドロップキックで反撃。たまらず新井はロープから身体を外に出してブレイクをアピールする。
これに惑わされた一。新井にリストを奪われてしまい、さらに巧妙な新井の手によって指を極められてしまう。悶絶する一。だが、新井は容赦なく一の手を足で挟んで捻りながら指をいためつけていく。
ようやく反撃を始めた一だったが、新井はすぐさま脇固め。ついでとばかりに指もいためつけていく。ヒップトスも決めた一だったが、新井もガットショットを土手っ腹にぶち込み反撃。またもボディブローを炸裂させると、コーナーに追い詰めサミングだ。
しかし、新井が突進してきたところを自爆させた一。新井は股間を痛打して悶絶。さらに一は背中にドロップキックを打ち込み追撃すると、エルボーアタック、低空のドロップキックを正面から炸裂させる。
そしてもう一発ドロップキックを打ち込むと、続けてブレーンバスターを放った一。たまらず新井はロープへと逃亡する。一が引き剥がそうとしても必死にロープを掴んで離さない。そして、一が突進してきたところをレフェリーに激突させる。
ならばと一も同様に新井をレフェリーにぶつけてみせるが、新井はさらにサミングで流れを変え、最後はドリル・ア・ホール・パイルドライバーで一をマットに串刺し。3カウントを奪ってみせた。
一のコメント
「全くタイプの違う相手と試合ができて、今プロレスが非常に楽しい」
新井のコメント
「仲川翔大、残念だったな。怪我だからしょうがない。俺がお前の仕事奪って、お前W-1でこれから生き残れるのか? 怪我で欠場して、そのままフェードアウトじゃねえか? がんばれよ。それから14日の夜に試合してさ、帰りのバスが夜の9時。そっからW-1から連絡が来て、『怪我人出たから試合どうですか?』って。俺、次の朝の6時前には羽田にいたぞ。全団体に言っておくぞ。新井健一郎は非常に使い勝手がいいレスラーになっております。スケジュールが合えばどんなハードな移動行程でも駆けつける。怪我人、病人、浮気がバレて痴話喧嘩でもつれたレスラーがいたら、俺に話を回せ。俺がきっちり丸く収めてやる」
- 第三試合
- 8人タッグマッチ 30分1本勝負
- 16分2秒
- ダイビングセントーン→片エビ固め
開始早々から場外乱闘。派手に客席で暴れまわると、リングに戻れば児玉が土肥の負傷している右腕に集中攻撃。土肥もタックルとエルボーで返すが、サミングで視界を封じられ、腕を蹴飛ばされてしまう。
続く芦野も土肥の腕狙い。脇固めできっちりといためつける。続く羆嵐にショルダースルーで反撃して土肥はペガソにタッチ。ペガソもエルボーを連打して羆嵐を追い込んでいく。しかし、ロープに飛んだところを児玉に足を引っ張られ、場外へ。Enfants Terriblesは再び場外乱闘に持ち込んで流れを変える。
リングに戻るとレネと羆嵐がツープラトン攻撃。さらにレネと芦野もツープラトンを決めてペガソを追い込んでいく。さらに芦野と児玉も連携攻撃。Enfants Terriblesは付け入る隙を与えない。児玉のセントーン・アトミコ、芦野の俵返しが炸裂する。
しかし、ペガソもコーナーに追い詰められながらも蹴りで反撃すると前転してからのフォアアームを叩き込んでようやく稲葉にタッチ。稲葉はローリングセントーンアタックを芦野に炸裂させると卍固め。
すかさず土肥も羆嵐にコブラツイスト、近藤、ペガソもそれぞれ関節技に極める。いち早く脱出した児玉がカットして崩れると、今度はタッチを受けた羆嵐が攻勢に出る。稲葉をバックフリップで叩きつけてからセントーンを投下。
稲葉はフライングショルダータックルで反撃するが、すぐさま児玉が出てきてドロップキック。さらに芦野と合体ジャーマンを決める。しかし、近藤、土肥も出てきて乱戦状態となるとペガソが羆嵐にフォアアームを食らわせてからチャンスを作る。
ペガソは変形のみちのくドライバーの体勢に。羆嵐がこらえると背中にドロップキック。さらに近藤、土肥がラリアットで追い打ちし、ペガソが変形のみちのくドライバーを炸裂させる。しかし、羆嵐はフライングソーセージでペガソに反撃。
埼玉に乾杯!で叩きつけると、最後はトップロープからのダイビングセントーンを投下。きっちりとペガソを圧殺し、函館の地で勝利を飾ったのだった。
芦野&児玉&羆嵐&レネのコメント
児玉 凄えな、レネさん。超ご機嫌。
芦野 メインでアレハンドロちゃんと見てるからよ。しっかりやれよ。
レネ エクセレント! ナンバーワンタッグ!
芦野 メルシーボーク!
羆嵐 尿酸値が高い。
- 第四試合
- 3WAYマッチ 30分1本勝負
- 10分48秒
- スペシャルDDT→片エビ固め
現クルーザー王者のパンテーラ、そしてそのパンテーラに9.23後楽園大会で挑戦をすることが決定した頓所、#STRONGHEARTSの吉岡による3WAYマッチ。開始早々、頓所は吉岡を邪魔だとばかりに場外に排除。パンテーラとエルボー合戦を展開する。
戻ってきた吉岡をパンテーラも場外に追いやり、再び2人で攻防だ。今度は逆水平チョップを打ち合う両者。ここで吉岡も戻ってくるが、パンテーラは頓所を踏み台にしてドロップキック。またも場外に追いやる。
しかし、吉岡も頓所を強引に場外に引きずり出してエルボー。そこにパンテーラがトペ・スイシーダで飛んでくる。リングに戻ると再びパンテーラvs頓所だ。パンテーラは三角飛び式のドロップキック、ブレーンバスターを頓所に炸裂させる。
そこに戻ってきた吉岡がカット。キックを連続で放って頓所を場外に追いやると、今度こそはとパンテーラとエルボー合戦だ。しかし、パンテーラはまたも吉岡を場外に追いやると、頓所が隙きを突いて放ったミサイルキックもスカしてみせる。場外に追いやられた頓所は吉岡によって客席に放り込まれてしまう。
吉岡にたっぷりといたぶられた頓所はリングに戻される。そこに待ち構えていたパンテーラがドロップキック。パンテーラはリングに上がろうとした吉岡もドロップキックで場外に転落させると、頓所にはサーフボードストレッチ。続けて腕固めでいたぶっていく。
しかし、頓所もパンテーラをロープに振り返してドロップキック。ここでリングに戻ってきた吉岡にもジャーマンスープレックスだ。そしてパンテーラにはスイング式DDTだ。しかし、コーナーにパンテーラを振って自ら突進したところを吉岡のハイキックを被弾。吉岡はパンテーラにもジャンピングハイキックを食らわせると、ロープ越えのフットスタンプ。さらにパンテーラを蹴飛ばしながらスイング式DDTだ。
そして、頓所にも低空のドロップキックを顔面に炸裂させた吉岡。その吉岡にパンテーラがケブラドーラ・コンヒーロだ。いち早く立ち上がった頓所はドラゴンスープレックスの体勢に。しかし、フルネルソンから逃れたパンテーラはトラースキック。
ここで吉岡がトラースキックを放ってくるが、パンテーラはその蹴り足をキャッチして頓所に食らわせる。そして吉岡にもトラースキックを食らわせてから、もう一発頓所にも一撃。続けてダイビングフットスタンプを投下してから、トドメのスペシャルDDT。頓所に昨日の借りを返して勝利を飾ったのだった。
パンテーラのコメント
「1by1。(日本語で)昨日、私、負けた。今日、頓所、負けた。1-1。次の9月23日後楽園でこのベルト、頓所挑戦。どうぞ気をつけてください」
吉岡のコメント
「昨日札幌で俺の知らないところでクルーザーのタイトルマッチ決まったらしいじゃねえか。いつでもどこでも挑戦権を持っている俺を差し置いて、『CRUISER FES 2019』のチャンピオンを差し置いて。まあいいけど、9月、#STRONGHEARTS、T-Hawk、入江氏と組んで俺はそこで楽しませてもらうよ」
頓所のコメント
「後楽園まで1週間ないけど、いろいろ考えてタイトルマッチ、臨みたいと思います」
- 第五試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 20分7秒
- ミサイルヒップアタック→片エビ固め
侍・越中がW-1のリングに登場! 河野&アレハンドロと組んで6人タッグマッチに挑む。ゴング前、カズが「越中、出てこいよ!」と挑発。越中もいきり立つ。そして先発はカズと越中で試合スタートだ。
越中は早速ジャンピングヒップアタックを発射。さらにヒップバットでカズに追撃だ。続けて河野にタッチするとダブルショルダータックルも決めてみせる。カズもアンディにタッチ。アンディは河野の片方の足をコーナーに張り付けると、ドロップキックで狙い撃ち。
続いて出ててきた征矢はチョップからヘッドロック。そしてレフェリーの目を盗んでパンチだ。河野もエルボーで反撃してアレハンドロにタッチ。アレハンドロは果敢にも征矢をボディスラムで投げようとするが、上がる気配がなく、逆に征矢に持ち上げられてコーナーに連行されてしまう。
続いてアンディとアレハンドロがルチャのスピーディーな攻防を展開。ここでアレハンドロは腕を掴むとアンディを自軍のコーナーに連行。そして越中にタッチすると、越中はマスク剥ぎだ。そして越中は河野とアレハンドロに指示して足を突き出させると、そこにアンディをぶつける。
続いてタッチを受けた河野も越中の指示でマスク剥ぎだ。劣勢を強いられたアンディだったが、代わったアレハンドロにドロップキックを放ってカズにタッチ。代わったカズは越中に食ってかかり、場外乱闘だ。
リングに戻るとアレハンドロがカズに自軍のコーナーに連行されて集中攻撃を受ける。アレハンドロも代わった征矢にチョップを連発して反撃するが、お返しのチョップを受けて悶絶。さらにタッチを受けたアンディは越中を挑発するようにヒップバットを放っていく。
カズからも顔面踏みつけ攻撃を受けたアレハンドロ。しかし、再び出てきたアンディにセカンドロープからのドロップキックを食らわせてようやく越中にタッチ。いきり立つ越中はジャンピングヒップアタックを発射。アンディに2発続けてぶち込むと、場外に転落したところをエプロンを走ってのミサイルヒップだ。
さらに攻勢に出たい越中だったが、アンディにブレーンバスターを投げ返されてしまう。ここで両陣営、河野と征矢にタッチ。両者チョップを打ち合い、河野はフロントネックロックも極める。征矢はカズにタッチ。河野はカズをフロントキックで蹴り飛ばし、再び越中登場だ。
カズたちは越中をコーナーに追い詰めトレイン攻撃。カズはフィストドロップを投下する。しかし、越中は続く征矢のワイルドボンバーをカズに誤爆させる。アレハンドロが場外にトペ・コンヒーロでダイブして征矢とアンディを釘付けにしている間に越中がカズにジャンピングヒップアタックだ。
さらに越中はパワーボムでカズを叩きつけると、河野とアレハンドロのアシストを受けて、最後はミサイルヒップ。カズをケツでふっ飛ばし、きっちりと3カウントを奪ったのだった。試合後、マイクを握った越中は、「函館の皆様、ご来場ありがとうございました! W-1を今後ともよろしくお願いします!」と挨拶し、興行を締めくくったのだった。
カズ&征矢&アンディのコメント
征矢 強烈なケツだったぜ。凶器仕込んでるだろう? 硬すぎるんだ。もう一回だ、越中詩郎!
アンディ 俺ももっとケツを鍛えて、次はヒップアタックで越中詩郎を倒しますわ。
カズ 超人だよ、あの人。61? あんなのあり得ねえよ。ただ、若い僕たちの団体に何が必要かって越中さんの最後の言葉、W-1をお願いします。それだと思っています。俺たちの日々の精進はああいう人がいるからこそ。僕も含めてがんばります。
アレハンドロのコメント
「絶好調だ! 芦野、児玉! 昨日と同じように攻略してやる。タッグチャンピオン、獲ってやるって! ソイ・アレハンドロ!」