「WRESTLE-1 TOUR 2019 FLASHING SUMMER」

2019年8月1日(木)〜2019年8月27日(火)

20198.27(TUE)

「WRESTLE-1 TOUR 2019 FLASHING SUMMER」8.27埼玉・狭山市市民交流センター大会
開催日:2019年8月27日
時間:19時試合開始/18時30分開場
場所:埼玉・狭山市市民交流センター
住所:埼玉県狭山市入間川1丁目3番1号
TEL:042-954-2111
アクセス:
西武新宿線狭山市駅西口下車徒歩約1分

第一試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • 本田 竜輝

    • 吉岡 世起

  • 8分31秒
  • FUMIE→体固め

 試合前に地元・狭山市で市議会議員を務める土方がリングに登場。続いて東京オリンピックの埼玉県のスペシャルサポーターを務める才木玲佳を呼び込まれ、一緒に挨拶を行なった。そして、W-1の選手会より狭山市の少年野球に野球ボールを贈呈。最後は「ゴー! レッスルワーン!」と合唱して試合開始を告げた。

 9.1横浜文体の前哨戦として、8.18御殿場大会に続き本田と吉岡がシングルマッチで激突。レスリングで挑もうとする本田に吉岡はローキックで牽制。しかし、本田も臆せずタックルを仕掛けグラウンドに持ち込んでいく。
 吉岡がトーホールドを仕掛けてくるとロープエスケープ。しかし、強気の本田は吉岡をロープに押し込み張り手をかましてみせる。吉岡のローキックにも耐え、ヘッドロックもしのいでショルダータックルを食らわせた本田。
 だが、吉岡は再びヘッドロックに捕獲する。本田が突き放そうとしてもクラッチを外さない。しつこく締め上げてギブアップを迫る。さらに吉岡は巧みにパンチをかまして本田を翻弄する。だが、本田は逆にブレーンバスターで投げ返すとノーザンライトスープレックス。さらにエルボーアタックを連発。吉岡をダウンさせ、逆エビ固めに捕獲する。
 これを逃れた吉岡はキック攻撃で反撃。エルボーで抵抗してくる本田の動きを止めるとトラースキック。最後はFUMIEを2発炸裂させてフォールを奪ったのだった。

吉岡のコメント
「まだまだ足んねえな。ノット・イナフだな。文体まで時間ねえけど、文体では#STRONGHEARTSの鬼塚さんが気持ち見せてくっから、鬼塚さんに学んでみろ」

本田のコメント
「吉岡世起とさんざんシングルでやっているんですけど、自分が全部負けてしまっています。本当に悔しいです。9月1日頓所さんと組んで吉岡、鬼塚と闘うんですけど、しっかりそこでは自分が一番目だてるようにがんばって初勝利を掴みたいと思います」

第二試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • 才木 玲佳

    • 川畑梨瑚

  • 9分31秒
  • シャイニングウィザード→片エビ固め

 序盤からコーナーで蹴りを連発するなど攻め込む才木。川畑の背中にニードロップを投下するとボディスラムを2連発。さらにキャメルクラッチに捕獲して腰にダメージを与えていく。川畑がエスケープするとその背中にニーアタックを炸裂させるなど攻撃の手を緩めない。
 だが、川畑もドロップキックで反撃開始。串刺し式のドロップキックを2発連続で叩き込んで流れを変える。そしてボディスラムから逆エビ固めだ。なんとか脱出した才木に川畑は619で追撃。しかし、才木はこれをブロックするとラリアットを食らわせてからバックドロップ。そしてアルゼンチンバックブリーカーの体勢に入る。
 川畑はこれをスリーパーで切り返すが、コーナーに叩きつけて脱出した才木はドロップキック。そしてコーナーに上がってミサイルキックを狙う。川畑はこれを阻止して逆にコーナートップへ。才木が無理やり担ごうとするとこれも脱出して逆さ押さえ込み。そして619、ノーザンライトスープレックスを連続で繰り出すと、ムーンサルトプレスを発射だ。
 しかし、才木は間一髪これを避けるとすかさずシャイニングウィザードを発射。必殺の一撃で3カウントを奪い、川畑を仕留めてみせた。

才木のコメント
「2連戦で疲れもありつつ勝つことができました。川畑選手はデビューして1年も経ってないということでしたけど、下調べしてムーンサルトを使うということは頭に入っていたので、それだけは決めさせないぞと。ムーンサルトと言えば武藤敬司選手。武藤選手公認のシャイニングウィザードを使っているということでDNAを受け継ぐ者として負けられない一戦でした。川畑選手、エルボーもドロップキックも威力があっていい選手だと思いました。私がアクトレスのベルトを持っているのでもっともっと食らいついてくるかと思うと楽しみが増えました。ありがとうざいました」

第三試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
    • 征矢 学

    • 頓所 隼

    • ペガソ・イルミナル

    • 芦野 祥太郎/Enfants Terribles

    • 児玉 裕輔/Enfants Terribles

    • 羆嵐/Enfants Terribles

  • 22分46秒
  • ダイビングセントーン→体固め

 先発は頓所と児玉。児玉のチョップに悶絶した頓所だったが、エルボーで反撃するとヒップトスで児玉を投げて背中にドロップキックを炸裂させる。続いて征矢と羆嵐が対峙。ロックアップで組み合い力強い攻防を見せる。チョップを打ち合い、タックルでぶつかり合う両者。羆嵐がタックルでふっ飛ばせば、征矢もボディスラムでお返しだ。
 続いてペガソと芦野のマッチアップ。芦野は早速ペガソをヘッドロックに捕獲し、レフェリーの死角を突いてパンチ攻撃だ。だが、ペガソはこれを脱出すると素早い動きで芦野の動きをかわしてドロップキックで反撃。するとすかさず征矢と頓所が入ってきて芦野にトレイン攻撃だ。
 頓所とペガソは同時に場外にプランチャを発射して、勢いに乗ったかに見えた。だが、続いてペガソがロープに飛んだ瞬間に児玉が場外から足を引っ張ってテイクダウン。そのまま場外に引きずり出して場外乱闘開始だ。
 芦野は売店にあったペガソマスクを征矢に被せて視界を塞ぎ暴行。そのままリングに戻すとペガソが2人いるとレフェリーが戸惑ってしまう。その後、ペガソを捕まえていたぶるEnfants Terribles。児玉のセントーン・アトミコ、羆嵐のセントーン、そして芦野の逆エビ固めが極まる。
 さらに芦野はマフラーホールド。やられっぱなしだったペガソだが、児玉にソバット、ショットガンドロップキックを食らわせて脱出。代わった征矢は児玉をスリーパーに捕らえてそのままぶん回す。
 さらに救出に入ってきた羆嵐も捕まえてまとめてを食らわせる。そしてワイルドブレーンバスターで叩きつけた征矢。だが、児玉は征矢のラリアットをコーナーで自爆させて芦野にタッチ。芦野は征矢をジャーマンで投げ飛ばすとランニングのエルボースマッシュを炸裂させる。
 ならばと征矢もフライングラリアット。そして代わった頓所がミサイルキック、スイング式DDTを連続して繰り出す。さらにランニングニーを決めた頓所。代わった羆嵐のバックフリップ、ダイビングセントーンを食らうが、埼玉に乾杯!をかわすとジャンピングニーで逆転。
 征矢とペガソも入ってきて羆嵐に集中砲火だ。しかし、羆嵐はパワーボム、ラリアットを繰り出して頓所の動きを止めると埼玉に乾杯!で叩きつける。最後はトップロープからのダイビングセントーンでトドメを刺したのだった。



征矢&ペガソ&頓所のコメント
征矢 俺には前哨戦ないから。次期次期シリーズに照準定めてるから。タッグリーグ狙っていくぞ。3WAYで証明してやる。俺と近藤さんタッグでいくから、タイトルマッチあるかもしれないけど、ベルト狙っていくぞ!
ペガソ 文体前最後の試合、勢いをつけたかったけど、気持ち切り替えて武藤さんの横で今できること全力でやるだけです。
頓所 文体前最後の試合で勢いつけたかったですけど、#STRONGHEARTS、何回も何回も言ってるよ。必ずぶっ潰して、クルーザーのベルト目指していきます。

芦野&児玉&羆嵐のコメント
芦野 (羆嵐に向って)バッチリだね。完璧じゃん。向こうは昨日ちょこっとでてきただけで準備不足だろう。
羆嵐 あれで運動終わりか? ただの豚になって文体出てくんじゃねえぞ。やっちまうぞ! 
豚、食い殺してやるよ。
芦野 俺たちも万全ですね。昨日新木場も羆嵐のダイビングセントーンでガッチリやって、今日みたいにワイワイやっても強えんだよ。CIMA出てこないけど、入江? リンダマン? 文体で見せてやるからよ。
児玉 あと4日? 楽しみだね。いよいよ。
芦野 初防衛戦にして山場だから、ここを乗り越えれば年内負けないでしょう。W-1に1チームもいないだろ?
児玉 いない、いない。
芦野 すぐ怪我しちゃう奴とパートナー取っ替える奴とちっちゃいのと大きいの。あれは親子だろ? 親子丼。親子丼だよ、ふざけんな! とりあえず文体がっちりいきます。文体をかき乱すのはEnfants Terriblesだから。

第四試合
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ前哨戦!3WAYマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
    • カズ・ハヤシ

    • アンディ・ウー

    • エル・イホ・デル・パンテーラ

  • 8分27秒
  • 元甲(イワンジャー)

 文体でクルーザー王座戦を闘うアンディとパンテーラの前哨戦として組まれた3WAYマッチ。アンディとパンテーラはカズすぉ場外に追いやると2人で攻防を展開。エルボーを合戦を展開する。カズが入ってくるとパンテーラはアンディを飛び越えドロップキック。さらに、トペ・スイシーダで追撃だ。
 ならばとアンディがプランチャを発射。そしてパンテーラをリングに戻すとコーナーへ。パンテーラが突っ込んでくるとソバットを食らわせ、リストを極めていく。そしてメキシカンストレッチに極めたアンディ。そこにカズがリングに帰還。怒りの形相でアンディ、パンテーラの顔面を順番に踏みつけいたぶっていく。
 さらにアンディを場外に追いやると戻ってきたパンテーラにはスリーパー。そしてアンディにもフィストドロップを投下し、マスク剥ぎを敢行する。そこに戻ってきたパンテーラがカット。そのパンテーラにナックルを叩き込んでいくカズ。凄まじい闘志だ。
 だが、パンテーラもケブラドーラ・コンヒーロで反撃。すかさずアンディがボディアタックを食らわせる。そしてアンディはパンテーラにもドロップキック。さらにスイング式DDTを決めたアンディ。
 しかし、パンテーラはアンディが繰り出してきた打撃をことごとく避けてトラースキック。さらにブレーンバスターを決める。そこにカズが戻ってくるが、蘇生したアンディはそのカズに元甲(イワンジャー)。この技で3カウントを奪い、文体前最後の試合を制してみせた。

パンテーラのコメント
「(日本語で)あとちょっと、あと4日、横浜文体。アンディ・ウーvsエル・イホ・デル・パンテーラ。おい、アンディ!」

アンディのコメント
「言った通り、昨日の負けはたまたまや。9月1日、しっかり防衛して、初めての文体での勝利を目指します」

第五試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負
    • 近藤 修司/TriggeR

    • タナカ 岩石

    • 土方 隆司

    • 河野 真幸/TriggeR

    • 稲葉 大樹

    • アレハンドロ

  • 19分9秒
  • グラウンド極反り卍固め

 地元の英雄・土方が登場すると場内は大歓声。試合前には花束が贈呈される。そして先発は当然土方が登場。相手は稲葉だ。まずはガッチリとロックアップで組み合う両者。ロープに押し込んだ稲葉はクリーンブレイクだ。
 再びロックアップで組み合うと今度は土方が押す形となるが、チョップをお見舞いする。そしてグラウンドの攻防を展開する土方と稲葉。ここで岩石と河野にそれぞれタッチ。ここもグラウンドの攻防を展開だ。
 そして続いては近藤とアレハンドロが対峙。一転してスピーディーな攻防となり、アレハンドロがドロップキックで先制だ。しかし、続いてボディスラムを仕掛けようとすると近藤を投げることはできない。逆に近藤は軽々とワンハンドスラム。続く土方がミドルキックにサッカーボールキックをお見舞いすると、岩石もチョップで攻撃だ。
 しかし、アレハンドロはコーナーでスクールボーイで体勢を入れ替えるとドロップキック。そして稲葉にタッチだ。稲葉は岩石にエルボードロップを連発。代わった河野は岩石を場外に落として、そこにアレハンドロがチョップ攻撃。救出に来た土方にもアレハンドロはチョップを連打していく。
 リングに戻っても河野が猛攻。代わった稲葉もボディスラム。続くアレハンドロも側頭部に低空のドロップキックをお見舞いする。そしてまたも河野が出てきてバックドロップだ。そこにアレハンドロがスワンダイブ式ボディプレスを投下。アレハンドロは続けてチョップを連打していく。
 しかし、アレハンドロは河津落としで反撃。代わった土方が大声援を背にキックを連発。容赦なくアレハンドロを蹴散らしていく。だが、アレハンドロもセカンドロープを利用したドロップキックで反撃。
 代わった河野と土方はエルボー合戦を展開するが、河野がバックドロップで叩きつけ、トレイン攻撃を敢行する。そして稲葉が卍固め。ここは近藤がカットするが、すぐさまアレハンドロと河野の合体ドラゴンスクリューの餌食に。そして稲葉は土方にブルーサンダーだ。
 しかし、土方はこれでもフォールを許さずカウンターのハイキックを見舞うと、続けてランニングジャンピングハイキックを発射して岩石にタッチ。岩石は稲葉にスピアーをかますとアームロックに捕獲。ギブアップを迫る。
 だが、これを脱出した稲葉は延髄斬り。岩石はこれを物ともせずに払い腰。そして腕ひしぎに捕獲する。しかし、これを脱出した稲葉は岩石のダブルーアームスープレックスを阻止してライジンバスター。続けてダイビングヘッドバットを放つとジャーマンスープレックスホールド。ここは近藤がカットするものの、最後は稲葉がグラウンドでの卍固めを極めてギブアップを奪ったのだった。

 試合後、土方が招待した子どもたちがリングに上がり記念撮影。そしてマイクを握ると、「スポーツには人を元気にする力がある。プロレスには人を元気にする力がある。俺はそれを信じてこれからも狭山市のためにがんばっていきます」と宣言し、興行を締めくくったのだった。

土方&岩石のコメント
土方 今日の試合で勝とうという気持ちはありましたけど、俺の人生もそうだし、岩石の人生も終わりじゃないので、横浜もあるので止まってられないです。ただ、甘やかすつもりはないからな。それだけは腹をくくって。甘えが見えたら元通りに戻すからな。本当に子どもたちがああやって嬉しそうにリングに上がってくれる姿を見るとうれしくなりますね。僕には似合わない言葉ですけど、輝く子どもたちの笑顔が見れるのが励みになります。まだまだプロレスは地域のために役立っていかなきゃいけない。そう思います。プロレス、スポーツを通じて少しでも輝く子どもたちの笑顔が見たいと思います。それが外に広がればいいし、狭山市から埼玉へ。みんなが輝く埼玉を作っていきます。次は横浜だ!
岩石 試合と関係ないですけど、最後子どもたちがリング上がってくれて、僕のことを見て凄いなとかカッコよかったとか握手を求めてくれたりしたんですけど、負けた底辺の人間でも声をかけてくれて。僕もあんな感じだったのかって思いました。僕も学生の頃から親の言うことを聞いたり、中学生・高校生でいろんな先生に出会って、プロレス界に入って先生と呼べる存在に出会えました。それが土方隆司です。あの人の教えを僕は吸収していきます。プロレスラーになっても吸収したい。リングという場で恩返しがしたい。9月1日、僕には華がない。不器用です。それでも自分には持っているものがあると信じているんで。これからも自分を信じて文体の花道を歩きます。

稲葉のコメント
「文体前、最後の試合が終わりました。あとはもう自分を信じて文体を待つのみ。以上です」

WRESTLE-1 OFFICIAL GUIDE