2019年11月大会

2019年11月2日(土)〜2019年11月27日(水)

201911.11(MON)

「WRESTLE-1 TOUR 2019 AUTUMN BOUT」11.11東京・新木場1stRING大会
開催日:2019年11月11日
時間:19時開始/18時30分開場
場所:東京・新木場1stRING
住所:東京都江東区新木場1-6-24
TEL:03-3521-1015
アクセス:
各線新木場駅より徒歩2分

第一試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • タナカ 岩石

    • 本田 竜輝

  • 4分31秒
  • 払い腰→片エビ固め

 まずはグラウンドの攻防を展開したあと、本田がショルダータックルをぶちかます。しかし、岩石はすぐさまエルボーアタックで反撃。串刺し式のスピアーをかまし、グラウンドに持ち込むと腕十字に絡め取る。
 本田もエルボーを打って反撃するが、岩石はすぐに捕獲してアームロックに持ち込む。これを逃れた本田はエルボーアタック。続いてコーナーで一撃加え、串刺し式のエルボーアタックからブレーンバスターだ。
 さらにスライディング式のエルボーで追撃した本田。岩石が腕十字を狙ってもスクールボーイで切り返し、カウンターで狙ってきたた払い腰も踏ん張ってエルボーを食らわせて防御。ノーザンライトスープレックスで3カウントを狙う。
 しかし、岩石はこれを返すと本田に頭突きを一撃。ロープに走った本田を捕獲して今度こそカウンターの払い腰で強かに叩きつけ、3カウントを奪ったのだった。

岩石のコメント
「令和1年11月11日、W-1第1試合、新木場1stRING大会、1が並んでるんだよ。だから一番を目指すしかない。でもな、誰かの中で自分の一番は一番じゃないかもしれない。ニ番かもしれない、三番かもしれない。でも、きっと俺自身を信じることが俺の中では一番だからな。自分を信じる。自分の中の一番を信じ続ける。本田、またやろう」

本田のコメント
「ああチキショウ! 何回も何回もやっても勝てない。本当に悔しいです。大晦日もドラゴンゲートの吉田選手とビッグR選手と組まれているので、自分が一番目立つようにもっとがんばって勝ちたいと思います」

第二試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • 仁木 琢郎

    • 花見 達也

  • 6分51秒
  • 逆片エビ固め

 2AWから参戦の花見に仁木が挑む。力強いボディスラムを放つ花見は自分が倒れ込むぐらいのコーナースロー。さらにストンピングで追撃していく。そして逆エビ固めに捕獲した花見。
 だが、仁木はこれを逃れるとドロップキックで反撃。ボディスラムで叩きつけてから、得意のタックルを炸裂させる。そして今度は反対に逆エビ固めだ。花見がこれを逃れるとブレーバスターを狙った仁木。しかし、花見はこれを後方に着地して防ぐとジャンピングエルボーアタック。
 仁木もエルボーアタックで反撃するが、花見はスルリとスライディングしながら仁木の足を捕獲。そのまま逆エビ固め。続けて逆片エビ固めに移行して締め上げて勝利を奪ったのだった。

花見のコメント
「W-1さんに参戦して、まだデビューして数戦しかしてない仁木選手ということで、若手とやれるのはうれしくて、仁木選手もガンガン来てくれて、もともっと仁木選手以外にも若手の方がいると思うんで、もともっと若い人たちとぶつかっていきたいと思いました」

仁木のコメント
「今日2AWの花見選手とやってみてキャリアも向こうのほうが上だし、まだデビューして6戦目なんですけど、前回道場マッチやった時も他団体の選手で今日も他団体の選手。ずっとW-1内でやってきたのでいい刺激になりました。次、横浜、まだカードわからないですけど、もっともっと食らいついてがんばっていきたいと思います」

第三試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負
    • カズ・ハヤシ

    • 美月 凛音

    • アンディ・ウー

    • エル・イホ・デル・パンテーラ

    • SUSHI

  • 11分59秒
  • 熊猫固め

 復帰戦のパンテーラがアンディ、SUSHIとマスクマントリオを結成。カズ&一&美月の異色のトリオと対戦だ。先発で出たパンテーラは一相手に軽快な動きを見せるが、まずは一がティヘラで先制。パンテーラを場外に追いやってみせる。
 続いて登場したアンディだが、美月がドロップキックを連発。ならばとSUSHIが登場。やはり交代したSUSHIとの対戦に挑む。しかし、「へいらっしゃい!」とやったところでカズに背後から襲撃され、ボディブローの餌食となってしまう。
 しかし、コーナーでのカズの攻撃をかわすとエルボーアタック。続けてトレイン攻撃でカズに集中攻撃を食らわせると、アンディが逆立ち式のヘッドシザース。続けてパンテーラがセントーン・アトミコで追撃だ。そして、SUSHIもコーナーに上がってダイビングヘッドバットを発射。
 しかし、これは自爆。一に襲われ、美月からもいたぶられてしまう。さらにカズには顔面を踏みつけられたSUSHI。しかし、カズのブレーンバスターを逆に投げ返して反撃。一と美月のツープラトン攻撃もかわすと、美月にトラースキック。続けてカズにはバッククラッカーを食らわす、獅子奮迅の暴れっぷりだ。
 そしてタッチを受けたパンテーラがフライングボディアタック。カズにも前方回転エビ固めを食らわせる。さらにアンディとSUSHIのツープラトン攻撃で一と美月を捕らえて股裂き。その上にパンテーラがカズをロメロスペシャルだ。
 さらにアンディの三角飛び式プランチャ、SUSHIのただの落下、パンテーラのトペ・コンヒーロが炸裂する。優勢に立ったかに思われたマスクマントリオだったが、やはりSUSHIが足を引っ張り形勢逆転。美月と一にアンディが捕まり、ツープラトン攻撃の餌食となってしまう。
 アンディに狙いを定めた一。しかし、アンディはスピンキックで逆転すると、SUSHIとパンテーラも入ってきて3人揃ってトラースキック。最後はアンディが熊猫固めに捕獲して一からギブアップを奪ったのだった。

SUSHI ごめんなさい。
アンディ 頼みますよ。今日は勝ったから良かったけど。
SUSHI 普段せんもん、こんなの。
アンディ でも、現クルーザー級チャンピオン、元クルーザー級チャンピオン、そして元世界ジュニアチャンピオン。
SUSHI 獲ってへんわ! 
アンディ でも、タッグリーグ獲ってるし、あの頃のギラギラがなくなってますよ。もう一回みんなで作戦を練り直しましょう。

美月&一のコメント
美月 寿司、食ったことあるの? 回転寿司だけじゃねえの?
一 回転寿司だけかも……。
美月 ちゃんとした寿司食ったらあんな安物に負けることねえから。ちょっと本気でウチで一回働いてさ、いい女と巡り合って、いい酒を飲んでよ、いい寿司を食って、あんな安物に負けないようにしねえと。男磨けよ。
一 僕、人見知りなんで……ごめんなさい!(と言って退散)。
美月 おい、しっかりしろよ。みんな人見知りを通り越してナンバー1目指しているんだよ。俺が育ててやるよ。

第四試合
「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019」公式戦Bブロック 30分1本勝負
    • 近藤 修司/TriggeR

    • 征矢 学

    • 吉岡 世起

    • エル・リンダマン

  • 13分56秒
  • スクールボーイ

 ここまで全敗同士のBブロック公式戦。先発は征矢と吉岡。のっけからパワーで圧倒した征矢は吉岡がスピードで撹乱してきても対応。場外に追いやってみせる。続いて近藤とリンダマンが対峙。
 リンダマンはショルダータックルを連発するが、近藤はびくともしない。ならばと近藤を走らせて蟹挟み。倒れたところに吉岡がキックを食らわせると、ツープラトンのキック攻撃で形勢を変える。
 吉岡はリンダマンとのコンビネーションでローキックを連発。近藤を捕まえて2人がかりでいたぶっていく。しかし、リンダマンを振り払った近藤は征矢にタッチ。征矢がリンダマンに逆水平チョップで追撃していく。
 さらに代わった近藤はランサルセで追撃し、キングコングラリアットを狙う。だが、近藤に対して投げを狙うリンダマンは巧妙にプッシュしてコーナーに押し込むと、そこに吉岡がキック。代わった吉岡はミドルキックを連発してからシザースキックだ。
 近藤もKUBINAGEでやり返して征矢にタッチ。こちらもタッチを受けたリンダマンは征矢の体を持ち上げようと奮闘するが、再三潰されてしまう。しかし、吉岡のアシストを受けてトレイン攻撃。征矢を追い込んでいく。
 そしてダブルのブレーンバスターを放った吉岡とリンダマン。近藤が入ってくるとダブルのバックドロップで征矢の身体に投下する。しかし、征矢はトドメを狙ってコーナーに上がったリンダマンを雪崩式ブレーンバスター。近藤とのハイジャックバックブリーカーで叩きつけ、さらに雪崩式のアバランシュホールドで追い打ちをかける。
 そしてデスバレーボムからワイルドボンバーを放った征矢。しかし、正面から放とうとしたところに吉岡が入ってきてキックでカット。その吉岡を近藤が入ってきてクロスボンバーで排除する。
 さらに征矢と近藤はリンダマンにもクロスボンバーを発射。しかし、リンダマンはこれを避けると、続く征矢のワイルドボンバーを近藤に誤爆させることに成功。動揺する征矢をスクールボーイで丸め込み、逆転の3カウントを奪ったのだった。

 試合後、マイクを握った近藤。
近藤 俺が悪いのか? パワハラが悪いのか? そうじゃないだろう。お前がただ弱いだけなんだよ。お前とはタッグ解散。
征矢 何も残してないですよ!
近藤 残んなかったら解散なんだよ。もっと頭使えよ。バカじゃねえんだから。
征矢 ここから這い上がればいいじゃないですか。
近藤 ちょっと下がってくれる。パートナーじゃないから。言いたいことが一つだけあんだよ。俺も前々から思ってたけど、この団体に刺激が必要だよな、#STRONGHEARTS。でもよ、お前らに刺激がねえんだよ。賞味期限切れちゃったんじゃないの? 俺は今からこの団体に刺激を作る。生み出していくぞ。まず第一弾として次の後楽園ホール、CIMAとタッグを組む。
征矢 ちょっと待ってください。仮にも近藤さんとCIMAさん、仲良くないじゃないですか。そんなタッグがうまくいくわけないじゃないですか? 考えてください。仮にも近藤さん、あなたが発言したところでCIMAさんがOKするかわからないですよ。
近藤 曲がりなりにも俺は副社長だろう? 俺は#STRONGHEARTSを使ってやってる側なんだよ。
征矢 わかりました。じゃあ、俺はリンダマン! 近藤&CIMA組に勝つには、征矢&リンダマンしかないだろう。どうなんだ、リンダマンよ!

 征矢とのタッグ解散を宣言した近藤は、次の27日の後楽園大会でCIMAと組むことを宣言。ならばと征矢はリンダマンとのタッグ結成を宣言するという急展開となった。

リンダマン バカか! ボコボコにされて、それでも勝ったのに主役みたいなマイクされて組むわけねえだろう!
征矢 俺から3カウント獲ったんだ。責任取って俺と組め! お前、CIMAさんにいいように使われてんだろう? ここだけの話だ。内緒にしてやる。積年の恨みを晴らす時が来たんじゃねえのか?
リンダマン 本当に内緒にしてくれるのか?
征矢 俺と組んだら考えようかな。
リンダマン これは願ってもないチャンス! CIMAに積年の恨みを晴らすために一回限り、お前と組んでやってもいい。CIMA、憶えておけ!
近藤 ちょっと待て、なんでお前とやらなきゃいけないんだよ。俺はな、征矢、対戦相手はお前以外だよ。
 
 近藤は征矢&リンダマン組との対戦を拒否して一人で退場してしまう。これに慌てたのがリンダマン。

リンダマン CIMAがいないなら組むのはなし! CIMAにも恨みもなし!
征矢 でも、ここにいる人たちに組むって言っちゃってるでしょ? お前は嘘をつくのか? 嘘つきリンダマンでいいのか? お前は嘘つきリンダマンだ!
リンダマン おい、新木場、よく聞いとけ! 俺の取り柄は嘘をつかないことだ。お前と組んでやるが相手がいねえんだよ。
征矢 探すしかねえだろう。一人余ってるな。吉岡世起!

 矛先を向けられた吉岡は脱兎の如く立ち去る。それを征矢とリンダマンも追いかけて退場していったのだった。

征矢&リンダマンのコメント
征矢 吉岡、トイレに入ったぞ! 鍵をかけたぞ! 壊そう!
リンダマン 怒られるだろう! 吉岡さん以外いない!(と、どこかへ吉岡を探しに行く)。
近藤のコメント
「リング上で言ったことが全てだ。俺が大島先輩に送る最初で最後のラブコールかもしれない」

第五試合
「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019」公式戦Aブロック 30分1本勝負
    • 芦野 祥太郎/Enfants Terribles

    • 児玉 裕輔/Enfants Terribles

    • 頓所 隼

    • ペガソ・イルミナル

  • 8分27秒
  • T-ボーンスープレックス→片エビ固め

 試合前、欠場中の伊藤貴則がリングに上がり、12月31日の『WONDER CARNIVAL』で復帰することを発表。また、同大会の追加参戦選手としてTAJIRI、ヨシタツ、#STRONGHEARTSの入江茂弘、ZERO1の大谷晋二郎、田中将斗も発表された。
 さらに、追加決定対戦カードとして羆嵐vs崔領二、吉岡世起&入江茂弘vsTAJIRI&児玉裕輔、カズ・ハヤシ&秋山準&大谷晋二郎vs黒潮“イケメン”二郎&アンディ・ウー&伊藤も発表。伊藤は「濃いな。この6人の中で一番目立ってやります」と力強く宣言したのだった。

 タッグリーグのAブロックの公式戦。芦野&児玉は勝たないと決勝進出の芽が出ない。ここまで全敗の頓所とペガソはその芦野と児玉が入ってくるなり急襲。ペガソがいきなりトペ・スイシーダを決めると、ツープラトン攻撃を連発。芦野を場外に追いやると児玉を2人がかりでストンピングでいためつける。
 さらに頓所がブレーンバスターで追撃し、芦野がカットに入ってこようとしてもペガソが場外に追いやってしまう。児玉もエルボーで反撃を開始するが、頓所も引かずにやり返す。芦野のカットを再三に渡って遮ると、頓所がプルマブランカだ。
 しかし、これを脱した児玉は師匠・TAJIRI譲りのハンドスプリング式エルボーアタックで反撃。そして芦野にタッチ。だが、これをペガソが場外から阻止してしまう。ならばと児玉はトレイン攻撃を食らいながらも、続く攻撃をかいくぐってドロップキック。ようやく芦野にタッチだ。
 芦野はエルボースマッシュで頓所とペガソに反撃。2人がかりで攻め込んでくる頓所とペガソを同士討ちにすると、ペガソ、頓所の順番でジャーマンで投げ飛ばす。ペガソの反撃もエルボースマッシュで断ち切り、一転して攻勢に。
 ペガソが前転式フォアアームで反撃してきたものの、すぐさまラリアットでやり返す。さらに芦野はペガソを児玉との合体ジャーマンで投げ飛ばし、続けて投げっぱなしジャーマン、ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを狙う。ここは頓所がカットしたものの、児玉が場外に排除。最後はT−ボーンスープレックスで叩きつけ、ペガソから3カウントを奪ったのだった。

 試合後、マイクを握ったペガソ。「俺と頓所で全敗。情けないです。あと今年の頭から5番勝負やってて、まだ2戦しかやってなくてあと3戦残ってます。カズさん! 5番勝負、3戦目やらせてくださいよ」と5番勝負再開を訴えた。
 ここでカズが登場。「会社から与えられないとやらないのか? お前は何かやったか? チャンスを掴めよ。次の後楽園ホール、11月27日にずっとパートナーになってた時に話してた、お前がやりたい選手っていたじゃん? ちゃんと言ってあるから。次の後楽園ホールはヒート選手と5番勝負の続きをやって、そのあと掴み取っていい結果を残してください。がんばれ」
 再びマイクを握ったペガソ。「今年あと1カ月半ぐらいしか残ってないです。大晦日、頓所さんとドラゴンゲートの選手と闘います。でも、次の後楽園、ハヤシさんからいただいたチャンスをものにします」と宣言したのだった。

頓所&ペガソのコメント
ペガソ 今日でタッグリーグ終わって俺と頓所さんは全試合完敗だったかもしれない。でも、リング上で言った通り5番勝負終わってない。ハヤシさんが用意してくれたヒート選手。必ず何かを残して、お客さんの心に残る試合をします。
頓所 タッグリーグ0点。終わったことだからしょうがない。また一から、いやゼロからやり直して、またEnfants Terriblesの芦野&児玉と闘って、次は絶対に絶対に勝つ。

第六試合
「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019」公式戦Aブロック 30分1本勝負
    • 河野 真幸/TriggeR

    • アレハンドロ

    • T-Hawk

    • 入江 茂弘

  • 12分22秒
  • ケルベロス→片エビ固め

 タッグリーグのAブロック公式戦。1勝1敗の河野&アレハンドロが、全勝のT-Hawk&入江と激突。先発は河野と入江。巨体同士で真っ向からぶつかり合う。続いてはアレハンドロとT-Hawkが対峙。いきなりT-Hawkの逆水平チョップが炸裂するが、アレハンドロはすぐさまロープ越しのキックでやり返してティヘラ。場外にT-Hawkが出たところにトペ・コンヒーロだ。
 しかし、入江にボディスラムを仕掛けても持ち上がらない。逆に交通事故タックルを食らうと、T-Hawkのネックハンギングボムも被弾。さらに入江のヒップドロップ、ブレーンバスターでいためつけられてしまう。
 T-Hawkもロホでアレハンドロを捕獲。ここを脱したアレハンドロは入江たちにいたぶられながらもチャンスを伺い、コーナーで反転してのドロップキックで反撃。タッチを受けた河野が入江にジャンピングニーアタック。さらにドラゴンスクリューから足4の字固めだ。
 リング中央で悶絶する入江。なんとか這いつくばりながらロープエスケープだ。タッチを受けたT-Hawkが反撃に出るが、河野は入江と2人まとめてブレーンバスターで投げ飛ばす。そしてアレハンドロもESO ES TODOを決めると、アレハンドロがヒャッホーイを炸裂させる。
 しかし、T-Hawkはスーパーヒャッホーイを自爆させると、BTボム。アレハンドロもウラカン・ラナで切り返すが、T-Hawkは主導権を譲らない。入江が河野にトペ・スイシーダを食らわせると、ロープにもたれかかったアレハンドロにもキャノンボールを食らわせる。
 さらにT-Hawkがリバースパワースラム、ナイトライドでアレハンドロに攻め込み、最後はケルベロスでトドメを刺したのだった。これでT-Hawk&入江は全勝での決勝進出が決定。芦野&児玉は決勝進出を阻まれてしまった。

 試合後、決勝進出の望みが絶たれた芦野と児玉がベルトを持って登場。タイトルマッチでのリベンジを宣言すると、T-Hawkもそれを受諾し優勝を誓った。
 T-Hawk&入江が去ったあと、残った芦野は再びマイクを持つ。
「昨日、ある男から電話がかかってきた。黒潮“イケメン”二郎。イケメンが俺とタッグを組みたいと言っていた。見たいですか? 裕輔には非常に申し訳なく思います。まあまあタッグチャンピオンだから何があっても大丈夫。イケメンと組んでもいいですか? 俺とイケメン、ずっとやり合ってきました。多分、組むことはこれが最初で最後です。あいつも来年からアメリカに行くって言っているし、俺とイケメンで組めばおもしろいものを作り出せる。W-1にはふさわしい相手を用意してほしいと思っています。必ずいい相手を用意してくれると思っています」

 芦野は出戻り参戦の決まったイケメンとのタッグ結成を宣言した。するとそこに近藤が登場。「おもしろいな、俺とCIMAじゃ不服か? 強権発動だ。お前とイケメンが組んで、俺とCIMA、決定だ!」と副社長としての強権を発動し、11.27後楽園大会での芦野&イケメンvs近藤&CIMAのタッグマッチを勝手に発表したのだった。


芦野&児玉のコメント
芦野 タッグリーグは終わりました。クマ&レネに上がってきてほしいけど、あいつらに借りを返すのは俺たちしかいない。あいつらが勝ち上がってきてベルトをかけてやるのを楽しみにしています。あと昨日イケメンから電話がかかってきて組みてえと。あいつも組みたかったんだろう。俺もイヤじゃない。手の内、考え方、わかってるから。かなりおもしろい。相手はCIMAと近藤。凄えおもしろいもの見せるから、後楽園ホール、必ず来てください。

河野&アレハンドロのコメント
アレハンドロ 終わった……。
河野 まあ俺はリーグ戦の前から言ってた、リーグ戦が集大成だと思ってし、解散するぐらいの気持ちでって言ってるから、やっぱり一区切りだな。とりあえず凸凹コンビは今日で解散。ありがとな、アレハンドロ。じゃあ、次から新しい目標に変えて。
アレハンドロ まあ、結果負けて……。でも、僕にも考えてることがあるんで。

T-Hawk&入江のコメント
T-Hawk Aブロックも突破して、元チャンピオンチームですから油断しなかったんですけど、今こうやって組んでみて個人的な意見ですけど、タイミングとか連携とかあるだろうけど、一発でタイミングは合っているし、このまま普通に行けば優勝間違いないんじゃないかと思っています。あとはしっかり足元を見て油断大敵なんでね。常に背水の陣で、#STRONGHEARTSで世界を獲りにと思っているんで、誰が相手でも立ち向かって行きます。
入江 行きましょう、オス!

第七試合
「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019」公式戦Bブロック 30分1本勝負
    • 稲葉 大樹

    • 土肥 孝司

    • 羆嵐/Enfants Terribles

    • レネ・デュプリ

  • 14分11秒
  • レフェリーストップ

 タッグリーグBブロックの公式戦。両チームとも全勝でここまで来ているため、勝ったほうが決勝進出となる。ゴング前から乱闘が勃発し、試合はスタート。劣勢だった羆嵐たちもすぐに挽回。土肥をレネがレッグドロップで攻め立てる。土肥もショルダースルーでやり返して稲葉にタッチ。
 稲葉はドロップキックを連発するが、ブレーンバスターの体勢に入ったところで羆嵐がカット。レネのニードロップを被弾してしまう。さらにエルボーで反撃に出ても、羆嵐のフライングソーセージで遮断されコーナーに追い詰められてしまう。
 タッチを受けたレネはチョップを叩き込む。稲葉もエルボーで反撃に出るが、逆水平チョップ、ニードロップのお返しが待っている。さらに羆嵐が踏みつけ攻撃だ。そしてブレーンバスターの体勢に入った羆嵐。しかし、稲葉はこれを投げ返して土肥にタッチだ。
 土肥は羆嵐に串刺し式のラリアットを連発。続けてバックドロップで叩きつけると、逆水平チョップで追撃だ。しかし、羆嵐もバックフリップ、セントーンの連続技で反撃。そしてタッチを受けたレネがパイルドライバーの体勢に入る。
 しかし、土肥はこれをリバースして稲葉にタッチ。稲葉はエルボーで攻め立て、ジャンピングハイキック。さらにローリングセントーンアタック。そして土肥との連携でレネを攻め立てる。しかし、羆嵐がイス攻撃でこれをカット。ダイビングセントーンも投下する。
 それでも土肥はラリアットでやり返すと、稲葉もフライングショルダータックルで続く。ならばと羆嵐もラリアットだ。4人全員がダウン状態から立ち上がるとエルボー合戦。しかし、土肥と稲葉がロープに走ったところでレネがトラースキック、羆嵐がフライングソーセージを連続で発射。さらに合体式ネックブリーカーから、羆嵐の埼玉に乾杯!、レネのダイビングエルボードロップが連続で炸裂する。
 そして羆嵐とレネはトドメのG.F.Yの体勢に。稲葉がこれ防御すると、羆嵐はロープに走った稲葉をカウンターでポップアップ。そして、落下してきたところでレネのトラースキックが炸裂だ。ここで稲葉がヒザを押さえて悶絶。そのままリング上でうずくまり、レフェリーが確認して試合はレフェリーストップで終了となった。
 これで羆嵐&レネの決勝進出が決定となった。

羆嵐&レネのコメント
羆嵐 ナンバーワンタッグチーム!
レネ G! F! Y!
羆嵐 大晦日は友達と鍋パをして……。

土肥のコメント
「プロレスのルール知らない奴ばっかりだな! ゴング鳴る前からとかよ! まだまだこの悔しさはずっと思っているし。羆嵐、クソが! バカかあいつは!」

WRESTLE-1 OFFICIAL GUIDE