- 第一試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 5分57秒
- 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
試合前に才木がリングに登場。「現在、手術も無事に成功し、芸能活動も再開させていただいております、プロレスに関しては復帰時期は未定となります。久々にリングに上がって、選手として毎月見ていた景色が当たり前ではなくなったことを実感して悔しい気持ちもあるんですけど、今自分にできることを精一杯がんばっていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」と挨拶したのだった。
先発を買って出たのは本田。気合いを入れて児玉に挑む。まずはロックアップで組むとロープに押し込んでエルボー。さらにショルダータックルでふっ飛ばす。続いて土肥が出てくるとダブルのエルボーアタックとエルボードロップのツープラトン攻撃だ。
そして児玉をコーナーに追い詰めた本田。バックエルボーを食らわせるが、児玉もすぐさまドロップキックで反撃。タッチを受けた新井は本田を捕まえると、ロープで目をこすっていためつけていく。
続く児玉はセントーン・アトミコを投下。本田はタッチを受けた新井からリストを奪い返して反撃するが、新井は髪の毛を引っ張って引き倒す。そして続く児玉がフェースロックでお仕置きだ。
素早いタッチワークのEnfants Terriblesはまたも新井に交代。エルボーで反撃に出る本田をスリーパーで捕獲して絞め上げていく。しかし、本田も必死に逃れてエルボーで反撃。ようやく土肥にタッチをする。
土肥は新井をコーナーに投げ飛ばし、カットに入ってきた児玉にショルダースルー。新井もついでにショルダースルーで投げ飛ばすと、続けてショルダータックルをお見舞いだ。そしてブレーンバスターの体勢に入った土肥。
ここは児玉がカット。新井もチンクラッシャーを食らわせる。そして児玉がフライングフォアアーム。しかし、土肥がこれを避けると、本田が児玉と新井を2人まとめてタックルでふっ飛ばす。
そして児玉を場外に連れ出してエルボーで連打。その隙きに土肥はラリアット、垂直落下式ブレーンバスターを連続で繰り出して、新井から3カウントを奪ったのだった。
土肥&本田のコメント
土肥 俺と本田は大晦日、ドラゴンゲートとの対抗戦が組まれている。こんなところで負けてるわけにはいかねえからな。なんか意気込みはあるのか?
本田 今日は土肥さんのおかげもあって勝てたけど、次大晦日、ドラゴンゲートと対抗戦が組まれてます。その中で自分が一番目立って絶対に勝てるように、この勢いに乗って勝ちに行きたいと思います。
土肥 ダメだ。一番目立つのは土肥孝司だ。対抗戦と言ったら土肥孝司だ。
- 第二試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 9分6秒
- ジャーマンスープレックスホールド
先発は頓所と、#STRONGHEARTSからは初参戦となるアレックス。軽快な攻防を繰り広げるが、まずはアレックスが頓所を捕まえてフェースバスターだ。続いては岩石と今日はダブルヘッダーのリンダマンが対峙。
リンダマンはサミングで岩石を捕獲。しかし、岩石はなんとリンダマンの蹴り足をキャッチすると足の裏に頭突き。さらに頭突きから、リンダマンを倒して頭突きを投下する。一度はスカされるが、リンダマンの頭突きを逆にスカしてショルダータックル。そしてボディスラムだ。
ここで一にタッチしようとするが、一はリングから降りてタッチを受けない。代わりに出た頓所がリンダマンを捕まえ、岩石と共に攻め込んでいく。リンダマンも頭突きで反撃に出るが、頭の硬さでは敵わない。逆に岩石の頭突きに悶絶だ。
しかし、リンダマンは岩石と頓所の同士討ちを誘うと、岩石にドロップキック。しかし、すぐさま頓所が反撃に出ると、いきなり一が出てきて強引にタッチする。戸惑う頓所に今度は吉岡が襲いかかる。
吉岡は頓所と一の連携の乱れを突いてスイング式DDT。さらにアレックスが吉岡を飛び越えドロップキックを食らわせる。アレックスは吉岡の身体で前転して一にヘッドシザースで飛びつく技を披露。リンダマンもトペ・コンヒーロで続く。
さらに吉岡がキックで一をいためつけ、アレックスがその場飛びのシューティングスタープレス。そしてタッチを受けたリンダマンがジャーマンの体勢に入る。しかし、一は前方回転エビ固めで切り返し、さらにラ・マヒストラルで3カウントを狙う。
リンダマンがキックアウトすると頓所がミサイルキック、岩石がスピアーからのブレーンバスターで追撃だ。そして勝負を託された一。しかし、リンダマンは突進してくる一を避けると、吉岡がすかさず入ってきて脳天にドロップキック。さらにアレックスはコーナートップからシューティングスター式のダブルニードロップを一の背中に投下だ。
そしてリンダマンがフロッグスプラッシュで続くと、アレックスは場外に向かってリング内側のセカンドロープの反動を利用してのトルニージョを岩石たちに食らわせる。最後は孤立した一をリンダマンがジャーマンで仕留めたのだった。
吉岡のコメント
「リンダマンは次の試合があるからいねえけど、2試合中1試合で勝利。そして何よりアレックス・ゼイン! 凄えな!(と言ってアレックスとハイタッチ)」
頓所&一&岩石のコメント
一 床がひんやりして気持ちいい……。アレックス・ゼイン……。もうイヤだ……。
頓所 今日も勝てなかった。俺も少しずつ変わっていかなきゃいけないかもしれない。
岩石 一だけじゃない。いろんなことで何も言うことないよ。
- 第三試合
- パンテーラファミリー集結!スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 10分58秒
- 変形メキシカンストレッチ
引退するエル・パンテーラが最後の来日。息子のエル・イホ・デル・パンテーラ、その弟のパンテーラJr.とのトリオでカズ&MAZADA&アンディと闘う。まずはパンテーラがMAZADAを相手に軽快な動きを披露。続くパンテーラJr.もアンディを翻弄し、カズとMAZADAが出てきても素早い動きでかき回す。そして父パンテーラも回転エビ固めで回転しながらアンディを場外へ。
しかし、ここでMAZADAが登場。父パンテーラはMAZADAをアームドラッグで放り投げ、カズにはコーナーで逆立ち状態からのキック。さらにパンテーラJr.がトペ・スイシーダだ。続けて父パンテーラがメキシカンストレッチでアンディを捕まえると、パンテーラがトペ・アトミコを投下。
しかし、アンディもローリングクレイドルで反撃に出ると、コーナーからミサイルキック。そしてタッチを受けたカズがパンテーラを倒すと、上からパンチをボディに連発。続くMAZADAもサミングでパンテーラの反撃を断ち切り、ブレーンバスターへ。
しかし、これを踏ん張ったパンテーラはケブラドーラ・コンヒーロで反撃。そして父パンテーラフライングクロスチョップをお見舞いだ。しかし、MAZADAは倒れると見せかけて急所蹴りで悶絶させる。しかし、この窮地を息子たちが救うと、コーナーの間をくぐって矢のようなトペ・スイシーダ。さらに息子たちも同時に鉄柱越えのトペ・コンヒーロを炸裂させる。
そして、父パンテーラがMAZADAにシャイニング・ウィザード。ここはカズとアンディがカットするが、息子たちが押さえている間にMAZADAにメキシカンストレッチ。ギブアップを奪って勝利を飾ったのだった。
試合後、吉岡がリング上に登場。「今年のことは今年のうちに。3月に『CRUISER FES.』お前を破って優勝したのは俺だ。俺はいつでも挑戦できる権利をもらった。来月の12月26日の後楽園大会で俺が挑戦してやるよ」と挑戦を宣言だ。
パンテーラも「いいよ」と受諾。吉岡は「俺はもう一つ憶えてるぞ」と言っていきなり殴りつけてマスクを剥いでしまう。「アゴと鼻と前歯折られた借りを返さなきゃいけねえな。てめえのチャンピオンしてのプライドとメキシカンとしてのプライドをへし折っってやらいなといけないな」と吐き捨てて帰っていった。
カズ&アンディのコメント
カズ パンテーラが来てくれて新しい次のジェネレーションが出てきて凄えうれしいですね。パパのいいところ持っていて、新しいものを持っているから最高だね。ありがとうございました。
アンディ 今の自分がいるのはエル・パンテーラがいるからなんで。クルーザーのベルトは息子が持ってるけど、俺が取り返して、W-1を盛り返して、それがパンテーラさんへの恩返しなんで。これからの俺に期待してください。
吉岡のコメント
「リング上で言ったとおりだ。ずっと挑戦権を持ってたままだったけど挑戦してやる。俺は鼻、前歯、アゴを折られて欠場に追い込まれてるんだ。借りはきっちり返す。あいつのチャンピオンとしてのプライド、メキシカンとしてのプライドへし折ってやるからよ。覚悟しとけ」
パンテーラのコメント
「(日本語で)最初に凄いうれしかった。お父さんと弟でスペシャル。27年前、お父さんがユニバーサルプロレスで最初の試合、後楽園だから凄いうれしかった。今、3人でうれしかったですね。12月、後楽園、ディビジョン! おい吉岡! 鼻と歯は気をつけて!」
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 5分20秒
- スクールボーイ
緊急合体の征矢とリンダマンは歌いながらリングに登場。河野を追い詰め、征矢がワイルドボンバーを炸裂させる。リンダマンもワイルドボンバーで続き、さらに征矢はアレハンドロにデスバレーボム。リンダマンも一本背負いで叩きつけてから、ワイルドボンバーを発射だ。
これをアレハンドロが避けるが、リンダマンはすかさずスクールボーイ。アレハンドロから電光石火の3カウントを奪ったのだった。
試合後、なんと来場を予告していて大仁田厚が登場! 「おい、W-1さんよ×3! 俺の電流爆破を上げる勇気があるか!」と問いかける。これに対して征矢が、「何勝手にまたいでんだよ!」と応じると、「なんでまたいでんだって? お前ら2人だからだよ。長州の時は10人ぐらいいたから、今日はまたぎやすいんだよ。おい! おい! おい! おい! おい、お前! 誰かよ、12月31日、電流爆破に上がる勇気ある奴はいるか、おい!」と電流爆破デスマッチを要求だ。
これを聞いた征矢は、「12月31日、ちょうど征矢学、大森隆男、AKIRAの対戦相手Xなんですよ。邪道とか王道とかいろいろ道がありますけど、俺にはワイルドっていう道がありますんで」と受けて立つ構えだ。そして、「やってやるよ!」と宣言した。
大仁田も「よし、W-1の皆さん、決まりました!」と征矢の挑戦を受諾。大仁田が去ったのち、征矢とリンダマンは一緒に「ワイルドに行こうぜ!」を決めて締めくくったのだった。
大仁田のコメント
「ストリートファイト・テキサストルネード・バンクハウス・電流爆破デスマッチで決まりじゃ! ハッキリ言って武藤敬司とは兄弟みたいなもんじゃ。人工関節兄弟。たまたま殴り込んでくれっていうから紳士的に殴り込んだよ、俺は。凄い紳士的だったと思うよ。自分なりに紳士だと思ったもん。ということで、12月31日決まりました。申し訳ないですけど、僕に主導権があり、決定権があり、あとはW-1が誰を出してくるか。それで決まります」
征矢&リンダマンのコメント
征矢 とりあえず勝利で飾れたよ。それと大仁田厚、結局は武藤敬司目当てかもしれないけど、あのタイミングで現れたということは少しは俺に興味があったんじゃないですか? とにかくこの世には邪道、王道、極道っていろんな道がありますよ。俺はワイルドです。それを邪道・大仁田にぶつけてやるよ。ちなみに大森さんとAKIRAさんの了承は得なくていいです。なんだってやってやるって言ってたから、俺と同じ意志ですよ、だから大仁田厚、なんでもいいよ。俺は逃げも隠れもしない。
リンダマン 今日はなんだ!
征矢 とにかく近藤修司、CIMAに俺らの積年お恨み晴らしてないじゃないか!
リンダマン あれは嘘。俺は恨みなんてないから。確かに嘘ついたけど、今日楽しかったのは真実だけど、基本的に本当だよ。お前とは組まない!
征矢 一言CIMAと近藤に物申せ! 俺はやってやるからな! 逃げも隠れもしないぞ!
リンダマン 組まないよ!
- 第五試合
- ペガソ・イルミナル試練の5番勝負第3戦!スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
- 10分35秒
- HEATクラッチ
試合前に欠場中の稲葉、立花、加偉の3人が登場。まず加偉が「僕は8月の後楽園大会で怪我してしまって、今日まで欠場になりました。凄く悔しい思いをしましたが、来月の12月の大会から復帰します」と復帰を宣言した。
続いて立花も「俺はよ、今年の2月に腕の骨折から復帰して頂点に上り詰めるはずだった。タッグチャンピオンになって8月ここで防衛戦をやるはずだった。その首の怪我でよ、全部台無しになったよ。どん底まで落っこったよ。だけど、上がるだけじゃねえか? 俺が熱を生み出してやる。復帰戦、12月26日の後楽園、その相手はこいつしかいねえだろう?」とイケメンとのシングルを発表だ。
そして最後にマイクを握った稲葉。「ご心配をおかけしまして申し訳ありませんでした。12月の26日に復帰したいと思います。そしてその復帰戦を初防衛戦にしたいと思います。対戦相手は決まってないんですけど、このベルトとW-1と一緒に成長していきたいと思いますので、皆さん、応援よろしくお願いします!」とこちらは復帰戦と初防衛戦を約束した。
ペガソ5番勝負の第3戦。憧れていたというヒートが相手だ。試合はリストの奪い合いからスタート。ペガソはロープで回転してリストロックから逃れるとリープフロッグからドロップキックで先制だ。
しかし、ヒートはソバットでペガソの動きを止めると、そのまま場外に叩き出す。そしてニーリフトを連発。ブレーンバスターの体勢で抱え上げて前方に叩きつける。ペガソがリングに戻るとニードロップで脇腹をいためつけ、さらにニーリフトを連発。続けてニードロップを連続で投下して、ペガソを追い込んでいく。
しかし、ペガソはコーナーでカウンターのキックを食らわせると、前転式のフォアアーム。さらにドロップキックで追撃し、ヒートが状態に出たところでトペ・スイシーダだ。ペガソはヒートをリングに戻すとフェースクラッシャーを炸裂させる。
しかし、ヒートもすぐにドロップキックで反撃。そして突っ込んできたペガソにニーリフトを叩き込むと、フットスタンプを連続で投下する。ならばとペガソもエルボーで反撃。それに対してヒートはミドルキックを打ってくるが、蹴り足を掴んだペガソはヒートの体勢を入れ替えて背中にドロップキック。
さらにスワンダイブ式のフェースバスターを食らわせて、変形のみちのくドライバーの体勢に。ヒートがブレーンバスターで投げ返してくると後方に着地してドロップキック。改めて変形のみちのくドライバーでヒートをマットに串刺しだ。
そして、トドメのファイヤーバードスプラッシュを発射。しかし、ヒートはこれ剣山で迎撃。セカンドロープからダイビングフットスタンプを投下すると、今度はトップロープからのダイビングフットスタンプだ。
ペガソが避けるとすかさずハイキックを食らわせて反撃を許さない。そして、フィッシャーマンズバスターの体勢に入る。ペガソはこれをスモールパッケージで切り替えし、続けてホワイトホースで3カウントを狙う。さらにソバットを叩き込んだペガソ。
しかし、ロープに飛んだところでヒートはハイキックで迎撃。そのままペガソの腕をキャッチすると、HEATクラッチで3カウントを奪ったのだった。
ペガソのコメント
「5番勝負再開してまた結果は負けてしまっています。ヒート選手のような子どもたちが憧れるレスラーに僕もなります」
ヒートのコメント
「これからドンドン良くなっていくんじゃないですか? 今日のお客さんが見てどう感じたか? 5番勝負、俺とやってみてあと2つあるんでしょ? 何を感じて何を発信しようとしてるのか? W-1という団体でどういうことをしていこうとしているのかは彼次第です。クルーザーディビジョンは誰が持っているんですか? パンテーラ? 知らないな」
- 第六試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 15分17秒
- フランケンシュタイナー
全員がリングに揃うと、イケメンはコーナーで逆立ち。これをCIMA、近藤が順番にロープを蹴飛ばして邪魔をする。先発はイケメンとCIMA。イケメンはCIMAのタックルを食らっても立ち上がってポーズを決める。
ならばとCIMAは強引にイケメンを倒すと髪の毛を踏んづけて、立ち上がれないようにしてしまう。そして近藤とダブルのショルダータックル。続いて近藤はイケメンの髪の毛を掴んでの強引な投げ。
それに対してイケメンは近藤をコーナーで自爆させてハイキック。そして芦野にタッチだ。イケメンと芦野はトレイン攻撃を敢行。しかし、どちらが先に行くかで揉めてしまい、ここは不発に終わってしまった。
さらに芦野が近藤を捕まえてイケメンに攻撃を促すが、これが芦野に誤爆。逆に芦野のチョップもイケメンに誤爆し、またも揉めだしてしまった。その隙きに近藤が2人の髪の毛を掴んで引き倒す。しかし、イケメンと芦野はすぐさま立ち上がってダブルのドロップキックだ。
続いてイケメンはエプロンにいながら近藤にジャケットパンチを連発。そしてミサイルキックを発射するが、時間が経ちすぎて近藤にあっさりと避けられてしまう。そのイケメンを近藤が羽交い締め。そこにCIMAがチョップを食らわせる。
近藤とCIMAは順番にイケメンをいたぶっていく。近藤のブレーンバスター、ストンピングがイケメンを襲う。さらに近藤はイケメンをトップロープに叩きつけてCIMAにタッチ。CIMAもフットスタンプをイケメンの土手っ腹に炸裂させる。
続けてCIMAは関節技でイケメンの足をいためつけ、コーナーに追い込んでいく。だが、イケメンはCIMAのヴィーナスをかわすとミサイルキックで反撃。そしてタッチを受けた芦野が俵返しからエルボースマッシュだ。
芦野はアンクルロックにCIMAを捕獲。それを近藤がカットに入るが、イケメンも出てきて場外に排除する。その間に芦野はCIMAをもう一度捕まえてアンクルロック。さらにジャーマンを狙う。
だが、生還した近藤がCIMAの股をくぐってランサルセ。続けてCIMAがメテオラだ。しかし、これをイケメンがカットすると、芦野も近藤にジャーマンを食らわせる。ここで両陣営、イケメンと近藤に交代。
イケメンは近藤にジャケットパンチ、ヘッドシザースを食らわせ、トペ・コンヒーロも炸裂させる。さらにトップロープからスワントーンボムを発射。そして近藤をコーナーに乗せると、飛びつき式のフランケンシュタイナーを仕掛ける。
だが、近藤は踏ん張ってこれを阻止。パワーボムで叩きつけると、CIMAも入ってきてトレイン攻撃。CIMAのヴィーナス、近藤のアイコノクラズムが炸裂すると、CIMAがマッドスプラッシュだ。
そして近藤はトドメのキングコングラリアットへ。しかし、芦野がCIMAを突き飛ばして近藤に当てて阻止。その芦野をCIMAと近藤は排除すると、イケメンにもキングコングラリアット。続けてCIMAがトラースキックをイケメンに向けて発射。
しかし、これがついに近藤に誤爆。イケメンがすかさずフランケンシュタイナーを放って、3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握ったイケメン。「お前だけにはかっこいいところを見せたかったんだけど、立てねえ。とにかく今日はありがとう。そして、こんな無責任な俺と今日という日にタッグを組んでくれてありがとう」と言って、芦野と抱き合った。
芦野も「俺が練習生の頃からお世話になりましたよ。まあ、文体でタイトルマッチやった時、芦野vsイケメンでどれだけできるかって不安に思ったと思うけど、それを覆したと思うし、2人でW-1を引っ張ってきたという思いはめちゃくちゃ強い。だから今日タッグ組めてよかったです。アメリカ行っても、イケメンワールド全開でがんばってください」とエールを送ったのだった。
最後にマイクを再び握ったイケメンは、「これは寝言として聞いてくれ。お前はメンタルが弱い。溜め込んで爆発しそうになったら、俺はアメリカにいるから逃げてきてもいいよ。またどこかのリングで会おうよ」と再会を約束したのだった。
近藤のコメント
近藤 最後負けちゃったけど、まだ1試合やったぐらいじゃわかんない。あの人とは別に何も会話しない。でも、リング上ではもう一丁。タイミング合えば次、やってもおもしろいと思うよ。
※ここでイケメンが入ってくる。
イケメン ありがとうございました。
近藤 俺は何もしてあげてないんだよね。ちょっともったいなかったなと思って。でも、彼もレスラーとしての我が出てたし、それはそれで潰しちゃいけないし、それが個性となって生きていく。アドバイスは何もできないけど、人の声なんて聞かないし。ベテランの人、わかりやすく言うと武藤さんなんて我の塊じゃん。それが芽生えた時期だから。
イケメン 俺は聞いてましたよ。
近藤 嘘をつけ!(笑)。お前の師匠は誰だよ?
イケメン いっぱいいます。でも、俺はいろんな人の影響を受けたけど、凄いと思った人の言うことは全て聞いてたつもりでした。その人からこんな意見を聞けたらニヤニヤしますよね。
近藤 気持ち悪いな。師匠はTAJIRIさんだろ?
イケメン TAJIRIさんはレスラーにしてくれた人だけど、人間性は好きじゃないので(笑)。
近藤 スワンダイブの練習してアメリカ行けよ。
芦野&イケメンのコメント
イケメン 同じコーナーで久しぶりに俺の試合を見てダメだと思っただろう。
芦野 それも含めて黒潮“イケメン”二郎かな。これも彼の魅力かなって思いましたけど、アメリカはシビアだと思うんで、スワンダイブは気をつけてください。またその姿を見たいですからね。やり合ってきて、W-1からアメリカに行くっていうことが他のレスラーの活力にもなると思うし。俺たちもいいものを届けていけると思えるんで。
イケメン そこで俺も結果残すから、やることは変わんないんだよ。ただ、自分が凄くなりたい。それに尽きるじゃん。各々がそう思っていたらその団体は凄いことになる。俺は無責任だけどアメリカに行く。
芦野 まあ組むこと自体が想像できなかったんで。初めて組んで、彼の笑顔にする力というか、改めてわかりました。俺は俺のやり方で好きなように盛り上げていくんで、それが仕事かもしれないし、それはそん時の自分の心に従っていきたいなと思います。ただ、W-1を盛り上げるのは俺しかいないと思っているんで、真摯にプロレスに向き合ってがんばっていきたいと思います。
- 第七試合
- 『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019』優勝決定戦 時間無制限1本勝負
- 13分37秒
- ケルベロス→片エビ固め
『W-1 TAG LEAGUE 2019』決勝戦。乱闘で開始となったこの試合だが、羆嵐とレネは序盤からパワーで圧倒。レネのチョップ、バックエルボー、フィストドロップがT-Hawkを襲う。さらに羆嵐とダブルショルダータックルを食らわせると、ボディプレスとニードロップを同時発射だ。
続いて羆嵐はハンマーパンチをT-Hawkに叩き込む。T-Hawkもエルボーで反撃するが、これをボディスラムで断ち切るとセントーンを投下だ。続くレネも逆水平チョップ、ニードロップでT-Hawkをいたぶっていく。
さらに羆嵐の踏みつけ攻撃、しかし、T-Hawkもエルボーで反撃すると得意の逆水平チョップ。これにはさすがの羆嵐も胸を抑えて悶絶。その羆嵐をT-Hawkをブレーンバスターで投げ飛ばしてようやく入江にタッチだ。
入江は串刺し式ラリアットからボディスラムへ。ロープの反動を利用したボディプレスも投下する。しかし、羆嵐もラリアットで反撃。ここは両者相打ちとなると、今度は両者同時にフライングソーセージを発射して相打ちとなる珍しいシーンが生まれた。
ここで流れを掴んだのは#STRONGHEARTS。羆嵐を捕まえてT-Hawkの逆水平チョップ、入江のエルボーでいたぶっていく。だが、羆嵐は今度こそフライングソーセージを繰り出して、2人まとめて圧殺だ。
続けて串刺し式ラリアットを放った羆嵐はセカンドロープからのダイビングセントーンをT-Hawkに投下。そしてトップロープに上がってトドメのダイビングセントーンを発射した。しかし、T-Hawkはこれを避けて自爆させると、コーナーに追い込んで逆水平チョップ。入江がキャノンボールで追撃だ。
しかし、羆嵐もナイトライドを不発に終わらせるとラリアットで反撃。レネとの合体ネックブリーカーを決める。T-Hawkがチョップで反撃してくると、羆嵐がポップアップしてからのレネのトラースキック。同じ技を入江にも食らわせると、羆嵐はT-Hawkに埼玉に乾杯!を炸裂させる。
そしてレネがデュプリドライバーで続き、トドメのG.F.Yへ。しかし、T-Hawkは足で突き放してこれを逃れると、入江がビーストボンバー。間髪入れずにT-Hawkがレネにケルベロスを叩き込んで3カウントを奪ったのだった。
これで『W-1 TAG LEAGUE 2019』は#STRONGHEARTSのT-Hawk&入江組の優勝で終わった。試合後、T-Hawkはマイクを握り、「優勝したのはT-Hawk、入江だ!」と絶叫。「味方ながら天晴です。全てを獲りに行きますよね。優勝のその先、児玉と芦野が持っているベルト。入江さん、行きましょうよ!」とタッグ王座獲りを宣言した。
そこに芦野と児玉も姿を現す。入江もマイクを持つと、「こんな相棒いないですよね。#STRONGHEARTSのみんなで世界の全てを獲りに行きます」と宣言した。これを見ていた芦野はマイクを握ると、「まだ獲ってないもんあるだろう? このベルトだよ。所属のW-1、全員やられてるよ。俺もやられてるよ。来月、お前らを逆指名してやる」と、改めて防衛戦の相手にT-Hawk&入江を指名した。
一方、T-Hawkは「お前らは確かにいいタッグチームだよ。だけど、優勝したのは俺たちだぜ。来月、お前ら2人から引っ剥がして、奪ってやるからな」と言い放って立ち去ったのだった。
T-Hawk&入江のコメント
T-Hawk 入江さん、OWEのベルトも獲って、他団体のリーグ戦も昨日優勝して、全盛期の落合ばりの三冠ですよ。わかります?
入江 わかります。
T-Hawk 僕が今回のタッグリーグで一番刺激を受けたのは他の選手もありましたけど、入江茂弘というモチべーションになるパートナーがいましたので。世界を獲りにしっかりやっていきたいと思います。来月、余裕とは言わない。常に背水の陣なんで、その気持ちをしっかり中心に据えて、世界の全てを#STRONGHEARTS全員で獲りに行きます。
羆嵐&レネのコメント
羆嵐 最後、うまく分断されちゃって、俺たちのことよく研究しやがったな、T-Hawk。でも、俺とレネさんはこれで終わりじゃねえから。ネクストあるから。これからも続いていくからよ。今日で終わったと思うなよ、T-Hawk。俺のことは倒してないからな。またこの2人でやってやるから。
レネ グッジョブ! ネクスト・タイム、ミー&クマ! G.F.Y!
- 第〇試合
- シングルマッチ 15分1本勝負
- 5分1秒
- 逆エビ固め
大会開始前に第0試合として仁木vs馬場。まずはレスリングの攻防から仁木が馬場のリストを捕獲。さらにヘッドロックに移行して締め上げていく。馬場に突き放されるとショルダータックルで先制した仁木。
続けてボディスラムを仕掛けにいく。しかし、これをヒザ蹴りで防いだ馬場は逆にボディスラム。さらにミドルキックで攻め込んでいく。続けて馬場は仁木の背中にサッカーボールキックだ。
しかし、仁木も立ち上がってエルボーで反撃。馬場も応じてエルボー合戦になるが、仁木は張り手で一撃。ならばと馬場がミドルキックで応戦しロープに飛ぶと、ドロップキックをカウンターで炸裂させる。
そして串刺し式のエルボーアタックから再びボディスラムにチャレンジ。今度こそ持ち上げて叩きつけると、逆エビ固めに捕獲だ。ここは馬場もロープエスケープ。ならばと仁木はエルボーで追撃するが、ロープに走ったところで馬場がカウンターのハイキックで迎撃。
さらに馬場はバズソーキック、ファルコンアローの大技攻勢。最後は逆エビ固めで締め上げて、ギブアップを奪ったのだった。
仁木のコメント
「デビューして1カ月経つけど何も残せてない。だから今日第0試合だったんだと思います。次、12月後楽園、必ず本戦に出て、もっとお客さんにピールしていきたいと思います。ありがとうございました」
馬場のコメント
「第0試合だからって言ってたけど、デビューして結果は伴わなかったかもしれない。でも、結果が出てないからって何も得てないわけじゃない。まだまだ負けるわけにはいかないし、俺なんて後楽園何カ月ぶりだと思ってるんだ。第0試合でやれるだけめちゃくちゃ感謝してる。これからも後楽園に出させてください。ありがとうございました」