2020年3月大会

2020年3月1日(日)〜2020年3月31日(火)

20203.1(SUN)

「WRESTLE SOUL Vol.04 」3.1 東京・GENスポーツパレス(新宿区)大会
開催日:2020年3月1日
時間:17時30分開始/17時開場
場所:東京・GENスポーツパレス(新宿区) WRESTLE-1道場
住所:東京都新宿区百人町2丁目23-25
TEL:03-6452-6815
アクセス:
JR大久保駅 徒歩約5分

第一試合
シングルマッチ30分1本勝負
    • タナカ 岩石

  • 10分27秒
  • 払い腰→片エビ固め

 まずはグラウンドの攻防から試合はスタート。岩石がヘッドロックを獲ると、一はこれをロープに飛ばして突き放す。しかし、岩石はロープから返ってくるとショルダータックルで一撃だ。一はたまらず場外に逃亡。
 だが、リングに戻ると勢いよくエルボーで立ち向かう。岩石もこれに応じて、エルボー合戦を展開だ。ロープワークの攻防のあと、一は岩石の払い腰をスカしてエルボーアタックでダウンさせる。しかし、岩石はフォールに来た一を腕ひしぎに捕獲。一が脱出すると、ストンピングで追撃だ。
 一は岩石のバックドロップを一回転して着地してコンプリートショットで反撃。エルボーアタック、ドロップキック、ブレーンバスターで追撃していく。さらに中腰の岩石の首にレッグドロップ。続けてコンプリートショットだ。
 さらに岩石の払い腰をスイング式DDTで切り替えしてみせた一。しかし、岩石はすぐさまバックドロップで反撃。一を捕まえると腕ひしぎに捕獲する。さらに足取り式の腕ひしぎに移行した岩石。
 だが、一はこれもロープエスケープ。コーナーで突っ込んできた岩石を捕まえて丸め込んで慌てさせる。しかし、岩石はスピアーをかまして、すぐさま流れを変える。その岩石に対して一はヘッドバット。さらにオーバーヘッドキックを炸裂させる。
 続けてラリアットを放った一は、新技の垂直落下式のコンプリートショットで叩きつけてから、必殺のクチナシへ。しかし、これを回避した岩石。一はすぐさま延髄斬りを放つが、岩石は一が突っ込んできたところをカウンターの払い腰。3カウントを奪い、勝利をあげた。

岩石のコメント
「この道場に思い出がいっぱいです。話せって言われても話しきれないぐらい。総合学院から始まってACEからW-1に入って、思い出はいっぱいある。今日で道場での試合は最後ですけど、W-1はまだ残ってるから。試合もあるから。目の前のことを一個一個やっていかないと、先なんて見れない。俺は俺を信じてる。まだまだ走りますよ!」

一のコメント
「岩石とあんまり試合でも絡んだことがなくて、シングルでも初で、この道場で練習もしてきたし、ACEっていう大会で組んで闘ったこともあったし、今日道場で最後の試合と思うと、ちょっと寂しいですね。でも、今日みたいに岩石が真っ直ぐだったら、俺もまっすぐいけたんで。真っ直ぐな俺はこの道場で育ったし、ふざけたのもこの道場で育った俺だし、いろなものを育てていただきました。まだW-1の闘いがあるので、これからも怪我なく、がんばっていきたいと思います」

第二試合
シングルマッチ30分1本勝負
    • 馬場 拓海

    • 北村 彰基

  • 11分19秒
  • スモールパッケージホールド

 プロレス総合学院4期生同士、2度目の一騎打ち。序盤から激しく顔面を張り合う2人。まずは北村がスリーパーで捕獲する。さらに北村は逆水平チョップで追撃すると、串刺し式のエルボーアタックだ。
 北村はヒップトスで投げてからキャメルクラッチ。続けてボディスラムから逆エビ固めだ。これをロープエスケープした馬場はドロップキックで反撃。バックエルボーを連発すると、北村をコーナーで自爆させて延髄に蹴りを叩き込む。
 そしてファルコンアローを放った馬場。しかし、これをキックアウトした北村はスクールボーイで馬場を転がすとドロップキックで顔面に一撃。フィッシャーマンズスープレックスを披露してみせた。
 しかし、馬場もこれを返すと、北村の腕をクラッチしてのラリアット。さらに得意のミサイルキックで追撃する。ならばと北村はスピアーで反撃。ファイヤーマンズキャリーで抱えあげてから叩きつける。
 それでも退かない馬場はエルボーで反撃。エルボー合戦を制すると北村をダウンさせて、ファイヤーマンズキャリーで抱え上げる。しかし、北村はこれをスクールボーイで切り返し、続けて逆さ押さえ込みだ。
 これを全てしのいだ馬場はトラースキックで一撃。そしてブレーンバスターの体勢に入る。しかし、北村はこれをスモールパッケージホールドで切り返し、3カウントを奪ったのだった。

 試合後、岩石が登場。北村の前に立ちはだかる。北村の手を払い除けた岩石。北村も岩石の顔面を張り飛ばす。2人はにらみ合い、火花を散らしてリングを降りたのだった。

馬場のコメント
馬場 北村! 北村! 北村! 最後、丸め込み。ダブルヘッダーで疲れていて、こんなことしかできなかったのかな? 俺は終わりだと思ってないよ。不完全燃焼だよ。もっとお互いがぶっ倒れるまで、どちらかがスリー獲られるまでやろうぜ。あと、W-1、僕はこれが最後かもしれないので、ここに呼んでくれた加偉くん、今までお世話になったスタッフの皆様、今までありがとうございました。

北村&岩石のコメント
北村 今日、昼は自分の興行からのダブルヘッダーで試合をさせていただいたんですけど、呼んでいただいてうれしかったです。僕は前回もタナカ岩石選手とリング上で張り合ったし、でも、まだW-1には僕たちの終わってねえんだっていう闘いがまだ通じてない。そこが僕の課題だと思っています。タナカ岩石と一騎打ち。もう一回タッグマッチでもいい。シングルマッチでもいい。当ててくれませんかね? SNSで北村彰基、岩崎永遠と名前出しているんだ。もう一回、タナカ岩石とやらせてください。
※ここで岩石が登場
岩石 言ったな? やれよ! 男に二言はねえからな。
北村 ZERO1に泥をつけたんだ。それがどれだけ罪深いことか、どれだけ悔しいことか。俺があんたから獲ってみせるからな。

第三試合
シングルマッチ30分1本勝負
    • 本田 竜輝

    • 稲葉 大樹

  • 12分2秒
  • 極反り卍固め

先輩の稲葉に果敢に挑む本田。ヒップトスで稲葉を叩きつけるとボディスラムも炸裂させる。しかし、もう一発放とうとしたところで稲葉が後方に着地。スリーパーに切り返す。これで形勢を変えた稲葉はボディスラムから厳しいストンピング。さらに顔面ウォッシュを連発だ。
 そしてキャメルクラッチに捕らえた稲葉。これをロープエスケープした本田はカウンターのボディスラムで反撃。串刺し式のエルボーアタックを放ち、続けてノーザンライトスープレックスだ。
 そしてブレーンバスターの体勢に入った本田。だが、稲葉はこれをこらえてフライングショルダータックル。串刺し式エルボーアタック、キャノンボールを放っていく。だが、これを返した本田はエルボーで反撃。稲葉も受け止めて強烈なエルボーで返していく。
 しかし、本田は稲葉のフィッシャーマンズバスターもしのぐと、再びエルボー。稲葉のブレーンバスターを逆にブレーンバスターで投げ飛ばすとスライディングDを発射だ。しかし、稲葉も続く本田のジャーマンを許さず。延髄斬りを炸裂させると、投げっぱなしのジャーマンだ。
 そして、ラリアット、ブルーサンダー、ダイビングヘッドバットを連続で放つと、卍固め。ここは本田も逃げたものの、再び捕まり極反り卍固めでついにギブアップ。健闘むなしく、稲葉の前に涙を飲んだ。

稲葉のコメント
「今回『WRESTLE SOUL』には2回目ですけど、本戦でも一回もやったことのない本田とのシングルマッチ。やればできるじゃないですか。いつも元気ない感じですけど、今日やったみたいにドンドン気持ちを前に出せば、身体はあるんだからすぐ良くなりますよ。もっと元気出して。会社はああいう結果が出ましたけど,レスラー人生は続くんで。僕も本田もいろんな形で、いろんな道でがんばっていければと思います。今日は『WRESTLE SOUL』に出られてよかったです」

本田のコメント
「今日、前王者の稲葉さんと当たる機会があって、自分に何が足りなかったのかわかったようが気がします。自分が元気を出すこと。元気しかないよねって言われるぐらい元気出したいです。4月1日でラストで終わっちゃうけど、それまでに1勝を上げたいと思います。自分はまだまだこれからなので、ドンドン練習して勝ちに行きたいと思います」

第四試合
タッグマッチ30分1本勝負
    • 頓所 隼

    • ペガソ・イルミナル

    • 立花 誠吾

    • 仁木 琢郎

  • 19分57秒
  • トンペガドライバー→片エビ固め

 まずは同期の頓所と立花で試合はスタート。腕の獲り合いやバックの奪い合い、さらにアームドラッグで投げ合ったりとじっくりとした攻防を繰り広げる。その流れから、頓所が足払い。倒れた立花の顔面にドロップキックを叩き込む。 
 続いてはペガソと仁木のマッチアップ。仁木はロックアップからペガソをロープに押し込むとチョップで一撃。ペガソの動きについていき、エルボーアタックでダウンを奪ってみせる。ここでタッチを受けた立花はヘッドロックからストンピング。そして再び仁木とタッチをすると、ダブルのバックエルボーだ。
 続いて仁木がブレーンバスターの体勢に。これを踏ん張ったペガソはロープに走った仁木をソバットで迎え撃つ。そして立花を場外に追いやると、頓所にタッチだ。頓所はケブラドーラ・コンヒーロ。さらにペガソと連携攻撃を決めると、ペガソがクロスフェースで仁木を締め上げる。
 頓所とペガソの代わる代わるの厳しい攻撃にさらされた仁木だったが、渾身のドロップキックを頓所にぶち込んでようやく立花にタッチだ。代わった立花は頓所にショルダースルーを食らわせて、マンハッタンドロップ。さらにバックドロップで追撃だ。
 しかし、コーナーで自爆させられると頓所の延髄斬りを被弾。続くペガソの前転式フォアアーム、ショットガンドロップキックを連続で食らってしまう。それでもスワンダイブ式のフォアアームを受け止めると武者返しで反撃。
 そしてタッチを受けた仁木がエルボーで攻め込んでいく。しかし、すぐさま頓所が救出に入る。それで仁木はトレイン攻撃をかわしてペガソにスピアー。頓所にもボディスラムだ。そしてペガソにバックドロップ。
 ペガソが踏ん張ると立花がエルボーでアシストし、見事にぶん投げる。そして立花のエルボー連打からサイドウォークスラム。さらに初公開となるスワンダイブ式ミサイルキックを決めると、逆エビ固めでペガソにギブアップを迫る。
 しかし、これをロープエスケープしたペガソはニーアタックで反撃。すかさず頓所もドロップキックで追撃し、合体技のペガトンバスターだ。さらに連携攻撃を決めた頓所とペガソ。頓所が仁木を持ち上げたところに、ペガソがダイビングフットスタンプだ。
 そして頓所が逆エビ固め。立花が救出に入るが、頓所もクラッチを外さない。そこにペガソが登場。ドロップキックで立花を場外に排除する。ならばと仁木は自力でロープエスケープ。リングに戻ってきた立花が1人で頓所とペガソに立ち向かうが、2人はダブルソバットとダブルトラースキックでこれを排除。最後は頓所とペガソがトンペガドライバーを決めて、仁木から3カウントを奪ったのだった。

頓所&ペガソのコメント
ペガソ 『WRESTLE SOUL』の前にああいう発表があって、多分みんな困惑していると思うし、どうしていいかわらないけど、俺らに今できること、残っている試合を全力で行なって、来てるお客様を楽しませる。それだけ。俺はそれを胸に、残りの試合に挑みます。
頓所 昨日ね、凄い今後に関わるニュースがW-1から発表されて、いろいろそれ以外にもきついことつらいことあるけど、残りの試合、全力で突っ走っていきます。

立花&仁木のコメント
立花 最後の道場マッチで、こいつががんばるっていう。プロレス界の未来だからよ。この坊主や今メインに立ってる坊主も、今日はよかったんじゃないの? あえて助けに入らないところはあったけど。それと休止が発表されたけど、できねえことも残りの1カ月でできるようになって、残り少ねえけど、大会を見に来る客に心に残るプロレスを俺はしてやるから、見とけよ、舎弟共、ああ〜ん?
仁木 ザ・未来のお二人よりも僕のほうが未来だってずっと言ってましたけど,やっぱりとても大きい壁でした。あと、昨日ああいう発表があって、もっともっとこのW-1でプロレスがやっていきたかったですけど、あと残り数試合、全力で突っ走っていきます。以上です。

第五試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • 藤村 加偉

    • 羆嵐/Enfants Terribles

  • 15分34秒
  • ダイビングセントーン→体固め

 開始早々から攻め込む加偉。場外に出ても羆嵐を客席に放り込む力強さを見せる。そして、リング上からプランチャを発射。だが、羆嵐はこれを受け止めると、硬い床にボディスラム。さらに羆嵐はセコンドの本田にもボディスラムを食らわせる暴挙を働く。
 怒りの羆嵐は岩石も鉄柱に叩きつけ、加偉は反対側のコーナーに連行すると客席に放り投げる。カウントアウトギリギリで生還した加偉はなんとかエルボーで立ち向かうが、羆嵐は余裕で受け止めてボディスラム。さらにコーナーに叩きつけていく。
 逆水平チョップで反撃に出た加偉を、同じ逆水平チョップ一発で蹴散らした羆嵐は逆エビ固め。加偉がロープエスケープすると、ヒップトスで叩きつけて仁王立ちだ。加偉もエルボーを連打して食らいつく。
 だが、羆嵐の余裕は崩れない。あえて加偉に走らせ、ランニングエルボーを受け止める。そしてエルボー一発で殴り倒した羆嵐。ならばと加偉はワンツーエルボーを放つが、ロープに飛んだところでフライングソーセージを被弾してしまう。
 そして羆嵐は串刺し式のラリアットからセカンドロープからのダイビングセントーン。ここは加偉もキックアウト。その加偉に今度は埼玉に乾杯!を仕掛けた羆嵐。加偉はこれを逃れるとドロップキックを連発。コーナーで羆嵐を自爆させると顔面に炸裂させ、さらに低空のドロップキックで顔面を撃ち抜いてみせた。
 そしてミサイルキックから逆エビ固めに捕獲した加偉。しかし、ギブアップは奪えない。ならあとブレーンバスターを仕掛けた加偉。羆嵐が持ち上がらないと、スクールボーイ、逆さ押さえ込み、スモールパッケージホールドで3カウントを狙う。
 だが、これをしのいだ羆嵐はラリアットで迎撃。改めて埼玉に乾杯!で叩きつけると、最後はトップロープからのダイビングセントーンを発射。粘る加偉を圧殺し、貫禄の勝利を上げた。

 試合後、マイクを握った加偉は、来場者に感謝の言葉を述べるとともに、「思いっきり負けましたけど、羆嵐を選んで間違いじゃなかったです」とメインの感想をコメント。そして、締めを立花に託す。
 立花は、「最後の道場マッチになるかもしれないってことで、いつも以上に全力で闘ったし、仁木もがんばったし、加偉もがんばった。ありがとうございました。休止はあくまで、休止だよ。だから、また必ず俺たち、今いる奴らはプロレス界で生き延びて、もっと強くなって、いい試合するからよ。その時は舎弟共、見に来いよ、ああ〜ん?」と締めくくったのだった。

羆嵐のコメント
「今日も一丁上がりだな。おい、藤村加偉よ、成長したな。春日部かな? 8人タッグマッチか6人タッグマッチでやったけど成長したな。普通だったら、本田とか仁木だったら心が折れてたかもしれないけど、心が折れなかった。いろいろ騒いでいるけど、まだ終わってねえからよ。終わってからじゃねえとしゃべれねえだろう。辛気臭いというか、Twitterとかでお世話になりましたかつぶやいている奴がいたけど、まだ終わってねえじゃん。4月1日に言やあいいんだよ。今日も俺は全力で闘ったよ。藤村加偉、成長したな。あいつならどこでもやっていけるんじゃない? 俺の顔面に何発もいいドロップキックやれる奴はいねえよ。まあ、そんなところかな? あと大田区、コロナで騒がれてるけど、俺はどんな状況になっても岡林裕二をぶっ倒すよ。日本一、世界一のパワーファイターの名前をもらうからよ。サイラスを倒していい感じで調子に乗ってんだよ。俺は止められねえぞ。この勢いのまま、岡林裕二を倒す」

加偉のコメント
「まず今日、世間もイベントとか中止とかそういう時にW-1もこういう状況の時に、多くの人が道場に駆けつけていただいたことに感謝で一杯になりました。ありがとうございました。僕はメインイベントで羆嵐と闘ったんですけど、ボロボロにやられてはしまいましたけど、羆嵐を指名して間違いじゃなかったなって。この悔しさを糧に大きくなっていこうと思うことができました。W-1としてはあと1カ月ですけど、自分にできることは全力でリングに上がり続けることだと思うので、W-1の藤村加偉をよろしくお願いします」

WRESTLE-1 OFFICIAL GUIDE