- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分26秒
- ソルティクラッチ
序盤から果敢に攻める佐藤。ロープブレイクからエルボーを打ち、先制打を放った。しかし、三富は髪の毛を掴んだ攻撃から、エルボーアタック、フットスタンプで佐藤に反撃。さらにボディシザーズで佐藤の腹を攻め立て、逆エビ固めに捕らえてギブアップを狙う。ここをなんとか逃れた佐藤はエルボーの連打で反撃開始。アバランシュホールド、フライングソーセージで三富に追撃だ。しかし、バックを獲られた三富も回転エビ固めで切り返し、マンハッタンドロップ、チンクラッシャー、DDTの素早いコンビネーションをお見舞い。最後は得意のソルティクラッチで勝利を奪った。
三富のコメント
「ACEと佐藤は全然違うね。W-1の練習生になって生え抜きでやっていきたいという気持ちは届いた。彼もまたプロレスをもってして幸福になりたい一人なんですよね。というわけで僕の大一番は明日だから。みんなUWA、獲れないと思っているでしょ? そんなことない。みんな冷静になって。俺の闘いはこれから」
佐藤のコメント
「自分の実力のなさを感じます。このシリーズ、シングル4連戦い組まれているんで、明日はデビュー戦の相手の一さんなんですけど、最後に芦野さんとシングルマッチをやらせてもらうんで胸を借りて頑張りたいと思います」
- 第二試合
- WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分25秒
- フロントクラッシュ→片エビ固め
先発は10.11後楽園大会でタイトルマッチが組まれている吉岡と頓所。頓所がエルボーで攻めれば、吉岡も厳しいキックでお返しと早くも火花を散らし始めた。試合中盤も吉岡と頓所のマッチアップ。頓所のスイング式DDTをスカした吉岡は、串刺し式ニーアタック、さらに顔面にドロップキックをぶち込むなど、厳しい攻めを緩めない。しかし、頓所も意地で反撃。味方のアンディ&皇のアシストでトレイン攻撃からスイング式DDTも決めてみせる。皇も頓所に負けじと進に串刺し式ドロップキックからミサイルキックを発射。さらにエルボーで攻め立てていく。しかし、進が強烈なトラースキックで形勢逆転。バズソーキックからフロントクラッシュで皇から3カウントを奪った。試合後、ドランク・アンディがアンディをまたも急襲! 大の字に寝転がるアンディを尻目にドランクは引き上げていった。
吉岡&進のコメント
吉岡 チャレンジャー、元気ねえな。見込み違いか? もっと元気出せ! ガッチリ来い!
進 壮馬選手、久しぶりにやったけどどんどん強くなって、成長を感じられるので凄い楽しいです。またやりましょう。
吉岡 進さんとやったほうが何百倍も楽しいよ。
頓所のコメント
「今日負けてチャンピオンの凄さを実感ました。スピード、パワーあったけど、タイトルマッチまで時間があるから、俺もパワーとスピード、それ以上のものを身につけて、チャンピンに挑む」
- 第三試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分26秒
- コブラクラッチ
序盤からジェイクのエルボーに対して岩石は頭突きで対抗。ダブルアームスープレックスをきっちりと投げきり、試合を優位に進めていく。しかし、ジェイクもバックエルボーアタックから反撃開始。逆水平チョップで岩石を傷めつけていく。さらにジェイクは首筋にエルボースタンプを連打。岩石の頭突きによる反撃も断ち切り、強烈なバックブリーカー。最後はコブラクラッチで岩石からタップアウトを奪った。
岩石のコメント
「UWA獲られて黒星が続いてるけど、ジェイクにもう一回今日の借りは返すよ。まだまだこれからだ。やられてやられて落ちて落ちて、そっから這い上がるのがタナカ岩石だ」
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 10分49秒
- スクールボーイ
酔っ払ってるかのようにフラフラのドランク。試合前、トップロープを飛び越えようとしたが、フラフラと着地に失敗してしまった。対戦相手の征矢からは「酒臭えな!」と怒鳴られる始末だ。一方、地元・広島のレイパロマは腰振りながら、代わった立花を挑発。立花もうんこ座りで「ああ?」と睨みつける。そのうち2人の距離が接近し、立花はレイパロマの股間に顔を直撃され悶絶するハメに陥った。その後、ドランクと征矢が再び対峙。征矢には弱々しい態度を見せ、手を握られただけでギブアップするかのような素振りを見せる。しかし、レイパロマが出てくるといきなり戦闘モード。荒々しく殴りつけていく。それを見た征矢がすぐにアシスト。レイパロマはドランクをインディアンデスロックに捕獲し、腰を振りながら攻め立てていく。一度は場外に落とされたレイパロマだが、「この酔っぱらい!」と叫びながら串刺し式ラリアット。さらにパロマボンバーを炸裂させる。征矢も腰を振りながらネックブリーカー、さらにカットに入ってきた立花もまとめて逆エビ固めに極めてみせる。これが逃げられると、征矢は立花を捕まえて、そこにレイパロマが腰振りながらボディアタックを発射。続けて征矢も立花をデスバレーボムで叩きつけた。ところが、ロープに走ったところをドランクが足を引っ張り妨害。さらにドランクが酒の入ったひょうたんを持ってリングに入り、レフェリーの気がそれた瞬間に立花が竹刀で征矢を一撃! 立花がスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。試合後、暴行を受ける征矢を救出するため、今度はアンディが登場。ドランクと睨み合い、遺恨を深めていた。
立花&ドランクのコメント
立花 勝ったぞ! 勝ったぞ! ああん?
征矢&レイパロマのコメント
征矢 パロマ様との初タッグが台無しじゃねえかよ! 次の広島大会でやりましょう! 本名は何だ?
レイパロマ 憶えておけよ! 次郎だよ! 俺は次郎だよ!
征矢 W-1でもう一回広島に来たら盛り上げるぜ!
- 第五試合
- WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 公式戦 Aブロック 30分1本勝負
- 14分1秒
- 極反り卍固め
序盤、ペースを掴んだのは稲葉&イケメン。イケメンのテンションの高い闘いぶりにつられて、稲葉も合体技を決めたあと、楽しく飛び跳ねたりしていた。一方、愚連隊もイケメンのアラビアンプレスをMAZADAが剣山で迎撃して逆転。代わった論外がメキシカンストレッチでイケメンを攻め立てていく。さらに素早い連続攻撃でイケメンを捕獲。鉄柱でイケメンの股間を強打し、一気にペースを握って見せる。急所に攻撃を食らい続けたイケメンだが、ドロップキックでようやくローンバトルから脱出。代わった稲葉が一気呵成に攻め込んでいくが、稲葉もMAZADAの下からの急所攻撃の餌食に。だが、稲葉はMAZADAのブレーンバスターを逆に投げ返すと、ダイビングヘッドバットで追撃。そして、卍固めを仕掛ける。だが、MAZADAはこれを極めさせずにマンハッタンドロップ。論外が入ってきてダブルのフェイスバスターを決めると、論外がシャイニングウィザードだ。それでも稲葉とイケメンはトレイン攻撃からのダブルのブレーンバスターを決めて、2人は対角線のコーナーに上る。しかし、イケメンのムーンサルトを論外が剣山で迎撃。稲葉もMAZADAに妨害されてしまう。それでも稲葉は論外を捕獲し、イケメンがMAZADAを場外で食い止めている間に極反り卍固めで勝利を奪った。
稲葉&イケメンのコメント
稲葉 なんとか勝ちましたね。
イケメン 痛い……。何回急所やられた? 俺、5回。愚連隊はキャリアがあるから許されちゃうからね。チクショウ、神林のクソ野郎め!
論外のコメント
「タッグリーグは開幕戦、勢いあったりして勝つと上がれないじゃない? べつに気持ちが入ってないとかさ、そういうことじゃなくて。タッグリーグ戦あるあるだよね。初戦を勝つところは上にいけないって。もうちょい意味あるタッグリーグだったらいいかなって。正直東京愚連隊は出なくてよかったんじゃないかって。次、どこ? リーグ戦の組みさえわかってないよ。明日、246か。そういうカードは後楽園ホールでやってもいいんじゃないの? 明日の客はラッキーだね。権力者vs愚連隊だから。初戦負けたほうがあとあと楽だよね。俺たちはキャリアが違う、みんなと」
- 第六試合
- WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 公式戦 Bブロック 30分1本勝負
- 11分7秒
- ランニングニー→片エビ固め
芦野&児玉のセコンドについた立花&ドランクが当然の如く試合に介入。芦野&児玉を有利に導く。これで伊藤が芦野に捕まってしまう。芦野はレフェリーの目を盗んで立花を使って竹刀攻撃をさせる。伊藤もエルボーやパワースラムで反撃するも、ローンバトルを強いられてしまう。そんな中、伊藤も芦野の挑発に応えるように、キックの連打から膝蹴りを叩き込んで脱出。代わった河野がニーリフト、バックドロップを連発して芦野を追い込んでいく。だが、芦野は河野がジャンピングニーアタックを放ったあと背中を見せた隙にスープレックス。ここで児玉も入ってきて河野を攻め立てるが、伊藤が先程のお返しとばかりにカット。立花&ドランクもラリアットで蹴散らすと、芦野もジャーマンスープレックスで投げ飛ばし、河野とダブルのチョークスラムを児玉に決める。これで児玉に狙いを絞った河野&伊藤。伊藤が水面蹴りで児玉を倒したところに、河野がすかさずランニングニーを決めて、3カウントを奪った。
河野&伊藤のコメント
河野 まず一つ目。
伊藤 まず1勝ですね。次は246を。
河野 お前もよくわからないのに絡まれているな(笑)。
伊藤 神戸で決着付けて、決勝で246を。
芦野&児玉のコメント
芦野 タッグ向いてない。頭痛いもん。頭痛くなっちゃうよ。タッグに関してはね、明るい未来が見えません。そういうことでしょ。
児玉 です。
芦野 俺らやっぱり個々の。今日のまあ進撃の何? フェロモン。河野さんは相変わらず強かった。あとのドドリアみたいな奴はなんとも思わなかったけど。
- 第七試合
- WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 公式戦 Aブロック 30分1本勝負
- 14分52秒
- ウラカン・ラナ
序盤から246は熊ゴローを豚呼ばわりして、挑発。司令塔の土肥を孤立させて攻め立てる。熊ゴローはコーナーにいても近藤に襲撃されるなど、まったくリングに入ることができない状態が続いた。なかなか246の包囲網から逃げられない土肥だったが、スパインバスターを近藤に放ってようやく自力で脱出。代わった熊ゴローは気合満点でセントーンを決めると、続けてセカンドロープからもセントーンを放つ。これは自爆に終わったが、近藤と気合いの入ったエルボー合戦を展開。だが、すぐにカズがアシストで入ってきて、高速の攪乱戦法だ。それでも熊ゴローは怪力でカズを捕獲。そのままスピンして近藤も蹴散らしてしまう。だが、すぐに246も立て直し、近藤が熊ゴローにセントーン。4者が入り乱れる展開の中、土肥がボディスラムを連発して246の勢いを止める。そして、トレイン攻撃を敢行。スタミナ不足の熊ゴローごとカズに串刺し式ラリアットを決めて、主導権を握っていく。さらに土肥熊はサンドイッチラリアットをカズに炸裂させ、近藤にはダブルのショルダータックルからセントーンとギロチンの合体技だ。さらに土肥がコーナーに上がってファイヤーマンズキャリーでカズを抱え上げると、熊ゴローがその状態の土肥を肩車。そのまま倒れ込むという荒技を見せた。ここ近藤がカットに入ってくるも、土肥熊は主導権を譲らない。カズのウラカン・ラナを土肥はそのままパワーボムで叩きつけてみせる。万事休すかと思われた246だが、カズはまだまだ沈まない。土肥のラリアットをキックで迎撃すると、すかさず近藤が入ってきて攪乱戦法。熊ゴローが惑わされる土肥の救出に入るが、すぐに近藤がラリアットでなぎ倒し、最後はカズが土肥をウラカン・ラナで3カウントを奪った。
カズ&近藤のコメント
カズ 前チャンピオン倒して、初戦飾ることができてよかったです。きついっすわ。
近藤 前タッグ王者に2タテしてんだよ。あいつら沈む一方じゃん。仲がいいのか悪いのか知らねえけど、解散したほうがいいんじゃねえ? タッグってそういうもんじゃねえから。このリーグ戦でわかるよ。
土肥&熊ゴローのコメント
熊ゴロー なんだったんだ、最後は? わかんなかった。なんだったんだ?
土肥 246のタッグ……強いわ。勝てる気がしない、246。
熊ゴロー そんなこと言うなよ! 最後はなんでやられたんだよ? 俺たち最低で最高だろ?
土肥 俺は仕事だからとか、気持ちで割り切れねえ。嫌いなんだよ、お前のこと。こういうのを見ても腹が立つ。悔しそうじゃねえだろう。
熊ゴロー ふざけんなよ! 勝負に絶対はねえだろう!