- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 5分1秒
- ハーフネルソンスープレックス→体固め
開始早々エルボーで殴りかかる佐藤。続けてショルダータックルでぶつかっていく。しかし、牙城はびくともせず。逆にショルダータックルでふっ飛ばしてみせた。そして、早くも必殺のクロスフェイスを繰り出した牙城。前回これでギブアップしている佐藤だが、今回は必死にロープブレイク。気合いを入れ直し、張り手とエルボーで反撃に出る。しかし、牙城は強烈な張り手でお返しだ。それでも佐藤はひるまない。エルボーアタックで牙城をダウンさせるとオクラホマスタンピートで叩きつけてみせた。だが、佐藤の反撃もここまで。抱え上げてから前に落とされると、最後は投げっぱなしのハーフネルソンスープレックスで3カウントを喫した。
佐藤のコメント
「牙城さんやっぱり強い。身体の大きさが違います。前回から2週間経ちましたけど、まだまだ自分は足りない。最後リング上で牙城さんにもう一度勝負したいと言ったのでいつかわかりませんが、自分が大きくなって試合をして、次はもっといい試合をして勝ちたいと思います」
牙城のコメント
「まあ、前回と比べてとても佐藤くんの意地を感じました。この2週間ちょっとの間隔であそこまで強くなるとは思ってなかったので、僕も初心に返って一から練習します。前にも言ったように、W-1、誰の相手でもするんで、よろしくお願いします」
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 7分47秒
- アンディ・ヴー→体固め
序盤からアンディが捕まる展開に。ドランク、立花のコンビネーションの前に苦戦を強いられる。マスクに手をかけられ、悪戦苦闘。そこに一が戻ってきて、怒りの逆襲だ。ドランクに馬乗りになり、エルボーを叩き込んでいく。しかし、レフェリーのブラインドをついた急所攻撃を食らって悶絶。再びアンディは孤立状態に陥ってしまった。だが、必死にドランクを振り切り、ようやく一にタッチ。一はエルボー、顔面への低空ドロップキックでドランクを攻め立てる。しかし、コーナーに上がったアンディをドランクは一をぶつけることでその攻撃を回避。アンディが悶絶している間に一は肩車から前方に落とす技(アンディ・ヴーと命名)で3カウントを喫した。
立花&ドランクのコメント
立花 見たか、今日もドランク・アンディが勝ったぞ! あのフィニッシュは半端っじゃないね。あれが来たら誰でも返せねえ。あの技何ていうんだ。(ドランクが耳打ち)今決まったよ。あの必殺技の名前、アンディ・ブーーーーだ! 今後、アンディとドランク・アンディが続くと思うけど、ドランク・アンディが全部全部勝って、マスクを引剥して、W-1のアンディ・ウーになるのはこっちだよ。
アンディ&一のコメント
アンディ 一日も早くあいつのマスクを引っ剥がして終わらせてやるわ。
一 勝てない、勝てない……今のままじゃ勝てない。
- 第三試合
- WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
- 9分45秒
- ドラゴンスープレックスホールド
タイトルマッチを控える吉岡と頓所で試合はスタート。今日も吉岡は厳しいキック攻撃を連発。頓所は早い段階でグロッキー状態に陥ってしまった。しかし、今日の頓所は一味違う。意地で吉岡のキックに耐えきって打点の高いドロップキックで反撃だ。代わった皇と仲川も熱の入った攻防を展開するが、やはり吉岡と頓所が熱くなる。エルボー合戦を展開し、頓所は場外へトペ・コンヒーロまで放ってみせた。そして、頓所&仲川は吉岡にトレイン攻撃。さらに仲川がスワントーンボムで追撃だ。そして、仲川が皇をプランチャーで場外へ食い止めている間に、頓所が吉岡に攻撃。吉岡のキックによる反撃を断ち切ると、最後はドラゴンスープレックスで3カウントを奪った。試合後も頓所はクルーザーのベルトを持ち、吉岡を挑発。両者とも額を突き合わせて、睨み合っていた。
吉岡のコメント
「なんか、覚悟足りねえとか思ってたけどよ、火点いてんじゃねえか。いろいろ考えてんじゃねえか。最後ドラゴンか? 効いたな、おい。でもよ、手の内見せていいのか? もう食らわねえぞ。次はねえぞ。もっともっと楽しませろよ。もっと楽しませてくれたら、俺がとことん叩き潰してやる!」
頓所のコメント
「クルーザーチャンピオンから3カウント獲ったぞ! 前哨戦、負け続けていたから、今日は絶対に負けられなかった。このまま後楽園も俺のドラゴンスープレックスで必ず3カウントを獲るぞ」
- 第四試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 13分44秒
- 巻き投げ固め
ドラゲーに所属していた近藤と現在もドラゲーの谷嵜の先発でスタート。緊張感のある攻防から始まったが、そのうちカズたちベテラン勢が主導権を握る。ホストでもある美月相手に論外は顔を蹴り上げるは、つばを吐きかけたりとやりたい放題。続くカズも美月の顔面に集中攻撃。近藤に至ってはロープで顔面をこすりつける荒業を見せた。美月も「やめろ、不細工!」と反撃するが、近藤に怒りのエルボーで反撃を食らってしまう。その後も近藤は逆エビ固めで美月を傷めつけていくが、「不細工」という言葉をめぐり、近藤と論外の間にギクシャクしてしまう。その隙に美月はシャンパンを口に含んで近藤の顔面にシャワーを発射。ここで代わった谷嵜が一気に攻め込む。近藤のランサルセをかわすとヒザ蹴りをぶち込んでいく。近藤も相手チームの反撃をまとめて蹴散らすなど奮闘だ。しかし、谷嵜たちのコンビネーションにカズが捕まる。三富がカズを捉えているところに、谷嵜がトップロープから地獄の断頭台。そして、谷嵜が近藤を場外で釘付けにする。しかし、カズはハンドスプリング式延髄斬りで反撃。三富の蹴りを食らいながらも、その蹴り足をキャッチして、最後は巻き投げ固めでフォールを奪った。
谷嵜のコメント
「久しぶりに闘ったけど、いつ闘ったのか久しぶりすぎて懐かしさもあり、新鮮なレスラーに会った、触れたそんな気持ちもあります。まだまだまだまだこんな顔見せだけじゃ、W-1。あといろいろクルーザー級に楽しそうな選手いっぱいいるなと思って。今日のところは近藤と俺が向かい合った時にお客さんが期待感を抱いてくれたんでね。それだけはバッチリ憶えておこうと思います」
カズ&近藤のコメント
近藤 タッグリーグ中とはいえ、谷嵜とカードを組んで、先輩後輩という立場ではあるけど、今回はW-1の副社長として彼はきっとクルーザーの試合にハマる人間かなと思います。これも何かの縁なんで、また縁があるのであれば、クルーザー戦線で闘ってもらいたい。
カズ タッグリーグ中ですけど、こういうカードで刺激になりました。美月凛音。あれ、面白いですね。またやってみたい。そう思います。
- 第五試合
- WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 Bブロック 公式戦 30分1本勝負
- 11分22秒
- ジャーマンスープレックスホールド
河野と伊藤は序盤から岩石を捕まえる。河野のエルボーアタック、伊藤のセントーンと決まり、さらにコーナーに追い込んで2人がかりでストンピングを連発するなどコンビネーションも抜群だ。河野はジャンピングニーアタックをぶち込み追撃していくが、ここで岩石が盛り返す。河野の両腕を閂に極めると、肩口に頭突きを連発。ここでようやく征矢にタッチした。征矢は救出に入ってきた伊藤もまとめて蹴散らすと、河野に対して岩石の頭をぶつけていく。さらに征矢は岩石の身体をそのまま落とすなど、凶器として使い放題。河野のビッグブーツによる反撃も凌いで、ブレーンバスターで投げ飛ばしてみせた。岩石も代わった伊藤を関節技に捕獲し、征矢とダブルのバックドロップを決めてみせる。そして、岩石は伊藤にダイビングヘッドバットを投下。これで決まらないと、トドメの岩石落としだ。しかし、伊藤はこれをこらえると空手のコンビネーションによる打撃で脱出。今度は河野と2人でダブルのブレーンバスターを岩石にお見舞いした。続けて、河野が岩石を上に上げてから、伊藤が膝蹴り。伊藤はフルネルソンから前に落とす技、サッカーボールキックと次々に技を叩き込み、ジャーマンスープレックスホールドで勝利を奪った。
河野&伊藤のコメント
河野 最低ラインだな。
伊藤 でも、これで決勝トーナメントいけますよ。
河野 これで2位以上決定となるよ。俺たちはやることはやったから。安定感があるだろう。ベルトも巻いてたし。俺らが勝ってきたらすげえ雨降ってきた。泣いているな。ワイルドを応援していた人たちが(笑)。下手したら反対のブロックで上がってくる奴も泣いているかもしれないな。河野&伊藤が上がっちゃって残念だなって。
伊藤 第9代チャンピオンの僕らが一番強いというのを証明しましょう。
河野 お前は今日が所属一発目だろ?
伊藤 所属一発目の試合を無事に飾れました。
征矢&岩石のコメント
征矢 おい、泣いてんのか? 心で泣いてんだよ。そんなに悔しいのか? 勝ち負けにこだわんっているだけじゃダメなんだよ。確かに勝ち負けは重要かもしれない、でも勝ち負けではない。俺たちのプロレスの見せ方があるんだから。今日負けたんだろ? まだチャンスあんだろ、決勝に行く。
岩石 あと試合は1回です。次で終わりですよ。優勝なんてできない。
征矢 決勝戦行けねじゃねえかよ! 公式戦3試合あって、2戦負けたら行けねえんだよ。お前が負けにこだわっているからいけねんだよ。残り1戦、絶対に負けられないんだよ。気を引き締めるぞ。全敗はダメだろう。なあ、勝ち負けとか関係ないけど、負けたら全敗だぞ。さすがにまずいだろう。
──最下位は罰ゲームがあります。
征矢 罰ゲームなんて聞いてねえぞ?
──副社長が言っていました。
征矢 あいつに権限があんのか? 社長だろ、権限あんのは。言ったのか? (カメラマンに向かって)お前はまわしもんだろう! お前ふざけんじゃねえよ。あとがねえんだ。次負けたら全敗だよ。確かに勝ち負けは重要じゃないのかもしれないが、全敗はまずいだろう。次は勝つぞ!
岩石 最初から言ってますよ、勝つって!
征矢 余裕こいてたぞ。
岩石 最初から余裕なんてこいてられないですよ。こっから一戦残ってんだよ!
- 第六試合
- WRESTLE-1 TAG LEAGUE2017 Bブロック 公式戦 30分1本勝負
- 11分53秒
- トラースキック→片エビ固め
火野とジェイクがパワーで児玉を蹂躙するも、サミング攻撃でジェイクの動きを止める。そして、自軍のコーナーに引き込んだ児玉。代わった芦野はヘッドロック、ボディスラムでジェイクを攻め立てる。芦野はスリーパーでジワジワとスタミナを奪いにかかる。しかし、ジェイクは気力で立ち上がり、ジャンピングニーで反撃。タッチした火野の強烈なチョップが児玉、芦野に襲いかかる。火野は芦野をショルダータックルでふっ飛ばすと、セントーンを投下。一方の芦野もコーナーからダイビングのエルボースマッシュから、火野の巨体を俵投げで投げ飛ばしてみせた。代わったジェイクは立花やドランクの介入で捕まりかかるが、すぐに火野が救出。しかし、Fucking bombを児玉に決めようとした火野に、セコンドで竹刀を持った立花が気を引いて止めにかかる。これで時間がかかってしまったか、火野は児玉にFucking bombをウラカン・ラナで返されてしまった。しかし、倒れていたジェイクがビッグブーツですぐさま児玉に反撃。最後はトラースキックで児玉を蹴り倒して3カウントを奪った。
芦野のコメント
「ジェイクが穴かなと思ったけど、まあ負けは負けで認めないと上にはいけないんでね。タッグは負けました。シングルで待ってますよ」
火野のコメント
「勝ったよ。最高だったよ。芦野は強いよ、さすがチャンピンだ。でも俺らには勝てないよ。あと、あの竹刀持って、入ってくるか入ってこないかわからない奴。鼻水出して。試合中に笑ってもうたのは久しぶりや。芦野も児玉も真面目てやっているのに、あの子名前は何? 立花? あの鼻水はあかんよ」
- 第七試合
- WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017 Aブロック 公式戦 30分1本勝負
- 30分00秒
- 時間切れ引き分け
NEW ERA対決となったこのメインイベント。序盤は4選手とも、基本的なレスリングの攻防からスタート。グラウンドで熱の入った攻防を展開する。そんな中、熊ゴローが稲葉にボディスラムを連発してからセントーンへ。しかし、稲葉はこれを自爆させて回避するも、すぐに熊ゴローに捕らえられ、自軍のコーナーに引きずり込まれてしまった。そして、代わった土肥のヘッドロック、ショルダータックルを食らってしまう。さらに土肥のセントーンも被弾した稲葉。エルボーで反撃するも、土肥のにーリフトで断ち切られ、土肥熊のダブルショルダータックルの餌食にされてしまう。一方の勢いに乗る土肥熊は熊ゴローが場外に出た稲葉に珍しいプランチャーを投下。だが、これをかわされて、逆に足首を痛めてしまう。ここから稲葉が反撃開始。熊ゴローの痛めた左足首を関節技で集中攻撃だ。代わったイケメンもアキレス腱固めで攻撃。苦悶の表情を浮かべる熊ゴローは反撃の糸口が見えない。思い余って土肥が救出に入るが、稲葉がすぐに場外へ排除。熊ゴローは立つことすら苦しい状況に追い込まれてしまう。熊ゴローは必死にイケメンの胸板にエルボーを叩き込んでいくが、足をちょっと蹴られただけでダウン。だが、イケメンがコーナーから放ったボディアタックを熊ゴローはキャッチ。バックフリップで叩きつけ、ようやく土肥にタッチした。鬱憤の溜まっていた土肥は稲葉、イケメンを1人で蹴散らし、動けない熊ゴローを呼び込んで無理やりトレイン攻撃だ。しかし、やはり動けない熊ゴローが足手まといに。それでも土肥は1人で稲葉とイケメンをラリアットでなぎ倒し、稲葉の上に熊ゴローをボディスラムで落とすという荒業で一気に流れを変えてみせた。土肥はイケメンを捕獲。片羽絞めで傷めつけてから、パワーボムの体勢に入る。しかし、イケメンはこれを回避すると膝を使ったチンクラッシャーから低空のランニングニーをかまして稲葉にタッチした。稲葉と土肥はお互いにスープレックスを打ち合う展開に。ここで土肥は熊ゴローにタッチするが、やはり足首の状態が思わしくない熊ゴローが稲葉とイケメンに捕まってしまう。それでも熊ゴローは稲葉とイケメンにフライングソーセージ。これが受け止められると土肥がすぐに追い打ちをかけて、倒すことに成功した。そして、熊ゴローが稲葉を肩車すると土肥がトップロープからダブルインパクト式のフェイスクラッシャー。さらにサンドイッチラリアットで稲葉を追い込んでいく。カットに入ったイケメンも合体技で排除すると、熊ゴローがカナディアンバックブリーカーの状態で持ち上げてからフェイスバスター。そしてダイビングセントーン! しかし、これを稲葉はかわして、逆にダイビングヘッドバットを発射。だが、これも熊ゴローにかわされてしまう。ならばと、土肥がダイビングエルボードロップを投下! これを稲葉がかわすと最後はイケメンが土肥めがけてムーンサルトを発射するも、これも自爆。4者ともダイビング技で自爆するという珍しいシーンとなった。最後は意地のエルボー合戦から土肥熊が2人揃ってアルゼンチンバックブリーカーに捕まえれば、これを外した稲葉とイケメンも反撃。稲葉が最後まで卍固めで熊ゴローでギブアップを迫ったが、ついに時間切れ引き分けとなってしまった。
試合後、マイクを持ったイケメンは「無茶苦茶悔しいです」と言いながら、熊ゴローに「足大丈夫」と気遣う場面も。土肥は「今日NEW ERA同士で引き分けたのは初めてかもしれないけど、俺らは背水の陣。キミらは1勝してるんだもんね。必ず決勝でやり合おう」と決勝戦での再会を約束。最後はイケメンの音頭の元、「3、2、1、レッスル、レッスル!」で締めくくった。
土肥&熊ゴローのコメント
熊ゴロー ああ、すまん……。引き分けだ。
土肥 いつも熊に足を引っ張られているけど、今日は熊をサポートできなかった。
熊ゴロー 本当にすまん。
土肥 ほぼ望みはないけど1戦あるから勝って決勝に。俺らはベルトを2回巻いているんだから、がっちりいこう。
稲葉&イケメンのコメント
イケメン めっちゃ惜しかった。
稲葉 でも、引き分けたんで。
イケメン 次、勝てますかね。でも、決勝でやるいい相手が見つかったんで。
稲葉 これをまた後楽園のメインでやりましょう。
イケメン 次は神戸やりましょう。