「WRESTLE-1 TOUR 2017 AUTUMN BOUT」

平成29年11月5日(日)~平成29年11月19日(日)

201711.5(SUN)

「WRESTLE-1 TOUR 2017 AUTUMN BOUT」11.5東京・後楽園ホール大会
開催日:2017年11月5日
時間:12時開始/11時開場
場所:東京・後楽園ホール
住所:東京都文京区後楽1-3-61
TEL:03-5800-9999
アクセス:
水道橋駅徒歩約3分 後楽園駅徒歩約10分

第一試合
タッグマッチ
    • 河野 真幸/TriggeR

    • 近藤 修司/TriggeR

    • 佐藤 嗣崇

    • 佐山 駿介

  • 3分18秒
  • ランニングニー→片エビ固め

佐山はゴングと同時に近藤にドロップキック。さらにサッカーボールキックで追撃し、イキのいいところを見せる。続く佐藤もエルボーで果敢に河野に攻め込んでいく。ランニングエルボーアタックにはさすがの河野もよろけてしまった。しかし、河野は代わった佐山をニーリフトで動きを止めると、近藤とチョークスラムとバックドロップの合体技だ。それでも佐山はひるまない。延髄斬りを河野に決めると、続く佐藤もボディスラムで叩きつけてみせた。しかし、河野の牙城は強固だ。佐藤にチョークスラムでお返しすると、ネックハンギングボム。さらにランニングニーアタックを決めて、佐藤から3カウントを奪った。

河野&近藤のコメント
近藤 まあ特にないよ。当たり前の結果だし。ただ、あいつらが悔しいと思えば。
河野 会社が若い彼らに期待を込めて組んだカードでしょ? 俺らが全力でいって、彼らがどう思うか? 俺らは第1試合だろうが若手がだろうが100%でいくから。いつでも相手しますよ。

佐藤&佐山のコメント
佐藤 クソ!
佐山 すいません、貢献できなくて。
佐藤 近藤さん、河野さんと試合をさせてもらう機会をもらったんですけど、全然力が及ばないです。
佐山 またW-1のリングに上がりたいと思いますので、機会があったらよろしくお願いします。

第二試合
6人タッグマッチ
    • カズ・ハヤシ

    • 頓所 隼

    • 阿部 史典

    • NOSAWA論外

    • MAZADA

    • 土方 隆司

  • 7分45秒
  • フィッシャーマンバスター→片エビ固め

カズは「先生、コラ!」とW-1初参戦となる狭山市議会議員の土方に怒鳴りながら攻撃。しかし、土方もカズのライオンサルトを剣山で迎撃してチャンスを作る。そこに愚連隊が出てきて、連係攻撃。続く頓所も愚連隊に股間を鉄柱にぶつけられてしまった。だが、カズ組も阿部の鋭いキック攻撃で挽回。頓所は土方にスイング式のDDTを決めると、トップロープへと上がる。しかし、土方はこれをハイキックで攻撃前に阻止。すぐさま愚連隊が飛び出してきて、連係攻撃で頓所を傷めつけていく。しかし、カズのハンドスプリング式延髄斬りですぐさまカズ組も体勢を立て直す。阿部の回転キックも火を噴き、土方には頓所のミサイルキックも炸裂した。だが歴戦の強者である土方は冷静だ。続く頓所の串刺し攻撃をフロントキックで迎撃すると、ランニングジャンピングハイキック。最後はフィッシャーマンバスターで3カウントを奪った。試合後、カズと土方は睨み合い。ネクストを感じさせる土方の初参戦となった。


カズ&頓所&阿部のコメント
阿部 刺激がたくさんありました。
カズ いやあ、ベタ惚れですよ。一番最初に見た時からベタ惚れです。自分もいい刺激をもらいいました。
阿部 いえいえありがとうございました。
頓所 この借りは必ず返す!

第三試合
6人タッグマッチ
    • 黒潮“イケメン”二郎/NEW ERA

    • 土肥 孝司/NEW ERA

    • アンディ・ウー/NEW ERA

    • 児玉 裕輔/Enfants Terribles

    • 立花 誠吾/Enfants Terribles

    • ドランク・アンディ/Enfants Terribles

  • 10分5秒
  • ムーンサルトプレス→片エビ固め

のっけから立花がウンコ座りで「ああん?」とイケメンにガンを飛ばす。これに対してイケメンもウンコ座りで張り合う。そして、コーナーにジャンプして飛び乗りアームドラッグを決める。まずはイケメンが主導権を握ってみせた。続いてはアンディとドランクの対決。ドランクの急所攻撃を受けたアンディはさらに立花の竹刀攻撃までも食らってしまう。それでも代わった児玉をヘッドシザースで投げ飛ばし、飛びつき式のヘッドロックまで決めたアンディ。代わった土肥はEnfants Terriblesの面々を次々とボディスラムで叩きつけ、児玉にはスピアーを炸裂させた。一方の児玉はドロップキックで反撃。突っ込んでくる土肥を素早くかわしてハイキックを食らわせると、ロープ越しにジャンプしての飛びつき式DDTも決めてみせた。しかし、土肥もウラカン・ラナを狙う児玉をパワーボムで切り返してお返しだ。続くイケメンは立花にエルボーで攻め込まれるが、すぐにカウンターのハイキックで反撃。アラビアンプレスで追撃し、「お前は弱いんだよ」と声をかけてトップロープへ。だが、ここでカッコをつけていたために立花に引きずり降ろされる。Enfants Terriblesのトレイン攻撃を食ったイケメン。しかし、このピンチに土肥とアンディがすぐにカットに入る。コーナーにいたドランクをアンディは逆立ち状態からのヘッドシザースで投げ飛ばすと、土肥も児玉をラリアットで排除する。さらにアンディは三角飛びダイブでドランクを場外に釘付けだ。最後はイケメンが「こいつ弱いんです」と叫んでムーンサルト! 立花からフォールを奪った。試合後、ひょうたんを持ったドランクがアンディを蹴撃。怒りのアンディも応戦し、たちまち乱闘状態となってしまった。


イケメン&土肥&アンディのコメント
イケメン 僕からは特にないですね。でもアンディさん……、ドランク・アンディ……そりゃ怒るよな。
アンディ おい、W-1何回タッグ組んでんねん! はよシングル組めよ!
土肥 俺は今日の熊ゴローを全面的にサポートするだけ。あとタッグのタイトルマッチが千葉であるから。しっかりやる。


児玉&立花&ドランクのコメント
立花 (えづきながら)全然やり足りねえよ……。ドランクも児玉さんもよぉ……。
児玉 お前負けてんじゃん。お前が負けたんだよ。
立花 負けてないッス。気持ちは負けてないッス。ううぅ……。
児玉 めちゃめちゃやられてんじゃん。毎回さっきみたいにおいしいところは取らせねえから。どんどんどんどん隠れた能力がどんどんどんどん出てくるからお楽しみに。こんな立花のお笑いマッチじゃないから。
立花 お笑いじゃないですよ。真面目にやってますから。
児玉 大丈夫か? ちょっと吐いてこい。

第四試合
タッグマッチ
    • 征矢 学/new Wild order

    • タナカ 岩石

    • 火野 裕士

    • ジェイク・オーメン

  • 6分46秒
  • Fucking bomb→体固め

先に行なわれたタッグリーグの公式戦で全勝チームと全敗チームの対決だ。序盤、全敗チームの岩石が捕まるが、「ワ〜イルド!」の掛け声と共に征矢が挽回。ラリアットでジェイクをなぎ倒し、火野にはワイルドチョップだ。さらにブルドッキングヘッドロックを決めた征矢は、カットに入ってきた火野にもまとめてを炸裂させる。続けてジェイクにブレーンバスターを決めた征矢。しかし、チャンスでワイルドコールを求めたためにジェイクが蘇生する時間を作ってしまう。ジェイクにカウンターでキックを食らった征矢は、火野にもエクスプロイダーで投げ飛ばされてしまう。さらに火野の串刺し式ラリアットを食らった征矢。火野の筋肉スプラッシュも被弾し、虫の息だ。そんな征矢に火野は逆水平チョップで追撃だ。さらにラリアットを食らわせた火野。コーナーにいる岩石を挑発するが、岩石は征矢の救出に動かない。最後は火野がFucking Bomb! 岩石はカットにも入らずにリングから離れ、征矢を見捨てる行動を取ってしまった。試合後、マイクを持った火野は「おい、征矢、どうしたんや、お前? お前らの関係はわからないけどな。何笑ってんや。負けてんだぞ? 俺の知っている征矢学はこんな雑魚じゃなかったぞ。お前の力はこんなもんやなかったやろう。岩石、どうにかしろこいつ」と征矢を叱咤した。一方、岩石もリングに戻るとマイクを握り、「火野さん、あんたの言うとおりだよ。征矢さん、どうしたんだよ! 負けてよ、ニヤニヤしやがってよ。金髪に染めて変わったつもりかよ。俺はな、最近のあんたにいらついてムカついて仕方がねえんだ! 我慢なんねえんだよ。俺と闘え!」と対戦要求。これに対して征矢は、「後輩が何言ってんだ! 勝ちにこだわる前にいろいろあるだろう。お客さんを楽しませることだよ! 先輩への態度がなってねえな。俺は先輩に敬語しか使ったことねえぞ! お前はどうなんだ?」とやり返す。これを聞いた岩石は、「リング上でそんなの関係ねえよ! 俺と闘え征矢!」と叫んで征矢を張り飛ばし、そのまま2人は乱闘状態となってしまった。


征矢&岩石のコメント
岩石 いい加減にしろ! 我慢の限界だ! 勝たなきゃ上にいけねえんだよ! 勝たなきゃいけねえんだよ、俺は! 勝たなきゃいけねえんだよ!
※ここで征矢が登場。
征矢 ごちゃごちゃうるせえんだよ!(と言って岩石に掴みかかり、2人はまたも揉み合いながら控え室へと消えた)。


火野&ジェイクのコメント
火野 征矢学はどうしたんやろうね。喧嘩してるのかもわからんし、金髪にしてきてキャラチェンジしたんかよくわからんけど、俺はこの間までの征矢学がええかな。はっきり言って強さも感じなかったし、何がしたいかわからへんね。それで岩石も怒ってんのか? まあまああいつのことはいいか。とりあえず。
ジェイク トゥー・イージー!
火野 今日の試合はやさしかったっていうことかな。とりあえずウチらがタッグリーグ全勝してトーナメントでは負けてもうたけど、この2人のチームはその後も負けていない。オールウィナー。だから、ウチらが言いたいのはちょっとベルトとか挑戦させへんのかなと。挑戦させろ。こんなのがベルト持っているほうがW-1自体にええことと違うの? そうじゃないの? 今のチャンピオンが誰かわからへんけど、そいつらが持っていよりこっちが持っているほうがふさわしいと思うよ。だから、挑戦させろ。かな?(笑)。まあ、考えておいてくれ。

第五試合
WRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 伊藤 貴則/NEW ERA

    • 稲葉 大樹/NEW ERA

  • 16分34秒
  • ジャーマンスープレックスホールド

※第4代王者・伊藤貴則が2度目の防衛に成功。

10.9ACE興行で20分時間切れ引き分けに終わった伊藤と稲葉が、リザルト王座を懸けての再戦。稲葉は、勝って伊藤をNEW ERAに入れるという宣言もしている。まず主導権を握ったのは伊藤。得意のキックで稲葉に攻め込んでいく。さらにボディスラムで叩きつけ、セントーンを投下。続けてスリーパーで稲葉のスタミナを奪いにかかる。しかし、稲葉はこれを外して、傷めている伊藤の左肩にストンピングを連打。さらにコーナーに叩きつけ、エルボー、脇固めと集中攻撃だ。さすがの伊藤も悲鳴を上げるが、稲葉は容赦なくアームブリーカー、蹴り上げ、ストンピングと連続攻撃だ。しかし、伊藤はパワースラムで流れを変える。稲葉をコーナーに降ってボディアタック、続けてニールキックも炸裂させる。さらに痛みをこらえながらブロックバスターだ。しかし、稲葉は冷静に伊藤のキック攻撃を受け止めると、ショルダータックルで動きを止める。さらにカウンターのエルボーアタックからランニングエルボーアタックを連続で食らわせていくと、コーナーに伊藤を座らせ顔面ウォッシュだ。たっぷりと顔面をこすってから、ローリングセントーンを炸裂させていった。劣勢を強いられた伊藤だったが、稲葉のブレーンバスターをこらえて、ニールキック。さらにブレーンバスターを決めると、水面蹴りだ。しかし、稲葉も譲らない。蹴りをかわすとエルボーで反撃。ブレーンバスターから卍固めの体勢に入る。これを伊藤は外すと、稲葉は掌底と頭突き、伊藤はチョップとキックで打撃合戦だ。さらに2人は交互に投げっぱなしジャーマンを放って、ダブルダウン状態となった。なんとか立ち上がった両者はリング中央でエルボー合戦を展開する。ここはパワーで勝る伊藤が競り勝ち、稲葉にキックを叩き込んでいく。しかし、稲葉も伊藤の重爆キックを食らいながら一歩も引かない。逆に頭突きをかまして動きを止めると、ダイビングヘッドバットだ。そして、必殺の卍固め! 左肩を傷めている伊藤には苦しい展開だ。だが、伊藤はなんとか体勢を崩してロープブレイク。そんな伊藤に稲葉はジャーマンからハワイアンスマッシャーと大技攻勢。さらにヒザ立ちになったところにドロップキックを炸裂させた。そして、タイガースープレックスの体勢に捕らえた稲葉。これをこらえた伊藤は初公開となるナイトライド。さらにサッカーボールキック、ミドルキックで稲葉を蹴り倒す。粘る稲葉を蹴り飛ばし続けた伊藤はバックドロップで追撃。さらにハイキックで動きを止めると、トドメのジャーマン! さすがの稲葉もこれは返せず。伊藤が激闘を制し、リザルト王座の防衛を果たした。試合後、マイクを握った伊藤は「稲葉大樹に勝ったぞ! 稲葉さん、あんたやっぱすげえわ。あんたの立ち上がってくる熱い心、俺にも届きました。あんたのその熱い心、もっと俺に学ばせてほしい。だから、俺をNEW ERAに入れてくれ!」とNEW ERA入りを志願。稲葉も「伊藤、お前強えな。今日は俺の負けだ。それは認める。でも、これで終わりじゃないよ」と再戦を願いつつ、「NEW ERAに入ってくれるのはうれしいよ。一緒にやっていこう!」と伊藤のNEW ERA入りを受け入れたのだった。


伊藤&稲葉のコメント
稲葉 強えな。
伊藤 あんたも凄いですよ。
稲葉 伊藤が凄い成長しているがわかったし、今日は負けたんですけど、また伊藤と試合やってみたいし、NEW ERAに入りたいと言ってくれたんでそれはそれでよかった。伊藤が伸び伸びやってもらえるようにするんで。じゃあしゃべってくれ(ここで稲葉は退場)。
伊藤 今日は稲葉大樹相手に勝つことができた。紙一重ですよ、紙一重。でも、俺にはまだあの粘りっこい、熱い熱いプロレスが足りないと思います。だから、NEW ERAに入って、熱い心を学んでいけばもっと上にいけると思うんで、稲葉大樹の熱い心と粘りっこいプロレスを学んで俺はもっと強くなります。

第六試合
敗者WRESTLE-1追放タッグマッチ
    • 皇 壮馬

    • 三富 政行

    • 藤原 ライオン

  • 7分47秒
  • ソルティスプラッシュ→片エビ固め

負けた人間が今後一切W-1のリングに上がれなくなるという敗者追放マッチ。まずは三富組が主導権を握るが、ACE組も気合いが違う。一がラリアットで三富をなぎ倒せば、皇もライオンにジャーマンで投げられながらすぐにエルボーで反撃していく。一はライオンに対して延髄斬りからドロップキックの連続攻撃。皇も三富に強烈なエルボーを見舞っていく。しかし、そんな血気盛んなACE勢を翻弄するように皇がロープに飛んだところをライオンが背後からキックでアシスト。連係攻撃で皇の動きを止めると、三富がソルティスプラッシュだ。ところが、皇はこれを剣山で迎撃すると、一がエプロンからのドロップキックでライオンを釘付け。その間に皇は回転エビ固めから張り手で三富に攻め込む。しかし、三富はこれを冷静に凌ぐと、得意のソルティクラッチ! 負けたらW-1のリングに上がれない皇は絶対にギブアップはできない。必死にロープに逃げてみせた。しかし、三富はトラースキック、さらに拳で殴りつけて追い打ち。最後は垂直落下式ブレーンバスターからソルティスプラッシュの必殺フルコースで粘る皇から3カウントを奪ったのだった。この結果、皇は今後一切W-1のリングに上がることができなくなってしまった。

三富 マイベストフレンド、藤原ライオン。そして、マイホームリング、W-1だよ。W-1に上がり始めたのは2015年の12月で、もう少しで2年経とうととしている。その間、KAIさんと一緒にやったり翔太さんとやったり楽しい思い出はあったけど、お客さんの心にの届いていたか疑問があったけど、今日後半戦で初めて試合が組まれたっていうことはある種、話題が作れたかなということで、ありがとうなんて言わないけど、俺らみたいにフリーランスで生き残るのは大変だから、彼らにもがんばってほしいですね。
ライオン インタビューでまだまだリスペクトできないって言ったんだけど、前よりはよくできてたなと思う。
三富 鼓膜破れたから。僕らはこれで終わらないんで、三富レボリューションってマスコミが勝手につけてくれたんですけど、これで終わりじゃないんでこれからもいきましょう。


一&皇のコメント
皇 これからACEでがんばっていきます。
一 壮馬……練習してきた月日は違うけど、デビューした日は一緒で何カ月かタッグを組んで一緒に上にいこうって。自分が弱いから追放なんてさせちまった。クソ! クソ! 壮馬ごめん。

第七試合
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 吉岡 世起/NEW ERA

    • 近野 剣心

  • 12分27秒
  • S・K→片エビ固め

※第11代王者・吉岡世起が2度目の防衛に成功。

序盤から得意の蹴りを出し合う両者。先制したのは剣心で、素早いロープワークからカウンターのレッグラリアットを決めてみせた。一方の吉岡もミドルキックで反撃するが、ラ・ケプラーダを狙う。しかし、剣心は場外から引きずり落としてこれを阻止。リングに戻ると、吉岡の右腕を蹴り飛ばしてからコーナーに詰めてミドルキックをかましていく。吉岡も負けじとミドルキックで応戦。押され気味になったものの、剣心がロープに飛んだところをゼロ戦キックを炸裂させた。さらにコーナーに詰めてから串刺し式のヒザ蹴りから、エプロンサイドに立って剣心の胸板を蹴り飛ばす。そして、今度こそはとラ・ケプラーダを食らわせた。リングに戻ってからもミドルキックで攻め込む吉岡。剣心はこれを受けつつ、吉岡のロープワークのタイミングを外して、スリングブレイドのような形で吉岡を顔面からマットに叩きつけた。さらにフィッシャーマンバスターで追撃すると、串刺し式のダブルニーアタック、PKの素早い連続攻撃だ。一方の吉岡も譲らない。コーナーに攻め込んできた剣心にカウンターで素早いキックの連続。さらに延髄に一撃を見舞ってみせた。続けて、剣心と吉岡はお互いにキック合戦。どちらも決定打を当てさせない素早い動きで場内をどよめかせる。そして、今度はリング中央でミドルキックの打ち合い。どちらも一歩も引かない根比べだ。しかし、次第に剣心が押し気味になる。吉岡は逆転を狙ってハイキックを連続で放ち、さらにロープに飛んだが、そこに剣心のハイキック! 倒れたところを腕十字に獲られて、窮地に陥った。なんとかロープブレイクした吉岡だが、剣心の容赦ない蹴りが待っている。しかし、これを凌いだ吉岡は剣心の蹴り足をキャッチするとドラゴンスクリュー! さらにシャイニングウィザードで追撃だ。これで動きの止まった剣心に吉岡はトラースキック、clock strike! 最後はS・Kを炸裂させて、蹴撃戦を制し、クルーザー王座2度目の防衛を果たしたのだった。

試合後、マイクを握った吉岡は、「おい、近野剣心! 俺のレスラーとしての出身地、広島からここ後楽園に挑戦してきて、蹴り合って。いいね、あんた最高だよ。もっと広島盛り上げて、もう一回広島でもいい東京でもいい、また蹴り合おうぜ」と剣心を称えた。そして、「まだまだ満足するわけにはいかなくてね。俺にもっと刺激をくれる人はいませんかね?」と挑戦者を求めたのだ。この声に応じて、なんと土方隆司が登場。土方を見た吉岡は、「議員の土方先生じゃないですか? 何のようですか?」と語りかけた。これに対して土方は、「どうやら刺激が欲しいらしいですが、その刺激、俺じゃ不足ですかね? 蹴り合いがしたいらしいけど、俺も蹴りには自信がありますよ」と応じて事実上の挑戦表明だ。これを聞いた吉岡は、「元世界ジュニアのチャンピオンですよね? 俺はそういう人を待っていました。とことん蹴り合いましょう、土方先生」と受け入れたのだった。


吉岡のコメント
「近野剣心、強えな。勝負を分けたのはシャイニングウィザード。武藤さんの名前の入った看板を背負ったか、背負ってないかの差じゃないですか? でも、腕の感覚がなくなるぐらい……。よかったですね、近野剣心。でも、これでわかったんじゃないですか? 地方にもいいレスラーはいるんですよ。広島でテレビもない記者も来ない、30人、40人の中でやってきた。でもそのお客さんたちはわかってる。俺らの知っている選手も全然負けてねえじゃねえかって思っているんですよ。その思いを背負って僕らはやっているんですよ。それは忘れないでください。まだまだ地方にも東京にもいるんじゃないですか? 燻っている奴ら。ここはGAORAもある週プロもある。発信力っていうものがありますよ。このベルトを使ってのし上がろうとしている奴ら、誰でもいいすから挑戦してきてください。俺はそのファンの思いを受け止めた上で叩き潰します。そして、次、土方先生。俺が全日本に入団した時にはいなかったし、そんなに試合をたくさん見たわけじゃないけど、元世界ジュニアのチャンピオン。俺にとっての一つの刺激でしょう。俺はこのベルトともっともっと上にいく」


近野のコメント
「ベルトっていうでかい土産を広島に持って帰るつもりだったど、やっぱチャンピオンは強え。だけど俺はこのままを終わらない。もっと強くなって、吉岡世起にもこのリングにもダブプロレスの近野剣心ここにありっていうのを絶対見せちゃるけえ!」

第八試合
神田・べろ~家 presents WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 芦野 祥太郎/Enfants Terribles

    • 熊ゴロー/NEW ERA

  • 23分10秒
  • アンクルロック

※第11代王者・芦野祥太郎が6度目の防衛に成功。

試合前、セコンドについていたNEW ERA勢をリングサイドから引き上げさせた熊ゴロー。芦野もこれに呼応し、児玉たちEnfants Terriblesの面々を引き上げさせた。そして、ゴング! 猛然と攻め込む熊ゴローを芦野はさらりとかわしてテイクダウン。頭を叩いてからかうような仕草を見せた。これに対して熊ゴローはショルダースルーからショルダータックル。そしてボディスラムで叩きつけ、もう一発ショルダータックルからボディスラムとパワーを見せつけていく。熊ゴローは早くもダイビングセントーン! だが、芦野はこれを冷静にかわして、場外から熊ゴローの左足を引っ張り鉄柱に叩きつける。リングの金具を巧みに使って、熊ゴローの左足首にダメージを与えていく芦野。早くもアンクルロックの布石を打ち始めた。リングに戻っても足を固めてから、腕まで極める芦野。この左足首への集中攻撃に熊ゴローも悶絶だ。ところが、熊ゴローはロープに飛ばされたところを、待っていた芦野にまさかのフランケンシュタイナー! 芦野はすぐさまエルボースマッシュの連打で反撃するが、熊ゴローは今度はフライングソーセージを炸裂させた。これで動きの止まった芦野に熊ゴローは串刺し式ラリアットからバックドロップ。そして、アルゼンチンバックブリーカーだ。さらに熊ゴローはその状態から後方に叩きつけると、逆エビ固め! しかし、余力が残っている芦野は自力でロープブレイクだ。ならばと熊ゴローは気合いを入れた雄叫びを上げてトップロープへと上がる。ダイビングセントーンを狙う気だ。ところが、芦野は待ってましたとばかりに起き上がると、コーナーを駆け上がりフロントスープレックスで投げ飛ばしてみせた。ここから両者エルボー合戦を展開するが、熊ゴローが凄まじいラリアットの一撃を食らわす。芦野も意地でラリアットで反撃するが、熊ゴローも譲らない。ラリアットでなぎ倒してから、セントーンを投下だ。一気に攻め込みたい熊ゴローだったが、芦野はすぐさまアンクルロックの体勢で切り返しにかかる。一度は熊ゴローも跳ね除けたが、芦野は回転エビ固めから足首をキャッチだ。ところが、熊ゴローはこれを足で持ち上げて外すという荒技を見せる。そしてカナディアンバックブリーカーの体勢から前方に叩きつけていった。芦野も譲らない。フロントスープレックスでお返しすると、先程の仕返しとばかりに逆エビ固めだ。さらに熊ゴローの巨体をジャーマンで投げ飛ばす芦野。5発連続で放ち、チャンピオンの力をまざまざと見せつけた。しかし、熊ゴローもキックアウトして粘る。ならばと芦野は熊ゴローをコーナーに上げて、雪崩式の俵返しを狙う。だが、熊ゴローはこれをこらえて芦野をリングに叩きつけると、起死回生のダイビングセントーン! さすがの芦野もこれには悶絶だ。熊ゴローは再び芦野を捕獲すると、リング中央で逆エビ固め! どっしりと腰を落とし、ロープに逃げようとする芦野を強引にリング中央に引きずり戻す。しかし、芦野も必死だ。何度も何度も動き回り、やっとのことでロープブレイクを果たした。だが、依然として流れは熊ゴローにある。トップロープに上がると、トドメのダイビングセントーン! しかし、芦野はこれをギリギリで回避。立ち上がってきた熊ゴローを裏投げのような形で投げると、またも逆エビ固め! シャチホコのように思いっきり反り返して固めると、そこから左足首を取ってアンクルロック! さすがの熊ゴローもこれを返す力は残っておらず、無念のタップアウト。芦野が同期の熊ゴローを破って、防衛を果たしたのだった。

試合後、マイクを持った芦野。「同期の熊ゴロー、さっさと帰れ、この野郎! NEW ERAのお前らもだらだら残さずに帰れよ」と毒づいた。そこにこの日、NEW ERAに加入したばかりの伊藤がリングに上がり、「おう、チャピオン! NEW ERAにはまだ俺がおんねん! 俺は稲葉さんに勝って、今めちゃめちゃ調子ええからよ。来月俺の挑戦を受けろや!」と挑戦表明だ。これを聞いた芦野は、「NEW ERAの皆さんはそれでいいんですか? 負けたままで誰も出てこねえのか。所詮そんなもんだな」とまたも毒づくと、伊藤に向かって「来月やりたいの? だったら、お前がカッコよくここを締めてみろ」とマイクを渡して去っていったのだった。伊藤はファンに芦野打倒を誓い、この日野興行を締めくくったのだった。


芦野のコメント
「結果はデビュー戦と一緒ですよ。タイトルを懸けた試合でも俺が勝ちました。伊藤、ああいう尖った人間がいるのはいいこと。ただ、まだ伴ってないな、先輩への対応が。まだまだ早いよ。どうせ12月タイトルマッチだろ? 今のW-1、Enfants Terriblesだよ。NEW ERAなんて早くなくなっちまえ。W−1は俺たちが仕切る」

熊ゴロー&土肥のコメント
熊ゴロー すいません、負けました。言葉にできないです。すいません、孝司さん。
土肥 俺はいつもの熊ゴローじゃないところを感じたよ。
熊ゴロー もう涙も枯れちまった本当にすまん。
土肥 また再来週タッグのタイトルマッチあるからよ。切り替えて。いつもの熊ゴローじゃなかった。
熊ゴロー 俺が一番の屈辱を味わっちまった。今日は勝たなきゃいけない試合だった。俺に力があれば。
──逆エビ固めにこだわってるように見えましたが。
熊ゴロー 今日は頭の中で逆エビで取ってやろうって。どうしても逆エビで取りたかったです。どうしてもその技で取りたかった。
土肥 芦野も逆エビしてきたし、それだけムキにさせたってことじゃないの? お前らにしかわからない思いがあるんだろうけど。
熊ゴロー 本当に申し訳ない。

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