「2018 プロレスLOVE in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館大会

平成30年9月2日(日)

20189.2(SUN)

「2018 プロレスLOVE in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館大会
開催日:2018年9月2日
時間:15時試合開始/14時開場
場所:神奈川・横浜文化体育館
住所:神奈川県横浜市中区不老町2-7
TEL:045-641-5741
アクセス:
・JR関内駅南口から徒歩4~5分  ・横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅から徒歩4~5分

第一試合
本田竜輝デビュー戦 タッグマッチ 30分1本勝負
    • 本田 竜輝

    • 三富 政行

    • 土方 隆司

  • 9分5秒
  • フェイスロック

 本田はこれがデビュー戦。先発を買って出る。相手はベテランの土方だ。まずは片足タックルで攻め込んだ本田。ロープブレイクの時に果敢に土方にエルボーを食らわせる。続いては因縁の一と三富の攻防。一はショルダータックルを食らわされながらも、ドロップキックで反撃。自軍のコーナーに連れていき、本田とタッチだ。

 しかし、三富はすぐにやり返すとニードロップを投下。代わった土方は本田の土手っ腹にボディブローを入れると顔面に張り手だ。本田もエルボーでやり返すが、土方はエルボー、ボディスラムを立て続けに繰り出し、背中にサッカーボールキック。さらにフロントネックロックで絞め上げる。

 代わった三富にも逆水平チョップをお見舞いされた本田。しかし、必死にエルボーで反撃すると、ロープに走った三富をカウンターで捕まえてボディスラムを決めてみせる。そして代わった一はエルボー、ジャンピングラリアットで攻め込みブレーンバスターだ。

 しかし、三富は巧みに身体を動かしてヨーロピアンクラッチ。さらにアックスボンバーをショートレンジで炸裂させる。ここで代わった土方もサッカーボールキックを決めるが、一は串刺し式ドロップキックからDDTで反撃。そしてタッチを受けた本田がまたも果敢に土方に攻め込んでいく。

 倒れない土方にランニングエルボーを連発する本田。何発も何発も打ち込みダウンさせると、ジャーマンの体勢に入る。しかし、土方はこれを阻止するとミドルキックで動きを止めてPK。さらに胸板を蹴り飛ばすと、今度は至近距離からヒザ蹴りを炸裂させてからフェースロックでギブアップを奪ってみせた。


土方&三富のコメント
三富 男気のあるコメントを見て、土方さんみたいな歳の重ね方をしたいと思いました。W-1をもっともっとよくしたいという気持ちが強いです。気持ちは変わらないです。また機会がありましたら、よろしくお願いします。
土方 横浜大会はW-1がこれまで積み重ねてきた集大成を問われる大会だと思っています。そうした中で第1試合をおまかせいただいたことに三富選手共々感謝と敬意を抱いています。もう一点、復帰戦も引退試合もリングネームを変えてさ再デビューするのはいくらできること。にもかかわらず本田というレスラーは最初の一歩が俺であったことが凄く嬉しく思います。いつか本田が一流になってあのレスラーのデビュー戦の相手として名前が出てくるのが土方隆司と三富選手と一。俺たちにとっては凄く名誉なことで、その名に恥じないようにしっかり歩んでいきたいと思います。まあ、フェイスロック食らうこともあんまりないだろうから。これから先、商品として生きていく上で大きな批判をされることもあるし大きな期待を背負うかもしれない。そういう中、重圧を跳ね除けて歩んでいる先輩がいることを忘れないでください。
三富 個人的にもう一つ、今日、緑のマットが後輩がデビューしました。本田選手のデビュー戦の相手も務め、9月2日は僕にとってとっても大切な日になりました。稲村愛輝、おめでとう。

一&本田のコメント
本田 中学校の頃からプロレスラーに憧れていて、今日デビュー戦をさせていただいたんですけど、まだまだだと思いました。中学校の頃に憧れた強い人の象徴になれるようにがんばっていきます。ありがとうございました。
一 まだ僕も弱くて全然サポートできない先輩だけど、本田、プロレス界で生き残っていこうな。がんばろう。

第二試合
タッグマッチ 30分1本勝負
    • タナカ 岩石

    • ペガソ・イルミナル

    • 羆嵐/Enfants Terribles

    • 新井 健一郎

  • 8分16秒
  • ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

 序盤からペガソと岩石は新井を捕獲。岩石は新井の腕を掴んで頭突きを連発。さらに逃げようとする新井を掴んで、自軍のコーナーに連行し、ペースを掴ませない。しかし、ここで羆嵐が登場。代わったペガソから新井を救出。タッチを受けると怪力でペガソを掴んでコーナーに叩きつけてみせる。

 しかし、ペガソは代わった新井を自軍のコーナーに押し込んで岩石にタッチ。ここで新井は場外に岩石を誘い出してペースを変える。そして、リングに戻ると羆嵐が岩石にセントーンを投下。弱った岩石に新井はロープを掴んでのコブラツイストだ。

 さらに代わった羆嵐はカナディアンバックブリーカーからそのまま自分のヒザをついて岩石の背中をいためつける。だが、岩石は代わった新井に払い腰を決めてペガソにタッチ。ペガソはフライングフォアアームを新井に食らわし、掌底からローリングソバット。さらに腕ひしぎに捕獲する。

 ここは羆嵐がカット。だが、岩石に気を取られたところにペガソがドロップキックだ。ペガソはローリングソバット、延髄斬りを決めると、岩石も新井にスタナー、ダブルアームスープレックスの大技を連発。そこに羆嵐のセントーンを誤爆させると、2人で羆嵐を捕まえてダブルのブレーンバスターで新井の身体に叩きつける。そして、最後はペガソがファイヤーバードスプラッシュを投下し、新井から3カウントを奪ったのだった。

 試合後、怒りの収まらない羆嵐はイスを振り上げて客席で岩石たちを相手に暴れていた。

羆嵐&新井のコメント
新井 今日は羆嵐のセントーンに負けたんだ。おめえ凄えな。ペガソなんちゃらよ。誰に断ってファイヤーバードを使ってんだ? 俺も使っていたけどよ。俺は江崎英治、ハヤブサさん、公認だぞ。前の晩、10時まで飲んで許しを請うたんだよ。ただな、今日はこいつ(羆嵐)の凄さがわかったぞ。
羆嵐 ナメんじゃねえぞ。
新井 ペガソ、この俺に勝ったことが重荷になるようだったらマスク脱げ。
※ここで岩石がコメントブースに登場。
羆嵐 土肥孝司、どこ言ったんだよ!(と言いながらまたもイスで襲いかかり、ひとしきり暴れ回って退場)。

岩石&ペガソのコメント
岩石 なんだ羆嵐、新井健一郎! なんだEnfants Terribles! 土肥孝司を探すって言ってたよな? 俺がお前を追い詰めてやる! ふざけんじゃねえぞ! 俺を怒らせるなよ! 俺を怒らせるんじゃねえぞ!
ペガソ 羆嵐? 意味ねえよ。イス使って殴ってきたけど、そんなことしかできない奴とは闘う気は一切ない。

第三試合
タッグマッチ 30分1本勝負
    • 河野 真幸/TriggeR

    • 納谷 幸男

    • 伊藤 貴則

    • 佐藤 嗣崇

  • 8分32秒
  • ランニングニーアタック→片エビ固め

 昭和の大横綱・大鵬の孫、そして貴闘力の息子である“大鵬三世”こと納谷がW-1初参戦。序盤から伊藤、佐藤が納谷にショルダータックルで挑んでいく。なかなか倒れない納谷だったが、2人がかりで倒すと、救出に入ってきた河野にはダブルのショルダータックルだ。しかし、納谷もタックルでお返し。伊藤と佐藤を2人まとめてふっ飛ばしてみせた。

 河野も先程のお返しとばかりに佐藤にボディスラム。だが、1年前にこの文体でデビューした佐藤は急角度のバックドロップ、さらにブレーンバスターを河野にお見舞いだ。そして代わった伊藤はミドルキックを河野の土手っ腹に連発。串刺し式ラリアット、ニールキックを食らわせ、ブロックバスターも決めてみせた。

 そして必殺のジャーマンの体勢に。しかし、これを阻止した河野はニーアタックで反撃。そして、再び納谷にタッチだ。納谷と伊藤はエルボー合戦。さらに2人はミドルキックの打ち合いを始める。ここで優位に立った伊藤はボディスラムの体勢に。しかし、途中まで持ち上がったところで逆に納谷の体重に押し潰されてしまった。

 今度は佐藤が納谷にエルボーで攻撃。ランニングエルボーを連発して納谷をダウンさせる。そして、納谷の巨体をブレーンバスターの体勢で捕獲。しかし、これが持ち上がらないと伊藤も出てきて2人がかりで持ち上げようとする。

 それでも持ち上がらないとトレイン攻撃を敢行。倒れた納谷の胸板に伊藤はPKだ。そして河野を伊藤が引きつけている間に佐藤が納谷を仕留めにかかる。だが、納谷はノド輪でこれを止めると払い腰で佐藤を叩きつける。そして戻ってきた河野とダブルのブレーンバスター、トレイン攻撃だ。河野のネックハンギングボム、納谷のフライングクロスチョップが佐藤に炸裂。最後は納谷がランニングニーアタックで佐藤から3カウントを奪ったのだった。


伊藤&佐藤のコメント
佐藤 1年前この横浜文体でデビューして、W-1の生え抜きとして他団体もそうだし、W-1のリングでしっかりとがんばってきました。この横浜文体という会場は僕にとっても思い入れがあるし、今日は絶対勝ちたいと思ったんですけど、まだまだ。納谷、でかかったです。でも、次は来シリーズ、タッグリーグあると思うんで、そこで出場して、必ず結果残します。上の奴らに。
伊藤 俺が負けたんちゃうぞ。せっかく納谷というでかいの相手のしたんや。シングルでやらせろ。河野も納谷もじゃ。

河野&納谷のコメント
納谷 いやあ、楽しかったです。ありがとうございました、呼んでいただいて。
河野 楽しかった? 良かった。楽しみついでにもっと出る、W-1?
納谷 お願いします。
河野 じゃあ社長に言っておくよ。継続参戦希望だって。またオファーするかもしれないし。あとは20日、俺が(原点回帰プロレスに)行くから頼むよ。
──試合後に伊藤選手が突っかかって来ましたが?
納谷 またW-1のリングでやっぱり自分のリングで味わえない試合ができるので。ホールとかに比べても緊張感があって、そこで結果出したのは自分にとってもいいことでした。
──継続参戦?
納谷 出させていただけるのであれば。河野さんが言ってくれた通り、いい闘い方ができるんでね。それだけありがたいお言葉いただけるなら継続参戦させていたいだきます。
──フィニッシュは?
納谷 デビュー戦の頃からランニングニーは使っていたので。今、W-1さんで練習させてもらっているので、プロレスの技術、体力もレベルアップできていると思うから、このまま今の生活をしっかりと続けて、このリングに立ちたいなと思います。

第四試合
UWA世界6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
    • NOSAWA論外

    • MAZADA

    • FUJITA

    • アンディ・ウー

    • アレハンドロ

    • エル・イホ・デル・パンテーラ

  • 15分6秒
  • 垂直落下式正田落とし→片エビ固め

※第62代王者組・NOSAWA論外&MAZADA&FUJITAが2度目の防衛に成功。

 マスクマントリオが背水の陣で東京愚連隊に挑む。序盤から調子のいいマスクマントリオはアンディとパンテーラがシーソーフリップとフェイスバスターの合体技をFUJITAに決める。さらにアレハンドロもセントーン・アトミコを決めていく。

 しかし、愚連隊はすぐさまアレハンドロを捕獲。論外は挑発するようにアレハンドロの頭部を蹴飛ばす。さらに論外、MAZADAの前に手も足も出ないアレハンドロ。MAZADAからは急所蹴りも被弾。続く論外からはコブラツイスト。しかも、片足も持たれた状態で極められてしまう。

 アレハンドロもFUJITAにエルボーで果敢に反撃するが、すぐに倒されて今度は3人がかりでストンピングを食らってしまう。しかし、MAZADAの身体を飛び越えて論外にドロップキックを食らわせると、さらにMAZADAにもセカンドロープからジャンプしてドロップキックを発射だ。

 これでようやくタッチを受けたアンディは論外に攻め込んで、スイング式DDT。しかし、バズソーキックをかわされると、論外に急所蹴りを食らってしまう。ここで再びアレハンドロが登場。代わったMAZADAにコーナーで身体を入れ替えて、スクールボーイからのドロップキックを炸裂させる。

 そして場外に逃げたところにトペ・コンヒーロ。パンテーラも三角飛び式のトペ・コンヒーロを発射すると、アンディも三角飛び式のプランチャだ。だが、MAZADAのピンチに論外とFUJITAが救出に入る。アンディとパンテーラを場外に追いやりアレハンドロを孤立させる。そしてダブルのフラップジャック、トレイン攻撃を決めると、コーナートップから3人がかりのパワーボムだ。

 アレハンドロもESO ES TODOで反撃し、クロスフェースでMAZADAを絞め上げる。そしてパンテーラとアンディもリングに戻ってくると3人揃ってトラースキック。そしてアレハンドロはウラカン・ラナ、前方回転エビ固めだ。しかし、MAZADAはこれを凌ぐとラリアット。最後は垂直落下式正田落としでアレハンドロを仕留めたのだった。

論外&MAZADA&FUJITAのコメント
論外 W-1は腐ってるんだよ。俺たちは腐敗をつまみ出して新しいW-1を作ってやってんだぜ。負けたのに手を上げてんな! 負けた奴はとっとと帰れ。都合良くタイトルマッチ決めやがって。今度勝手に決めたらボイコットするからな! 腐ってるんだよ。若い奴らは挨拶もできねえし。
MAZADA プロレスって技術じゃないんですよ。魂ですから。どんだけ受け身取ってんだよ。前と変わんねえじゃん。なんだこれ? アンケート取りたいよ。無理です。
論外 腐敗です。
MAZADA 今日デビューした本田のほうがよっぽど魂で試合してるよ。なんだこれ。
FUJITA せっかくのビッグマッチだから盛り上げたかったけど、挑戦者が熱くなってない。ルチャができない人でもいいから、若くて活きのいい挑戦者が来てください。勇気のある若者、いざ現われよ!
論外 プロレスを学びたいっていう若い奴来いよ。こんなところにいたって需要ねえんだよ、お前ら。俺らは世界で需要があんだ。そこを勘違いしてる。
FUJITA こっちも熱くなりたいんだよ!

第五試合
『WRESTLE-1 vs #STRONGHEARTS』対抗戦 キャプテンフォールイリミネーションマッチ 時間無制限1本勝負 ※変更カード
    • 黒潮“イケメン”二郎

    • 稲葉 大樹

    • トンドコロ 隼

    • 立花 誠吾

    • CIMA

    • トアン・イーナン

    • ビッグマネー・クランチ

    • ビッグマネー・プラス

  • 17分41秒
  • レッグロック

※通常のプロレスルールにより脱落。キャプテンが負けとなったチームが敗北となる。キャプテンはW-1がイケメン、#STRONGHEARTSがCIMA。
【退場順】(1)稲葉大樹、(2)トアン・イーナン、(3)立花誠吾、(4)ビッグマネー・クランチ、(5)ビッグマネー・プラス

 始まった途端に両軍場外で大乱闘。リングに戻ると復帰戦となる立花がジンジャーの代わりに急遽参戦してきたイーナンに攻め込む。しかし、イーナンは立花のショルダータックルを食らいながら華麗に立ち上がると、リープフロッグで立花を避けてドロップキックだ。

 そしてCIMAが登場すると、イケメンを呼び込む。しかし、イケメンはこれを拒否。代わりに出てきたのは稲葉だが、イケメンは隙きを突いてスワンダイブ式のミサイルキックをCIMAに食らわせる。そしてトレイン攻撃で攻め立て、イケメンがスワントーンボムを投下だ。

 さらに稲葉がCIMAに卍固め。しかし、ここはリアルマネーブラザーズがカット。稲葉を2人がかりで攻め立てる。稲葉はコーナーに叩きつけられ、エルボースマッシュアタックを被弾。さらにボディブローからのボディプレスという連携技も食らってしまった。

 ここはイケメンがカットするが、イーナンが登場。イーナンはイケメンの攻撃を身軽に避けて場外へトペ・コンヒーロ。さらに稲葉にはCIMA、リアルマネーブラザーズがトレイン攻撃を仕掛けて、稲葉を失格に追いやった。展開は再び場外へ。イケメンは場外の壁をよじ登り、2階席へ。そして、2階席の手すりからムーンサルトアタックだ。

 リングに戻ると3人がかりでイーナンを攻撃。頓所の延髄斬り、イケメンのニーアタック、立花のSTOが決まる。そして立花がシルバーロックでイーナンを捕獲。他のメンバーをイケメンたちが制している間にガッチリと極めて、ギブアップを奪ったのだった。

 続けて立花はCIMAを攻撃。しかし、あべこべに#STRONGHEARTSのコーナーに連れて行かれて3人がかりで攻め込まれる。そしてリアルマネーブラザーズの連携技も被弾。さらにCIMAに河津落とし、グラウンド卍固めを極められた立花。

 骨折していた右腕をアームブリーカーでいためつけられ悶絶だ。しかし、ロープに走ったところを頓所が背後から蹴りを見舞ってカット。だが、CIMAは立花の攻撃を頓所に誤爆させる。そしてリアルマネーブラザーズと共に3人で立花を攻撃。最後はシュバインを決めて、3カウント。立花を失格させた。

 勢いに乗るCIMAは頓所のスワンダイブ式のミサイルキックもドロップキックで迎撃する。しかし、代わったイケメンがクランチにアストロシザース。頓所がドロップキックで追撃し、最後はムーンサルトプレスでクランチからフォールを奪った。これで両軍、残り2名ずつ。

 頓所は果敢に攻め込み、プラスにジャパニーズレッグロールクラッチホールド。これで決めることはできなかったが、カサドーラでプラスから3カウントを奪うことに成功。しかし、その直後、CIMAがコーナートップからメテオラを背後から頓所に炸裂させる。そして、頓所を相手にせずに、コーナーにいたキャプテンのイケメンを呼び込んだCIMA。

 CIMAはイケメンのヒザに低空のドロップキックを食らわせる。これでダメージを負ったイケメンはまともに立ち上がることができなくなってしまった。そこをCIMAがヒザをガッチリと関節技で捕獲。粘ったイケメンだったが、ついにギブアップ! #STRONGHEARTSが勝利した。


 試合後、マイクを握ったCIMA。
「ハハハハハ! 俺は前回の後楽園ホールで乱入して、W-1のファンに聞いたよな? イケメンは一番人気ありますかって。そしてみんなは拍手したな。今日の入場、フラストレーションたまりましたけど、皆さんは雅治1曲楽しんでいたな。21年やってきて一番人気ある言われたらそらあ楽しみにもなるわ。上海から飛んでもくるわ。ジンジャーが怪我して、イーナンの手続き終わったのが3日前や。マネーブラザーズも武藤の団体やと言うたら喜んで来てくれた。俺も楽しみにして来たのにこのざまや。俺はこの続きはシングルマッチしかないと思っていた。お前な、お客さんも気づいていない、俺も気づいていない、チームメイトも気づいてない中で勝手に怪我したんや。そんな人間とCIMAを同じレベルで扱ってくれるな。もう一回言うぞ。自爆してプロレスできませんっていう奴とCIMAを同じレベルで扱ってくれるなよ。世の中にはこういう言葉があるんや。お前は上辺だけの人気はあるかもわからん。でも、お前は挫折を経験してないんや。ええ薬やないか。これで闘わずして、CIMAとイケメンの差はわかったやろ。こういう言葉があるんや。イケメン、俺を誰やと思うてんねん! いいか、俺を誰やと思うんや。せーの!(観客から『CIMA!』という声援)。そういうことや。お前らW-1、全員丸坊主にして出直してこい!」
 と、W-1のファンの前で勝ち誇り、リングから去っていったのだった。

稲葉&立花&頓所のコメント
稲葉 リング上であんなことやられて、あんな胸糞悪い、あんなムカつくことないな、頓所、立花! 自分の会社の年一のビッグマッチで勝手にやってきて、あんな大口叩かれて胸糞悪いな。クソ野郎が! やり返そう!
頓所 やってやりましょう! 俺たちでやってやりましょう!
稲葉 イケメンだけじゃねえよ! いつだってやってやるよ!
頓所 いつでもどこでもやってやりましょう! クソ!
──イケメン選手の怪我には気づきましたか?
稲葉 リング上がってなんか引きずってるのを見て、ちょっと違うなっていう。いつもと全然違って、もしかしたら本当にやばいやつかなと思って見ていたんですけど、僕が見た時点では結構やばいのかなと思いました。イケメンがああいう状況だとキャプテンなので相当なハンデになった。アクシデントとはいえ、負けは負けですから。ただ、これで終わったらW-1終わったままになっちゃうので、イケメンだけじゃないっていうのを見せつけたいと思います。あと個人的に次はタッグリーグがあるので僕の中ではパートナーは征矢さん。征矢さんを感じたいと思っています。
頓所 何度も言っているけど、俺がCIMAを終わらせる。
立花 ああ、ただただ情けねえよ。何も言うことねえよ。クソ!

第六試合
シングルマッチ 30分1本勝負
    • 木村 花

    • 朱崇花

  • 11分2秒
  • 変形みちのくドライバー→片エビ固め

 序盤から迫力満点のドロップキックで攻め込む朱崇花。花が場外に出ると、コーナー最上段に上りラ・ケブラーダだ。そして、戦場は場外へ。客席に花を投げ込んで蹂躙していく。イスを使ってぶっ叩き、鉄柱に追い詰めて再びイス攻撃。非情な攻撃で花を追い詰めていく。

 リングに戻っても朱崇花は攻撃の手を緩めない。座った花の顔面に低空のドロップキックを炸裂させると、続けてコーナー最上段からミサイルキック。そしてバックを奪った朱崇花。だが、花は朱崇花の足を引っ張って倒すと、足を固めながら首も同時に固めていく。そして、ロープに追い詰めて顔面ウォッシュを連発だ。

 しかし、朱崇花はハイキックを花の頭部に炸裂させてやり返す。花もビッグブーツで反撃。ビッグブーツをお互いに打ち合う展開になっていく。ここで花はブレーンバスター。そして、朱崇花のラリアットの腕を掴むと、そのまま自分の身体を絡めて卍固め。さらにグラウンドの卍へと移行する。

 これで仕留められないとコーナーに上がった花。しかし、朱崇花はこれを追いかけると張り手から飛びつき腕ひしぎだ。だが、花も粘る。丸め込みを連発して朱崇花を焦らせる。ならばと朱崇花は花の足を掴んで強引にスープレックス。そしてコーナートップへ。

 だが、花は立ち上がって朱崇花を追撃。コーナー上で朱崇花を捕まえると、雪崩式ブレーンバスターだ。続けてミサイルキックを炸裂させると、変形のみちのくドライバー! 朱崇花をリングに叩きつけ3カウントを奪い、リベンジを果たしたのだった。

 試合後、マイクを握った花は、「勝ちましたー!」と絶叫。続けて、「メキシコに行った初日から所持金盗まれたり、近所のコンビニ行ったら強盗が入っていたり、携帯はほとんど圏外だった。でも、朱崇花さん、私、勝ったんでタッグ組みましょう」と改めてタッグ結成を懇願した。しかし、朱崇花は「強くなったらタッグ組むとは言ったけど、勝ったらタッグ組むとは誰も一言も言ってないし、アハ!」とタッグ結成を拒否。「9月16日の私のホーム、プロレスリングWAVEの後楽園大会でタイトルマッチを組んでもらうから。そこで私に勝ったら、ベルトもタッグも組んであげる。後楽園で待ってる」と今度は自身のホームリングで自身の持つRegina王座を懸けての決着戦を要求した。これを聞いた花は、「性格悪! まあ、朱崇花さんからああ言われてしまったんですうけど、私は諦めません! 次のシングルもReginaのベルトも、タッグも勝ち取ります!」と宣言したのだった。


朱崇花のコメント
朱崇花 まあ、前より成長したとは思うけど、今日はベルトが懸かってなかったから。しかも所属団体の大場所ということで負けてやっただけ。
──次はホームリングでタイトルマッチでの対戦ということですが。
朱崇花 チャンピオンとしてどんな場所でも勝たなきゃいけないのかもしれないけど、気が緩んでしまって。メキシコで習得してきたであろう技で負けたけど、それがホームリングでタイトルマッチとなったら負けるはずがないし、木村花の狙いであるタッグを組むというのはまだまだ先伸ばしになるのかなと思いますんで。
──他にW-1のリングでやりたいことはありますか?
朱崇花 木村花がもう一回対戦したいのならやってもいいけど、今日は負けてしまったのでその腹いせにここは男子の団体ということで、私自身もVMの一員として活動しているので、男子と闘うっていうのもありなのかなと思います。大阪? ポスターに木村花の写真もないし、そこでやれたらいいかなとは思っていますね。


花のコメント
花 試合前の気持ち的にはメキシコのプロレススタイルも日本とだいぶ違って、少し日本の感覚を忘れかけていたというか。デビュー戦の心境に近い心境だったんですけど、リングに上がってゴングが鳴って、朱崇花さんと組み合った瞬間にああ日本のプロレスってこれだってなって、そっからはもうどうやるんだっけ、っていう感情は一切なくなって無我夢中で闘ってましたね。
──メキシコでの成果は?
花 デビュー戦の時の心境に似てたって言ったんですけど、全く同じじゃなかった理由はメキシコでいろんなことを経験したおかげで、私ならリング上がったら大丈夫という自信というか、自分に大丈夫だよって言ってあげられるようになったかなって。
──フィニッシュは?
花 日本では出したことがない技ですね。
──次は向こうでタイトルマッチということですが。
花 私的には何がなんでも勝って、タッグを承諾してもらって、笑顔で肩を組んで帰るっていうのを想像していたんで。勝ちはしまったんですけど、勝ってタッグを組みたかったので、今日タッグを組めたなかったのは納得がいってないというか。勝ったけど、満足はしてなくて、朱崇花さんにもう一回やろうと言ったら、私はイエスとしか答えられない。ノーとは言えないんで。メキシコに行っている間にチャンピオンになられていましたけど、強くなった証としてベルトと朱崇花さんというタッグパートナーを次こそは手に入れたいです。
──メキシコ修行の何%ぐらい出せました?
花 80%ぐらい。タッグを組めなかったっていう結果、事実を考えると全部は出しきれなかったんじゃないかなって思うんですけど、朱崇花さんも全部出しきれなかったって感じ取ったから今日タッグを組めなかったのかなって思います。
──ジャベも出していましたね。
花 元々、飛んだりとかが得意なほうではなかったので、いっぱい飛ばれる選手もいる中で飛ぶことよりも固め技を勉強してきたというのもあるので。

第七試合
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 児玉 裕輔/Enfants Terribles

    • 吉岡 世起

  • 18分6秒
  • マッドスプラッシュ→片エビ固め

※第12代王者・児玉裕輔が2度目の防衛に成功。

 ハンドスプリング式のキックで吉岡を場外に追いやった児玉は、続けてノータッチのトペ・コンヒーロを発射。さらに吉岡がリングに戻ると、コーナートップからフライングフォアアームを炸裂させる。そしてパワーボムで追撃だ。

 しかし、吉岡はサムソンクラッチから倒れた児玉の土手っ腹にフットスタンプを投下する。それでも児玉はリバースDDTで吉岡の反撃をストップ。そして、必殺のマッドスプラッシュを発射だ。しかし、吉岡はこれを剣山で迎撃してみせた。

 ここから両者リング中央で膝立ち状態でのエルボー合戦。やがて両者立ち上がり、エルボーを打ち込んでいく。ここで吉岡が押し込んだかと思いきや、児玉は打たれてロープに倒れた反動を利用してエルボーを炸裂させて吉岡をダウンに追い込む。

 だが、吉岡は張り手で反撃すると、ラ・ミスティカ。そしてコーナー最上段に上がり、掟破りのマッドスプラッシュだ。しかし、児玉も美しいフォームのドロップキックですぐさま反撃。ならばと吉岡もファイヤーマンズキャリーで抱え上げてから、下から児玉を蹴り上げる。さらに吉岡はバズソーキックで児玉の頭部を蹴り抜く。

 そして、必殺のS・Kへ。しかし、児玉は神林レフェリーを盾にしてこれを阻止。吉岡がロープに走ったところを空中に放り上げて急所に蹴りを食らわせる。そして、首を抱えての変形のDDT。これをなんとか返した吉岡だったが、続くマッドスプラッシュは返すことができず。児玉が3カウントを奪い、ベルトを防衛したのだった。


吉岡のコメント
「掴んだと思ったんだよ。あのベルトここまで来たと思ったんだよ。なのに最後の数分で。前回のタイトルマッチより悔しいよ。なんだ急所って。あんな反則で負けるって、そんな自分が許せねえよ。何かが足りねえんだよ、何かが。この1年間、自分を上げるために刺激探してきたけど、まだまだ足んねえんだよ!」


児玉with新井のコメント
児玉 ああ気持ちいい! 最高に気持ちいい! 見た? リング上の吉岡世起の悔しそうな顔。ああいうのをドンドン引き出していくから。悔しかったんでしょ? 悔しいでしょ? 誰でもいいよ。とりあえず吉岡、文体という最高の舞台で最高に気持ち良くさせてもらったから。次は誰が気持ち良くさせてくれるかな?
新井 極上のプロレス! 20年やっている俺が金払って見に行くよ。凄いよあなた! さすが世界のTAJIRIの弟子! お前ら、見に来い、児玉裕輔の試合を!

第八試合
WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 近藤 修司/TriggeR

    • 土肥 孝司

    • T-Hawk

    • エル・リンダマン

  • 19分39秒
  • 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

※第16代王者組・近藤修司&土肥孝司が初防衛に成功。

 先発は近藤とリンダマン。リンダマンはゴングが鳴ると盛んに挑発。試合が始まると近藤の頭を叩いてバカにしまくる。さらにストンピングを食らわし、近藤の反撃をことごとく避けて、頭を叩きまくる。これに怒った近藤が猛烈なタックル。そして場外へと追いやるが、リンダマンはすぐにリングに帰還し勝ち誇ってみせた。

 続いては土肥とT-Hawkが対峙。まずは土肥がショルダータックルで先制だ。そして逆水平チョップを打ち込んでいく。ならばとT-Hawkも逆水平チョップで反撃。チョップ合戦でお互いに一歩も引かない。

 しかし、リンダマンが背後からロープ越しにキックを食らわせて土肥の動きを止める。その間にT-Hawkは場外で近藤と乱闘だ。さらにリンダマンとT-Hawkはダブルのショルダータックルで土肥をふっ飛ばし、そこにリンダマンがボディプレス。土肥を足蹴にして勝ち誇ってみせる。

 だが、土肥も張り手で反撃。リンダマンをコーナーに追い詰め、ニーリフトを連打。さらに近藤と2人でストンピングでいためつける。リンダマンも近藤にチョップで反撃していくが、近藤は張り手一発で黙らせる。そして再び土肥にタッチ。

 代わった土肥はストンピングでリンダマンをいためつけ、さらに代わった近藤は急角度の逆片エビ固めだ。その間、土肥はT-Hawkを場外に追い出して、カットに入らせない。ここはリンダマンがなんとかロープエスケープ。しかし、近藤は立ち上がるのを待って、ランサルセでリンダマンをマットに叩きつける。

 だがリンダマンは近藤と土肥が合体攻撃を狙ったところを阻止。土肥を場外に追いやると、続く近藤の攻撃も避けて、そのままトペ・コンヒーロだ。さらにもう一発トペ・コンヒーロを場外に放ったリンダマン。代わったT-Hawkは近藤に逆水平チョップを食らわせてコーナーに振る。近藤も逆にコーナーに振り返し、T-Hawkの蹴り足を取って串刺し式ラリアットだ。

 ならばとT-Hawkは近藤のラリアットをガードしてから、ナイトライドの体勢へ。だが、近藤は後方に着地するとKUBINAGEでT-Hawkをぶっこ抜いて叩きつける。そして再びランサルセへ。これをT-Hawkはヒザで迎撃。続くリンダマンも土肥のタックルを受け止め、水車落としで切り返す。

 しかし、土肥はコーナーに上ったリンダマンを捕まえてデッドリードライブ。そして近藤と合体ラリアットをリンダマンに食らわせてみせた。しかし、T-Hawkがカット。土肥のブレーンバスターを逆にブレーンバスターで切り返すと、ロープを跨いだ近藤にリンダマンがドロップキック。股間を打って悶絶する近藤に、リンダマンはさらにドロップキックで追撃だ。

 そして、T-Hawkはコーナーに土肥を持ち上げる。土肥もエルボーで対抗し、両者コーナーの上でエルボー合戦だ。一度は土肥がT-Hawkを叩き落としたものの、T-Hawkはすぐにチョップで反撃。雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、そこにリンダマンがボディプレスを投下だ。

 そしてリンダマンは土肥をジャーマンの体勢に捕らえる。だが、土肥はこれを阻止してハーフネルソンスープレックス。しかし、すぐにT-Hawkが入ってきてヒザ蹴りだ。近藤のカットも阻止して、リンダマンがジャーマンを2連発。さらにリンダマンはタイガースープレックスを狙うが、土肥はこれを踏ん張る。ならばとリンダマンは飛びつきの三角絞め。リンダマンに絞められながらも立って踏ん張る土肥。一度は極められかけたが、強引に持ち上げるとスクラップバスターだ。

 そして、強烈なラリアットを炸裂させた土肥。ここはT-Hawkがカット。リンダマンも丸め込みで粘り、ロープに走った土肥を腕を絡めて投げ捨てる。しかし、グラウンドで土肥はすぐさま南京錠固めだ。これが外れると土肥はハーフネルソンスープレックスからラリアット。最後は必殺の垂直落下式ブレーンバスターでトドメを刺したのだった。 

T-Hawk&リンダマン&CIMAのコメント
リンダマン すみません……。
CIMA しゃあない。今日のタッグ選手権の結果は受け止めよう。
T-Hawk いいか! 今月、俺は個人的に世界5カ国を股にかけ、刺激を集め、また新たな刺激で満ち溢れさせ、何回でも蘇るぞ。
CIMA 最後取ったら良かったけど、しょうがない。向こうも意地あるだろう。まあ、イケメンも潰したし、最後取れてたら文句なかったけどな。あらしょうがない。そんなこともあるから。気にすんな。
T-Hawk 俺たちがこのW-1に来て3カ月ただ単に試合をして来ただけじゃない。
CIMA 俺らは毎回上海から来る。だから日本にスパイを置いといたからな。誰がスパイかは楽しみにしとけよ。ただじゃ俺らも帰らんからな。
T-Hawk その先はこれからのお楽しみだ。これからの#STRONGHEARTSにまだまだ期待しとけ!
CIMA W-1の中にスパイがいてるからな! そういうことだ!

近藤&土肥のコメント
近藤 できたばかりの頃なら、簡単に他団体にベルトの流出をさせてたかもしれない。でも、そうはいかない。早々簡単には負けない。たった5年、たった5年だけど、俺たちも小さいながらもプライドがあるんだよ。今日負けなかったのは土肥のプライド。
土肥 もちろんW-1に誇り持ってやってる。あいつら自分の団体抜けてまた新たしいところでがんばってのは感じたけど、リンダマンみたいな三下連れてくんな。それからT-Hawk、なに近藤修司に噛み付いてんだ? とりあえず、タッグリーグ始まるから。俺らチャンピオンとして優勝は必須だからな。負けられないから。今日みたいな防衛戦ができる相手がW-1の中にもまだまだいるし、熱い試合でタッグ選手権やりたいですね。
近藤 さあ、リンダマン、俺たちの靴を舐めろ! 公開でやってもいいぞ。逃げたかな?
土肥 またW-1に来んならちゃんとケジをつけろ。

第九試合
WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 征矢 学/new Wild order

    • 芦野 祥太郎/Enfants Terribles

  • 30分3秒
  • アンクルロック→レフェリーストップ

※第12代王者・征矢学が2度目の防衛に失敗。芦野祥太郎が第13代王者となる。

 グラウンドの攻防からスタート。芦野は寝転がった自分を飛び越えようとした征矢の足を捕獲して、早くもアンクルロックを仕掛けるが、征矢もすぐに脱出。再びグラウンドの攻防となるが、芦野は征矢の左足首に照準を絞って足攻めを展開。さらにヘッドロックに捕らえていく。

 これを外した征矢は芦野のショルダータックルを受け止めて、逆にタックルでふっ飛ばす。そして場外に逃げた芦野を追いかけ鉄柱に叩きつけていく。しかし、芦野は続く征矢のラリアットを避けて、征矢がもう一発打ってきたところを右腕をキャッチ。鉄柱に叩きつける。2度続けて叩きつけていためつけると、リングに戻ってきた征矢のバックをエプロンでキャッチ。ジャーマンを狙う。

 ここは征矢が阻止したものの、すぐさま腕を蹴り上げる芦野。さすがの征矢も悲鳴を上げながら場外に転落だ。リングに戻ってきても、芦野は征矢の右腕に集中攻撃。征矢のチョップを余裕で受け止め、アームブリーカーだ。

 さらに芦野は征矢の右腕をロープに絡めてアームロック。徹底的にダメージを与えていく。しかし、征矢は自らエプロンに出ると、ロープ越しに芦野の首を捕獲。ハングマン式のネックブリーカーを断崖式で放ってみせた。さらに征矢はワイルドボンバーを場外で発射。芦野をなぎ倒してみせる。

 リングに戻ると、征矢はロープを使ったシーソーフリップ。芦野のノドをサードロープに叩きつける。さらに首筋にエルボーを落とし、スリーパーで絞め上げてから倒れた芦野にニードロップを投下してみせた。勢いに乗る征矢は串刺し式バックエルボー、ブルドッキングヘッドロック、ネックブリーカーを連発。さらに首4の字固めで首にダメージを与えていく。

 しかし、芦野は征矢がジャンピングラリアットに来たところをドロップキックで迎撃。右腕をピンポイントで打ち抜いてみせた。さらにマットに何回も征矢の右腕を叩きつけていく芦野。アームブリーカーで追撃し、倒れたところにエルボーを投下。徹底した右腕攻めだ。

 さらにアームロックを極めた芦野。チキンウィングに極めると、逆立ちからのブリッジで反動をつけながらいためつけていく。だが、これを強引に逃げた征矢はブレーンバスターで反撃。芦野に技を避けられながらもスピアーを決めてみせた。

 芦野もすぐさま反撃してくるが、これを断ち切って再びスピアー。だが、芦野も引き下がらず、すぐにラリアットを打ち込んでダブルダウン状態となってしまった。立ち上がってくると、芦野はエルボースマッシュ、征矢はチョップをお互いに打ち込む。ここで芦野は張り手からジャーマンスープレックス。ならばと征矢は頭突きでお返し。これにはさすがの芦野もダウン。

 征矢はジャンピングDDT、デスバレーボムと大技を連発。そして、トドメのワイルドボンバーだ。まずは後頭部に食らわせ、続けて正面から放つ。しかし、芦野はこれを避けてアンクルロック。ならばと征矢は前方回転しながら足の力で芦野を投げて鉄柱に叩きつけることに成功。そしてコーナーに持ち上げて雪崩式ブレーンバスターの体勢に芦野を捕まえる。

 だが、芦野はリングに着地すると、征矢のバックを捕まえて雪崩式のジャーマンスープレックス。さらにジャーマンで投げ飛ばし、T-ボーンスープレックスの体勢に入る。しかし、征矢もこれを阻止。ならばと芦野はワキ固め。さらに片腕を足で固めて、征矢をうつ伏せ状態にしてからのアームブリーカーだ。

 あまりの無慈悲な技に場内から悲鳴が上がる中、芦野は必殺のアンクルロック。征矢がロープエスケープするとリング中央に戻して再び極めにかかる。だが、征矢も簡単には極めさせない。ならばと芦野はアームロック。征矢はこれを強引に持ち上げ、コーナーに叩きつけると、後方に回転しながら芦野を持ち上げてブレーンバスターだ。そしてパッケージドライバーで芦野をマットに串刺しにすると、ロープに走ってワイルドボンバー。

 だが、芦野はこれをキックアウト。そして、ワイルドボンバーを放ってきた征矢をカウンターで捕まえて、T-ボーンスープレックス。続けてアンクルロックだ。征矢が脱出しようとしても身体の位置を入れ替えて決して足首を離さない。そしてリング中央に引きずり戻して渾身の力で締め上げていく。

 必死に耐える征矢。しかし、次第に動きがなくなる。もはやロープに逃げる力も切り返す力も残っていないと見た神林レフェリーがゴングを要請。無念のレフェリーストップ負けとなってしまった。

 試合後、マイクを握った芦野。「おい、征矢! 言っただろう、返してもらうとな。どんな勝ち方でもよ、レフェリーストップですか? 俺が新チャンピオンだよ。なんか文句あんなら聞きますけど」と言い放った。征矢は「芦野、まだ俺はギブアップしてねえ。チャンピオンだったらよ、俺からギブアップ取ってみろよ。この足、へし折ってみろよ! それで満足か? どうせすぐにチャレンジャーも出て来ねえだろう! もう一度、もう一度、どこでもいい場所は。チャンピオンだったらお前が決めろ。俺の挑戦を受けろ!」とリマッチを要求だ。

 これを聞いた芦野は、「やってやるよ! 次は言い訳できねえぞ。次はレフェリーストップなしだよ。完全決着つけてやるよ。どこがいいかな? 9月29日、大阪。そこでやりますか? 俺はおめえと違って防衛戦ガンガンやっていくからよ、おめえの挑戦受けて立つよ。では、お引き取り願います」と征矢をリングから下げせる。さらにセコンドにいた稲葉に向かって、「稲葉、復帰したってそんなもんか?」と罵倒だ。

 しかし、最後は「俺はW-1が好きだ。W-1を良くするためにこのベルトが必要だった。W-1の顔は俺が務める」と力強く宣言。さらに「今日、このリングで怪我人が出たみたいだけど、さっさと帰ってこい!」とイケメンにエールを送って締めくくったのだった。


征矢のコメント
「負けは認める。あいつの技には負けてない。レフェリーの判断だ。負け惜しみ? どうでもいい。俺にはあいつともう一度闘わなきゃいけない理由がある。芦野、受諾してくれたことありがたいと思っている。俺はしぶてえんだよ。この足が折れるまでやってみろよ。俺は絶対にギブアップしねえ! 絶対にギブアップはしねえんだよ!」

芦野のコメント
「今日がスタート。2回目のベルト取って、今日がスタート。新しいW-1の歴史を作り上げます。違うやり方でやっていこうと思っています。それがW-1を良くするため。もうちょっとで6年目ですよ。イケメンでも社長でも副社長でもないんだよ。俺がW-1を引っ張るから。俺は自分の言葉に責任持って行動します」

WRESTLE-1 OFFICIAL GUIDE