- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分12秒
- ソルティクラッチⅡ
グラウンドの攻防からスタートしたこの試合だが、一はショルダータックルで三富を吹っ飛ばす。しかし、三富はすぐに反撃。ボディスラムで何度も叩きつけていく。さらにブレーンバスターで叩きつけた三富だったが、一はドロップキック反撃。コーナーに追い詰めるとDDTで三富の脳天をマットに串刺しにする。さらに延髄斬りを決めた一は膝立ちの三富にドロップキックを顔面に炸裂させる。だが、三富も屈しない。一の動きをトラースキックで止めると、垂直落下式ブレーンバスター。最後は新技であるソルティクラッチⅡでガッチリと絞り上げ、ギブアップ勝ちを奪ったのだった。
- 第二試合
- 3wayマッチ 30分1本勝負
- 7分50秒
- ムーンサルトプレス→片エビ固め
まずカズと児玉で攻防を始めようとするが、そこに割って入ろうとするイケメン。カズと児玉の怒りの2人がかりの攻撃を食らうが、すぐに立ってポーズを決める。さらにジャケットチョップでカズを追い込んでいく。だが、ここで息を潜めていた児玉が場外から足を引っ張る。イケメンを場外に追い出し、児玉とカズは強烈なエルボー合戦だ。そして、そこにカズのハンドスプリング式ジャンピングハイキックが炸裂する。と、ここでイケメンが場外から入ってきて、さりげなく倒れている児玉をフォール。怒ったカズはカットしたあとに問い詰めるが、イケメンはカズに共闘を要請。これを受けたカズはイケメンの指示通りにコーナーに登っていく。ところが、イケメンはカズがコーナーにいるのをいいことにイケメンクラッチで漁夫の利をさらいに来たのだ。これを2度も繰り返されてはカズも激怒。たちまち両者の間で争いが起きてしまう。と、ここに児玉が襲いかかってくる。攻防の中、カズは雪崩式ブレーンバスターの体勢に児玉を捕獲する。そこにイケメンが出てきてカズを児玉ごと抱え上げてパワーボム! これで大ダメージを負った児玉にイケメンが追撃。カズを場外に追い出してから、イケメン落としを炸裂させ、最後はムーンサルトプレスで勝利を飾ったのだった。
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分52秒
- PK→エビ固め
『CRUISER FES』決勝戦の前哨戦。先発を買って出たアンディとアレハンドロは両者ともスピーディーな動きで、相譲らぬ攻防を展開する。続いて佐藤と伊藤の攻防では伊藤の強烈なミドルキック、サッカーボールキックが佐藤を襲う。土手っ腹、背中を蹴飛ばされて悶絶してしまう佐藤。続くアレハンドロからは顔面へのドロップキック、伊藤からはミドルキック連打、さらにアレハンドロにメキシカストレッチで固められるなど、やられっぱなしの状態が続いた。しかし、佐藤はカウンターでアレハンドロをボディスラムで叩きつけ、ようやくローンバトルから脱出。そのアレハンドロはアンディのロメロスペシャルに捕まるが、続く丸め込み合戦の中でドロップキックでアンディの顔面を打ち抜いてみせる。しかし、アンディもコーナーに上がったアレハンドロを逆立ち式のヘッドシザーズで叩きつけて、一歩も譲らない。ここで両者とも佐藤と伊藤に交代だ。佐藤は先程のお返しとばかりに伊藤をエルボーアタックで吹っ飛ばし、コブラツイストに伊藤を捕まえる。アンディもアレハンドロをコブラツイストに固めてアシストするが、伊藤は強引に脱出。佐藤、アンディを蹴りで蹴散らしていく。そして場外に逃げたアンディにアレハンドロはノータッチのトペ・コンヒーロだ。リング上では伊藤が佐藤をバックドロップで叩きつけ、サッカーボールキック、水面蹴りとキック技で追い詰める。最後はPKで佐藤の胸板をぶち抜き、3カウントを奪ったのだった。
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 14分23秒
- ワイルドボンバー→片エビ固め
先発はタイトルマッチを闘う芦野と征矢。征矢は丸坊主、そして黒のショートタイツという原点に戻ったかのようなスタイルで登場だ。両者はグラウンドなど、じっくりとした攻防を展開。続く岩石と立花もグラウンドで渡り合う。さらに岩石は芦野ともマッチアップ。手四つの攻防で競り勝ってみせる。しかし、それに気を取られていた岩石は背後から立花の竹刀攻撃を食らってしまう。芦野はその隙きにエルボースマッシュから足攻めを開始だ。さらに芦野たちは場外乱闘。商店街で暴れまわって征矢と岩石をいたぶっていく。だが、リングに戻ると岩石も得意の頭突きで反撃。征矢もタッチを受けると、まとめて、サソリ固めで芦野を追い込む。しかし、芦野もエルボースマッシュアタックで反撃。征矢も負けじとカウンターのスピアーを決めると、芦野はさらに足を掴んでアンクルロックだ。ここで征矢はなんとか脱出するものの、芦野はジャーマンで投げ捨てて追撃。両者一歩も譲らない。だが、ここで立花がシルバーロックで征矢を捕獲。このピンチを救ったのは岩石だった。岩石は何度も芦野に蹴散らされながら、カットすることに成功。岩石のおかげで息を吹き返した征矢は、立花にワイルドボンバーを炸裂させ、3カウントを奪ったのだった。
芦野&立花のコメント
芦野 前哨戦に勝ったぐらいじゃねえか。立花に勝ったぐらいで、このベルトは「俺のもん」じゃじゃねえよ! 俺に勝ってから言え。あと3回、全部タップアウトさせるぞ。まだ上にいるのは俺だよ。
立花 すいません。あの野郎、絶対許さねえぞ!
征矢&岩石のコメント
征矢 前哨戦、始まったぞ。いいスタートが切れた。あとは俺が結果を出すだけだから。残り3戦か? 俺の覚悟は決まってんだよ。もう何も飾らない。ただ、芦野祥太郎、お前が持っているそのベルトだ、俺が欲しいのは。3月14日、後楽園ホール。俺がベルトを奪ってやるよ。
岩石 本当にEnfants Terriblesなんなんだよ。後楽園まであと数日しかないけど、俺は全力でサポートするよ。で全力でサポートする。あとひとつ。立花誠吾、いい加減にしろ! おい、立花、納得いかねえ。学院の先輩とかACEの先輩とか関係ねえよ。俺と闘え、立花!
- 第五試合
- 8人タッグマッチ 30分1本勝負
- 13分22秒
- スワントーンボム→片エビ固め
試合開始早々、場外乱闘を始める両軍。ここはベテラン軍がリードして進める。しかし、リングに戻ると地元・熊本の吉岡が素早い動きで撹乱。続く土肥がショルダータックルで河野をふっ飛ばすとすかさず熊ゴローが入ってきて、土肥熊のコンビネーションプレイを決めてみせる。さらに稲葉が河野に顔面ウォッシュから大暴走だ。しかし、卍固めに捕まえたところでベテラン軍が総出でカット。あっという間に形勢逆転だ。稲葉はリング上で孤立し、ベテラン4人のストンピングを受けてしまう。さらに太鼓の乱れ打ちなどを決めたベテラン軍。ここで河野が逆エビ固め、続けてベテラン軍のトレイン攻撃が稲葉を襲う。だが、稲葉も気力で反撃。フロントキックで河野を止めると、ダイビングショルダータックルだ。ここでタッチを受けた熊ゴローは論外とMAZADAを2人まとめてフライングソーセージ。さらに土肥とのトレイン攻撃を決めてから、河野をバックフリップだ。ここで吉岡と近藤の攻防に移行。吉岡は素早いスピードでシザースキックを決めるが、近藤もクビナゲでやり返す。さらに愚連隊の合体フェイスバスターも食らってしまった吉岡。しかし、土肥が論外にラリアットを食らわし、続けて熊ゴローのダイビングセントーンが決まる。最後は吉岡がスワントーンボムで論外から3カウントを奪ったのだった。
試合後、熊本出身の吉岡と稲葉がそれぞれ挨拶。地元で錦を飾ったのだった。
吉岡&稲葉のコメント
吉岡 地元での試合は1年半ぶりですかね。戻ってこれました。しかも勝利を収めることができたので。2人で結構前に被災地に行って、寄せ書きしたり、元気をもらったので、その元気を分けられたかなと思います。
稲葉 こういうチャリティの大会を無料でできて、普段プロレスを見る機会のない方も見られたと思うんで、これからも元気を届けられたなと思います。
- 第〇試合
- 提供試合 シングルマッチ
- 6分54秒
- フロッグスプラッシュ→片エビ固め
レアルルチャリブレよりの提供試合。ヴァンヴェール・ネグロとその息子であるジャックの対戦だ。序盤から軽快な動きでネグロを翻弄するジャック。たまらず場外に逃げたネグロにフィンタデレギレタで撹乱し、武藤のプロレスLOVEポーズを決めてみせる。怒りのネグロは場外にジャックを誘い出すと、すぐに自身はリングに戻り、ジャックがロープをまたいだ瞬間にロープを蹴り上げる。たまらず悶絶したジャックにネグロはチョーク攻撃で追撃だ。さらに頭突き攻撃を食らわすネグロ。ジャックもエルボー攻撃や張り手で反撃するもパワーで断ち切られてしまう。そんな中、ジャックはウラカン・ラナ、619、ヒザを踏み台にしての延髄斬りでリズムを掴む。ネグロのパッケージドライバーを食らってしまうが、続くフロッグスプラッシュは自爆を誘うことに成功。最後は逆にフロッグスプラッシュを決めて、3カウントを奪ったのだった。