- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分13秒
- 岩石落とし→片エビ固め
岩石は序盤の腕の取り合いからショルダータックルで吹っ飛ばしたものの、三富の逆襲を食らう。三富は岩石の首に照準を絞り、ニードロップを投下。さらにモンゴリアンチョップを食らわせていく。続けてエルボーで岩石の首を殴りつける三富。しかし、岩石は得意の頭突きで反撃。スピアー、水車落としで攻め込んでいく。三富もブレーンバスターで反撃し、トラースキック、ネックブリーカーを決めるが、払い腰で遮断され、最後は岩石がバックドロップで3カウントを奪ったのだった。
岩石のコメント
「この間、シングルやったばかりだけど、新木場でタッグで負けて、いままで一さんとか壮馬とか頓所さんとかが闘ってたけど、唯一自分が闘ってなかったからその心残りがあったんだ。三富さん、またやりましょう、決着つけましょうよ」
三富のコメント
「スリー入った? 入った? 前回横浜で負けて、今日も負けて、もう終わりと思った方もいるかと思うんですが、最後のバックドロップで目が覚めたね。ACEにいろいろ言ってたけど、会社に対して言うことがあるんで、目覚めさせてくれた岩石くんに感謝しますよ。これからも発言していきますから」
- 第二試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 6分39秒
- 腕極めノーザンライトスープレックスホールド
地元・新潟出身の馬場が登場。ガッツワールドの大谷とのシングルに挑む。ショルダータックルで先制し、大谷をコーナーに追い詰めエルボーで攻め込む馬場。一方の大谷は逆水平チョップで反撃。首4の字固めでスタミナを奪いにかかる。しかし、これを逃れた馬場はエルボーアタックで反撃し、ブレーンバスターを決める。そして、得意のミサイルキックを発射だ。馬場はトドメのみちのくドライバーの体勢に。しかし、大谷はこれをキックアウト。ロープ間を交差してのスタナーで反撃し、エルボーアタックで黙らせる。最後は腕極めノーザンライトスープレックスホールドで勝利をもぎ取った。
大谷のコメント
「馬場さんの地元凱旋試合で、僕が勝ってヨーグルトを手にしたわけですけど、地元の勢いみたいなのは凄かったですね。ヤスダヨーグルトをたくさん食べて強くなって、またW-1に上がった時は馬場選手と当たって強いところを見せたいと思います。ヨーグルト大好き」
馬場のコメント
「おい、大谷! 地元新潟で初めての試合。勝ちたかった。両親も知り合いもたくさん来てて、みんなに俺の勝ってる姿を見せたかった。でも、新潟で試合するのはこれが最後ってわけじゃないから。また新潟に来る時は必ず勝ちますんで、また新潟で試合をするのを待っててください。大谷! これで終わりじゃねえぞ。俺が勝つまで終わらねえんだよ、もう一回やらせろ!」
- 第三試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 8分42秒
- 足4の字固め
河野は佐藤のショルダータックルを軽く受け止め、ボディスラムで叩きつける。そして場外に落とすと、客席に佐藤をぶん投げる。なんとかカウント20までに戻ってきた佐藤に対して、エルボーアタック。佐藤は先輩からの手痛い洗礼を食らう。だが、ボディスラムで意地の反撃。そしてコブラツイストで河野を捕獲する。しかし、河野はこれを軽く脱出。佐藤のエルボーに後退するところを見せるが、すぐにニーアタックで反撃。ネックハンギングボムで叩きつけてから、逆エビ固めだ。ここはなんとか逃れた佐藤。しかし、河野は間髪入れずに佐藤の片足を掴んでドラゴンスクリュー。最後は足4の字固めをがっちり極めて、粘る佐藤からタップアウトを奪ったのだった。
試合後、勝利者賞のパネルを2つに折った河野。半分を健闘した佐藤に渡し、拍手を浴びていた。
河野のコメント
「地方でしか組まれない試合だからね。このシングルマッチがいずれW-1のタイトルマッチになるように。俺が挑戦者でもいいし、佐藤がチャンピオンでもいい。この試合がタイトルマッチ、チャンピオンシップだっていう日が一日でも早く来るように。俺も練習するし、お前もがんばれ。これは半分ずつ」
佐藤のコメント
「ありがとうございますした。この間の新木場でのMAZADAさん、そして今日の河野さんと、ベテランの方との試合を組んでくれた会社、ありがとうございます。なかなかW-1の上の人たちとシングルができなかったんですけど、認められてないのかなと思ったんですけど、地方大会でベテランの方と組んでくれてありがとうございます。これからも上の人たちとドンドンシングルマッチをやっていきたいです」
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 14分7秒
- ムーンサルトプレス→片エビ固め
4.18後楽園で組まれているリザルト王座戦の前哨戦。入場が終わるとイケメンと立花が睨み合い。イケメンがベルトを掲げると、立花はウンコ座りで「ああ〜ん?」とポーズ。試合が始まると、イケメンはショルダータックルで倒されても、すぐに立ち上がりジャケットを広げてポーズ。ならばと立花も倒されても、「ああ〜ん?」とすぐにウンコ座りになって対抗。どちらも一歩も引かない。続いて児玉と頓所のマッチアップ。頓所は軽快な動きで児玉についていき、アームホイップで投げ飛ばす。続くイケメンもグラウンドでコブラツイストを児玉に極めてポーズだ。そして再び頓所へ。しかし、コーナーにいた立花が頓所の足を引っ張って倒すと、一気に流れがEnfants Terriblesに。児玉と立花は頓所を捕まえてやりたい放題だ。だが、頓所も打点の高いドロップキックを児玉に炸裂させて、イケメンにタッチ。イケメンはジャケット張り手で児玉を追い詰め、ショルダースルーからイケメンクラッチ。さらに代わった立花にもスワントーンボムを食らわせる。これを返されると「イケメンスペシャル!」と叫んで再びコーナーへ。だが、コーナーに上がったところを児玉に蹴りを食らい、パワーボムで叩きつけられる。さらにそこに児玉のマッドスプラッシュが炸裂。しかし、イケメンは3カウントを許さない。素早い動きで児玉と立花を同士討ちさせると、頓所がミサイルキック、プランチャーで児玉を場外に引きつけている間に、イケメン落としからムーンサルトプレスを決めて3カウント。最後の前哨戦で立花から直接勝利を収めたのだった。
イケメンのコメント
「竹刀使わなかったらこんなもんじゃない。でも、この感じだと、あいつ竹刀使うんじゃない? 使われて勝ってねえから正直持ってきてほしくないよね。(会場にあった大量の竹刀を見つけて)え? あれ?(と大量に抱きかかえて姿を消す)」
立花のコメント
「クソが! クソが! だけど、今日で竹刀使わないで、どういう感じであいつが来るかよくわかったぞ。後楽園ではこういう結果にはならねえぞ。よく見とけ」
- 第五試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 13分3秒
- 飛鴻→片エビ固め
4.18後楽園大会で行なわれる吉岡vsアレハンドロのクルーザー王座戦の前哨戦。先発を勝って出たアンディとジェイはお互いのレスリングテクニックを駆使して攻防を展開。続くクルーザー王座を争う当事者の吉岡とアレハンドロは素早い動きの攻防を見せる。吉岡がアレハンドロの足を封じに出れば、アレハンドロは旋回式のヘッドシザースホイップ、ロープを使ってのアームホイップを見せる。しかし、続いて出てきたアンディを吉岡がロメロスペシャルを食らいながらもドロップキックを炸裂させて捕獲。アンディを孤立させて、ローンバトルに持ち込む。これをアンディが脱出すると再びアレハンドロと吉岡が。アレハンドロが619を決めれば、吉岡もシザースキックで反撃。さらにボディスラムで叩きつけてからコーナーへと上がる。だが、アレハンドロはすぐさま追いかけて雪崩式のアームドラッグ。両者一歩も譲らない。そんな中、アレハンドロはジェイと吉岡を2人まとめてドロップキックで蹴散らし、アンディがジェイに三角飛びプランチャー、アレハンドロも吉岡にトペ・コンヒーロだ。アンディはコーナーからフライングボディアタックでジェイを追い詰める。だが、ここで吉岡がカット。ジェイのフライングラリアットから吉岡がスワントーンボムをアンディに投下する。アンディはジェイにタイガードライバーも食らい、万事休すの状態かと思われた。しかし、ジェイのパワーボムをウラカン・ラナの要領で切り返し、そこにアレハンドロがキック。さらにアレハンドロがESO ES TODOでジェイをマットに串刺しだ。最後はジェイの頭部に旋回式の蹴りを食らわせ、飛鴻でトドメを刺したのだった。
吉岡&ジェイのコメント
吉岡 大丈夫、ジェイ? アーユーOK? まあ、元気あんのかないのかわかんねえな。タッグで2連敗したけど、シングルマッチは別だから。
ジェイ アンディサン、またやりましょう!
アンディ&アレハンドロのコメント
アレハンドロ 今日は調子が良かったけど、空回りしましたね。でも、勝ちは勝ちなんでこの調子で後楽園ホール、タイトルマッチ、あのベルトを獲りにいきます。ソイ・アレハンドロ!
アンディ ジェイかジョイかわからんけど、チャンピオンの吉岡とやるのもいいけど、ジャイとやるのもおもろいかな? 今日はエンジョイできました。
- 第六試合
- 8人タッグマッチ 30分1本勝負
- 20分16秒
- ダイビングセントーン→片エビ固め
4.18後楽園大会で解散を懸けて闘うNEW ERAとベテラン勢の激突。また、同大会でタッグ王座を懸けて闘う土肥熊と征矢の前哨戦でもある。先発は伊藤と征矢。お互いにチョップ合戦で渡り合う。さらにショルダータックル合戦となったが、伊藤が気迫のこもった一撃で征矢をふっ飛ばしてみせた。続いてはカズと熊ゴローの対戦だ。カズは熊ゴローの髪の毛を引っ張って翻弄し、ヘッドロックを放さない。ならばと熊ゴローは力づくでカズを持ち上げて叩きつけ、土肥を呼び込んでダブルのショルダータックルをカズにぶちかます。続いて近藤と稲葉の対戦。稲葉は近藤に顔面ウォッシュを仕掛けるが、近藤も場外に引きずり出してみせる。そして両軍場外で入り乱れての乱闘だ。これでリングに戻ると稲葉が捕まってしまう。征矢に雪崩式ブレーンバスターを食らった稲葉。さらに逆エビ固めでいためつけられ、代わった近藤からはランサルセを食らってしまう。ここをダイビングショルダータックルで切り抜けると、鬱憤の溜まった土肥がラリアットでベテラン軍を1人で蹴散らす。近藤にマンハッタンドロップから低空のDDTを食らい、代わった征矢にはまとめて、デスバレーボムを食らっても、スパインバスターでお返しだ。さらに伊藤が征矢を蹴り飛ばして、ブロックバスターで投げ飛ばし、土肥熊と伊藤の3人が揃ってアルゼンチンバックブリーカー。稲葉も近藤を卍固めに捕らえてみせる。さらに土肥熊がトレイン攻撃から熊ゴローのダイビングセントーンを発射する。しかし、これは自爆。近藤のランサルセ、論外のシャイニング論ザードが次々と熊ゴローに炸裂する。さらにベテラン軍は熊ゴローにトレイン攻撃。そして、論外が超高校級ラ・マヒストラルだ。しかし、伊藤が入って来て、カズと近藤を蹴りで蹴散らす。さらに土肥が論外にラリアット。最後は熊ゴローがダイビングセントーンを投下し、論外から3カウントを奪ったのだった。
征矢&カズ&近藤のコメント
征矢 今日の勝ちはタッグタイトルに関係ないんだよ。土肥熊が言ってただろ。シングルのチャンピオンだとしても実績ねえんだろ? 今日勝っても実績になんねえんだろ? 今日は4vs4でタッグじゃねえからな。今日も意味ねえや。本番は4月18日後楽園ホール、それだけだ。あとなんもねえ。
カズ もう、いいっしょ。NEW ERA必要ないっしょ。お里という自分に対する保険。いらないよ。どっか帰る場所なんていらないよ。個人の闘いだから。終わりだよ、終わり。
近藤 稲葉くん、勝とうが負けようが、これこれ(と言って、近くにあったビデオを取り出す)。ほんのちょっと変わってみよう。わかる? 敵の俺に言われたらおしまい。勝とうが負けようが関係ない。ほんのちょっと変わってみよう。変わる気あんのか、この野郎!
稲葉&土肥&熊ゴロー&伊藤のコメント
土肥 新木場はやられたけど、勝てたな。
稲葉 後楽園で勝ってNEW ERAでがんばっていきましょう!
土肥 NEW ERAは絶対解散しませんよ。
伊藤 俺らは解散が懸かってるんで、僕と稲葉さんとアンディさんで、勝ってギャフンと言わせましょう。
熊ゴロー 俺たちだけ見てればいいんだよ! 阿賀町賞だ! これが獲れんのか?
伊藤 これ食ってパワーつけましょう!
熊ゴロー すべてを飲み込んでやるよ!