- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 9分55秒
- マッドスプラッシュ→片エビ固め
ヘッドロックの奪い合いからスタートしたこの試合。岩石がショルダータックルで先制し、エルボーで児玉をコーナーに追い詰めていく。しかし、児玉はサミングで岩石の動きを止めるとフットスタンプ。岩石を悶絶させる。
岩石もエルボーアタックで反撃。児玉のエルボーとチョップもしのいでスピアーをかます。そしてバックドロップの体勢に入った岩石。しかし、児玉はこれを踏ん張ると下から張り手。そしてSTFに捕獲する。
ここをなんとかロープエスケープした岩石。頭突きを炸裂して再びバックドロップへ。これを児玉はスクールボーイに切り返す。しかし、岩石はすぐに岩石ロックへ。これをロープエスケープした児玉は岩石が仕掛けてきたバックドロップを後方に着地。
垂直落下式のリバースDDTから、必殺のマッドスプラッシュ! 現クルーザー王者の貫禄を見せて岩石から3カウントを奪ったのだった。
児玉のコメント
「『CRUISER FES』の決勝戦は3月10日後楽園ホール。吉岡世起とパンテーラ、どっちも防衛戦ではやってるけど、『CRUISER FES』を経てどちらかが挑戦するということで、これを糧にどれだけのものを見せて、この児玉裕輔の持つクルーザーディビジョンチャンピオンシップに挑戦してくるのかワクワクゾクゾクムラムラします。3月10日はじっくりとねっとりと見せてもらいます」
岩石のコメント
「2年前、後楽園であの人は俺を裏切ってアンファンに入った。俺はそのことを忘れてないからな。クルーザー級王者に敵わなかった。でも、次の後楽園、土方隆司とやっとシングル組まれただろう。そしてリザルトの挑戦表明もしたんだ。二兎を追う者は一兎をも得ずだと? 俺は思ってないからな。気持ちさえ強ければ、信念を貫けば二兎だって取れる。俺は自分を信じているからな」
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 11分47秒
- ダイビングセントーン→片エビ固め
序盤から芦野と羆嵐は佐藤を捕まえて集中攻撃。羆嵐は佐藤にボディスラムをかますと早速セントーンだ。続く芦野は逆エビ固め。さんざんいたぶられた佐藤だったが、ようやく芦野にボディスラムを返して近藤にタッチだ。
近藤は羆嵐にランサルセ。羆嵐の巨体を見事になぎ倒す。アイアンクローでいたぶられたもののラリアットでお返し。そして再び登場した佐藤が串刺し式のエルボーを連発すると、ブレーンバスターで羆嵐の巨体を投げきってみせる。
しかし、芦野が入ってきてエルボースマッシュでアシスト。羆嵐のバックフリップ、セントーンが炸裂する。さらに芦野に羆嵐の巨体を投下された佐藤。ここで近藤がカットに入り、芦野と羆嵐をまとめてで蹴散らす。
佐藤もラリアットで反撃。羆嵐をなぎ倒してみせた。しかし、羆嵐はラリアット一発で逆転。埼玉に乾杯!、ダイビングセントーンという必殺フルコースで佐藤にトドメを刺した。試合後、羆嵐は練習生の藤村を捕まえてセントーンを投下する暴挙。そこに岩石が登場するも、これもセントーンの餌食にしてしまう。
リザルトへの挑戦表明をしている佐藤を岩石を圧倒した羆嵐は、「おまえら弱すぎんだ。10人、20人まとめてかかってこい!」と仁王立ちして勝ち誇ったのだった。
芦野&羆嵐のコメント
羆嵐 俺はW-1で初めての大田区、強くて、とびきり恐ろしい奴とやりてえんだ。なんなんだ、お前ら? 俺はリザルトのチャンピオンじゃねえつってんだ。俺にかまうんじゃねえ。三富もなんか言っているらしいな? 勝手にやってくれよ。俺の前に立つんだったら容赦しねえよ。二度とリングに上がれない身体にしてやる。
芦野 若手のコメント聞いててもいまいち乗り切れてないというか、元気ないしね。純粋に元気ないわ。他団体と盛り上げたいって言ってたけど、自分たちの団体を自分たちでどうにかしたい気持ちがないって。先を見てほしいって思いますね。これからのW-1を見てほしいね。作ってるのは俺たちの代じゃないですか? もう一歩も二歩も踏み込んでこないと居場所もないし。ちょっと相手にしたくないですね。
羆嵐 あんなくだらねえ底辺のベルト奪うって言うんなら、T-Hawkから獲るって言ってみろ。
佐藤のコメント
「リザルト挑戦するって言って、千葉で闘わせてもらえたんですけど、まだまだでした。大田区のカードが決まってないから俺はリザルトに挑戦したい。負けたかもしれないけど、俺は必ず羆嵐を倒す」
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 10分6秒
- ランニングニーアタック→片エビ固め
大田区大会でのタッグ王座戦が決まった河野とアレハンドロが火野&鈴木組と対戦。テンションの高いアレハンドロは火野に「化物〜!」と言いながら果敢に挑んでいく。しかし、全く相手にされない。
逆に火野、鈴木と連続でいたぶられてしまう。だが、鈴木にミサイルキックを放って逆襲。続く河野はニーリフトで鈴木をいためつけ、逆エビ固めだ。しかし、これを逃れた鈴木はボディスラムで河野を投げることに成功。火野にタッチする。
火野は河野をセントーンやフロントスープレックスで攻撃しながら、エプロンにいるアレハンドロにもチョップをお見舞いする。しかし、河野も鈴木に対してビッグブーツからバックドロップだ。そんな鈴木は気合満点のブレーンバスター、ラリアットで反撃する。だが、河野は得意のランニングニーで3カウントを奪った。
試合後、「よっしゃ〜! 今日もでかい奴、化物を倒したぞ〜!」と絶叫するアレハンドロ。「タッグチャンピオン狙っていきま〜す!」とアピール。そこに3.21大田区大会でタッグチャンピオンシップの新王者決定戦を闘うペガソとカズが登場。ペガソがマイクを持つと、「ペガカズでベルトを巻く!」と宣言。両チームで火花を散らしたのだった。
河野&アレハンドロのコメント
アレハンドロ 僕が勝ったのも一緒です。この調子でタッグチャンピオン、僕とまさゆきで必ず獲ります!
河野 組んで一発目で勝てたのは良かったと思います。まだ二人で連携とかタッグワークとかオンリジナルの技がない状態でも火野くんみたいな実力者をウィークポイントである鈴木くんを狙っていったけど、あのチョップに耐えられたアレハンドロは大丈夫だろう。
アレハンドロ いや、痛い……おう怖くない! 痛くない! 何でもこい! 絶対タッグチャンピオンになるぞ!
河野 あとは怪我せず、後楽園、大田区までちらちらと面白いなっていうのを見せて行くから。
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分50秒
- クラッシュドライバー→エビ固め
3月10日の後楽園ホール大会で『CRUISER FES』決勝戦を闘うパンテーラと吉岡が前哨戦。吉岡は今日はKAIENTAI DOJOの佐藤を助っ人に迎えてパンテーラと激突。そのパンテーラは佐藤を無視して吉岡を蹴撃。いきなり場外戦だ。
しかし、吉岡はトンドコロにフットスタンプを食らわせて流れを変えると続く佐藤は観客に手伝わせてトンドコロに鉄柱を使った攻撃だ。エキサイトしたパンテーラが出てくるが、吉岡はコーナーでチーキー・ナンドス・キック。トンドコロを孤立させていく。
だが、劣勢をしのいだトンドコロは吉岡にカウンターのドロップキック。そしてパンテーラにタッチだ。変わったパンテーラはブレーンバスター。吉岡もミドルキック、シザースキックで対抗と一歩も譲らない。
だが、変わった佐藤がスクールボーイ、ラ・マヒストラルを仕掛けていく。これを返したパンテーラはラリアット。そして変わったトンドコロがエルボーで攻め立て、コーナートップからミサイルキックだ。
そしてパンテーラと2人がかりで攻め立てスイング式DDTも炸裂させる。だが、佐藤が顔面へのドロップキックで逆転。吉岡とのコンビネーションでトンドコロを倒すと、佐藤がダイビングフットスタンプを投下する。しかし、パンテーラが出てきて、吉岡にケブラドーラ・コンヒーロ。トンドコロも延髄斬りで追撃だ。
だが、吉岡はラ・ミスティカで流れを変えると、バズソーキック。佐藤がトペ・スイシーダでパンテーラを釘付けにしている間にクラッシュドライバーでトドメを刺したのだった。
吉岡のコメント
「パンテーラ、熱くなりすぎだろう? 何があった? 決勝か? 熱くなりすぎんなよ(笑)。足元すくわれんぞ。」
パンテーラのコメント
「(日本語で)#STRONGHEARTS、吉岡世起! 次の試合、後楽園大会、シングルマッチ! 俺がウィンだ!」
- 第五試合
- 8人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
- 20分3秒
- イケメンスラッシュ→片エビ固め
試合前からイケメンとトマトが「ハイテンショーン!」と叫んでテンションを上げる。さらにイケメンは立花にも強要。立花もうんこ座りしながら「ハイテンショーン!」とやってみせた。先発はトマトとアンディ。ここもハイテンションな攻防を繰り広げた。
続いてはチームが完全に決裂してしまった征矢と稲葉がチョップとタックルで激しくぶつかり合う。そしてイケメンが登場。カズと対峙だ。カズに顔面攻撃を食らったイケメンだが、ハイテンションで立ち上がりエルボーで倒すとカズ、稲葉、アンディ、ペガソと次々とエルボーで倒していく。そして、たまたま出てきた味方の立花にまで一撃食らわしてしまったのだった。
イケメン組は立花が登場。ペガソを捕まえると4人揃ってビッグブーツだ。しかし、続いてトレイン攻撃は順番を巡ってギクシャクし始め、最初にいった立花がコーナーでペガソに捕まり、次々と立花に誤爆してしまう。
立花は稲葉に顔面をウォッシュを食らい悶絶。征矢もなぜかパラダイスロックをかけられると、カズたち4人に4方向からドロップキックを食らってしまう。さらに立花がカズ&ペガソのトレイン攻撃の餌食に。その後も一方的にいたぶられた立花だったが、イケメンにエルボードロップまで誤爆されてしまう。
これで味方があてにならないと思ったか立花は自力で状況の打破を試みる。気力で立ち上がりペガソ相手にエルボーを連発しトマトにタッチ。トマトは素早くロープ間を動いてエルボーアタックをペガソに炸裂させる。
続く稲葉に対して征矢がブルドッキングヘッドロックとネックブリーカーを連発。しかし、稲葉も征矢のラリアットをカットして頭突きを連発。そしてショルダータックルでふっ飛ばして見せた。さらに延髄斬りを食らわせる稲葉。征矢もラリアットでお返しをし、両チームともイケメンとアンディにタッチ。
アンディがコルバタでイケメン、立花を蹴散らすと続けて場外へ三角飛び式プランチャ。するとトマトがプランチャ、イケメンがラ・ケブラーダ、カズ&ペガソのトペ・スイシーダと両軍入り乱れての空中戦だ。最後は征矢まで出てきて、エプロンからダイビングボディアタックを発射。
リング上に戻るとイケメンがアンディにムーンサルト。トマトがドロップキック、征矢がスピアー、立花がSTOで続き、さらにイケメンがスワントーンボムだ。最後はイケメンがイケメン落としからイケメンスラッシュでアンディを葬り3カウントを奪ったのだった。
稲葉&カズ&ペガソのコメント
稲葉 久しぶりに対角線に立ってみてワイルドが足りないなと。コールで言ったりしているけど、全然ワイルドじゃない。昔のほうがワイルド。それを思い出してもらうためのパートナー探しですからね。しっかりとワイルドになれる相手を探してきたいと思います。
カズ 阿吽の呼吸みたいな感じで、日に日にチームが……いや完成されているんだよね。その上を行っている感じです。やってて楽しいです。チャレンジャーチーム、どうだろうな? どうよ?
ペガソ ちっちゃいのがワイワイ騒いでるっていうぐらいですかね? 河野さんはでかいのでそこを対策を練って倒しにいったほうが良いかなと思います。自分は3月10日にディック東郷さんと当たるんで、その経験を大田区に活かせたらいいなと思います。
カズ 闘って良かったなという闘いになるはずだから、僕も楽しみです。とにかくターンングポイントになる日だと思います。それから2人でタッグを獲って。ただ、相手はできあがっているところはあるんだよね。何よりアレハンドロが凄え体調がいいというかコンディション良さそうだなと思いますね。あのクラスは良くて当たり前なんだけど、ずば抜けていい良さそうなんで、元気と受けたほうがいい。3月10日、その良さについていけるようにしてタッグを獲ります。3.21で。
征矢&イケメン&立花のコメント
征矢 賑やかなメンバーとタッグが組まれましたけど、そんなことより稲葉とのタッグを解消して、3月21日、大田区の新たなタッグパートナーを只今探してますから。俺も毎日動いているから。注目していてください。必ずビッグなパートナー連れてきます。以上。
イケメン でもね、今日は素晴らしかったな。元気もらいましたね。ハイテンショーンって。まあトマトさん、元気って大事だなって思ったよ。
立花 見てていい気持ちになったな。チャンピオンシップ挑戦するんだろ? その前哨戦だろ?
イケメン ふう……。
立花 全然ハイテンションじゃねえじゃねえか!
イケメン バカ野郎!
立花 俺は前回に続き#STRONGHEARTSだからよ。
イケメン まあまあもう1カ月切ってます。大田区まで、もう3週間ぐらい? 自分なりの対策はできているし、T-Hawkと闘いますからね。
立花 10日の後楽園はアンファンもいるからな。どういうルールになるかわからないけど、俺たちの目標は#STRONGHEARTSをぶっ潰すということだよ。
イケメン 俺たちでやってやろうぜ! 絶対勝つぞ、エイエイオー!