- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 7分35秒
- ドラゴンスープレックスホールド
第1試合前にプロレス総合学院の7期生・相野絋喜の卒業試合が行われた。相手は講師の近藤修司が務め、チョップ、ブレーンバスター、逆エビ固めときつい洗礼を浴びたが3分間耐えきり、試合終了後、校長の武藤敬司より卒業証書を授与された。そして武藤の前でW-1入団を希望したのだった。
相野絋喜のコメント
「これからはW-1の入門テストに向けてがんばりたいと思います。僕は元々近藤修司選手が好きで、若い人が多いなと思っていたので、僕もその一員になってW-1を引っ張る選手になりたいです。(近藤選手には)練習の時からお世話になっていたんですけど、リングの上でチョップとか受けて、学院生と肌を合わせる感じとは違うと思いました」
第1試合はトンドコロと三富の一騎打ち。三富は「クリーンにいこう」とトンドコロに手を差し出すが、スモールパッケージホールドで騙し討ち。さらに場外戦を誘ってみせる。トンドコロが外に出ると、逆に自身がリングに戻り、サミングなど卑怯な手を使って追い詰めていく。
ニードロップ、モンゴリアンチョップで攻め込み、トンドコロに手を出させない三富。しかし、トンドコロはミサイルキックで反撃するとスイング式DDT。三富にコーナーに激突させられ、急所攻撃、足をクロスしての丸め込みにやられそうになるが、イケメン式のヒザを連発。最後はドラゴンスープレックスでトドメを刺した。
トンドコロのコメント
「今日の試合は特にねえよ。俺は次の後楽園、対CIMA。俺の狙いはもちろんCIMA。ここでCIMAを獲れば名前を取り戻すチャンスだと思うし、次、俺はCIMAから3つ獲ってシングルやる」
三富のコメント
「初めてW-1に参戦表明した場所はここ横浜ラジアントホールでした。どれだけ貢献したかわからないけど、イケメンさんがいなくなってピンチになるかもしれない。僕がサポートできるるところはしていきたいと思うんで、僕もまた新しいことを発表しようと思ってます」
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 8分31秒
- MASAYUKI
開始早々、軽快に飛ばすアレハンドロ。序盤はパンテーラを圧倒してみせるが、すぐにケブラドーラ・コンヒーロを食らって失速。続く征矢にも捕まり、チョップを背中に受けてしまう。さらにパンテーラと征矢にワイルドポーズまで許してしまうアレハンドロ。
しかし、河野が出てきて逆転。再び出てきたアレハンドロはトペ・コンヒーロを炸裂させる。だが、パンテーラもトラースキック、パイルドライバーで流れを取り戻すと、征矢とのコンビネーションからスペシャルDDT。
しかし、アレハンドロは続く一撃を後方に着地して阻止。ロープの反動を利用してスクールボーイで丸め込むMASAYUKIで3カウントを奪ったのだった。
征矢&パンテーラのコメント
征矢 ふざけんな! 俺たち勝ってたから! タッグチャンピオンだろ? リベンジじゃ。俺、パートナーいないから。日本人誰も信用できない。
パンテーラ お願いします。
征矢 日本人じゃないね。メキシコ人だから。俺にもマスクくれ。
河野&アレハンドロのコメント
アレハンドロ おい、#STRONGHEARTS、山ちゃんに言っておきたい。まず俺には敵わない。そして、おい、山ちゃん! なんで、そんなに男前なんだよ。それからTちゃん、チョップ何発でも受けてやるよ。
河野 今日も受けていたよな? 大丈夫?
アレハンドロ お前をヒーヒー泣かせてやるよ!
- 第三試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 10分19秒
- ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
序盤からじっくりとした攻防を展開するペガソと佐藤。佐藤がヘッドロックで捕獲する。さらにショルダータックルをかました佐藤。一方のペガソもドロップキックで反撃。クロスフェイスに捕獲し、いたぶりにかかる。
だが、これを脱出した佐藤はビッグブーツ、バックエルボー、ボディスラムで叩きつけ、チンロック。ペガソがロープエスケープするとボディスラムを連発して追い込んでいく。ペガソもチョップで反撃。さらに佐藤がエルボーで打ち返してくるとエルボー合戦となる。
ここを押し込んだ佐藤はコーナーに追い詰めてストンピングを連発。さらにブレーンバスターで叩きつけていく。しかし、ペガソは佐藤の逆エビ固めを逃れ、続くバックドロップを後方に着地して脱出するとローリングソバットで反撃。佐藤が場外に出ると、トペ・スイシーダを発射する。
さらにペガソはローリングセントーンからクロスフェイス。佐藤にギブアップを迫る。だが、逃れた佐藤はペガソの反撃を食らいながらもラリアット。さらにオクラホマ・スタンピードを狙う。これをペガソは阻止してローリングソバット。さらにスワンダイブ式のフライングフォアアームで追撃だ。
そして変形のみちのくドライバーで叩きつけたペガソ。最後はファイヤーバードスプラッシュを投下し、佐藤から3カウントを奪ったのだった。
ペガソのコメント
「去年の8月の後楽園でシングルマッチして、あれから8カ月ぐらい。身体は大きくなっているし、厚みも増して強くなっている。でも俺は佐藤に絶対負けないし、どこでやってもあいつには勝ちます」
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分28秒
- バズソーキック→片エビ固め
序盤は岩石と伊藤がグラウンドの攻防を展開。パンクラスの伊藤相手に岩石は柔術のテクニックで渡り合う。続いてカズが佐山とマッチアップ。カズはグラウンドに引きずり込んでいく。しかし、これを逃れた佐山はドロップキックで反撃。
それに対してカズもソバットをお見舞いだ。そして岩石にタッチ。佐山は岩石を無視してカズに突っかかる。さらに岩石には腕十字だ。ちょっかいを出されたカズも怒りのストンピングを見舞うが、佐山はこれを追いかける。
岩石に対してもサッカーボールキックを見舞った佐山。タッチを受けた伊藤もスリーパーで岩石を絞め上げる。しかし、岩石も体勢を入れかえて腕十字。ならばと伊藤は足関節に移行する。お互い、足関節を掛け合っていたが、伊藤は岩石を自軍のコーナーに連行して佐山にタッチ。
その佐山にカズが襲いかかる。再三ちょっかいを出されたことに怒り心頭のカズは顔面を蹴り上げていく。しかし、佐山もエルボーで反撃。お互いリング中央でエルボーを打ち合う。カズはトラースキックをお見舞いすれば、佐山もエルボーアタックだ。
そして両陣営伊藤と岩石にタッチすると、ここもエルボー合戦。岩石が三角絞めを仕掛ければ、伊藤は逆片エビ固めに切り返す。これを岩石が逃れると、佐山にタッチ。佐山は岩石にPK、バズソーキックを連続で発射。伊藤がカズを抑えている間に3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握った佐山は「カズさん、いやカズ・ハヤシ! 次、5月、横浜大会決まってますよね? 今日勝ったんで、そこでシングルやってください」とアピールしたのだった。「佐山てめえ! てめえとシングルやってやるよ!」とカズも受諾。次回、5.25横浜大会ではカズvs佐山のシングルマッチが濃厚となった。
伊藤&佐山のコメント
佐山 とりあえず勝ったので次の横浜大会ではカズさんとのシングルマッチ、決まったと思っていいですよね? 絶対に勝ちたいと思います。
伊藤 押してるところばっかりだから、もう一回誰か用意してくれればそいつとやりたいですね。これで終わりっていうのはないでしょう。用意してくれるならどこでも、上まで行こうと思います。以上。
カズのコメント
「ファキューだよ、ファキュー! 何がやらせてくださいだよ。佐山、お前、俺とシングルしたいってことはケンカ売ったってことだ。あの甘っちょろい顔をボコボコにしてやりますよ」
- 第五試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 12分31秒
- ムーンサルトプレス→片エビ固め
イケメン所属最後の試合は立花とのシングル。先に入場したイケメンは立花がリングに上がろうとするとなぜか妨害。試合前は握手と見せかけて張り手。立花も張り返してゴングだ。まずはグラウンドで攻防を展開する2人。
しかし、立ち上がるとヒップトスで投げ合う展開に。ここは立花が勝りイケメンの腕を捕獲する。だが、イケメンはニークラッシャーで形勢逆転。立花の足を攻め始める。ローキックにレッグロックで攻め立てるイケメン。
立花も武者返しで逆転すると、コーナーでパンチを連打。さらにハンマーロックで腕を固めてのバックドロップ。続けて腕ひしぎ逆十字固めに捕獲する。これを逃れたイケメンはアームブリーカーを食らいながらもローキックで動きを止める。立花もブレーンバスターで反撃して両者ダウンだ。
ここからエルボー合戦となるが、まずイケメンがイケメンスラッシュ。しかし、立花もかわしてエルボーで反撃だ。さらにC.T.Bを放ち、なんと掟破りのイケメン落とし。続けてシルバーロックでギブアップを迫る。
しかし、イケメンはこれを強引に持ち上げてイケメン落とし。続けてランニングニーを放つと、イケメンスラッシュ。立花が避けてもきっちり追撃し、最後は立花に「ありがとう」と声をかけてムーンサルトプレスでトドメを刺したのだった。
試合後、イケメンはリング下に隠していた4月3日の後楽園大会からリリースされる立花とのツーショットがイラストとなっている新Tシャツのデザインをお披露目。さらに号泣する立花に自腹で買ったというニンテンドースイッチをプレゼントしたのだった。
イケメンのコメント
「ゴー・トゥー・ネクスト。俺は4月3日の後楽園で全てを打ち明けます」
立花のコメント
「W-1、傍から観てるとピンチだって、やべえんじゃねえかって言われてるよ。今こそ、残ってる奴らでがんばって、もっともっとW-1を上に引っ張っていくよ。どんなも盛り上げ方でも上に持っていって、あいつが帰ってきた時に上げといてやる」
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 13分50秒
- ダイビングセントーン→体固め
まずは場外乱闘で試合はスタート。アンファン軍がリードするが、リングに戻ると稲葉が芦野にショルダータックルを食らわせて逆転。アンディも児玉を攻防を繰り広げると、続く近藤が羆嵐に怒りの逆襲だ。
しかし、再び場外乱闘に。ここで羆嵐が近藤に鉄の階段をぶつける。そしてリングに戻るとアンファン軍で近藤に集中砲火。羆嵐の連続のバックブリーカー、児玉のセントーン・アトミコ、芦野の俵返しが炸裂する。
だが、近藤は芦野が抱えた羆嵐を避けると、逆に芦野を羆嵐に投下する。そしてタッチを受けた稲葉が芦野に襲いかかる。アンクルロックをかけられても、すぐにブルーサンダーでお返しだ。しかし、芦野もアンクルロックで切り返し、ジャーマンスープレックス。
ここで児玉とアンディにそれぞれタッチ。アンディがミサイルキック、ダイビングボディアタックを食らわせれば、児玉も垂直落下式のリバースDDTで反撃。そして羆嵐と芦野が出てきて、アンディを追い詰める。
だが、アンディも逆立ち式のヘッドシザーズ・ホイップで羆嵐を投げると、稲葉がドロップキック。近藤もラリアットで羆嵐をなぎ倒す。このチャンスにアンディは飛鴻。だが、羆嵐はこれをつきとばして阻止。ラリアットでなぎ倒し、埼玉に乾杯!を炸裂させると、最後はダイビングセントーンで圧殺。3カウントを奪ったのだった。
試合後も羆嵐は近藤にセントーン。さんざんいたぶると、観客に向かって「続き見てえだろ? 後楽園に見に来い」と吠え立てたのだった。
児玉&羆嵐のコメント
羆嵐 見ての通りだ。お腹痛くなっちゃったか? 修司くん。わざとらしくテーピング巻いちゃってよ。痛かったら挑戦者決定戦出なくていいぞ。俺がT-Hawkから獲り戻してやるから。俺の前に立つなら覚悟しとけ。真正面から正々堂々と受けてやる。
児玉 いつになるかわかりませんが、次のクルーザーのタイトルマッチは児玉裕輔vsアンディ・ウー。このEnfants Terriblesの絶対王者・児玉裕輔に何度でも挑戦してください。このベルト、誰にも渡さない。