- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 13分28秒
- マッドスプラッシュ→片エビ固め
まずはリストの獲り合いからグラウンドの攻防。馬場は腕ひしぎを仕掛けていく。だが、児玉はこれを脱出すると馬場とエルボー合戦を展開。その中で馬場がミドルキックからエルボーアタックで児玉を殴り倒す。
さらにボディスラムを決めた馬場はミサイルキックで追撃だ。しかし、児玉はこれをかわして自爆させることに成功。ストンピング、エルボー、逆水平チョップで馬場を攻め立てる。馬場もエルボーとミドルキックで反撃。しかし、児玉はサミングで動きを止めて、馬場を手玉に取る。
さらにセントーン・アトミコ、ランニング掌底、バックドロップで追撃した児玉は逆エビ固め。しかし、馬場も必死にロープエスケープ。そして続く児玉のブレーンバスターをこらえると正面からドロップキックを打ち込み反撃だ。
さらにエルボーで児玉をコーナーに押し込み、続けてサッカーボールキックだ。ドロップキックをスカされても、ブレーンバスターを決めて再びミサイルキック。だが、児玉はコーナーの馬場を追いかけてデッドリードライブ。さらにフライングフォアアームを炸裂させると、ブレーンバスターから逆片エビ固めだ。
ここは馬場もなんとかロープエスケープ。ならばと児玉は垂直落下式のリバースDDT。しかし、馬場はこれを丸め込みで逃れると、張り手、バズソーキックで反撃を試みる。そして三度コーナーに上がってミサイルキックを発射だ。
今度は児玉を見事に打ち抜いた馬場。しかし、トドメを狙ったみちのくドライバーⅡは児玉に阻止されドロップキックで反撃されてしまう。そして垂直落下式のリバースDDTを食らうと、最後はマッドスプラッシュで3カウントを聞いたのだった。
児玉のコメント
「頓所もそうだけど、若いのもっと俺らのレベルにしっかりついて来い。特にクルーザーね。馬場でもいいし頓所でもいい。もっと来いって。せっかく元クルーザーチャンピオンの児玉さんがお相手してるんだから。しっかりついてくるように」
馬場のコメント
「児玉裕輔、クルーザーチャンピオン。チャンピオンと前チャンピオン。そんな強え奴らとやらせてもらってるんだ。追いつく? それじゃダメなんだ。俺はあいつらを追い越してえ。このリングに上がっている以上、チャンピオンを狙いてえ。ありがとうBB」
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 11分8秒
- サムソンクラッチ
序盤からお互いに場外に追いやり空中殺法による先制を狙うが最初に飛んだのは仲川。プランチャを披露する。しかし、リング上では頓所がアレハンドロにドロップキック。流れを掴むと、代わったパンテーラがチョップでアレハンドロをいためつけ、頓所とダブルドロップキックだ。
さらに頓所がアレハンドロにチンロック。アレハンドロがこれを脱出しても、パンテーラとの連携攻撃で頓所の延髄斬りを頭部に被弾してしまう。さらに代わったパンテーラの足関節技でいためつけられ、ドロップキックもスカされてしまう。
しかし、セカンドロープを利用したミサイルキックでようやく一矢報いて仲川にタッチ。仲川はパンテーラの頭部にジャンピングハイキックを食らわせると、飛びついてのティヘラ、さらにミサイルキックを炸裂させる。そしてコードブレイカー、バッククラッカーを連続で放った仲川。
しかし、パンテーラもトラースキックで反撃。両者蹴りを打ち合いダウンするという状況となった。そして代わったアレハンドロがトペ・コンヒーロを発射。続けてヒャッホーダイブからクロスフェースだ。
頓所が逃れるとミサイルキックで追撃したアレハンドロ。だが、頓所はジャンピングニーアタックで反撃するとジャーマンスープレックス。パンテーラも入ってきてトレイン攻撃を決めると、頓所がスイング式DDT、パンテーラがアレハンドロにスワントーンボムを投下だ。
そして頓所はファルコンアローでアレハンドロをマットに串刺しにすると、串刺し式のニーアタックから、ランニングニーを前後から打って、トドメのドラゴンスープレックスへ。ところがアレハンドロはこれをサムソンクラッチで切り返して電光石火の3カウント! 逆転勝利を飾ったのだった。
頓所のコメント
「2で返したよ。レフェリーどこ見てんだ? まあ名前取り戻して、次の目標はクルーザーのベルト、それしかないから」
アレハンドロ&仲川のコメント
アレハンドロ どんなにやられてもぶっ飛ばされても、タッグチャンピオンは誰にも負けない。次の挑戦者は誰だ? 頓所隼? 立花、パンテーラ、SOYATube? 誰でもいい。かかってこい。W-1のタッグチャンピオンは僕とまさゆきだ! ソイ・アレハンドロ!
仲川 J-STAGE所属になって、久々にW-1さんに呼んでもらいました。アレハンドロ選手の力で勝てました。次は僕の力で勝って、W-1のクルーザー戦線に乗り込みたいと思います。
- 第三試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分33秒
- アームロック
先発は岩石とアンディで力強い組み合い。続いて近藤が出てくると一転してスピーディーな攻防を展開だ。再び登場した岩石に対峙するのはパンクラスの伊藤。お互い得意のグラウンドの攻防を繰り広げる。伊藤がヒザ十字を極めかけると、近藤がストンピングで阻止。岩石も飛びつき式の腕十字を仕掛けたりとお互いに一歩も譲らない。
しかし、伊藤が岩石を捕獲するとすかさずアンディが出てきて連携攻撃。岩石も左腕に照準を絞って集中攻撃だ。アンディはショートアームシザースでいたぶる。しかし、岩石も河津落としで反撃して近藤にタッチ。
近藤は串刺し式ラリアット、ランサルセでアンディを攻め立てる。アンディも水面蹴りで反撃して伊藤にタッチ。伊藤はキックと掌底で近藤を攻め立てるが、近藤はショルダーアームブリーカーで反撃。続く岩石もショルダーアームブリーカーで追撃し、バックドロップ、ブレーンバスターを炸裂させる。
だが、伊藤は裏投げで反撃。続けてハイキックを食らわし、ジャーマンスープレックスホールドで追撃だ。そしてアームロックで岩石を捕獲した伊藤。岩石も逃げ切れずついにギブアップ。伊藤が勝利を飾ったのだった。
アンディ&伊藤のコメント
伊藤 今日も勝ってるけど、痛いのが許せないからもう一回やりたい。タナカ岩石もう一回やりたい。どこでもいいよ。真ん中でやろう。勝ったけど痛いのが悔しい。
アンディ 横浜だけじゃなくて、他の会場でも是非組んでやりましょうよ。クルーザー、次、誰が挑戦するんや? 誰でも待ってるぞ。
岩石のコメント
「負けた人間なんで言う権利なんて何もないから。ただ一つだけ、伊藤崇文ともう一回、3回目やりたい。都内でもいい。また横浜でもいい。もう一回やりたい。色んな意味で悔しい。悔しすぎる。別に向こう側を意識するわけじゃないけど、明日からまた生きるぞ!」
- 第四試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 11分24秒
- 巻き投げ固め
念願の一騎打ちにこぎつけた佐山はゴングと同時にドロップキックで先制。さらに高速のジャーマンも決めると、場外に逃げたカズを追いかけてエプロンからサッカーボールキックだ。そしてリングに戻るとアームロック、腕ひしぎと関節技で勝負をかける。
しかし、これを脱出したカズは佐山の蹴り足を獲るとドラゴンスクリューで反撃。逆回転のドラゴンスクリューで追撃すると、足4の字固めで締め上げ、さらにニークラッシャー、クランチループで佐山の足をいためつけていく。
さらにコーナーで鬼の形相でボディブローを連打したカズはロープに足を引っかけていためつけ、佐山がコーナーに上がると雪崩式のドラゴンスクリューだ。続けて低空のドロップキックでヒザを打ち抜き、ヒザ十字固めでギブアップを迫る。
しかし、これをロープエスケープした佐山はレッグラリアットで反撃。サッカーボールキックを前後から見舞うとワキ固めだ。カズの低空ドロップキックもかわして、逆にドロップキックを顔面にかました佐山。
一方のカズもエルボーを連打して反撃。佐山も延髄斬りを打ち返し、両者ダウン状態となる。しかし、立ち上がったところでカズが佐山の攻撃をかわしてトラースキック。さらに蹴り上げを連発し、ファイナルカットへ。
しかし、佐山はこれを切り返すとバックドロップで追撃し、PKで蹴り抜いてみせる。そして、蹴りを放った佐山。だが、カズはこれをキャッチして巻き投げ固め。3カウントを奪い、佐山から勝利を奪ったのだった。
カズのコメント
「痛え。佐山素晴らしいよ。凄え痛いけど、佐山素晴らしいです。ただあいつに一つ言いたいことがある。あいつに足りないものは俺にはわかってる。それはね、覚悟ですよ。お客さんがどういうふうなレスラーを求めてるとかそういうんじゃなくて、自分がどういうふうなレスラー、レスラー像でいたいというか、その覚悟だよ。お客さんが求めている。いろいろ出ていくのはそれでいいよ。それもプロとしての一つのあり方かもしれない。でもね、プロとして一番忘れちゃいけないものは自分がどういうふうなレスラーであり続けるか。自分が何をやって、プロレスラーでやっていきたいなという思い。あとはパーフェクト。素晴らしい。俺にはW-1っていう大事な団体がある。俺の夢はこの団体を今残っているメンバーででかくしていきたい。その覚悟の違いだ」
佐山のコメント
「カズ・ハヤシ! 俺はあれじゃ負けたと思ってない。また何度でもシングルでやって、勝つまで絶対に諦めねえからな。俺はプロレスで横浜を熱くしたいと思ってんだよ。そためには必ずカズ・ハヤシから大金星を獲ります」
- 第五試合
- 「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2019」直前スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
- 20分26秒
- ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
『W-1 GP 2019』に出場する8選手が勢揃いしての8人タッグマッチ。普段は敵味方に分かれているEnfants Terriblesと河野&征矢も今日ばかりは同じチームを結成する。先発を買って出た立花は1回戦の相手である芦野に出てくるよう要求。
しかし、芦野は出てこず。やはり1回戦で当たる稲葉と河野で試合はスタートだ。まずはレスリングの攻防を繰り広げる2人。続いて征矢に代わると、稲葉も土肥にタッチ。ここは手四つの力比べからショルダータックル合戦。さらにチョップの打ち合いと真っ向勝負だ。
続いて立花が登場。再び芦野を挑発する。しかし、征矢は羆嵐にタッチ。ならばとコーナーの芦野に突っかけた立花だったが、羆嵐に襲撃されてボディスラムを食ってしまう。続いてペガソが登場。羆嵐にドロップキックを連発するが、びくともしない。だが、コーナーで自爆させ、背後からドロップキックを打ち、ミサイルキック。さらに場外に逃げたところでトペ・スイシーダを発射だ。
そしてまたも立花が芦野に突っかけると場外乱闘が勃発。両軍入り乱れて暴れまわる。リングに戻ると芦野がエルボースマッシュでペガソをいたぶり、河野がニーリフトからバックドロップ。さらに征矢がスリーパーで振り回しショルダーネックブリーカーだ。
だが、ペガソは征矢の攻撃をかわして土肥にタッチ。土肥と征矢はリング中央で逆水平チョップの打ち合いだ。土肥はスパインバスターで征矢を叩きつけ、南京錠固め。そして立花も出てきて、芦野にシルバーロック。稲葉は河野に卍固めだ。
さらに土肥はラリアットで征矢を打ち倒す。しかし、征矢もブレーンバスターで反撃と一歩も譲らない。そして立花と芦野に交代。立花は芦野のエルボースマッシュで攻められながらエルボーアタックで反撃。武者返しからシルバーロックを極める。
ならばと芦野はアンクルロックで切り返す。しかし、立花もバックドロップでお返し。芦野もジャーマンを打ち返し、ここも両者一歩も引かない攻防を展開した。続いて河野と稲葉に交代。稲葉はエルボー連打で河野に攻め込み、ブレーンバスター合戦も制し、卍固め。
しかし、芦野が俵返しでこれをカット。すかさず征矢たちが入ってきてトレイン攻撃。稲葉の身体に羆嵐、征矢の身体が投下され、続いて羆嵐のセントーンも炸裂する。ここでペガソと羆嵐に交代。
ペガソをラリアットで倒した羆嵐はホワイトホースも返すと芦野とのツープラトン攻撃。そこに土肥が出てきて、ダブルラリアットでなぎ倒す。両軍入り乱れる中、ペガソと立花が2人がかりのブレーンバスターを羆嵐に仕掛ける。
しかし、羆嵐は逆に投げ飛ばして反撃。このピンチに土肥が登場。カウンターのラリアットで羆嵐をなぎ倒す。さらに稲葉がブルーサンダーで続き、ペガソがフライングフォアアームで追撃だ。そしてペガソは掌底連打から変形のみちのくドライバー。最後はファイヤーバードスプラッシュで羆嵐にトドメを刺し、幸先良い勝利を奪ったのだった。
試合後、勝った4人がそれぞれマイクを持ち、それぞれリング上でグランプリへの意気込みを語った。
ペガソ さんざんボロクソに言われて、でも勝ったのは俺です。今日は組んだ仲間のおかげで勝ったかもしれないけど、それでも後楽園は俺が羆嵐から勝ちます。
稲葉 今日は組んだけど、もう次はホールでトーナメント。仲間だけど敵だと思ってライバル。俺はトーナメント優勝しか見てないんでね。優勝して文体でベルト獲りたいと思います。
土肥 お前もお前もお前もグランプリあんだからよ、俺ら仲良しこよしやってんじゃねえって言われてんだ。もっと高めあってよ、稲葉、決勝でやり合おうぜ。
立花 今日、俺は1回戦、6月の後楽園で芦野祥太郎とやり合った。正直、むちゃくちゃ強え。だけど、今四天王とか言ってよ、稲葉、土肥、羆嵐、芦野? それじゃつまねえんだろう。俺がその4人ぶち抜いて、ナンバー1、いやオンリー1になってやるからよ。6月の後楽園、もちろん見に来いよ、舎弟ども。
河野&征矢&芦野&羆嵐のコメント
羆嵐 おい、ミスジャッジだろ? おい、おい、この俺が3つ獲られるわけねえんだよ。クソレフェリー。お前、後楽園、これで済むと思うなよ? てめえは一人じゃ何もできねえんだ。見たろ? 4vs1だよ。ふざけんじゃねえよ。まず潰してやるよ。おい、W-1でキレたら一番怖いのはこの俺だからよ。ずたずたに引き裂いて、二度とリングに上がれなくしてやるからよ。あと、今日も櫻田の野郎がリザルトチャンピオンとか言いやがったからよ。あれ押し付けられてからいいことねえんだよ。あんなの関係ねえからよ。封印でもなんでもしやがれ、バカ野郎。
征矢 1週間切っているから。前哨戦だろうがどの試合だろうが負けたくなかったんだけど、今まで勝ってつなげたかったけどしょうがない。グランプリ一つに絞る。SOYATubeもそれまでお預けだ。
河野 稲葉、今日もあんまり絡む時間なかったけど、あいつの得意の卍固めか。その対策はがんばって練っていこうと思っています。ただどうでしょうかね? ナガタロック2か、足4の字、どっちでいこうかな? あと東スポでも言ったけど、全部タッグのベルトかける。負けたらその場で相手に渡す。それぐらいの覚悟でグランプリに挑む。生半可な覚悟じゃダメだから。文体のメイン目指してそれ相応の覚悟を持って6月の後楽園には挑みたいと思います。いつの間にか最年長だから。
芦野 まあ立花、試合中に凄い挑発してきたけど、試合前から足引きずってたからね。練習しすぎか? 気合い入りすぎて練習で怪我したのか、今日の試合で俺が求めているクォリティには達してないね。なんで後楽園、教育しますよ。あれちょっとたるんでますね。もうちょっとできるかと思ったけど、今回の試合やってみてまだまだ足りないですね。ペガソも羆嵐が獲られちゃったけど、まだクォリティの面では。もうちょっと下からの突き上げを感じたいんですけど、まったくないですね。あと組んでみて河野、征矢。征矢も真剣にできるんだなとそれも期待していますけど、まあどうだろな? グランプリは俺が優勝して文体3年連続でメイン、3年連続で勝ちたいと思います。
稲葉&土肥&立花&ペガソのコメント
稲葉 今日で前哨戦は終わり。次はホールでトーナメントが始まる。1回戦は河野さん。ベルトを持っている時に負けているし、トーナメントに出た時にも負けている。そこにリベンジを果たして、トーナメント優勝。そして文体でベルトを獲り返す。トーナメントに出ている8人の中で俺が一番獲らなきゃいけないと思っている。ベルトを獲って、W-1を僕色に染めたいと思います。
立花 今日、ペガソが羆嵐に勝ったけど、リング上でも言ったけど、四天王じゃ見ている奴らつまんねえだろ? W-1も上がるためにはそれより下の人間、つまりは俺だよ。もっともっと上に上がっていて、W-1を広めてやるからよ。それと芦野祥太郎、ぜってえ負けねえぞ、この野郎!
土肥 征矢さん、スイッチ入んの遅えな。もっと早くから真面目な征矢学をやってくれよ。そしてグランプリ、本物のプロレスしてやる。本物のプロレスで俺が征矢学に勝つ。以上。
ペガソ この間の新木場に続いて俺が羆嵐から3つ獲りました。新木場は丸め込みだったけど、今日はファイヤーバードで獲りました。どっちでも獲れるということがわかったんで、6月2日、後楽園は俺が3つ獲って、1回戦突破します。