2019年12月大会

2019年12月1日(日)〜2019年12月31日(火)

201912.26(THU)

「WRESTLE-1 TOUR 2019 SHINING WINTER」12.26東京・後楽園ホール大会
開催日:2019年12月26日
時間:18時30分開始/17時40分開場
場所:東京・後楽園ホール
住所:東京都文京区後楽1-3-61
TEL:03-5800-9999
アクセス:
水道橋駅徒歩約3分 後楽園駅徒歩約10分

第一試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負 ※変更カード
    • アンディ・ウー

    • 頓所 隼

    • 仁木 琢郎

    • 田中 稔

    • MAZADA

    • アレックス・ゼイン

  • 9分18秒
  • シナモンツイスト→片エビ固め

 ペガソの欠場により急遽第1試合に組み込まれた稔。MAZADAと#STRONGHEARTSのゼインとの混成チームでアンディ率いるw-1軍と対戦する。先発は稔とアンディ。稔はローキックで先制してから、アンディとバックの奪い合い。
 続いては頓所とMAZADAが対峙。ここは頓所がドロップキックで先制の一撃。コーナーにもたれかかったMAZADAにエルボーを食らわせてからネックブリーカー。さらに仁木が入ってきて、ツープラトン攻撃を連発だ。
 しかし、MAZADAはロープを掴んで頓所の攻撃のリズムを食らわせる。そして急にスピードアップするとDDT、ラリアットを連続で放って頓所をダウンに追い込み、ゼインにタッチだ。ゼインはブレーンバスターから頓所の背中にセントーン・アトミコを食らわせる。
 これで頓所を捕獲した混成チームはコーナーで稔が顔面踏みつけ攻撃。続いてタッチを受けたMAZADAが予告付きのブレーンバスターだ。頓所はこれを逃れれるとラリアットを食らいながらもトラースキックで反撃。そしてタッチを受けたアンディが、やはり代わった稔をすぐに迎撃だ。
 しかし、稔もドロップキックでお返し。ならばとアンディもコーナーからミサイルキックを放って反撃する。そして、早くも飛鴻の体勢に。しかし、稔はこれを阻止するとフットスタンプを炸裂させてゼインにタッチだ。
 ゼインは回転キックからパワーボムを放って、アンディを追い込んでいく。しかし、アンディはコーナーに上がったゼインを逆立ち式のヘッドシザースで落とすと、タッチを受けた仁木がドロップキックを炸裂させる。
 そして3人がかりでトレイン攻撃。仁木のエルボーからバックドロップにつなぐと、アンディと頓所が場外に向かって同時にプランチャ。しかし、ゼインは仁木の反撃を断ち切り、フェイスバスターで叩きつける。最後はコーナートップからシナモンツイストで仁木を圧殺。3カウントを奪ったのだった。

アンディ&頓所&仁木のコメント
アンディ この後のクルーザーのタイトルマッチ、パンテーラ、防衛しろよ。俺から獲ったんだ。『CRUISER FES.』、俺が優勝して、俺が獲り返すから楽しみにしとけ。
仁木 ペガソさんが欠場して第0試合から本戦に上がれたこのチャンスをものにできなかった。この間の冬フェスでも『CRUISER FES.』出場がかかった試合負けてしまった。チャンスはあるのにものにできない。本当に悔しいです。情けないです。ただ、次大阪、第1試合、一番目立って必ず僕が勝ちます。
頓所 今日ペガソが欠場したけど、31日、ペガソと頓所で組んでドラゲー。必ず勝って、来年に向かって、そろそろ『CRUISER FES.』の時期だと思うし、エントリーするのはもちろん、必ず優勝してベルトを目指してやっていきます。

第二試合
8人タッグマッチ 30分1本勝負
    • カズ・ハヤシ

    • 河野 真幸/TriggeR

    • 土肥 孝司

    • アレハンドロ

    • タナカ 岩石

    • 本田 竜輝

    • 藤村 加偉

    • 土方 隆司

  • 10分12秒
  • スーパーひまわりボム→エビ固め

 開始早々、先発の加偉が土肥にエルボーを連打して立ち向かっていく。これを受け止めた土肥はすぐさまエルボーで反撃。しかし、怯まない加偉はなおもエルボーを打つときれいなドロップキックを土肥に炸裂させる。
 続いてはカズと土方が対峙。お互いに顔面を張り合う激しい展開に。土方がサッカーボールキックを放てば、カズも同じ技でお返し。カズがソバットを放てば、土方はミドルキックとお互いに一歩も譲らない。
 続いてはアレハンドロと岩石がリングへ。岩石がヘッドロックでアレハンドロを捕獲。しつこく締めあげてアレハンドロを離さない。なんとかこれを逃れたアレハンドロはセカンドロープからジャンプしてドロップキック。岩石を場外に追いやることに成功する。
 続いては河野と本田がロックアップ。ここはパワーで勝る河野が押し込むが、負けじと本田もエルボーで立ち向かう。河野に打たれても打たれても立ち上がってエルボーを放っていく本田。何度も何度もエルボーで立ち向かった本田に、河野はニーリフトで追撃だ。
 しかし、本田はブレーンバスターで切り返して、加偉にタッチだ。河野もアレハンドロにタッチ。アレハンドロと加偉はエルボー合戦を展開するが、ここはアレハンドロがドロップキック。そして加偉を捕まえると順繰りに加偉をボディスラムで叩きつけていく。
 続いて土肥がブレーンバスターの体勢に。しかし、これを阻止した加偉は土肥の背後に回ってドロップキックだ。そして、タッチを受けた本田もショルダータックルで土肥に攻め込んでいく。しかし、倒れない土肥は本田をラリアットでなぎ倒す。
 そして土方、岩石、加偉がリングイン。河野たちを蹴散らすと、土肥にトレイン攻撃だ。続けて岩石が払い腰。土方のスライディングキック、本田のジャーマンが炸裂する。そして本田がトドメを狙う。
 しかし、土肥は逆に垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけると、最後はスーパーひまわりボム。きっちりと3カウントを奪い、先輩としての貫禄を示してみせた。

 試合後、マイクを握った土肥。「1月12日の後楽園、俺はどうしてもやりたい相手がいます。入江茂弘! 俺と一騎打ちやりませんか? 返答お待ちしています」と入江への対戦を要求したのだった。

土肥のコメント
「まずは大晦日で組む本田と当たってまだまだだけど、今日はいつもより気持ちが出てんじゃないかなと思いましたね。ただ31日は対抗戦。対抗戦なら俺だから。そこは本田に教えていかないと。大人気なくいく。あとはリング上で言ったことは返答待ってると。それだけですね。ありがとうございました」

土方&岩石&本田&加偉
土方 とりあえず負けました。キャリア以上の差がきっとあったんだろうなと思いました。それでも岩石と1年間いろいろあったけど、同じコーナーに立つ仲になったんで、2人のために何か必要なものがあるんじゃないかと思っています。伊藤も帰ってくるんでね。伊藤とのタッグも中途半端だし、どこかで形にしないといけないと思っています。そして今日はカズ・ハヤシさん、相変わらず刺激的ですね。血が騒ぎますよ。あんたの血が騒いでんのも伝わってきましたよ。俺らにしかできない闘いがあるんじゃないですか? 俺はいつでもいきますよ、社長。とりあず2019年、お世話になりました。また来年もよよろしくお願いします。
岩石 ああやって土方さんが言ってくれましたけど、たしかにいろいろありました。あったけどさ、違うよね。これで1年終わりじゃないよね。何より悔しいし、終わりだと思ってないからさ! あの人に向かっていったんだ! 怖いものなんてないんだ! 2020年は自分から動いてやる!
加偉 まずはこの8月、ここで怪我をしてしまって、ようやく後楽園で試合がすることができました。ありがとうございました。そして復帰戦で『CRUISER FES.』の出場権を勝ち取っているので、大晦日もありますけど、来年の『CRUISER FES.』、現実味がないと言われるかもしれなけど、僕が獲りに行きます!
本田 今日は自分が負けてしまって、迷惑をかけてしまいました。大晦日、土肥さんと組んで対抗戦をやります。4人の中で一番自分が目立って勝ちに行きたいと思います。

河野&アレハンドロ&児玉のコメント
アレハンドロ とりあえず勝ったぜ。みなさんのおかげで僕たちの元凸凹コンビの新チーム名が決まりました。その名前がスカイハイタワーズ。どう?
河野 お前が決めたの?
アレハンドロ みんなが投票してくれたんで。これからは……。
※ここで児玉が登場。
児玉 こんばんは。この間のラジアントホールでも言いましたけど、新チーム名とかもういいですよ。僕はEnfants Terriblesに河野さんが欲しいんですよ。2020年、違った河野真幸を見せるために、アンファンどうですか?
アレハンドロ まさゆき、ダメだよ!
河野 アンファンは好きなことをできるいい場所なの?
児玉 もちろん。河野真幸の怖さ、恐ろしさを見せられるユニットだと思います。
河野 返事をしないのも良くないからな。とりあず次、1回組もう。
アレハンドロ おいおい待て待て!
児玉 ちょっとお試しでこっちのほうが居心地がいいってことだから。
河野 落ち着け!
児玉 河野さん、よろしくお願いします(と言って握手)。
アレハンドロ おいおいまさゆき! まさゆき!

第三試合
タッグマッチ 30分1本勝負
    • 近藤 修司/TriggeR

    • CIMA

    • 征矢 学

    • エル・リンダマン

  • 11分1秒
  • スモールパッケージホールド

 遠慮なくCIMAに攻め込むリンダマン。「バカタレ! バカタレ!」と罵倒しながら攻め込みショルダータックルだ。そのリンダマンにCIMAはドロップキックで反撃。ならばと場外に出て挑発するリンダマン。CIMAはこれを追いかけて場外に出るが、リンダマンはすぐさまリングに帰還。
 そして、CIMAがロープをまたごうとしたところで蹴り上げて急所攻撃だ。ついでに救出に入ろうとした近藤がロープをまたぎかけた瞬間にも蹴り上げて急所打ち。しかし、コーナーに上がったところで、今度は近藤とCIMAがロープを揺らしてこれを妨害。リンダマンがロープに落ちるとこれを揺すってさらに股間に刺激を与えていく。
 これで流れを掴んだCIMAはリンダマンの顔面を踏みつける。代わった近藤もリンダマンの股を広げた状態でコーナーに貼り付けると、ターンバックルを蹴り上げて、またも急所攻撃だ。さらにアトミックドロップで追撃する近藤。
 タッチを受けたCIMAはメキシカンストレッチでリンダマンを固め、さらに胸板を蹴り飛ばす。続けてニードロップを投下すると、続く近藤が羽交い締め。ツープラトン攻撃をリンダマンに食らわせる。
 しかし、リンダマンは続く近藤のランサルセを逃れて征矢にタッチ。征矢は猛然と近藤に攻め込み、CIMAが入ってくるとまとめてを炸裂させる。そして近藤に向かってワイルドボンバー。近藤もラリアットで迎撃するが、すぐさまリンダマンがアシスト。ミサイルキックを炸裂させる。
 だが、近藤はリンダマンと征矢のサンドイッチラリアットをかわすと、CIMAがドロップキックでリンダマンを場外に追いやる。そこに近藤がランサルセだ。しかし、続くCIMAのドロップキックが近藤に誤爆。
 すぐさま征矢がデスバレーボムを炸裂させると、リンダマンと一緒にサンドイッチラリアットだ。しかし、もう一撃放ったところを近藤は回避。すぐさまCIMAがアシストに入ってくると、近藤が征矢をスモールパッケージで丸め込んで3カウントを奪ったのだった。

 試合後、マイクを握った征矢。「あんたさんざん丸め込みは否定していただろ? それで勝って嬉しいのか? でもよ、何が言いたかって言うと、タッグリーグ全敗で終わって負けたかもしれない。何も生み出してないでしょ? だから、俺はもう一度近藤さんとタッグでてっぺん狙っていきたいんです」と近藤とのタッグ継続を訴えた。
 しかし、近藤は「お前と組んでも刺激がない。何も生まれない。#STRONGHEARTSが上がってから刺激が大切だってことがわかったんだ。大島先輩、ありがとう」と征矢のタッグ継続を拒否し、CIMAに謝辞を述べた。
 CIMAが去ると、再び征矢は近藤に訴える。「俺と近藤さんとこの3人で新しいユニットを作りましょう。みなさん、新しいユニット見たくないですか? ちなみにもうチーム名も決めてきた。WARだ」と近藤、リンダマンとの3人で新ユニット結成をぶち上げたのだ。
 しかし、「WAR」という新ユニット名を聞いた近藤は、「WARって聞いたことあるぞ? 誰かに怒られるんじゃないのか?」と怪訝な表情。征矢は、「言ったもん勝ちなんですよ。ちゃんと意味も考えてきたんです。ワイルド&ロマンス(Wild and Romans)」と、名前の由来を説明した。
「俺がワイルドで、近藤さんにはロマンスを担当してもらいます」と説明する征矢。ここにリンダマンが「俺は認めてないし、俺はなんだ!」と噛み付いてくると、「真ん中取って、アンドだよ」と適当な答えで返してきた。
 呆れ顔の近藤は、「俺は断る。この団体には刺激がない」と結局拒否。この近藤に対して征矢が「あなたの思う刺激ってなんですか?」と問いかけてくると、「じゃあ、次の1月12日の後楽園で身をもって教えてやる。お前とシングルマッチだ」と一騎打ちを要求だ。
 これを聞いた征矢は、「そのシングルマッチ、飲みましょう。ただ、俺が勝った場合はWARのリーダーとして活動してもらいますから」と、近藤の要求を受諾したのだった。


近藤のコメント
「あの野郎は著作権で訴えられるんじゃないか? 拡散してくれよ。まあ、何もない。リング上でしゃべった通り。とにかくこの団体は刺激が足りない。どんどん注入していかなきゃいけない。1月12日の後楽園でシングルやって、刺激が何って言うのをW-1の全選手に伝えたい。そう思います。何かが起きるよ。何かを起こすよ。それぐらい自分自身が追い込まれているっていうことです」

征矢&リンダマンのコメント
リンダマン 楽しかったね。
征矢 思った以上にCIMAさんに恨みを感じてるじゃないか!
リンダマン いや、恨み云々よりも楽しかったですよ。またいつか、またやりましょう。
征矢 近藤さんとリンダマンと、これから3人で作っていく。近藤修司、リンダマン、征矢学でWARを絶対実現するからな!


第四試合
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • エル・イホ・デル・パンテーラ

    • 吉岡 世起

  • 16分12秒
  • クラッシュドライバー→エビ固め

※第14代王者・エル・イホ・デル・パンテーラが3度目の防衛に失敗。吉岡が第15代王者となる。

 パンテーラと吉岡の因縁のクルーザー王座戦。ゴングが鳴ると、両者ジリジリとリング中央に近づきエルボー合戦。ここはパンテーラが押し込むが、吉岡もすぐさまサッカーボールキックでお返し。
 ならばとパンテーラも同じ技で反撃だ。吉岡も譲らず再びサッカーボールキック。パンテーラがやり返してくると、今度はミドルキックを連打していく。そしてコーナーでパンテーラのエルボーアタックをかわすと、鉄柱に自爆させてみせる。
 吉岡は場外に出たパンテーラを鉄板に叩きつけ、エプロンで顔面を何度も叩きつける。そしてエプロンでスタイルズクラッシュの体勢に。しかし、これを逃れたパンテーラはトラースキック。今度はパンテーラがツームストンパイルドライバーを狙う。
 吉岡はリング内に逃れるようにして、パンテーラの背後に周って脱出すると、場外に向かって踏みつけ攻撃。そしてパンテーラをリング内に戻すとキャメルクラッチだ。続けて吉岡はパンテーラをコーナに追い込みミドルキックを連打。パンテーラにショルダースルーでエプロンに追いやられるが、続くパンテーラの攻撃をかわすとラ・ケブラーダで追撃だ。
 パンテーラもすぐさまやり返して、リング内に戻ってトペ・アトミコを狙う。しかし、吉岡が避けたのを察知すると、エプロンに逆立ちをしてストップ。吉岡が突っ込んできたところを捕まえて、ツームストンパイルドライバーだ。パンテーラは場外で鉄板に吉岡を叩きつけていたぶると、リング内に戻ってもエルボーで攻め込んでいく。
 しかし、吉岡もミドルキックで反撃。すぐさまシザースキックを炸裂させる。パンテーラも譲らず、コーナーでの三角飛びキックだ。ならばと吉岡はブレーンバスターで抱えてパンテーラをコーナーに叩きつける荒技を披露。さらにグラウンドでのヒザ蹴り連打で追撃だ。
 そしてFUMIEを放った吉岡。悶絶するパンテーラをクロスフェースで捕獲して、ギブアップを迫る。これを逃れたパンテーラに吉岡はリバースのフランケンシュタイナー。一度踏ん張ったパンテーラを強引に回転させる。
 しかし、パンテーラもすぐさまトラースキックで反撃。サイドに吉岡を抱えてマットに串刺しにしてみせた。これで両者ダウンという状況から、ヒザ立ちになってエルボー合戦を展開する。吉岡はラ・ミスティカで流れを変えてラ・マヒストラル。
 だが、パンテーラもこれをキックアウトするとスタイルズクラッシュ。そしてスペシャルDDTだ。しかし、吉岡はパンテーラの大技攻勢にも3カウントを許さない。コーナーに上げられたところで息を吹き返すと、雪崩式のリバースフランケンシュタイナーだ。
 この一撃で流れを変えた吉岡はバズソーキックで追撃。なおも3カウントを許さないパンテーラに、最後はクラッシュドライバー。ついにパンテーラから3カウントを奪い、クルーザーのベルトの奪還に成功した。

 試合後、マイクを握った吉岡は「なんだかんだ、このクルーザーのベルト、俺が一番しっくりくるだろ? チャンピオンになったところで、来年行なわれる『CRUISER FES. 2020』、俺はチャンピオンだから出ない。言ってみれば俺への挑戦権をかけたトーナメントということだ。そのVTR流していいぞ」と言うと、映像で出場選手が流された。
 出場選手とトーナメントの組み合わせが発表されると、アンディ、アレハンドロ、児玉、頓所、加偉が続々とリングに上がってくる。さらにヒートも登場。ヒートはマイクを持つと「いい試合だったな。でも、こういう緩い雰囲気だからクルーザー戦線が盛り上がってないっていうことに気づけよ、クソガキ! この団体、なんか勘違いしているみたいだから一つ言っておくぞ。俺が欲しいのはそのベルトだ。こんなしょぼいメンバーで俺を並べてんじゃねえよ。ただよ、当たり前のように優勝してチャンピオンになって、こんなトーナメントやる意味なかったって教えてやるからよ。ナメんじゃねえぞ!」と言ってマイクを吉岡に叩きつけって去っていった。
 再びマイクを握った吉岡は「俺はヒートに興味はねえ。そのマスクの奥の男に興味がある。いろいろあるぞ。このベルト作ったのは田中稔って言ったよな? お前ら、俺への挑戦権をかけたトーナメント、せいぜいがんばってくれ」と言って締めくくったのだった。


吉岡のコメント
「大事なところでかんじまったけど、ヒートなんて興味ねえんだよ。ヒートのマスクの奥の男には腐るほど用事がある。そいつを引きずり出す。そして『CRUISER FES.』、優勝者と俺は3.15大田区でタイトルマッチやってやるよ。これはもう決定だ。誰が上がって来てもいい。大田区で勝ち上がってこい。大田区でチャンピオンとして俺が待っててやるよ」

第五試合
立花誠吾復帰戦!シングルマッチ 30分1本勝負
    • 立花 誠吾

    • 黒潮“イケメン”二郎

  • 18分54秒
  • イケメン落とし→エビ固め

 首の負傷で長期欠場していた立花の復帰戦。ゴングが鳴ると、コールに合わせてコーナーで逆立ちをするイケメン。立花にもやるように促すが、立花はできない。ならばとイケメンが脚を掴んでアシストするが、フラフラと安定感のない逆立ちとなり落ちてしまった。
 ロックアップから試合が始まると、イケメンは立花を押し込んでいきなりビンタ。続いてイケメンはショルダータックルを発射。しかし、立花はすぐさまうんこ座りの状態で立ち上がる。そしてイケメンを挑発してもう一度タックルを放つように促すが、イケメンは直立不動で言うことを聞かない。
 イライラする立花をサミングからローキックで攻め込み、「お前はバカか」と罵倒する。だが、立花は突っ込んできたイケメンをアームドラッグで投げ飛ばしてみせる。ならばとイケメンは場外へ。立花が追いかけてくると、すかさずリング内に戻ってしまう。
 手玉に取られる立花だったが、再びイケメンが場外に出ようとするとこれを予測して迎え撃つ。そしてエプロンでツームストンパイルドライバーの体勢に。しかし、イケメンはこれを切り返して、逆にツームストンパイルドライバーでエプロンに串刺しだ。
 息も絶え絶えにリングに戻ってきた立花にイケメンはストンピングで追い打ち。さらにクルックヘッドシザースで追い込んでいく。悶絶する立花の頭を踏みつけるイケメン。なんとか立ち上がった立花はコーナーでイケメンを蹴り飛ばして迎え撃ち、バックを奪うとバックドロップだ。
 反撃の糸口を掴んだ立花はエルボーの連打からショルダースルー。イケメンを高々と放り投げると、コーナーに追い詰めパンチを連打。そしてえびす落としの体勢に入る。しかし、イケメンはこれを阻止。エルボーを打ってきた立花をファイヤーマンズキャリーで抱えあげる。
 だが、立花はこれを着地して防ぐと、シルバーロックを仕掛けていく。これをイケメンは強引に持ち上げてデスバレーボム。再び反撃に出ると、串刺し式のジャンピングハイキック。さらに立花をコーナーに上げて、次なる技を狙う。
 しかし、立花はイケメンがロープにジャンプしたところでキャッチ。左腕を掴んだままアームブリーカーでダイブする。そしてそのまま腕を掴んでシルバーロックへ。イケメンがロープエスケープするとえびす落としで追撃だ。
 さらに立花はイケメン落とし。しかし、イケメンは身体を水平にして衝撃を和らげると、そのままエビ固め。続けて、ゆりかもめに捕獲して締め上げる。そして、立花が立ち上がったところでランニングニー。さらにハイブリッドブラスターで追撃だ。
 そして、トドメのムーンサルトプレスを発射。しかし、立花はこれをキックアウト。ならばと本家のイケメン落としへ。だが、立花はこれを回転エビ固めで切り返す。イケメンもこれを逃れてトラースキックを食らわせるが、再び放ったトラースキックをかわされてしまう。
 この一撃をかわした立花は再びイケメンを抱えあげて、今度こそイケメン落としの体勢へ。イケメンをマットに脳天から串刺しにし、3カウントを奪ったのだった。

 試合後、マイクを握った立花は、「イケメン、いやイケメンさん。ありがとうございました」と感謝の言葉。「闘ってて凄え嬉しいとは違うし、楽しいとも違うけど、あんたから何かを受け取ったよ」と語り、イケメンの前で正座で礼をした。
 そのイケメンは「師匠と呼べ!」と立花に強要。それに対して立花は「来年アメリカに行くのに弟子作ってどうすんだよ。俺はベストフレンドだろ? 年の離れた親友だと思っているからよ、がんばれよ」とエールを送った。そのイケメンは「次はお前の番だな。俺は去るから。今日はありがとう」と立花にエールを送り返したのだった。

イケメン&立花のコメント
イケメン しばらくですけど、後楽園とお別れです。この場所でデビューして、約8年、素晴らしい大好き。そんだけ。(立花がやってくると)おい、立花! 普通にお前みたい奴としゃべれなくなる、闘えなくなるのは寂しいわ。まあ別れも必要だからね。なんかしゃべれ。
立花 言うからしゃべんな!
イケメン まじで悲しい! 海を越えても何があるかわかんないんだから。俺たちは必ずまた会おう。じゃあな。後は俺の好きなところ、10個言って帰れ。
立花 ねえは! 一つ言うとするとジャケットが臭えことだ。外国人に嫌われるぞ! プライベートもそうだし、試合もそうだけど、あいつがいなくなるのは寂しいよ。頼れる人間がいなくなるってことだからよ。だけど、そういうのをどんどん乗り越えて強くなってんだ、みんな。次は俺の番だよ。必ず俺が盛り上げてやるから。正直、まだまだだったよ。きついと思ったしよ。これからバンバントレーニングして、こっからW-1を引っ張っていくからよ。よく見とけ、舎弟ども! ああ〜ん?

第六試合
WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 芦野 祥太郎/Enfants Terribles

    • 児玉 裕輔/Enfants Terribles

    • T-Hawk

    • 入江 茂弘

  • 21分4秒
  • アンクルロック

※第19代王者組・芦野祥太郎&児玉裕輔が3度目の防衛に成功。

 先発は因縁の芦野とT-Hawk。両者静かな立ち上がりだが、芦野が自軍のコーナーにT-Hawkを押し込んで児玉とタッチ。続いてT-Hawkも入江と交代。児玉はスピードを活かしてティヘラで入江を投げ飛ばして芦野にタッチ。そしてツープラトン攻撃をお見舞いだ。
 しかし、入江は強烈なエルボーで反撃。芦野がコーナーに上がるとすかさずT-Hawkが入ってきてチョップで叩き落とす。さらにエプロンに落下した芦野に入江が身体ごとぶつかって、場外に転落させてしまう。
 入江は芦野をリング内に戻すとエプロンからロープを飛び越えてヒップドロップ。さらに芦野を捕まえると、T-Hawkがチョップを連打だ。続いてT-Hawkは改めてタッチを受けると、エルボーで続く。得意の逆水平チョップも打っていくT-Hawk。
 芦野がチョップで反撃してくるとナックルを振るって黙らせる。芦野は代わった入江にエルボースマッシュで反撃するが、入江はびくともせずにエルボー一発でなぎ倒す。そこにT-Hawkが入ってきてネックハンギングボム。児玉が救出に入ってくるとこれを迎え撃ち背中に背負うと、そのまま芦野の身体の上にセントーンだ。
 これをなんとか返した芦野は意地の投げっぱなしジャーマンを放って、児玉にタッチ。入江もT-Hawkにタッチするが、児玉はエルボーアタックを炸裂させる。しかし、T-Hawkは児玉のドロップキックをスカして自爆させると、リバースパワースラムだ。
 児玉のフライングフォアアームもヒザ蹴りで迎撃したT-Hawk。しかし、芦野とのコンビネーションでT-Hawkの動きを止めると、芦野が入江を捕まえてT-Hawkの身体に投下。さらに児玉が足でT-Hawkを突き飛ばし、これをキャッチした芦野がジャーマン。続けて、児玉がフライングフォアアームを炸裂させる。
 しかし、すぐに息を吹き返したT-Hawkは、ランニングニーを炸裂させる。ならばと入江が入ってきて、児玉にエルボー。入江の強烈なエルボーで押された児玉だったが、ロープの反動を利用したエルボーでダウンさせてみせる。
 そしてタッチを受けた芦野が俵返し。続けてエルボースマッシュを連打して、ついに入江のヒザをつかせてみせる。しかし、入江もスリーパーで反撃。芦野が投げて防御すると、突っ込んできたところを再び捕獲してスリーパーに持ち込んでみせる。
 ここでT-Hawkが芦野のヒザに低空のドロップキック。ロープにもたれかかったところで入江がキャノンボールだ。児玉が救出に入ってくるが、これを2人がかりで食い止め、入江が交通事故タックル。コーナーにいた芦野に児玉を激突させる。
 そして入江が2人まとめてキャノンボールで圧殺だ。さらにT-Hawkが芦野にBTボム、ナイトライドを連続で発射。ここは児玉がカット。そしてT-Hawkはケルベロスを放つ。だが、芦野は炸裂寸前でこれをキャッチ。すかさず児玉が入ってきてT-Hawkにドロップキックだ。
 このチャンスに芦野はアンクルロック。入江が救出のためにコーナーに上がるが、児玉がドロップキックで場外に叩き落とす。そしてトペ・コンヒーロだ。アンクルロックから逃れたT-Hawkは逆水平チョップ。芦野もエルボースマッシュで応戦し、両雄一歩も譲らない。
 この攻防の中で芦野はポップアップ式のエルボースマッシュから、エルボースマッシュアタックを決める。さらにジャーマンスープレックスホールドで追撃すると、T−ボーンスープレックスの体勢に。T-Hawkもこれを阻止して、逆水平チョップで反撃していく。
 そしてロープに走った芦野をニーアタックで迎え撃ち、もう一度ナイトライド。ここは芦野も自力でキックアウト。一瞬隙きのできたT-Hawkの足首をキャッチし、アンクルロックで締めあげる。これでT-Hawkも万事休す。ついにタップアウトし、芦野&児玉がW-1タッグ王座を死守したのだった。

芦野のコメント
「ベルトがかかった瞬間のこの強さ! まだ打ち足りねえんじゃねえか、T-Hawk? まだまだ1勝1敗だよ。俺はまだシングルでも勝ってねえ。やることはある。ただ、目の前で見た通り、T-Hawkが俺のアンクルロックでタップアウトした。それが全てだ。2019年12月26日、今現在のW-1のナンバー1だ。他団体にも負ける気しねえ。他の団体で挑戦してえって言うなら誰でもいいよ。強え奴とやりてえな。T-Hawkともまだ終わってない。2020年に向けて最高のスタートを切れたと思います。裕輔のアシストなくして勝てなかった。あとは羆嵐。もう一回、Enfants Terriblesが圧倒できるから。仕切ることができるから。T-Hawk、お前と試合するのめちゃくちゃ楽しい。もう一回やろうぜ!」


入江&土肥のコメント
入江 タッグリーグは優勝だったんですけど、目標である芦野&児玉からタッグベルトを獲ることは叶わなかった。でも、#STRONGHEARTSは、そして入江茂弘は世界の全てを獲りに来てるので、まだまだ終わりじゃない。2月みんないるわけじゃないけど、自分は一人でも結果を残していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
※ここで土肥が登場。
土肥 来月の後楽園、美味しそうなお前と一騎打ちだ。
入江 シングルマッチ……。ただのシングルマッチだったらやりたくない。ここに凄く重くてキラキラと輝くベルト(OWEのベルト)がある。これをかけてシングルマッチをやらないか? 
土肥 いいのか選手権で?
入江 やってやろうじゃないか。

第七試合
WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 稲葉 大樹

    • 羆嵐/Enfants Terribles

  • 18分12秒
  • 極反り卍固め

※第15代王者・稲葉大樹が初防衛に成功。

 11月の新木場大会で負った左ヒザの負傷で欠場していた稲葉の復帰戦にして、W-1王座の初防衛戦。開始早々タックルを仕掛ける稲葉。羆嵐が倒れないと、すかさずドロップキック。さらに左腕をアームブリーカーでいためつけていく。これに悶絶した羆嵐だったが、稲葉が腕を引っ張ったタイミングで逆に引き寄せてショートレンジのラリアット。続けてセントーンを投下する。
 反撃に移った羆嵐は、稲葉の左足を踏みつけると、鉄柱も使っていためつけていく。容赦ない羆嵐はイスを振るっていためつけ、リングに戻れば珍しいローキック。稲葉の負傷箇所に徹底的にダメージを与えていく。
 稲葉もなんとか立ち上がってエルボーで反撃するが、羆嵐はマッケンロー。さらに強引にコーナーにぶん投げていく。しかし、稲葉は突っ込んできた羆嵐をかわしてコーナーに自爆させる。そしてブレーンバスターの体勢に。
 だが、羆嵐の巨体は持ち上がらず。逆に着地しただけでヒザを押さえて悶絶してしまう始末だ。その稲葉をブレーンバスターの体勢に捕獲した羆嵐。だが、稲葉は持ち上げられたところでDDTに切り返す。
 そして串刺し式のエルボーアタックを食らわせると、キャノンボールを連続で放ってみせる。さらに稲葉はジャンピングショルダータックル、再びキャノンボール、ブルーサンダーで追撃し、ダイビングヘッドバットも投下する。
 自身の左ヒザにダメージを負いながらも大技攻勢で羆嵐を追い込んだ稲葉。羆嵐も反撃してくるが、持ち上げられたところで卍固めを仕掛ける。しかし、羆嵐はこれを強引に外すと、ショルダータックル。さらにバックフリップ、セカンドロープからのダイビングセントーンと続け、埼玉に乾杯!も炸裂させる。
 そして、コーナートップに上がってトドメのダイビングセントーンを投下。万事休すかと思われた稲葉だったが、なんとこれをキックアウト。その稲葉をパンチでいたぶってからセントーンを投下した羆嵐。
 再びコーナーに上がってダイビングセントーンを狙う。しかし、今度は稲葉も立ち上がって、下から頭突きを放って阻止。羆嵐を捕まえると、雪崩式ブレーンバスターだ。ここから両者エルボー合戦。だが、羆嵐がフライングソーセージ、ラリアットで流れを掴む。そして再び埼玉に乾杯!の体勢に。
 稲葉はこれを逃れて延髄斬り。さらにジャーマンスープレックスで追撃すると、卍固めに捕獲する。稲葉はその体勢からカナディアンデストロイヤーに移行。羆嵐をマットに叩きつけ、最後は再び極反り卍固め。タフな羆嵐からギブアップを奪い、W-1王座の初防衛に成功した。

 試合後、マイクを握った稲葉は、「俺はお前を練習生の時から見てて、ここまで身体も態度もでかくなって、メインでタイトルマッチができると思ってなかったよ。イス使ってるけど、お前の魅力はそのイスにも勝てるでかい身体だろう。正々堂々とプロレスやったらどうだ」と羆嵐を称えたのだった。
 そして、最後は所属選手を呼び寄せ、サインボール投げのファンサービス。ベルトを誇らしげに掲げながらボールを投げて、2019年、最後の後楽園ホール大会を締めくくった。

羆嵐のコメント
「見ての通り負けたよ。情けねえな。怪我してるプロレスラーに身体もでけえ、力の強えプロレスラーが負けたよ。難しいな、勝負ってな。強え奴が勝つって思ってたけど、今日の稲葉は強かった。なんか感じたよ。それと稲葉、新弟子の頃の話なんかすんじゃねえよ。そんなお涙ちょうだいなんていらねえんだよ。これだけは言っておくぞ。俺は諦めねぞ、あのベルト。いろんな借りがあるんだよ。T-Hawk、レネさんと組んでタッグリーグの借りもある。あのベルトは通行手形だったんだ。だから、俺は諦めねえ。年末、崔領二か……」

稲葉のコメント
「マイクで言いましたけど,羆嵐は身体が魅力だと思うんで、パワーでは敵わないですね。ただ、どっかに隙きはあるんで。まあ、凄い苦しい試合になりましたけど、クマもちょっと下ですけど、どんどん強くなってきてるので抜かれないように。また大晦日に試合があるので、必ずこのベルトを持っていてやろうと思っていたんで、そこが今日の勝ちにつながりました。(ヒザの状態は?)良くなってたんですけど、試合するとどうしても痛みが出てきちゃうんですけど、その中で勝つ方法を考えていかないいけないと思ったんで、ああいう試合になったんですけど、僕とクマの試合かなと思います。技と力の試合だったと思います。復帰戦でタイトルマッチはプレッシャーだったけど、なんとか持っていけるので、大晦日はあそこの4人に存在感でも負けないようにしたいと思います。僕はW-1を引っ張っていくので、これぐらいじゃ負けられない」

第〇試合
シングルマッチ 15分1本勝負 ※変更カード
    • 馬場 拓海

  • 6分54秒
  • キドクラッチ

 第0試合は一と馬場のシングルマッチ。いきなり馬場は一にハイキック。もろに食らった一はたまらずダウンしてしまうが、なんとかキックアウト。しかし、馬場はミドルキックを連打して反撃の手を緩めない。
 一が素早い動きを見せても、馬場はティヘラを放って動きを止める。そしてコーナーにもたれかかった一の背中にニーアタックだ。さらにブレーンバスターで追撃する馬場。逆エビ固めに捕獲してギブアップを迫る。
 なんとかこれを逃れた一はエルボーで反撃。しかし、馬場はかまわずミドルキックで応戦していく。ならばと一はその攻撃をかわしてドロップキックで一撃。続けてファイヤーマンズキャリーで抱えあげる。馬場がこれを逃れるとコンプリートショットだ。
 そしてニードロップ、レッグドロップを連続して放った一。雄叫びをあげると、再びファイヤーマンズキャリーの体勢に。クチナシを狙う。しかし、馬場もこれを阻止。すぐさまハイキックを放って動きを止めると、サッカーボールキックで胸板を蹴りあげる。
 一がこれをキックアウトすると、馬場は今度はミサイルキックで追撃。そしてファルコンアローへ。だが、間一髪これを逃れた一はまさかのキドクラッチ。逆転の3カウント奪取で、勝利を飾ったのだった。

一のコメント
「ペガソがインフルエンザで、なりたくてなったわけじゃないけど、カードが変更して今日の対戦相手は本当は仁木だった。第0で。俺が第0で、仁木が本戦。普通逆じゃない? まあいいか、勝ったし。BBも前よりキック強くなってるけど、プロレスは勝ち負けだけで見たらだいぶ損していると思います。プロレスを勝ちか負けで見ていたら凄く損しているなと思います。みんな真剣にとか真面目にプロレスするけど、それしかできないから。僕は真剣に真面目に僕を貫きます。第0でも僕を貫く」

馬場のコメント
「なんだ、あいつ。やる気ない試合しやがって。W-1所属で毎回後楽園出られるからって気が緩んでるんじゃないか? 俺は第0試合らしい、バチバチした試合がしたいんだよ。次やる時はそういう相手を組んでほしい。あんな奴。あと第0試合、忙しい中で見に来てくれた人、ありがとうございました。応援の声が聞こえてました。来年もBB、ここに残ってがんばるから」

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