- 第一試合
- シングルマッチ 30分1本勝負
- 7分37秒
- キャメルクラッチ
開始早々、エルボーで果敢に攻め込む加偉はいきなりプランチャも決めてみせる。しかし、吉岡はリングに戻るとすぐにミドルキックで形勢を逆転。背中にサッカーボールキックを打ち込み、フットスタンプも投下。腰にダメージを与えていく。
加偉もエルボーで反撃に出るが、吉岡はカウンターで捕まえるとバックブリーカー。さらに背中にライオンサルトを炸裂させると、キャメルクラッチだ。ここはなんとかロープエスケープした加偉。
ドロップキックで反撃に出ると、吉岡に対してコーナーで追走しての串刺し式ドロップキックを顔面に炸裂させる。そしてブレーンバスターから逆エビ固めだ。ここは吉岡にエスケープを許したものの、スクールボーイ、逆さ押さえ込みで3カウントを狙う。
しかし、吉岡は加偉の動きをミドルキックで止めると、シザースキック。そしてファルコンアローで叩きつけてから、FUMIEだ。さらに吉岡はキャメルクラッチで捕らえると、思いっきり加偉の身体を反り上げてギブアップを奪った。
吉岡のコメント
「今日はくりくり坊主仕留めてやったけど、コンディションも悪くねえ。ヒート、ヒート! 3月15日、大田区で待ってるからよ。おめえは今を知らねえんだ、今を」
加偉のコメント
「現クルーザーチャンピオンの吉岡さんと試合でしたけど、やっぱりチャンピオンはレベルが違うなっていうその一言で。僕は3月1日の『WRESTLE SOUL』で羆嵐との対戦が決まりました。いろんな声を聞くし、いろんな意見を目にするけど、気持ちは変わりません。僕は羆嵐と闘います」
- 第二試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 11分38秒
- 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
先発のペガソとアンディがやり合ったあと、土肥に対して本田がヘッドロックで攻め立てる。本田は土肥にもショルダータックルで立ち向かい、エルボーを連打。そして、再びショルダータックルでぶつかり合うと、見事に倒してみせた。
しかし、土肥はすぐさまボディスラムからのエルボードロップで反撃。本田を捕まえる。続くペガソもフットスタンプでいたぶり、さらに土肥がきついエルボーを見舞う。ペガソと土肥は代わる代わる本田に集中攻撃だ。
土肥はブリッジをしての羽根折り固め。さらにペガソがダイビングフットスタンプだ。しかし、自力でこのピンチを脱した本田はアンディにタッチ。アンディは三角飛び式のプランチャを発射する。ペガソがコーナーに上がると逆立ち式のヘッドシザースをお見舞いだ。
しかし、ペガソはロープにアンディを叩きつけてダブルニーアタックで形勢逆転。スワンダイブ式フォアアーム、変形のみちのくドライバーを続けて決める。アンディもスピンキックを決めて、ここは痛み分けで両者、土肥と本田にタッチだ。
本田は先程のお返しとばかりにブレーンバスターを決めると逆エビ固めに土肥を捕獲する。ここは逃げられたものの、すぐさまアンディがミサイルキックでアシスト。本田はノーザンライトスープレックスを決めてみせる。
しかし、土肥も3カウントを許さない。本田の動きをエルボーで止めると、強烈なラリアットでなぎ倒す。最後は必殺の垂直落下式ブレーンバスターで本田にトドメを刺した。
土肥&ペガソのコメント
土肥 なんかあるか?
ペガソ 大田区まだカードは決まってないけど、土肥さんはタッグのチャンピオンシップ組まれて、俺と頓所さんもタッグ狙ってるんで、どっちが勝つかわからないですけど、勝った時はやらせてください。
土肥 大田区か。まあ、本当に適当にプロレスやってたら死ぬぞ。死ぬ。タッグに関してはいろいろ稲葉が言われているけど、あいつらそんな偉いんかって。そんな偉くないよ、あいつら。3.15大田区は稲葉が爆発するぞ、おい。クスクスと溜まってるぞ。
アンディ&本田のコメント
アンディ 本田も見ての通り、結果は出てないけど成長しているから。結果が出るのは自分に甘えなければ時間の問題や。俺もヒートに負けて目標失ったんで、また勝ち続けて目標を見つけます。
本田 全然自分が変わってないのが、本当にわかりました。もっともっと強くなって、次は勝ちにいきたいと思います。
- 第三試合
- 3WAYマッチ 30分1本勝負
- 10分38秒
- ローリングバッククラッチ
やって来てニードロップを投下するが、それをパンテーラは場外に追い出してしまう。そして頓所にはダブルアーム式のバックブリーカーだ。
そして、コーナートップに上がったパンテーラ。そこに一が戻ってきて、倒れている頓所をフォールする。一に撹乱されたパンテーラはミサイルキックを食って場外へ。しかし、息を吹き返した頓所が一にドロップキック。そしてプランチャを2人に炸裂させる。
頓所は一にスイング式のDDT。しかし、パンテーラも戻ってきてバックブリーカー。ならばと一がブレーンバスターだ。乱戦になる中、一は頓所のスープレックスを回避してクチナシ。さらにコンプリートショットも決める。
そして、ハンドスプリング式で飛んできたパンテーラをドロップキックで迎撃。そしてニーアタックを発射。しかし、これを避けた頓所はローリングバッククラッチ。きっちりと決めて、3カウントを奪ったのだった。
頓所のコメント
「しっかり3カウント獲ったぞ。最近3WAY多くていい結果残せなかったけど、今日はガッチリ獲ったんで、W-1、いろんな形式もっと来いって。何でもやってやるよ」
- 第四試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 11分47秒
- ジャーマンスープレックスホールド
ご当地・愛知ではお馴染みのDEPの柴山が登場。先発を買って出ると、近藤とぶつかり合う。続いては無法者の伊藤と新人の仁木が対峙。伊藤は仁木をタックルで倒すと、エルボードロップを投下。そして、仁木を場外に叩き落とす。
伊藤は場外の床でボディスラム。仁木をいたぶっていく。その間にも柴山は「うっせえ、おら!」と怒鳴ってレフェリーとやり合っている。リングに戻っても仁木に集中攻撃。伊藤はサッカーボールキック、キャメルクラッチ、ミドルキックで仁木をいたぶる。
続く柴山もブレーンバスターにSTFで仁木を攻め立てる。しかし、これを脱出した仁木はドロップキックで一矢報いて近藤にタッチ。近藤は柴山とカットに入ってきた伊藤をまとめて蹴散らすと、柴山にはランサルセを食らわせる。
しかし、柴山もDDTで反撃すると、タッチを受けた伊藤がブロックバスターだ。しかし、ここは仁木が救出に入り、ドロップキックを炸裂させる。伊藤にバックドロップを食らわされても、すぐさま立ち上がってバックドロップでお返しをする仁木。
しかし、伊藤はフライングニールキックで動きを止めると、柴山がファルコンアロー。そして伊藤は逆エビ固めだ。ここは近藤がカットに入るが、柴山が排除。それでも仁木はエルボーで反撃に出る。
しかし、ロープに飛んだところで柴山が場外からイス攻撃。レフェリーの注意がそれたところで、伊藤は仁木の股間に一撃食らわせる。そして最後はジャーマンでトドメを刺した。
試合後、なおも仁木をいたぶる伊藤に対して、大田区大会で対戦する征矢と立花がリングに上がって救出。そして、4vs4となりながらも、パートナーが歳三とMAZADAしかいない伊藤にツッコミを入れる。
すると伊藤はセコンドに就いていた一を捕まえて、「3人で十分だけど、こいつでいい」と強引に一を連行。自軍に引き込むことを宣言し、強制的に連れ去ったのだった。
伊藤&一のコメント
伊藤 大田区4vs4、その3人で十分だけどよ、いいの見つけたよ。知ってるか、こいつ? いつもは弱いけど、内に秘めたサイコパスはやばいやろう。大田区でこいつのサイコパスを覚醒させてやるからよ。やるよな?
一 痛い、痛い!
近藤&征矢&立花のコメント
立花 大田区なんだよ。最後の一人? 一ってふざけてんのかよ?
征矢 あんなんでいいのか?
立花 ボコボコにしちまうぞ。
近藤 そうしたら、俺が抜けてもいいよな。
征矢 俺が抜けるよ。
立花 (近藤が去るのを見て)おい、どこに行くんだよ! 本当に抜けてるじゃねえか。
征矢 この選択肢は自分で自分の足を掬っているのと一緒だぞ。ハンデを背負っているのと一緒だ。もっとお客さんがあっと驚く人間を連れてこいよ。コネクションがないのか?
立花 拡大する拡大するって言いながら、あれだよ。どこが名前だかわからねえ奴かよ。
征矢 マイナスだよ。マイナスだ。実質2人みたいなもんだろ。負けたら名前をプラスにしとけ。
- 第五試合
- タッグマッチ 30分1本勝負
- 12分33秒
- シャイニングウィザード→片エビ固め
3.15大田区大会でデスペラードを復活させる河野は入場してくるなり、客に向かって水をぶちまける。まずは河野と岩石がグラウンドでやり合う。続いてアレハンドロと稲葉が対峙。アレハンドロはチョップを連発するが、稲葉には全く効果なし。逆に自身の手のひらをいためてしまう始末だ。
ならばとアレハンドロはセカンドロープから飛んでのアームドラッグを決める。そして稲葉に対してブレーンバスターを仕掛けていく。しかし、稲葉の身体は持ち上がらない。逆にボディスラムで叩きつけられてしまった。
続いてタッチを受けた岩石は容赦なくアレハンドロの胸板にチョップを叩き込む。さらに稲葉もエルボーアタックから逆エビ固めだ。ここはなんとかロープエスケープしたアレハンドロ。逆転を狙ってミサイルキックを放つが、これも稲葉にスカされてしまう。
しかし、ロープに振られたところをセカンドロープでジャンプしてミサイルキック。ようやく河野にタッチだ。河野は稲葉にジャンピングニーアタックを食らわせると、岩石をドラゴンスクリューで排除。
稲葉にもドラゴンスクリューから足4の字固めに捕獲する。これを脱出した稲葉はフライングショルダータックルで反撃。続く岩石も河野にスピアーを食らわせる。しかし、続く払い腰を河野がこらえると、アレハンドロが出てきてアシスト。岩石にバックドロップとスタナーの合体技を食らわせる。
しかし、トレイン攻撃を仕掛けたところで、今度は稲葉が入ってきてカット。岩石は河野にバックドロップを食らわせる。ならばとアレハンドロがカットに入る。そしてダブルドロップキックで稲葉と岩石を場外に落とすとトペ・コンヒーロだ。
さらに岩石に対してヒャッホーイをアレハンドロが投下し、回転式のスタナー。河野も岩石にネックハンギングボムだ。そしてチョークスラムの体勢に。これを逃れた岩石に河野はフロントキックからニーアタック。最後は大田区大会で対戦する武藤に向けてなのか、シャイニングウィザードを発射し、岩石から3カウントを奪ったのだった。
河野&アレハンドロのコメント
河野 今来ている客は知らないだろう、デスペラードのこと。俺は大田区、始まってるから。誰も大田区向いてないかもしれないけど、俺は向いているから。結成当初から言っていた目標。武藤敬司がまた大日本のコブつけてくるから。それは関係なく武藤敬司を狙う。会場で水をまくと盛り上がるじゃないか。
アレハンドロ まさゆき、水はダメだよ。悪いことはダメだよ。
河野 大丈夫。水はべとつかないから。お客さん喜んでたよ。俺は始まってんだよ。お前は俺のカードに入ってないけど、お前の中にあるもう一つの一面を出せ。お前は持っている。絶対もう一面持っているから。セコンドの準備頼むぞ。黒と赤だからな。
アレハンドロ 白と緑がアレハンドロだ。うわー! ソイ・アレハンドロ!
稲葉&岩石のコメント
岩石 個人的に河野さんにはある感情があるから。あの人と対角で向かい合えるのは特別なんだよ。これで終わりじゃないからな。そして3月15日、言いたいことはわかるよな? 俺が言いたいこと。ケンカ売られてるんだよ。あいつはW-1かかってきなさいって言ったんだよ、『WRESTLE SOUL』のコメントで。俺の言いたいことはわかるよな。
稲葉 大田区のタッグ挑戦まで1カ月もないから、このままと止まらず、ギラギラした稲葉大樹で突っ走っていきたいと思います。
- 第六試合
- 6人タッグマッチ 30分1本勝負
- 19分40秒
- ダイビングセントーン→体固め
児玉は立花の髪の毛を巧妙に引っ張り、ヘッドロックを仕掛けていくが、立花は続くタックルを何度もうんこ座りで起き上がってみせる。そしてアームドラッグを連発して児玉を投げると、続く征矢もスリーパーでいたぶっていく。
しかし、児玉は続く立花の足を引っ張って倒すと場外へ。Enfants Terriblesが場外乱闘を仕掛けて流れを変えていく。リングに戻ると芦野が立花にストマックブロック。さらに羆嵐が腹の上にのしかかってダメージを与えていく。
状況を変えたい立花は芦野にマンハッタンドロップを食らわせるが、すぐさま児玉と羆嵐が出てきてタッチを妨害。その隙きに芦野からお返しの急所攻撃を食らってしまう。それでも立花はEnfants Terriblesの猛攻を自力で脱出してカズにタッチだ。
カズはボディブローを連打して児玉を追い詰める。さらにコーナーでコンプリートショットを決めたカズ。芦野が救出に入ってくると2人がかりで攻められるが同士討ちを誘う。児玉がドロップキックを打ってきても、すぐさまハンドスプリング式レッグラリアットでお返しだ。
続いて羆嵐と征矢が対峙。征矢は羆嵐のアイアンクローを逃れるとワイルドボンバーで反撃。芦野が入ってくるとチョップで蹴散らし、まとめても炸裂させる。さらに両者肉弾戦を展開するが、ここは征矢のワイルドボンバーが競り勝つ。
そして立花が登場。羆嵐にフロントキックとドロップキックをお見舞いする。児玉のフライングフォアアーム、羆嵐の身体を自身の身体の上に落とされてもしのいだ立花は、自身ごと羆嵐を征矢のワイルドボンバーでなぎ倒させて、再び形勢逆転。イケメン落としも決めてみせる。
そしてえびす落としの体勢に。しかし、これを踏ん張った羆嵐はフライングソーセージ。なおもスクールボーイで3カウントを狙ってくる立花をラリアットでなぎ倒すと、埼玉に乾杯!で叩きつける。最後は必殺のダイビングセントーンを投下し、立花から3カウントを奪った。
芦野&児玉&羆嵐のコメント
芦野 とりあえず今日はクマがしっかり獲ってくれたんで。タイトルマッチじゃないけど、大田区は岡林裕二とやるから。俺たちは稲葉、土肥とやりますけど、一昨日の新木場、あの熱がなくなった稲葉。今日はどれぐらい戻ってきたかわからないけど、試合後なんて言ったの? (ギラギラした稲葉大樹で突っ走ると)じゃあ、口だけじゃなくてよ、試合で見せろ。応援してくださいじゃないんだよ。応援される人間にならなきゃいけないんだよ。大田区は現実をわからせてやる。1カ月もねえぞ。必死に準備しておけ。土肥もな。じゃなかったら、俺と裕輔のベルトは獲れない。
児玉 このベルトは遠いよ。
芦野 遠いね。
児玉 高いしね
芦野 遠いし高いんだよ。わかるかこら?
羆嵐 大田区な、前哨戦なしの真っ向勝負だよ、岡林裕二。最高に体調いいからよ。スクワットもデッドリフトもベンチプレスもガンガンやってるからよ。昔の熊ゴローじゃねえぞ、岡林さんよ。羆嵐を体感してもらいます。
カズのコメント
「研ぎ澄まされたカズ・ハヤシが出てきてます。3月15日、ベストのカズ・ハヤシで行けるようにします。W-1の全レスラーの思いというものを俺自身が感じながら闘いたいと思います」